• 検索結果がありません。

介護保険の円滑な実施のための取組

○介護保険の給付は、被保険者の支払う保険料と、国や自治体の公費(税金)で賄われています。

介護保険の適正な利用を図るためには、被保険者をはじめ県民に、制度やサービス内容につい て周知を図る必要があります。

(1)介護保険についての広報・啓発

【現状と課題・施策の方向性】

・ 介護保険の給付は、2分の1は公費(国・県・市町村負担)、残り2分の1は 40歳以上の被 保険者が支払う保険料で成り立っています。

・ 介護給付費や保険料が上昇する中、持続可能な介護保険制度を運営していくためには、介護 保険制度を理解して適正なサービス利用となるよう呼びかけていく必要があります。

【個別施策・事業】

○ 広報誌や新聞広告、広報番組などの県広報媒体を積極的に利用して県民に周知を図るととも に、市町村・沖縄県介護保険広域連合・沖縄県国民健康保険団体連合会と連携、協力しなが ら広報・啓発を展開します。

(2)苦情等の円滑な処理体制の整備 ア サービス等に対する苦情の処理

【現状と課題・施策の方向性】

・ 介護保険サービス等に関する苦情等については、サービス事業者、市町村、国民健康保険団 体連合会が連携して対応しています。

・ その中で国民健康保険団体連合会は、介護保険制度上の苦情処理機関として位置づけられて います。

【個別施策・事業】

○ 沖縄県国民健康保険団体連合会が、苦情処理機関としてより一層役割を果たすことが出来る よう、苦情処理業務に対する支援及び補助を引き続き行っていきます。

〔図表3-2-9-(2)-ア 介護保険制度における苦情処理体制〕

イ 介護保険審査会の運営

【現状と課題・施策の方向性】

・ 保険者の行った行政処分に対して不服がある場合は、第三者機関として県に設置されている

「介護保険審査会」に審査請求を行うことができます。

・ 介護サービス利用者の増加及び権利意識の高揚により、被保険者による要介護認定や介護保 険料の決定等に対する不服申立は、今後も増加するものと見込まれます。

・ 要介護認定に対する不服申立の中には、保険者による説明不足が要因と考えられる場合があ ります。

【個別施策・事業】

○ 不服申立の相談の中には、保険者の利用者等に対する説明不足に起因している場合があるこ とから、各保険者の窓口における適切かつ丁寧な説明がなされるよう、保険者職員を対象に 介護保険制度や要介護認定の適正化研修を実施します。

○ 介護保険審査会は、県知事が任命した委員により構成され、合議による審査が行われます。

要介護(要支援)認定に関する審査請求については、専門調査員による調査結果も踏まえ審 査を行います。介護保険審査会が適正な審査を行うために、審査会委員や専門調査員への研 修を実施します。

(3)低所得者への配慮

ア 低所得利用者に対する自己負担額の軽減

【現状と課題・施策の方向性】

・ 介護保険サービスを利用したときは、原則としてサービス費用の1割(又は2割、3割)を 利用者が負担する仕組みとなっています。

・ 本県においては、市町村民税世帯非課税等の低所得者層が多いことから、サービス利用で生 じる自己負担の軽減を行い、サービスの継続的な利用促進を図る必要があります。

主体 苦情への対応

サービス 事業者・施設

 苦情受付窓口の設置等を行い、苦情の内容を記録します。ま た、 市町村・ 国保連合会の調査 等に協力し、指導・ 助言を受けた場合には必要な改善を行うとともに、市町村・ 国保連合会の求 めに応じて 改善内容を報告します。

居宅介護支援事業者

 利用者・ 事業者等から事情を聴き、対応を検討しま す。必要に応じて 、利用者に説明し、 国保 連合会への苦情申立についての援助を行いま す。

市町村

 第一次的な窓口として 、事業者等に対する調査・ 指導・ 助言を行います。ま た、例えば介護相 談員派遣等事業( 介護相談員が現場を訪問し、利用者の疑問や不満に応じて 苦情に至る事態 を防ぐとともに、 市町村に提言する) 等が行われま す。

国保連合会

 制度上の苦情処理機関として、苦情申立にもとづき、事業者等に対する調査・ 指導・ 助言の 権限をもちま す。

 事業者等に対する指導権限をもち、指定基準違反等の場合は、指定取消処分を含めた事業

者監督権限をもちま す。

・ そこで、本県においては、市町村を実施主体とした負担軽減措置の補助を行っています。(図 表3-2-9-(3)-ア 参照)

【個別施策・事業】

○ 市町村民税非課税世帯等の低所得サービス利用者に対して、市町村、社会福祉法人が円滑に 利用者負担の軽減策を実施できるよう、引き続き支援、補助を行っていきます。

〔図表3-2-9-(3)-ア 負担軽減策〕

軽減措置の種類 内容

施設サービス等の利用に係る「 食費」 ・ 「 居住費」

の補足給付

 低所得者( 資産も勘案する) については、所得段階ご とに、介護保険施設 や短期入所サービスの「 居住費」 や「 食費」 について負担の上限額を設定 し、 限度額を超え た額については、 介護保険から給付が行われま す。

高齢者夫婦世帯等の施設サービス利用に係る

「 食費」 ・ 「 居住費」 の負担軽減措置

 低所得者でな くとも、 高齢夫婦世帯等で 一方が施設の個室に入った場 合、 利用料の負担により、 在宅で生活する配偶者の実質収入が一定水準 以下となり 、生計が困難になることがありま す。 こうした場合、施設サービス 等の利用における「 居住費」 と「 食費」 の負担が軽減される仕組みが設けて ありま す。

高額介護サービス費の支給

 保険給付の1割( 又は2割、3割) 負担分の合計額が一定額を超えた場 合、 超過分が払い戻されま す。1世帯あたりの自己負担額の上限額は、所 得等により段階設定がされて いま す。

高額医療合算介護サービス費(高額医療合算介 護予防サービス費) の支給

 世帯内の同一の医療保険加入者について、一年間にかかった医療保険 と介護保険の自己負担の合算額を合計し、基準額を超えた場合に、 その超 えた額を支給しま す。

障害者ホーム ヘルプサービス利用者に対する支 援

 介護サービスを受ける前に、 障害者ホーム ヘルプサービスを利用していた 方で 、境界層該当として定率負担額が0円となっていた方については、 引き 続き全額免除の取扱いとなり ま す。

社会福祉法人等による利用者負担額減免

 社会福祉法人又は市町村が経営する社会福祉事業体は、その社会的役 割の一環として、 事業所・ 施設所在地の都道府県知事・ 市町村長に申し出 て、 生計が困難な低所得者の利用者負担の軽減に取り組むことができま す。

離島等地域における利用者負担額軽減

 離島等地域での介護報酬には1 5 %相当の特別地域加算が行われるた め、 利用者負担も1 5 %相当割り増しされま す。 このため、 離島等地域で な い地域の住民との負担の均衡を図る観点から、 ホーム ヘルプサービスを受 ける低所得者の方に対し、利用者負担額を一部軽減しま す。

要介護旧措置入所者の経過措置

 平成1 2 年4月( 介護保険施行時) 前から特別養護老人ホーム に入所して いた人について は、 措置制度のときの負担水準を超え ることがな いよう、 平 成1 7 年1 0 月の施設給付の見直し後も、負担軽減措置がとられて いま す。

利用料の支払いにより生活保護が必要になる場 合の負担軽減

 利用者が本来の利用者負担段階に応じて利用料を支払うと生活保護が

必要となり 、本来よりも低い利用者負担段階とすれば生活保護が必要とな

らない場合には、後者の低い利用者負担段階に該当するものとし、利用料

の負担が軽減されま す。

関連したドキュメント