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リモートリセットを実行した直後は,10秒以上の間隔をあけてから次のコマンドを送信してくだ さい。リセットには約10秒かかります。またPR300の供給電源をOFF-ONしてリセットした場合

も,PR300が起動後10秒以上経過してからコマンドを送信してください。

3.7.2 最大値最小値リセットの実行

【手順】

(1) 最大値最小値リセットを実行するには,以下のDレジスタに書込みます。データ型は整数です。

 Dレジスタ  リファレンス番号  H番号  内容  有効範囲 D0351  40351  015E  最大値最小値  1以外:無効

    (D0101〜D0138) リセット   1:最大値最小値をリセット

【例】

最大値最小値リセットを実行する例。

ステーション番号01に対し,パソコンリンク通信(チェックサムなし),ランダム書込みコマン ドを使用。

[コマンド]

[STX]01010WRW01D0351,0001[ETX][CR]

[レスポンス]

[STX]0101OK[ETX][CR]

3.7.3 電力量オールリセットの実行

【手順】

(1) 全ての電力量リセットを実行するには,以下のDレジスタに書込みます。データ型は整数です。

 Dレジスタ  リファレンス番号  H番号  内容  有効範囲

D0352  40352  015F

  電力量オールリセット       

    対象データは,以下のとおり  1以外:無効

    有効電力量 (D0001, D0002)  1:電力量を

    回生電力量 (D0003, D0004)        全てリセット

    LEAD無効電力量 (D0005, D0006)   

    LAG無効電力量 (D0007, D0008)

    皮相電力量 (D0009, D0010)

【例】

電力量オールリセットを実行する例。

ステーション番号01に対し,パソコンリンク通信(チェックサムなし),ランダム書込みコマン ドを使用。

[コマンド]

IM 77C01E01-10

3.7.4 有効電力量リセットの実行

【手順】

(1) 有効電力量リセットを実行するには,以下のDレジスタに書込みます。データ型は整数です。

 Dレジスタ  リファレンス番号  H番号  内容  有効範囲 D0353  40353  0160  有効電力量  1以外:無効

    (D0001, D0002) リセット   1:有効電力量をリセット

【例】

有効電力量リセットを実行する例。

ステーション番号01に対し,パソコンリンク通信(チェックサムなし),ランダム書込みコマン ドを使用。

[コマンド]

[STX]01010WRW01D0353,0001[ETX][CR]

[レスポンス]

[STX]0101OK[ETX][CR]

3.7.5 回生電力量リセットの実行

【手順】

(1) 回生電力量リセットを実行するには,以下のDレジスタに書込みます。データ型は整数です。

 Dレジスタ  リファレンス番号  H番号  内容  有効範囲 D0354  40354  0161  回生電力量  1以外:無効

    (D0003, D0004) リセット   1:回生電力量をリセット

【例】

回生電力量リセットを実行する例。

ステーション番号01に対し,パソコンリンク通信(チェックサムなし),ランダム書込みコマン ドを使用。

[コマンド]

[STX]01010WRW01D0354,0001[ETX][CR]

[レスポンス]

[STX]0101OK[ETX][CR]

3.7.6 無効電力量リセットの実行

【手順】

(1) 無効電力量リセットを実行するには,以下のDレジスタに書込みます。データ型は整数です。

 Dレジスタ  リファレンス番号  H番号  内容  有効範囲 D0355  40355  0162  無効電力量  1以外:無効

    (D0005〜D0008) リセット   1:無効電力量をリセット

【例】

無効電力量リセットを実行する例。

ステーション番号01に対し,パソコンリンク通信(チェックサムなし),ランダム書込みコマン ドを使用。

[コマンド]

[STX]01010WRW01D0355,0001[ETX][CR]

[レスポンス]

[STX]0101OK[ETX][CR]

3.7.7 皮相電力量リセットの実行

【手順】

(1) 皮相電力量リセットを実行するには,以下のDレジスタに書込みます。データ型は整数です。

 Dレジスタ  リファレンス番号  H番号  内容  有効範囲 D0356  40356  0163  皮相電力量  1以外:無効

    (D0009〜D0010) リセット   1:皮相電力量をリセット

【例】

皮相電力量リセットを実行する例。

ステーション番号01に対し,パソコンリンク通信(チェックサムなし),ランダム書込みコマン ドを使用。

[コマンド]

[STX]01010WRW01D0356,0001[ETX][CR]

IM 77C01E01-10

3.8 制御状態の設定

3.8.1 積算開始/停止の実行

【手順】

(1) 積算開始/停止を実行するには,以下のDレジスタに書込みます。データ型は整数です。

 Dレジスタ  リファレンス番号  H番号  内容  有効範囲

D0301  40301  012C

  積算開始/停止       

    対象データは,以下のとおり

    有効電力量 (D0001, D0002)  0:停止

    回生電力量 (D0003, D0004)   1:開始

    LEAD無効電力量 (D0005, D0006)

    LAG無効電力量 (D0007, D0008)

    皮相電力量 (D0009, D0010)

積算開始/停止の初期値:1(開始)

【例】

積算開始/停止を実行する例。

ステーション番号01に対し,パソコンリンク通信(チェックサムなし),ランダム書込みコマン ドを使用。

<開始>

[コマンド]

[STX]01010WRW01D0301,0001[ETX][CR]

[レスポンス]

[STX]0101OK[ETX][CR]

<停止>

[コマンド]

[STX]01010WRW01D0301,0000[ETX][CR]

[レスポンス]

[STX]0101OK[ETX][CR]

3.8.2 任意積算開始/停止の実行

【手順】

(1) 任意積算開始/停止を実行するには,以下のDレジスタに書込みます。データ型は整数です。

 Dレジスタ  リファレンス番号  H番号  内容  有効範囲

D0302  40302  012D  任意積算開始/停止   0:停止

    対象データ (D0011〜D0014)  1:開始

任意積算開始/停止の初期値:0(停止)

注 意

任意積算の制御は,ディジタル入力により行うこともできます。一度ディジタル入力により制御