【例】
ステーション番号に02を設定する例。
ステーション番号01に対し,パソコンリンク通信(チェックサムなし),ランダム書込みコマン ドを使用。
[コマンド]
[STX]01010WRW02D0276,0002,D0277,0001[ETX][CR]
[レスポンス]
[STX]0101OK[ETX][CR]
3.5.7 IPアドレスの設定(Ethernet通信使用のとき)
【手順】
(1) IPアドレスを設定するには,以下のDレジスタに書込みます。データ型は整数です。
(2) IPアドレスを設定した後,Ethernet書込みステータスD0294に「1」を書込みます。
Dレジスタ リファレンス番号 H番号 内容 有効範囲
D0281 40281 0118 IPアドレス-1 (IP-1) 0〜255 D0282 40282 0119 IPアドレス-2 (IP-2) 0〜255 D0283 40283 011A IPアドレス-3 (IP-3) 0〜255 D0284 40284 011B IPアドレス-4 (IP-4) 0〜255 D0294 40294 0125 Ethernet書込みステータス 1以外:無効
(D0281〜D0293を反映する) 1:書込み実行
IPアドレス初期値:192.168.1.1
IP address IP-1 0〜255
IP-2 0〜255
IP-3 0〜255
IP-4 0〜255
注 意
・ IPアドレスは,Ethernet通信付のPR300の場合に設定できます。
・ 本設定は,プロトコルをModbus/TCPに設定した場合のみ有効となります。
【例】
IPアドレスに「192.168.1.3」を設定する例。
ステーション番号01に対し,パソコンリンク通信(チェックサムなし),ランダム書込みコマン ドを使用。
[コマンド]
[STX]01010WRW05D0281,00C0,D0282,00A8,D0283,0001,D0284,0003,D0294,0001[ETX][CR]
[レスポンス]
[STX]0101OK[ETX][CR]
IM 77C01E01-10
3.5.8 サブネットマスクの設定(Ethernet通信使用のとき)
【手順】
(1) サブネットマスクを設定するには,以下のDレジスタに書込みます。データ型は整数です。
(2) サブネットマスクを設定した後,Ethernet書込みステータスD0294に「1」を書込みます。
Dレジスタ リファレンス番号 H番号 内容 有効範囲
D0285 40285 011C サブネットマスク-1 (SM-1) 0〜255 D0286 40286 011D サブネットマスク-2 (SM-2) 0〜255 D0287 40287 011E サブネットマスク-3 (SM-3) 0〜255 D0288 40288 011F サブネットマスク-4 (SM-4) 0〜255 D0294 40294 0125 Ethernet書込みステータス 1以外:無効
(D0281〜D0293を反映する) 1:書込み実行
サブネットマスク初期値:255.255.255.0
Subnet Mask SM-1 0〜255
SM-2 0〜255
SM-3 0〜255
SM-4 0〜255
注 意
・ サブネットマスクは,Ethernet通信付のPR300の場合に設定できます。
・ 本設定は,プロトコルをModbus/TCPに設定した場合のみ有効となります。
【例】
サブネットマスクに「255.255.255.0」を設定する例。
ステーション番号01に対し,パソコンリンク通信(チェックサムなし),ランダム書込みコマン ドを使用。
[コマンド]
[STX]01010WRW05D0285,00FF,D0286,00FF,D0287,00FF,D0288,0000,D0294,0001[ETX][CR]
[レスポンス]
[STX]0101OK[ETX][CR]
3.5.9 デフォルトゲートウェイの設定(Ethernet通信使用のとき)
【手順】
(1) デフォルトゲートウェイを設定するには,以下のDレジスタに書込みます。データ型は整数で す。
(2) デフォルトゲートウェイを設定した後,Ethernet書込みステータスD0294に「1」を書込み ます。
Dレジスタ リファレンス番号 H番号 内容 有効範囲
D0289 40289 0120 デフォルトゲートウェイ-1 (DG-1) 0〜255 D0290 40290 0121 デフォルトゲートウェイ-2 (DG-2) 0〜255 D0291 40291 0122 デフォルトゲートウェイ-3 (DG-3) 0〜255 D0292 40292 0123 デフォルトゲートウェイ-4 (DG-4) 0〜255 D0294 40294 0125 Ethernet書込みステータス 1以外:無効
(D0281〜D0293を反映する) 1:書込み実行
デフォルトゲートウェイ初期値:0.0.0.0
Default Gateway DG-1 0〜255
DG-2 0〜255
DG-3 0〜255
DG-4 0〜255
注 意
・ デフォルトゲートウェイは,Ethernet通信付のPR300の場合に設定できます。
・ 本設定は,プロトコルをModbus/TCPに設定した場合のみ有効となります。
【例】
デフォルトゲートウェイに「0.0.0.0」を設定する例。
ステーション番号01に対し,パソコンリンク通信(チェックサムなし),ランダム書込みコマン ドを使用。
[コマンド]
[STX]01010WRW05D0289,0000,D0290,0000,D0291,0000,D0292,0000,D0294,0001[ETX][CR]
[レスポンス]
[STX]0101OK[ETX][CR]
IM 77C01E01-10
3.5.10 ポート番号の設定(Ethernet通信使用のとき)
【手順】
(1) ポート番号を設定するには,以下のDレジスタに書込みます。データ型は整数です。
(2) ポート番号を設定した後,Ethernet書込みステータスD0294に「1」を書込みます。
Dレジスタ リファレンス番号 H番号 内容 有効範囲
D0293 40293 0124 ポート番号 502, 1024〜65535 D0294 40294 0125 Ethernet書込みステータス 1以外:無効
(D0281〜D0293を反映する) 1:書込み実行
ポート番号初期値:502
注 意
・ ポート番号は,Ethernet通信付のPR300の場合に設定できます。
・ 本設定は,プロトコルをModbus/TCPに設定した場合のみ有効となります。
【例】
ポート番号に「1024」を設定する例。
ステーション番号01に対し,パソコンリンク通信(チェックサムなし),ランダム書込みコマン ドを使用。
[コマンド]
[STX]01010WRW02D0293,0400,D0294,0001[ETX][CR]
[レスポンス]
[STX]0101OK[ETX][CR]
3.6 電力量の書込み
3.6.1 有効電力量の書込み
【手順】
(1) 有効電力量を以下のDレジスタに書込みます。データ型は整数です。
(2) 有効電力量を書込んだ後,書込みステータスD0373に「1」を書込みます。
Dレジスタ リファレンス番号 H番号 内容 有効範囲
D0371 40371 0172 有効電力量・設定値(下位2バイト)
下記「注意」参照 D0372 40372 0173 有効電力量・設定値(上位2バイト)
D0373 40373 0174 有効電力量書込みステータス 1以外:無効
1:書込み実行
【例】
有効電力量・設定値に10,000,000kWhを設定する例。
ステーション番号01に対し,パソコンリンク通信(チェックサムなし),ランダム書込みコマン ドを使用。
10,000,000は16進数で0098 9680となります。上位2バイトと下位2バイトを反転させます。
⇒9680 0098
[コマンド]
[STX]01010WRW03D0371,9680,D0372,0098,D0373,0001[ETX][CR]
[レスポンス]
[STX]0101OK[ETX][CR]