1)おひさまクリニック、2)釧路東部消防組合釧路消 防署救急係
一 般 演 題
【背景】1999年本学会が立ちあげた全国医学生向け小児 科クリニック実習は、現在多くの大学でカリキュラムに組 み込まれている。久留米大学医学部では2003年より、5年 生の小児科実習の中に「外来小児科学教育」として、クリ ニック実習と併せて開業医による独特の少人数講義を全 学生に行っている。医学生には好評であり、ここで、その 概要を紹介する。
【要領】小児科実習(4週間)の開始週、翌週の2回、市中 ホテルで開講。1回目は総論的な部分、2回目は喫煙や薬剤 使用など子どもの健康問題に重点を置いている。1班10名 程の少人数を対象とするため、学生の受け持ち患者をきっ かけに話を進める。視聴覚教材を多用して、講師の主張や 診療姿勢、医道研鑽歴を興味深く話す、など指導方法を工 夫している。
【講義内容】外来・総合小児科学の指導では、医学生に小 児科に特有な総合診療の概念と重要性を理解させ、小児ヘ ルスケアの魅力、二次救急(ER)研修の要領や成果などを 伝える。そのため、①外来小児科学の総論についてすべて の班に共通した内容を伝え、ついで②受講学生と対話しな がら、個々の班が実習中に遭遇する症例を動機づけとし て、傷病診療や患児と家族を含めた心理問題(腹部腫瘍発 見時など)への対応を学ばせている。
【講師の感想】大講堂講義と違い、少人数の指導は受講生 たちと議論しやすく、モデル患者や教材を使った指導も上 手くいく。3時間余のホテル型デラックス・レクチャーが 終わったとき、学生達の目つきが変わっている。
【目的】久留米大学では小児科実習中の全医学生に、開業 医が講師となり小人数講義を行っている(毎年10班)。そ の有用性を知るため、受講者に講義後アンケートを実施し 解析した。
【方法】2007~2012年の6年間に受講した555名全員に、
8項目の設問と自由記述からなるアンケート調査を行い、
大学医局を介して回収した。
【主な結果】555名中540名が回答(回答率97%)。①『講 義はわかりやすかったですか?』に、「よくわかった」522 名、97%。②『収穫はありましたか?』に、「あった」534 名、99%。③『将来役に立つと思いますか?』に、「そう 思う」520名、96%。④『講義前の小児科に対する関心度 は?』に、「大いに」147名、27%、「少し」334名、62%、
「なかった」59名、11%。⑤『講義後に小児科に対する関 心度は上がりましたか?』に、「はい」433名、80%、「い いえ」17名、3%、「わからない」90名、17%。講義に対 する自由記載では約半数が前向きに回答し、毎回1名以上 が、「このような講義は今後も後輩のために続けてほしい」
と述べていた。
【結語】将来、小児科専門医または家庭医として小児のプ ライマリケアに携わりうる学生達が、医療現場のニーズに 対してそれぞれ選んだ立場から適切に対応できるよう、そ の芽は医師となる前から育む必要がある。卒前教育の中 で、開業医が全医学生に小児プライマリケアに関する少人 数教育を行う意義を、受講した学生達の感想に見出すこと ができた。
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医学部「外来小児科学」教育の工夫
~クリニック実習を補完する少人数講義~
○武谷 茂(医)
1)、井上謙吉(医)
1)、江口春彦(医)
1)
、阪田保隆(医)
1)、田中地平(医)
1)、 長井健祐(医)
1)、日吉保彦(医)
1)、本間真一
(医)
1)、吉永陽一郎(医)
1)、岡松由記(医)
2)、 松石豊次郎(医)
2)1)筑後小児科医会、2)久留米大学小児科学教室
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少人数講義「外来小児科学」に対する評価
~医学生540名のアンケート回答より~
○武谷 茂(医)
1)、井上謙吉(医)
1)、江口春彦
(医)
1)、阪田保隆(医)
1)、田中地平(医)
1)、 長井健祐(医)
1)、日吉保彦(医)
1)、本間真一
(医)
1)、吉永陽一郎(医)
1)、岡松由記(医)
2)、 松石豊次郎(医)
2)1)筑後小児科医会、2)久留米大学小児科学教室
一 般 演 題
病児保育は、親の就労支援のように捉えられがちである が、対象者はあくまで病気の子どもである。病気の子ども をトータルケアすることにより、病気の時でも良い環境の 中で、発達のニーズを満たすとともに、子どもを「保育看 護」することが病児保育室の最大の役目である。
子どもの病気は、就労のあるなしに関わらず、親子にと って最大の危機である。核家族化した現在において、周り に頼る人がない親は不安でどのようにしてあげれば良い のかわからず、どこに相談していいのかもわからず途方に 暮れる。そんな時、「病児保育室」が、病気の子どもを預 かり、看護師や保育士が具体的にやってみせることによ り、保護者は「こんな病気の時はこの様にすればいいのだ」
と学ぶことができる。すなわち、「病児保育室」は、保護 者が学ぶ機会を与える役目も担っている。我々は、「保育 看護」の専門性を確立し、普遍的な知識、技術を子どもと その家族に提供すべく研鑚に励んでいる。
全国病児保育協議会は、日本で唯一の病児保育の専門家 集団として、保育士と看護師の協働によって初めて成り立 つ、安心・安全な「保育看護」を実践していくために、専 門の知識をもった「病児保育専門士」を養成し病児保育の 質の向上に努めることとした。今回、その養成の取り組み を紹介する。
【目的】看護教育において基礎的知識の習得に加えて、臨 床や外来での看護学を学ぶ事がますます重要視されてい る。小児科クリニックにおける小児外来看護の教育内容が どうあるべきか検討した。
【方法】看護専門学校2年生、1グループ3、4名、週2日間 で計75名の学生の教育実習を行った。実習項目として(1)
問診(2)病気の説明や生活指導(3)投薬(4)感染症患 者の取扱い(5)予防接種(6)診察の見学(7)乳児健診
(8)迅速検査や処置の見学等の20項目にわたる実習指導 案を作成し指導した。問診をとり、診察、処置、検査を見 学し、看護師による病気の説明や家庭での過ごし方等の指 導を聞くという外来の流れを経験した。
実習最終日に、実習生15名に20項目を4段階で評価するア ンケートをとった。
【結果】実習終了後のアンケート結果では、20項目中「看 護師の説明の理解」「外来の流れを知る」等10項目につい て、全員が「とてもよく出来た」「出来た」の高い評価で あった。
【考察】実習日数が少なくても実習指導案の作成をし、指 導する側にも指導内容を徹底させる事により教育を充実 させる事が出来た。「実習は楽しかったですか」の質問に12 人が「とても楽しかった」、3人が「楽しかった」と評価し ている事から充実して実習目標が達成できたのだと推測 した。実習を通して目指している看護師の仕事に夢と希望 を与える事に少しでも役立ったのではないかと思う。
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全国病児保育協議会認定病児保育専門士制 度の確立 ~病児保育の質の向上をめざして~
○永野和子(保)
1)、稲見 誠(医)
2)、大川洋二(医)
3)
、羽根靖之(医)
4)、原木真名(医)
5)、 向田隆通(医)
10)、帆足暁子(他)
6)、木下博子
(薬)
7)、堀込聖子(保)
8)、宮﨑 豊(他)
9)、 池田光江(事)
2)1)杉野クリニック、2)いなみ小児科、3)大川こども&
内科クリニック、4)はね小児科医院、5)まなこども クリニック、6)世田谷こどもクリニック、7)大分こ ども病院、8)中野こども病院、9)玉川大学、10)むか いだ小児科
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小児科クリニックにおける看護学生の教育 実習の検討
○鶴田恵子(看)、土屋千枝(看)、川井 進(医)
川井小児科クリニック
一 般 演 題
【目的】我々は5歳児健診の知見に基づき、6判定項目から なるプライマリケア医に利用可能な簡易版発達障害チェ ック・リストを作成し、第21回本学会で報告した。今回、そ のチェック・リストを5歳児健診に活用し、その有用性を 検討した。
【対象・方法】対象:平成23年度にH市で実施した5歳児 健診を受診した既支援児7名を除く190名(男児96名・女 児94名:4歳3ヶ月-5歳10ヶ月)。方法:1.簡易版発達 障害チェック・リストの回答を保護者および保育者(保育 士/幼稚園教師)に依頼した、2.既報告(日本小児科医会 誌2012)の手順に従い3段階(赤信号:発達障害の可能性 が高い、青信号:可能性は低い、黄信号:どちらともいえ ない)に分類し、その結果と5歳児健診の最終判定を比較し た。
【結果】1.最終判定:定型発達児186名、要医療児:4名
(自閉症スペクトラム3名、注意欠陥/多動性障害1名)、
2.保護者および保育者による6項目の総点数/2点項目数 は共に要医療児で高かった(P<0.005)、3.保護者およ び保育者によるチェック・リストの判定(赤/黄/青)は、
定型発達児25/33/128および15/31/140、要医療児 2/2/0および4/0/0であり、保育者の評価がより最終判定 と一致する傾向を認めた。
【結論】本チェック・リスト、特に保育者の評価は就学前 の発達障害児のスクリーニングとして有用である。
乳児健診とは、母子保健法の規定にて「乳児の病気の予 防と早期発見および健康の保持・増進」を目的として実施 されている。一般的に、小児科外来での乳児健診は、身体 計測の後、診察室にて個別に発達評価や栄養士による栄養 相談を行う。しかし、医療機関という自宅とは異なる環境 のため、診察室に入った瞬間から泣き出してしまったり、
保護者から離れることができなかったりなど、平素の発達 状況が医療者側に伝わりにくく、保護者からの問診のみに て評価せざるを得ないことが多い。また、保護者も乳児健 診を“発達を発表する場”と考え、啼泣する乳児を見ながら
「家ではできているのですが…」と苦笑してしまう場面も 多い。
当クリニックでは、以前よりグループ単位でのベビーマ ッサージ教室を行っているが、そこでは乳児も保護者もリ ラックスした環境の中で数時間をクリニック内で過ごす ことができている。そこでベビーマッサージ教室での経験 をもとに、個別の健診ではなく、グループを作り、医療事 務、保育士、栄養士も参加する新たな乳児健診システムを 考案した。乳児と保護者がリラックスして楽しく健診を受 けられ、また普段と変わらない発達の状況を観察し評価を することが出来ることを目標とし、保護者にとっても医療 者側にとっても満足度の高い乳児健診システムを試みた ので報告する。
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簡易版就学前幼児(4−6歳)用発達障害チ ェック・リスト:5歳児健診での有用性の 検討
○宮崎雅仁(医)
1,2)、香美祥二(医)
2)1)小児科内科三好医院、2)徳島大学大学院ヘルスバ イオサイエンス研究部小児医学分野
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楽しい乳児健診
~リラックスした乳児健診環境を目指して~
○川島 茜(看)、赤池佳織(看)、佐藤 慈(看)、
木内 恵(看)、時田美智代(看)、花畑早紀(事)、
伊藤真弓(事)、松下夏菜(保)、藤田千鶴(保)、
鈴木光幸(医)、時田章史(医)
時田げんきクリニック