第 9 章 事業の実施
9.1 事業の計画
今後も発掘調査等の実施とその成果の検証が必要であること、相当の事業費や期間を要することが想 定されること、将来的には追加指定による史跡の範囲拡大も目指していることなどから、史跡三重津海 軍所跡の整備は段階的に実施することとする。
(1)整備事業計画期間
平成29年度(2017)から平成33年度(2021)までを短期計画、平成34年度(2022)から平成38年度(2026)
までを中期計画、それ以降を長期計画とし、事業実施の時期については、表17のとおりとする。
①短期計画(平成 29~33 年度〔2017~21〕、5 年間)
史跡指定地及び公開・活用施設の連動した一体的な整備のため、第1期を公開・活用施設の整備、
第2期を史跡指定地の整備とし、以下の事業を推進する。
○船屋・稽古場・修覆場地区の発掘調査と、文献調査の継続
○史跡指定地の屋外展示と、公開・活用施設の屋内展示の全体的な基本設計
○屋内展示の実施設計
○屋外展示の実施設計
○公開・活用施設の整備
○史跡指定地内の駐車場移転整備
○史跡指定地の整備後に向けた新規モニタリングの検討
○公開・活用施設完成後の運営準備
②中期計画(平成 34~38 年度〔2022~26〕、5 年間)
中期計画の事業については、短期計画修了時点でそれまでの事業進捗を確認した上で、詳細な内容 を検討してから、以下の事業を推進する。有明海沿岸道路開通後には、史跡の追加指定を目指すこと とするが、追加指定にあたっては、三重津海軍所跡の立地条件に鑑み、所有者等と慎重に対応を検討 していく。
○史跡指定地の屋外展示整備
○追加指定予定地の史跡指定
○史跡指定地整備完了後の新規モニタリングの開始
○史跡指定地内の修景維持
③長期計画(平成 39 年度〔2027〕以降)
長期計画以降の事業については、それまでの整備内容や事業工程など必要な見直しを行い、追加指 定後の保存・整備・活用の計画を検討する。
中期整備が終わった段階のイメージについて、図109、図110に示す。
事前送付資料からの修正
表 17 三重津海軍所跡の整備計画期間
(2)事業費・財源等
史跡指定地及び公開・活用施設の整備については、文化庁の「埋蔵文化財調査事業」「歴史活き活き!
史跡等総合活用整備事業」による補助を想定し、文化庁、佐賀県、庁内関係課と連携しながら、発掘調 査、設計検討・工事実施を推進する。そのほかにも活用できる補助事業等を模索していく。
図 109 中期整備イメージ図(未定稿)
事前送付資料からの修正
未定稿
図 110 中期整備イメージパース(未定稿)