• 検索結果がありません。

下記の計算式で求まるONパルス幅以上であった場合,設定できません。

ONパルス幅 (ms) パルス単位 [Wh/pls] ×60×60×1000 二次側定格電力 [W] ×VT比×CT比×1.2×2

 Dレジスタ  リファレンス番号  H番号  内容  有効範囲

D0210  40210  00D1  ONパルス幅  1〜127

      単位:×10ms

D0211  40211  00D2  パルス出力書込みステータス  1以外:無効

    (D0208〜D0210を反映する)  1:書込み実行

ONパルス幅の初期値:5(50ms)

【例】

ONパルス幅に100msを設定する例。書込むデータは「000A」です。

ステーション番号01に対し,パソコンリンク通信(チェックサムなし),ランダム書込みコマン ドを使用。

[コマンド]

[STX]01010WRW02D0210,000A,D0211,0001[ETX][CR]

[レスポンス]

[STX]0101OK[ETX][CR]

注 意

・ ONパルス幅は,パルス出力付のPR300の場合に設定できます。

・ 通信でONパルス幅を設定する場合は,表示値(真の値)の10分1の値を設定してください。

(例:ONパルス幅を50msとしたい場合は,5を設定します。)

3.3 アナログ出力設定

3.3.1 アナログ出力用測定要素の設定

【手順】

(1) アナログ出力用測定要素を以下のDレジスタに書込みます。データ型は整数です。

(2) アナログ出力用測定要素を書込んだ後,アナログ出力書込みステータスD0217に「1」を書 込みます。

 Dレジスタ  リファレンス番号  H番号  内容  有効範囲

      0:有効電力

       1:無効電力

      2:皮相電力

      3:電圧1

      4:電圧2

D0212  40212  00D3  アナログ出力用測定要素  5:電圧3

      6:電流1

      7:電流2

      8:電流3

      9:力率

      10:周波数

D0217  40217  00D8  アナログ出力書込みステータス  1以外:無効

    (D0212〜D0216を反映する)  1:書込み実行

アナログ出力用測定要素の初期値:0(有効電力)

【例】

アナログ出力用測定要素に電圧1「3」を設定する例。

ステーション番号01に対し,パソコンリンク通信(チェックサムなし),ランダム書込みコマン ドを使用。

[コマンド]

[STX]01010WRW02D0212,0003,D0217,0001[ETX][CR]

[レスポンス]

[STX]0101OK[ETX][CR]

注 意

・ アナログ出力用測定要素は,アナログ出力付のPR300の場合に設定できます。

・ 相線式により測定できる要素が異なるため,設定できない値があります。設定できない値を

指定した場合,Dレジスタ書込み処理は無効となります。

IM 77C01E01-10

3.3.2 スケーリング上限/下限の設定

【手順】

(1) スケーリング上限/下限を以下のDレジスタに書込みます。データ型は4バイト浮動小数点で す。

(2) スケーリング上限,またはスケーリング下限を書込んだ後,アナログ出力書込みステータス D0217に「1」を書込みます。

 Dレジスタ  リファレンス番号  H番号  内容  有効範囲

D0213  40213  00D4  スケーリング下限 

    (浮動小数点下位2バイト)  0.0〜50.0

D0214  40214  00D5  スケーリング下限  単位:%

    (浮動小数点上位2バイト) 

D0215  40215  00D6  スケーリング上限 

    (浮動小数点下位2バイト)  50.0〜100.0

D0216  40216  00D7  スケーリング上限  単位:%

    (浮動小数点上位2バイト) 

D02017  40217  00D8  アナログ出力書込みステータス  1以外:無効

    (D0212〜D0216を反映する)  1:書込み実行

スケーリング下限の初期値:50%

スケーリング上限の初期値:100%

【例】

スケーリング下限に10.0%を設定する例。

ステーション番号01に対し,パソコンリンク通信(チェックサムなし),ランダム書込みコマン ドを使用。

10.0を4バイト浮動小数点型式データに変換すると,4120 0000となります。

[コマンド]

[STX]01010WRW03D0213,0000,D0214,4120,D0217,0001[ETX][CR]

[レスポンス]

[STX]0101OK[ETX][CR]

注 意

・ スケーリング上限/下限は,アナログ出力付のPR300の場合に設定できます。

・ スケーリング上限−スケーリング下限が50%以上となるようにスケーリング上限/下限を設定

してください。50%未満となる値を設定した場合,Dレジスタ書込み処理は無効となります。

3.4 デマンド設定

3.4.1 デマンド電力/電流の設定

【手順】

(1) デマンド電力/電流を以下のDレジスタに書込みます。データ型は整数です。

(2) デマンド電力/電流を書込んだ後,デマンド測定書込みステータスD0226に「1」を書込みま す。

 Dレジスタ  リファレンス番号  H番号  内容  有効範囲

D0218  40218  00D9  デマンド電力/電流  0:有効電力

      1:電流

D0226  40226  00E1  デマンド測定書込みステータス  1以外:無効

    (D0218〜D0225を反映する)  1:書込み実行