3.Gegenbauer多項式の加法公式
と表す、ψ∈Zぜ(3n−1)より,任意のσ∈0(Rn■1)と,任意のξ∈3九一1に対 して
∫(ξσ)=9(ξσ)=ψ(ξ)=∫(ξ)
が成り立つ.σが線形写像であることに注意すると, :( 1,...,zη)≠0に対 して
1(・)一1(・1・・端(万≒)σ)
一(ザ端プ1(( 子十 十 貴)σ)
3.Gegenbauer多項式の加法公式 58 が得られる.以上から,COが与えられると,上述の式より,∫( )が一意に定ま
る.ゆえに,dimZ4(8n一ユ)≦1が成り立つ.η≧2のときは,補題3−12より,
dimZゼ(8帆^1);1が得られる. ■
Gegenbauer多項式
定理3.15の証明の中の式(3.16),式(3.!7)より,0 :(0,...,0)∈Rn■1とすると,
老
ゾ(・、)一Σルゴ(・ )一Σ・1一〃(・ )宇一・・
j=O 乏一ゴ≡0(mod2)
となる.これより,帯球関数はeηでの値によって一意に定まる.特に,補題3.12の証明の 中で定義した〜,ηはe。で値Mをとる唯一の帯球関数である一
さて,8卜1土から任意に点ξ=(ξ1,ξ2,...,ξ、一1,亡)を選ぶ1ξ =(ξ1ジ..,ξ、.1)はR卜1
の原点を中心とする半径口の球面∫ 上の点である.0(Rη一1)は3 上司移に作用 するから
ξσ一(0,..1,O,口,f)
となるσ∈0(Rト1)が存在する.このとき,式(3.!6),式(3,17)より,
人1 (ξ)一入,η(ξσ)一Σ・1一パゴ(1−12)宇 (・・!・)
4一ゴ≡O(mod2〕
が成り立つ.
定義3.16次式で定まるGぜ,、(亡)をGegenbauer多項式という。
0。η(1)一Σ・・一パj(1−12)宇 {一5≡O{mod2)
O≦j≦埋 ただし,CHは次式で定める.
・・=N=ル,几,・ゼー〃一ゴ)(4一ゴ十η一3)十(ゴ十1)(ゴ十2)・ぜ一ゴー・=O
・定義より,G乏,、(1)=co=N=(肌†1)一(n㌫3)である。
3.Gegenbauer多項式の加法公式 59 定理3.17(Gegenbauer多項式の加法公式)任意のξ,η∈3卜1に対して,次式が成
り立つ.
G伽(/ξ,η/)=F(ξ,η)
【証明】 〈ξ,η/=亡であるとする・ 0(Rη)の可移性から,ησ:e冊とな るσ∈0(Rn)が存在する.このとき,
t=〈ξ,η/:/ξσ,ησ/=〈ξσ,e./
であることから,
n−1
ξσ一(π1ヨ…,・η一1,t),Σ・l l−12 壱=1
と表される.命題3.11,式(3.19),および,〜,。,0乏,帆の定義より,
F(ξ,η)二ρ(ξσ,ησ)=F(ξσ,・帆);〜,η(ξσ)一q,、(トG・,。(/ξ,η/)
が導かれる. ■
定理3.19の証明
ここではLegendre多項式とGegenbauer多項式の関係式
0ゼ,。(t)=(24+1)昂(t) (3,20)
を導き,2章,§2.1で用いた,Legendre多項式についての不等式(定理3.19)を証明する.
以下,式(3.20)をいくつかのステップに分けて示すことにする.
・定理1−4より,Legendre多項式{片(土)}κ≧oは区間[一1,11における直交多項式系で ある.
.上のことから,{P島(t)}ゐ≦、はη次以下の実係数多項式からなるベクトル空間即]、
の基底をなす.従って,O≦m<ηのとき 1 ∫
^(f)尤m批;O (3・21)
1
3.Gegenbauer多項式の加法公式 60 が成り立つ.
・ベクトル空間R[f1几は2元g(t),ん(f)の内積(g,ん)を
(・,1)一
?E(1)w
で定めると,η十1次元ユークリッド空間と見なすことができる.
●式(3.21)より
<1,t,...,士伸一1>⊥ = <片(亡)>
が成り立つ.ただし<1, ,_,fη■1〉は1,tゾ.1,ザ1で生成された即]、の部分空間 であり,〈1,亡,...,亡η 1>⊥はその直交補空間である.
・多項式の族{軌(亡)}k≧oが区間卜1,1]における直交多項式系であるならば,上と同様 にして
く1,t,...,ln−1>⊥=<Q、(f)〉
が得られるので
<ρ帆(亡)> = <片(t)〉
が成り立ち
ρη(亡)=β冊片(亡) (η=O,1,2,一一1) (3.22)
をみたす実数β、の存在が導かれる、すなわち,区間卜1,1]における直交多項式系は 実数倍を除いて一意に定まる.
ここで次の補題を示す、
補題3・18Gegenbauer多項式G4,3(t)について次が成り立つ.
1∫
G乏,・(1)0m,・(1)批=δ・帆4ル=δゼ仰2(24+1)
1
【証明】 ます
を求めることにする.
/ 〜,・(ξ)λm,・(ξ)∂ξ
2
4≠mのとき,Ham垣(32)⊥Harmm(S2)であるから
ノ1
〜,。(ξ)λm,。(ξ)dξ=0
2
3.Gegenbauer多項式の加法公式
が成り立つ.また,N=ルとして,ψ1,_,卯をHarmゼ(82)の正規直交基とす
ると
であるから,
N
〜,・(ξ)一Σ・1(ξ){)
{=1
ム柄(/)柵(/)・/一ん(‡紬(/))(ξ柵(/))・/
jV
一着柵〃レ(/)州/
w
一ξ紬(・・)レ(/)仰(/)・/
」V jV
−1821Σψ1(小(・・)一4πΣψ1(ε・){)
{=1 {=1 :4πF(・。,・。)
となるが,Gegenbauer多項式の加法公式から
4πF(・・,ε・)=4πG乏,。(/ε。,・。/)=4πGl,。(1)=4πN=4π(24+1)
となるので
ノニ
〜,3(ξ)〜,3(ξ)dξ:4π(24+1)
2 が得られる.以上で ノ;
〜,。(ξ)λm,。(ξ)dξ=δぜm4π(24+1)
(3.23)
2
が示された.次に,上式の左辺を別の方法で計算する.82土の点ξ=(ξ1,ξ2,ξ3)
は
ξ1;sinθ2sinθ1, ξ2=sinθ2cosθ1, ξ3:cosθ2 (O≦θ!<27r,0≦θ2≦π)
と極座標表示される、このとき,p.46で述べたように積分要素dξは ∂ξ=Sinθ2dθ2dθ1
61
3.Gegenbauer多項式の加法公式 62
となるので,
ム/・・(/)/一・(/)・/イ(ズ/・・(/)1一・(/)・i・1・・1・)・1・
と表される.ここで
COSθ2= , 一Sinθ2dθ2:dt と変数変換し,
ξ=(ξ1,ξ。,1)
とおくと,式(3.19)とGegenbauer多項式の定め方(定義3.16)より λ1,・(ξ)一Σ・}ゴ(H2)宇一・1,・(1)
ぜ一j≡O(mod2〕
o≦j≦
である力・ら
レ(/)/一・(/)・/一八ズ/・・(/)/一・(/)・i・1・・1ユ)・1・
一!一 (∫㌦・(/)/一・(/)・1・)(一批)
一川㌦・(1)}l1)批 一・十・・(t)M批
が得られる.これと式(3.23)とから 1
∫
Q,・(士)Gm,・(士)批:δ4m2(2七十1)
ユ
が導かれる. 一
・補題3.18より,Gegenbauer多項式{Gゼ,3(f)}4≧oは区間[一1,11における直交多項式系 である.従って,
0ゼ,3(ご)=βゼ片( ) (4=O,1,2,…)
をみたす実数β乏が存在する.
3.Gegenbauer多項式の加法公式 63
・補題3.18,式(3.22),定理1.4より
・(・/・・)十ル・(t)批一画・人舳(1)批一/ゼ・2、÷1
となるので
βゼ2=(2老十1)2
が成り立つ.ここで,定義!.3より,片(f)の4次の係数は正であるから,
1im R(t)=十〇c f→oo
が成り立つ.また,定義3.16より,co>o,c2<O,...と正負が交互に表れるので,t〉1 のとき,Gゼ,3(t)は正となる、ゆえにβゼは正であるので
β・:2老十1⇒G。,。(1)=(24+1)帥)
が得られ,式(3.20)が示された。
定理3.19X:{ 1ヨz2,_,π、}を単位球面82土の有限集合とし,φむ:砺とおく。
このとき次の不等式が成り立つ.ただし,局(f)はLegendre多項式である.
n
Σ片(…φ11)≧O
壱,ゴ=1
【証明】 ψ1,,州をHar叫(32)の正規直交基として,32×32土の関数F
を
N
F(ξ,η)一Σψ1(ξ)州 {=1
と定めると,・o・φ幻=/均,㏄ゴ〉であるから,式3−20,定理3,17を用いて,
n n η
(・/・1)Σ局(…φ1ゴ)一ΣGl,・(/吻,πゴ/)一Σ・(州)
{,ゴ=1 {,ゴ=1 {,ゴ=1
一六(き州州)一き(宍州州)
一き(書州)2・・
となり,求める不等式が得られる、 ■