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       g2・3

   一組のin 一ドのうち,何番目の語を見出し語にして採ったカーードかを示す番号である。

 助詞・助動詞の採集用か一ドは,上記のものををのまま用い,方法も上に準じた。すなわち,

見出し語とすべき助詞・助動詞に印をつけたものを採集者に渡した。この場合, 採集砦のなすべ きことは,三島のiおよびiiである。

 2・33 採集カードの質の管理

 語彙調査はたとい抽出調査であろうとも,短期闇に多くのカードをこなす必要がある。ここで

考えるべき は,正確な採集カーードを速く得ることである。今までのように採集作業が終ってから

検査して一枚一枚の誤りを正すだけなら,これに費した労力の割には利益が少ない。そういう補 正は済んだ作業にこそ有効であれ,それがら先の行動に対してはさほど実り多い指針を与えない

のである。採集上の欠陥は早く発見して,進行中の作業の障害を未然に防がなければならない。

従ってわれわれの作業には,品質管理の考え方が導入される。

詠ういう管理は,もちろん採集についてだけでなく作業の各段階について行われるべきであ

る。しかし特に採集の段階について厳しく実施しだのは,次の理詣による。

   i。カード採集がこの調査全体で最も根本的な作業であること。

従って以後の作業で疑問を生じた時いつも,採集カードに立返るととによッ℃チェッグ出来るよ

うにして麗かなくてはならない。しかも手書き方式の時はことに記載すべき事栃が複雑である。

ゆえにこの根本資料に疑義が存するようであってはならない。記載の間違いは全数検査を施して

直すが,それにしても始めから質のよいカードを作らせる方が先決問題である。

   2。採集者には,予算・設備の関係で所外の学生アルバイクを使うほかなく,十分な訓練

    の与えがたい阜と。

所内の調査補助者であれば,訓練の機会も多く,また作業上の疑問についてもすぐ適当に指示を することが繊来る。しかし所内で使える入数には限りがあり,採集という絹当の仕事量を彼らに 振り当てるのは(広義の)能率上得策でない。一こういう事情でわれわれは採集カードの統計

的管理にはいった。

 採集カードの質は,採集者が要求通りのカ・一一 F を作ったか否かの定性的な検査によって管理さ

れる。まずr主婦之友』のか一ドの採集開始直後に,出来て来たカードを調査目標と照らした上 で,許し得ない欠陥(def㏄t)の定義を下した。このような不適格が一枚のカードに一箇所でも 見出だされれば・それは不良カードである。こうした規格に零り110t(仕切)にある不良力…

ド品数,あるいは比率に直して不良率を求め,その値を使って管理図を描いた。 (なお,この場

合,採集済カードは全部調査するのだから,管理を受ける対象は,出来上ったカードというよ

り,カードを作る採集者の能力と考えるべきである。)検査記録であるチェック=シートとか管 理図とかから分った採集者の傾向的な欠点は,早速採集者に伝えて,以後同じ欠陥をもつカード

を沢山作らないように警告した。この章の始めに幽した第1図で「採集力・・ドの質の管理」から

「カード採集者の訓練」に向う矢印は,この:事を意味する。.

 さて具体的な管理法は,r主婦之友』の場合と『婦入生活』の場合とで採集方式が異なるから,

当然潅って来る。ガ主婦之友』の場合は,雑誌の1ページを1ロッ5として3σ法を採絹した。

       §2・4

管理の隣始に当って,各採集者からランダムに取った26ロットを:先に定義した規格で検査し七,

一往の管理水準を決めた。すなわちこの26nッ5の平均不良率をづ%,平均カーード枚数を秀枚

とすれば,管理限界は

       うゴ=3へ/」5(100−P)/ヲを

である。ただしあるロットの枚数κが死と2◎%以上異なる時は,上式で死の代りに%を胤・て 限界を定める。こうして描かれた縄入別の管理図と検査記録「不適格箇所の紀録表」とを合わせ

見て採集者の個癖や不注意やを直す事に努めた結果,管理水準は3(). 2%±7.7%からエ5。1%

±6.0%までに,三箇月ばかりで高めることが出来た。

 しかし後の水準も決して溝足すべきものではない。不良率の大きい原因の一つは,カードに記 載する事の分量が多く,ことに用例を転写する際の闇違いが多い事である。そこで採集カードの 質を向上させるには別の採集法を用いるべきであるという結論に達し,『婦入生活』の場合には リプリント方式によることになった。採集方式の改良につれて管理法も改められる。今度の採集 に当っては,前回の採集者のうち,正確さを含めて能率のよかった者を選んだ。この人々につぎ

前回の「不適格箇所の記録表」から,リプリント:方式でも犯したであろう聞違いを調べて,平均

不良率として2・7%を得た。このように低い不良率に前回通りの3σ法を適用したのでは,よ い管理が出来ない(何となればロットの大きさを十分に多くして検出力の強化を計ることが,今 の場合無意味だから)。そこでポアソン分布の部分和を利用する方法に切り換えた。その方針を 要約すれば:平均不良率がρならば,適当に大きさを定めたサンプルに予期される不良枚数は npである。この場合㏄%以下の危険率で許し得る最大不良枚数を1(a)とすれば,この1はイ ギリス規格B.S.600R:エ942の第22図から求められる。そこで管理の対象たる変量Xを次の

ように選ぶ。

    X=(7 一 nP)加ρ 〔ただしプは検出した不良枚数)

ところで管理限界は1(a)/mpで表わされる。   検麓・         魏7突陥       ▲,饗撃字形の誤ウ

ゆえ,にわれわれは       0数猟,蝦脱

       4       0     tif _

      ロハ        コ じ       ド   しゴコしび

れ以後の管理海こついては陸婦之友』の場・      し∫、…

消え,るようにこC夫した。       一!

       し。曲二三ゑを三看皆啓ヨララ三 ∫ 垂歪蓋蓋歪圭番爵忌

       ム式e八yL EW五汽二三面五   tN OLO−SsmA武k       象 八

 2・4 i整   理

      冒÷  二 二   ん  ん 蓉  採集カードは,すべてを採り終えてから,    第5図 採集者別管理図の一例

一 39 一・

      1 2・4

まず五十音順に排列する。その結果に基づいて(後述の)集計カードや貸借カードが作られ,更

に細力rい整理が進められる。この段階は,後述する語彙蓑の作成・集計とからみ合う作業が多い が,便宜上切り離して別々に詑述しよう。

 2。41 カードの五十書順排列法

 整理に当っては,すべてのPtT 一一ドを一定の順序に排列する必要がある。特殊な目的をもつ排列

(たとえば使用度数順)は別として,一般には次に述べる挑列法を用いた。これをこの報告書では r五十音順排列法」と呼んで置く。なおこの排列法は,集計カードや語彙表の見撮しの排列にも適 用した。注)       ・

   エ。かなで現代かなつかいを用いて書く場合の形について序列を定める。

     ただし,外来音を写す場合,商品名を含む固有名詞を表記する場合のかなづかいに慣     用のあるものは,慣用の形による。またローマ字や特殊の符号は,かなに書き改めない

    で,その形のままとする。

   2。語頭がかなであるもの,ローマ字であるもの,符号であるものは,それぞれ一類とし

    て,この順序に並べる。

   3。第一字(および字に当る符号)から順に順序を決める。

     かなについては五十音順とし,〈ン〉はワ行の次に澄く。ローマ字はアルファベット

    順とする。符号・は特に順序を定めることをしない (これでも作業上の:支障は来たさな     い。)

   4。轡形のかな,同音のかな(および符号)は,順序に関して区別しない。

     ただし,字数が同じである場合,以下に掲げるものは,次の順序による。

量)

五)

iii)

圭v)

v)

 不一・〉,

vi)

 <ワ

 〈エ〉→〈エ〉,

ニヨの例をあげれば,

  蓋(フ;タ)  札(フグ)  豚(ブタ)

  五月(サツキ)  殺気(サツキ)

  利用(リヨウ)  寮(リョウ)

清音→濁音→半濁音

くツ>e促音のくッ〉

〈キヤ〉→〈キャ〉,〈チユ〉→〈チュ〉,〈リヨ〉→<リat>等 くウイ〉→〈ウィ〉,〈チエ〉→<チm>等

くアア〉→〈アー〉,〈キイ〉→〈eF 一一〉,〈スウ〉→〈スー〉,1〈ネエ〉→<

  <ホオ〉→〈ホー〉等

慣用のあるもののくワ イ ウ エ オ〉に発音するくハ ヒ フ ヘ ホ〉は,

 イ ウ エ オ〉と区別しない(固有名詞の場合など)。またくイ〉→〈ヰ〉,

       〈オ〉→〈ヲ〉。

注緋列法は・並べられる語の表記をしばるものではない。従って「見出し形」の問題は,別に考える.

 (of. g 3・21). .

        一 4e 一一

       g2・4

      奇異 (キイ)    key(キー)

   5。同音異義語の間では,区:別される限り次の順序をつける。

    至)聯語→漢語→その他

    iD 名詞→動詞→形容詞→副詞→連体詞→接続詞→感動詞     iii)人名→地名→その他の固有名詞→普通名詞

 2・42 採集カードの整理

 採集カー一 Fは,語の一々の実例であって,ある語が標本(具体的には「ぬきばり」画)に現わ

れた限りの度数だけの枚数がある。この放数を各語について勘定するために,雑誌別×配事別層

ごとに次の三群に分けて五十音順i撲列をした。

   1Q 2。と3。とを除いた全部

   2。 固有名詞(記名・地名・その他に三分した。)

   3。数を含む語一これは五十音順でなく,数値の序列を使った排列法によった。

 さてこの整理に先立って,Ut ¥位あどの部分について§3・41の誹列法を適用するかが問題

となる。そのほかにも幾つかの約束が必要である。おもなものをあげれば,

   le排列法が適用されるのは,§3・21に述べる「見出し形」についてである。

   2。動詞の連用形と同形の名詞は,名詞として扱う。ただし,〈おかきに(なる)〉,

    〈(〜を)調べに(行く)〉のたぐいは動詞として扱う。

のロココココココココロコのロもコの  コしロロコココロロし

曜汐=み邑−卿⁝⁝⁝⁝・.遍郵

四・匠コ・〔ヨ・囹・[=コ

23 / N /

 2?s

27 as 2 be 6

四[ヨ 國囲

。緯線○

ナ 与ノ ︐

閣明あ

〜〜〜〜︸とをを・と

二戸家叡

κ菓計かド 第6図 集計is 一ド様式と琵旧例       (『主婦之友』の場合)

   アケノレ  毘出し

働)

二研⇔γ)・72 1L 12 Faf

ナナ癌ノ面明あ

第7図集計il ・一ドの様式と記入例       ぐr婦入生活ふの場舎)

      一一一 41 一一一一

 2・43

 上のように排列し,整理された採集

カードからサマーJ一=カードをまとめ た。このカP・ドには,ある語について

作られた採集カードの枚数が記事別層

ごとに書き込まれ,その合計がしるさ れる。そこでこのサマリー=カー一一ドを 9集計カード」と名づけた。

3。接頭語くお おん おみ  みご〉のついているもの

 は,それをはずした形につい

 て五十音順に癖列する。ただ  しこれらをはずすと意殊が変  り,または不明となるもの  は,これらの接頭語をはずさ

 ない。

4。 漢字で書かれた語に爾形以

 上の読みがある場合は,個々

 の例について決める。

  集計カードによるi整i理

ドキュメント内 現代語の語彙調査 : 婦人雑誌の用語 (ページ 45-50)