Glucose
↓
↓
↓
Fructose‑1,6・bisphosphate
Dihydroxyacetone phosphate
Polyol
ふ‑
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+ H H
H nU AA
Mm 川
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0・glyceraldehyde‑3‑phosphate
↓
Glycolytic pathway
ムτ
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Glycerol ιH a a+・h w 凸﹄
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2 1 V J A H n u n u n u
r A
門 戸 し
ル グ リ セ ロ ー ル や 燐 脂 質 合 成 に 利 用 さ れ る グ リ セ ロ ー ル 骨 格 (L‑α ー グ リ セ ロ ー ル‑3‑燐 酸 ) の 不 足 が 起 こ る と 考 え ら れ る 。 しかし、 燐 脂 質 の 恒 常 性 か ら そ の 合 成 は 一 定 に 維 持 さ れ る の で 、 貯 蔵 脂 質 で あ る ト リ ア シ ル グ リ セ ロ ー ル 合 成 が 抑 え ら れ る の で あ ろ う 。 食 塩 非 存 在下では、
Z .
rouxi i細胞が.s. ̲Q erevisia e細 胞 と 比 べ て 多 量 の トリ ア シ ル グ リ セ ロ ー ル を 含 有 し て い る こ と は 上 で 述 べ た 。 こ の こ と は 言 い 換 え れ ば 、 ト リ ア シ ル グ リ セ ロ ー ル を 本 来 多 量 に 合 成 出 来 る 酵母細胞が、 そ の 合 成 を 抑 制 す る こ と に よ り グ リ セ ロ ー ル を 生 成 し 得 る こ と を 意 味 し て い る の か も 知 れ な い 。 結 果 と し て 、 本 来 ト リ ア シ ル グ リ セ ロ ー ル に 使 わ れ て い た 遊 離 脂 肪 酸 が 余 っ て 来 る 。 そ の 余 っ た 遊 離 脂 肪 酸 の 一 部 は ス テ ロ ー ル と 結 合 し て 細 胞 に 無 害 の ス テ ロ ー ル エ ス テ ル と い う 形 で エ ス テ ル 化 さ れ 、 貯 蔵 さ れ る と 考 え ら れ る 。
こ こ で 述 べ た 考 え が 正 し い と す る な ら ば 、
Z .
rouxi i細 胞 は 、 環 境 ( こ こ で は 培 地 食 塩 濃 度 ) の 変 化 に 対 応 し て 細 胞 内 物 質 の 代 謝 系 を 効 率 よ く 調 節 し て い る と 推 察 さ れ る 。OM食 塩 培 地 に 比 べ て 、 2M食 塩 培 地 で は 燐 脂 質 含 量 が 増 加 し ( 図
1 1 ‑ A
,‑ B
,‑ C )
、 燐 脂 質 種 が 変 化 し た ( 図8
、 表I I I )
。 高 濃 度 食 塩 培 地 で 培 養 し た 細 胞 に 含 ま れ る 燐 脂 質 は 、 一 次 元 薄 層 ク ロ マ ト グ ラ フ ィ ー で は ホ ス フ ァ チ ジ ル イ ノ シ ト ー ル が 、 二 次 元 薄 層 ク ロ マ ト グ ラ フ ィ ー で は カ ル ジ オ リ ピ ン や ホ ス フ ァ チ ジ ン 酸 が 増 加 し た 。 こ れ ら 燐 脂 質 は 全 て 負 に 荷 電 し て お り 、 全 体 的 に 負 に 荷 電 し た 燐 脂 質 の 割 合 が 増 加 し た こ と に な る 。 また、 耐 塩 性 細 菌 Staphylococcus aureu sは 主 に ホ ス フ ァ チ ジ ル グ リ セ ロ ー ル 、 リ ゾ ホ ス フ ァ チ ジ ル グリセロール、 ジ ホ ス フ ァ チ ジ ル グ リ セ ロ ー ル ( カ ル ジ オ リ ピ ン ) な ど の 燐 脂 質 を 含 ん で い る が 、 細 菌 を 高 濃 度 食 塩 (2 M食 塩 ) 培 地 で 培
43
養した時、 カ ル ジ オ リ ピ ン が 増 加 す る こ と が 報 告 さ れ て い る (60)。 また、好塩性細菌 Ps~udomonas ha1osaccharo1ytic aは ホ ス フ ァ チ ジ ル グ リ セ ロ ー ル 、 カ ル ジ オ リ ピ ン 、 リ ゾ ホ ス フ ァ チ ジ ル グ リ セ ロ ール、 ホ ス フ ァ チ ジ ル エ タ ノ ー ル ア ミ ン を 含 ん で い る が 、 こ の 細 菌 を 高 濃 度 食 塩 培 地 で 培 養 し た 時 、 ホ ス フ ァ チ ジ ル エ タ ノ ー ル ア ミ ン の 合 成 が 抑 制 さ れ 、 ホ ス フ ァ チ ジ ル グ リ セ ロ ー ル の 合 成 が 増 加 し 、 全 体 と し て 負 に 荷 電 し た 燐 脂 質 の 割 合 が 増 加 す る こ と が 示 さ れ て い
る(61,62)。 本 実 験 で 観 察 し た 燐 脂 質 種 の 変 化 は 上 記 細 菌 で 観 察 さ れ た 燐 脂 質 種 の 変 化 に 比 べ て 小 さ か っ た が 、 負 に 荷 電 し た 燐 脂 質 の 増 加 は ナ ト リ ウ ム イ オ ン と 塩 素 イ オ ン の 透 過 性 の 制 御 に 関 連 し て 、 特 に 負 に 荷 電 し た イ オ ン ( 泡 素 イ オ ン ) の 透 過 を 抑 制 す る 点 で 、 耐 塩 性 微 生 物 の 共 通 の 適 応 現 象 と 考 え ら れ る 。
b .
Iouxi i細 胞 の 脂 肪 酸 組 成 に 関 し て 、 培 地 食 塩 濃 度 の 増 加 と と もに 18:2とU.1 .の減少と 18: 1の 増 加 を 観 察 し た ( 図 8‑c)。また、 OM 食 塩 培 地 で 培 養 し た 細 胞 を 2M食 塩 培 地 に 移 植 し た と き 、 燐 脂 質 の オレ イ ン 酸 (18:1)量 が 増 加 し 、 リ ノ ー ル 酸 (18:2)量 が 減 少 し た (図 1 2 ‑A)。 同 じ 食 塩 濃 度 の 培 地 に 移 植 し て 培 養 し た と き 、 そ れ ら 二 つ の 脂 肪 酸 の 組 成 は 培 養 時 期 に 係 わ り な く ほ と ん ど 変 化 し な か っ た (図 1 2 ‑B, ‑C)。 こ の こ と は 細 胞 が 高 濃 度 食 塩 環 境 で 生 育 す る た め に 細 胞 膜 燐 脂 質 の 脂 肪 酸 組 成 を 変 化 さ せ 、 細 胞 膜 の 流 動 性 を 剛 性 の 方 向 に 変 化 さ せ る こ と を 示 唆 し て い る 。 Mogiらも 0%と18%食 塩 培 地 で
b .
Iouxi iに つ い て 同 様 の 現 象 を 報 告 し て い る (4 1 )。但し、 彼 ら は 静 置 培 養 法 を 用 い て お り 、 本 実 験 と 比 べ て よ り 嫌 気 的 条 件 で あ る ので、 18 : 2の 割 合 や U.1.は か な り 低 か っ た 。 こ の よ う な 18: 1、 18:2、 U .1 . の 変 化 は 非 耐 塩 性 酵 母S .
~ erevisia eで は 観 察 さ れ な か っ た(図 g‑C)o
l i .
̲Q erevisiaeの 脂 質 組 成 の 変 化 に つ い て は エ タ ノ ー ル に よ る 影 響 に 関 す る 研 究 が あ り 、 18 : 1よ り も 18:2を 多 く 含 むl i .
c erevisiae細 胞 が エ タ ノ ー ル を 含 む 培 地 で 良 好 な 生 育 を 示 す と 報 告 さ れ て い る (63)。 本 実 験 のZ .
Iouxi iに 対 す る 食 塩 の 効 果 とi. l
c erevisiaeに 及 ぼ す エ タ ノ ー ル の 効 果 が 全 く 逆 で あ る こ と は 注 目 に 値する。Z. rouxi i細 胞 の 形 は 培 地 の 食 塩 濃 度 の 上 昇 と 共 に 球 形 か ら 卵 裂 に 変 化 し た 。 酵 母 細 胞 の 形 が 細 胞 壁 や 細 胞 内 骨 格 な ど に よ り 決 定 さ れ て い る こ と は よ く 知 ら れ て い る の で 、 こ の 細 胞 の 形 状 変 化 は 本 酵 母 の 耐 塩 性 に お い て 細 胞 壁 な ど の 関 与 が 無 視 で き な い こ と が 推 測 さ れる。
1・5 小 括
本 章 で は 、 耐 塩 性 酵 母
Z .
Iouxi i細 胞 の 培 地 食 塩 濃 度 に 依 存 し た 細 胞 脂 質 組 成 の 変 化 と 形 態 学 的 変 化 を 検 討 し た 。 そ の 結 果 、 以 下 のこ と が 明 ら か に な っ た 。
( 1 ) 培 地 食 塩 濃 度 の 上 昇 と と も に 、 ス テ ロ ー ル 含 量 が 著 し く 増 加 し 、 燐 脂 質 含 量 も わ ず か に 増 加 し た 。 そ の 結 果 、 ス テ ロ ー ル / 燐 脂 質 含 量 比 が 増 加 し た 。 OM食 塩 培 地 で 培 養 し た 細 胞 を 2M食 塩 培 地 に 移 植 培 養 す る と 、 細 胞 は 5~ 6時 間 の ラ グ 期 の 後 に 増 殖 し た が 、 そ の ラ グ 期 に ス テ ロ ー ル 含 量 が 増 加 す る こ と が 分 か っ た 。 こ の ス テ ロ ー ル の 顕 著 な 増 加 が 細 胞 の 食 塩 適 応 に お い て 最 初 に 現 れ る 現 象 で あ る
ことを示した。
( 2 ) 培 地 食 塩 濃 度 上 昇 と 共 に 、 ト リ ア シ ル グ リ セ ロ ー ル 含 量 が 低下し、 ス テ ロ ー ル エ ス テ ル 含 量 が 増 加 し た 。 高 濃 度 食 塩 培 地 で 生
45
育 し た と き 、 多 量 の グ リ セ ロ ー ル を 細 胞 内 に 蓄 積 し 、 こ の 生 成 と 連 関して、 ト リ ア シ ル グ リ セ ロ ー ル 合 成 が 抑 制 さ れ る こ と を 示 し た 。 ま た 、 細 胞 毒 性 を 示 す と 言 わ れ て い る 遊 離 脂 肪 酸 含 量 が 増 加 し た が 、 こ れ を 緩 和 す る た め に ス テ ロ ー ル に エ ス テ ル 化 が 起 こ る も の と 推 測 した。一方、 非 耐 塩 性 酵 母
s .
c erevisia eは 高 濃 度 食 塩 中 で は 生 育 で き な い の で 低 濃 度 の 中 で 実 験 を 行 っ た が 、 こ れ ら の 結 果 と 全 く 異 なっていた。 こ の 結 果 は 高 濃 度 食 塩 の 顕 著 な 影 響 を 一 層 支 持 す る も のである。( 3 ) 培 地 食 塩 濃 度 上 昇 と 共 に カ ル ジ オ リ ピ ン 、 ホ ス フ ァ チ ジ ン 酸 ( ホ ス フ ァ チ ジ ル イ ノ シ ト ー ル ) が 増 加 し た 。 そ の 結 果 と し て 、 高 濃 度 食 塩 培 地 で 培 養 し た 細 胞 の 細 胞 膜 は 負 に 荷 電 し た 燐 脂 質 に 富 む 膜 に 変 化 し た 。 培 地 食 塩 濃 度 に 依 存 し た 負 に 荷 電 し た 燐 脂 質 の 増 加 は 耐 塩 性 ・ 好 塩 性 細 菌 で も 報 告 さ れ て い る の で 、 負 に 荷 電 し た 燐 脂 質 の 増 加 は 耐 塩 性 微 生 物 に お い て 共 通 の 現 象 で あ り 、 負 に 荷 電 し た イ オ ン の 透 過 性 に 関 連 し て 重 要 で あ る と 推 察 し た 。
( 4 ) 培 地 食 塩 濃 度 上 昇 と 共 に 、 オ レ イ ン 酸 (1 8 : 1 ) 含 量 が 増 加 し、 リ ノ ー ル 酸 (18:2)含 量 が 減 少 し 、 その結果、 脂 肪 酸 の 不 飽 和 度 が 低 下 し た 。 また、 OM食 塩 培 地 で 培 養 し た 細 胞 を 2M食 塩 培 地 に 移 植すると、 18:1の 合 成 が 増 加 し 、 18 : 2の 合 成 が 抑 制 さ れ た 。 同 様 な 結 果 が 燐 脂 質 の 脂 肪 酸 組 成 に つ い て も 確 認 さ れ 、 細 胞 膜 の 流 動 性 に 変 化 が 起 こ る が 示 唆 さ れ た 。
第 2章
耐 塩 性 酵 母
Zygosaccharomyces rouxi i
細 胞 の リ ノ ー ル 酸 合 成 に 及 ぼ す 食 塩 の 影 響2・1 緒 言
前章で、 耐 塩 性 酵 母
Z ̲ . rouxi i
細 胞 を 高 濃 度 食 塩 培 地 に 移 植 し た と き 、 燐 脂 質 中 の リ ノ ー ル 酸 残 基 の 合 成 が 抑 制 さ れ る こ と 及 び1 8: 1
か ら
1 8 :2
へ の 不 飽 和 化 反 応 の 抑 制 が 起 こ る こ と が 示 唆 さ れ た 。 こ の 様 な 変 化 は 酵 素 的 機 構 に よ り 引 き 起 こ さ れ る と 推 測 さ れ た 。 本 章 で は こ れ ら を 明 ら か に す る 目 的 で 、 脂 肪 酸 を 構 成 成 分 と し て 含 む 脂 質 (燐脂質、 ト リ ア シ ル グ リ セ ロ ー ル 、 ス テ ロ ー ル エ ス テ ル 、 遊 離 脂 肪 酸 ) 中 の 脂 肪 酸 含 量 を 測 定 し た 占 培 養 条 件 は 次 に 示 す 四 条 件 で 行 っ た 。 (A )O M
食 塩 培 地 で 培 養 し たZ . rouxi i
細 胞 を 同 培 地 に 移 植 す る 。 (B) O M
食 塩 培 地 で 培 養 し た 細 胞 を2 M
食 塩 培 地 に 移 植 す るo( C) 2 M食 塩 培 地 で 培 養 し た 細 胞 を 同 培 地 に 移 植 す る 。 (D) 2 M食 塩 培 地 で 培 養 し た 細 胞 を
O M
食 塩 培 地 に 移 植 す る 。 上 記 の 条 件 で 培 養さ れ た 細 胞 の 脂 肪 酸 合 成 量 を 比 較 す れ ば 、 不 飽 和 脂 肪 酸 の 割 合 に 及 ぼ す 食 塩 の 影 響 が 明 ら か に で き る も の と 考 え ら れ た 。 な お 、 本 章 の 結 果 の 大 部 分 は 既 に 学 会 誌 に 報 告 し た (64)。
2・2 実 験 方 法
2 ・2 ・1 使 用 酵 母 株 及 び 使 用 培 地
本章では、
Z . rouxi i ATCC42981
株 ( 野 生 型 ) を 使 用 し た 。 第 1 章 で 述 べ た YM培 地 を 使 用 し た 。47
2・2 ・2 培 養 方 法
Z . rouxi i
細 胞 の 培 養 方 法 を 図 1 5 に示した。 条 件 B (OM→ 2MN a C 1
)では、 ま ず 斜 面 培 地 か ら 一 白 金 耳 の 細 胞 を OM食 塩 培 地 (5 m 1
)に 接種し、3 0
0Cで 二 日 間 静 置 培 養 し た 。 そ の 前 培 養 液 を9 5 m l
のOM食 塩 培 地 に 接 種 し 、3 0
0Cで 振 と う (9 5回 / 分 ) 培 養 し た 。 定 常 期 前 期 で 培 養 液 を3 0 m1
採 取 し 、 細 胞 を 回 収 し た 。 回 収 し た 細 胞 は5 0 m l
の2M食 塩 培 地 に 再 懸 濁 し 、3 0
0C
で さ ら に 振 と う 培 養 し た 。2 ・2 ・3 脂 質 抽 出 及 び 脂 肪 酸 分 析
脂 質 抽 出 は 1・2 ・6で 述 べ た 方 法 で 行 っ た 。 燐 脂 質 、 ス テ ロ ー ル エ ス テ ル 、 ト リ ア シ ル グ リ セ ロ ー ル 、 遊 離 脂 肪 酸 に 含 ま れ る 脂 肪 酸 の 分 離 及 び 定 量 法 は 以 下 の よ う に 行 っ た 。 抽 出 し た 脂 質 を シ リ カ ゲ ル プ レ ー ト に ス ポ ッ ト し 、
n ‑
ヘ キ サ ン / エ ー テ ル / ギ 酸( 9 0 : 1 0 :
1,v/v)で 脂 質 を 分 離 し 、 ヨ ウ 素 蒸 気 に よ り 各 ス ポ ッ ト を 確 認 し 、 上 記 四 成 分 を 各 々 シ リ カ ゲ ル と 共 に 試 験 管 に か き 取 り 、 ク ロ ロ ホ ル ム / メ タ ノ ー ル (2:1,v/v)で 脂 質 を 抽 出 し た 。 溶 媒 を 除 去 し た 後 、 1・
2 ・ 7 で 述 べ た よ う に 脂 肪 酸 を ト ラ ン ス メ チ レ ー シ ョ ン 法 に よ り 脂 肪 酸 メ チ ル エ ス テ ル に 変 換 し た 。 得 ら れ た 脂 肪 酸 メ チ ル エ ス テ ル は
1
・2 . 7
で 述 べ た よ う に ガ ス ク ロ マ ト グ ラ フ ィ ー に よ り 定 量 し た 。2・2・4 脂 質 の パ ル ス ・ ラ ベ リ ン グ と 放 射 性 脂 質 抽 出
OM食 塩 培 地 で 定 常 期 ま で 培 養 し た 細 胞
( 3 0 m l
培 養 液 か ら ) を OM食 塩 と2M食 塩 培 地( 5 0 m l )
に 移 植 し た 。 それぞれ、 対 数 期 中 期 ま で3 0
0Cで 培 養 し た 後 、 .各 々 の 培 養 液 に4μCi
の[ 1 ‑
14C J
酢 酸 ナ ト リ ウ ム (5 6
mCi/mmol; N e w England Nuclear
,M A )
を加え、3 0
0C
で3 0
分 間 培 養 を/ J E P J U r e q
mdi edium(50ml)2HNaCIAo
己
; 7 F L e d i ‑ Fig. 15. Conditions for Cultivation ofZ
ygosaccharomyces 回 虫ii Cells.c n
寸
続 け 、 細 胞 の 脂 質 を I4 Cで パ ル ス ・ ラ ベ ル し た 。 細 胞 を 集 菌 し 、 滅 菌 水 で 一 度 洗 浄 し た 後 、 I 4 Cを 加 え て い な い 同 様 の 培 養 液 か ら 調 製 し た 無 細 胞 上 澄 液
( 5 0 m l )
に 懸 濁 し た 。 そ の 懸 濁 液 を3 0
0C
で3
時 間 振 と う 培 養し、 い わ ゆ る チ エ ー ス し た 。 チ エ ー ス 前 後 の 細 胞 を 回 収 し 、 ガ ラ ス ビ ー ズ ( 直 径O.45‑0.50mm)
と と も に ボ ル テ ッ ク ス ミ キ サ ー で 二 分 間 二 回 激 し く 撹 は ん す る こ と に よ り 細 胞 を 破 砕 し た 。 全 脂 質 は 細 胞 破 砕 液 か ら 1・2 ・6で 述 べ た BlighとDyerの 方 法 (48)に 従 い 抽 出 し た 。2 ・2 ・ 5 脂 肪 酸 の 不 飽 和 度 に よ る 分 析
I 4 Cで ラ ベ ル し た い ろ い ろ な 不 飽 和 度 を 持 つ 脂 肪 酸 の 分 離 ・ 分 析 は 以 下 に 述 べ る Ferranteら の 方 法 (65,66)を 一 部 改 変 し た 方 法 を 用 い て 行った。
( a)脂 質 に 含 ま れ る 脂 肪 酸 の 抽 出 は 以 下 の よ う に 行 っ た 。 ラ ベ ル し た 脂 質 を ス ク リ ユ ー キ ャ ッ プ 付 き 試 験 管 に 入 れ 、
N 2
ガ ス 下 で 乾 闘 し、o . 3 N
水 酸 化 ナ ト リ ウ ム‑90%(v/v)
メ タ ノ ー ル 溶 液 を5 m l
加 え 、 脂 質を溶解し、7 0
0C、1. 5
時 間 加 熱 し た 。 不 ケ ン 化 脂 質 をn ‑
ヘ キ サ ン( 1 5 m l )
で 抽 出 除 去 し た 。 フ ェ ノ ー ル フ タ レ イ ン を 指 示 薬 と し て 、 メ タ ノ ー ル ・ 水 相 を6 N
塩 酸(O.5ml)
の 添 加 に よ り 酸 性 化 後 、 旦一ヘキサン( 1 5 m l )
で 加 水 分 解 し て 生 じ た 遊 離 脂 肪 酸 を 抽 出 し 、N 2
ガ ス 下 で 溶 媒 を除去した。( b
)アシル‑ C o A
に 含 ま れ る 脂 肪 酸 の 抽 出 は 以 下 の よ う に 行 っ た 。 アシルーC o A
は 全 脂 質 抽 出 過 程 で 最 後 に 残 る メ タ ノ ー ル ・ 水 相 に 存 在 するので、 そ の 相 か ら 抽 出 し た 。 メ タ ノ ー ル ・ 水 相(4.7ml)
を ス ク リ ユ ー キ ャ ッ プ 付 き 試 験 管 に 入 れ 、40%(w/v)
水 酸 化 ナ ト リ ウ ム 液 をO . 3 m l
加 え 、 混 合 液 を7 0
0C
二 時 間 加 熱 し た 。 フ ェ ノ ー ル フ タ レ イ ン を指 示 薬 と し て 濃 塩 酸 (0.5ml)の 添 加 に よ り 液 を 酸 性 化 後 、 ク ロ ロ ホ ル ム(10ml)で 遊 離 脂 肪 酸 を 抽 出 し 、 N2ガ ス 下 で 溶 媒 を 除 去 し た 。 上 記 の 二 つ の 方 法 に よ り 得 た 遊 離 脂 肪 酸 は 1・2 ・7で 述 べ た ト ラ ン ス メ チ レ ー シ ョ ン 法 に 従 い メ チ ル エ ス テ ル 化 し た 。
不 飽 和 度 の 異 な る 脂 肪 酸 の 分 離 は 以 下 の よ う に 行 っ た 。 硝 酸 銀 シ リ カ ゲ ル 薄 層 プ レ ー ト は 10%(w/v)硝 酸 銀 溶 液 に シ リ カ ゲ ルGプ レ ー ト を 一 分 間 浸 し た 後 、 乾燥し、 1000 C、 30分 間 加 熱 す る こ と に よ り 調 製 し た 。 上 述 の よ う に 調 製 し た 脂 肪 酸 メ チ ル エ ス テ ル を 硝 酸 銀 薄 層 プ レ ー ト に ス ポ ッ ト し 、
n ‑
ヘ キ サ ン / エ ー テ ル (70:30,v/v)の 展 開 溶 媒 を 用 い て 展 開 し た 。 プ レ ー ト に ロ ー ダ ミ ン 6G溶 液 を 噴 努 し 、u v
ラ ン プ 下 で 各 成 分 を 検 出 し た 。 飽 和 脂 肪 酸 区 分 [ パ ル ミ チ ン 酸 (16:0)、 ス テ ア リ ン 酸 (18:0)J、 モ ノ 不 飽 和 脂 肪 酸 区 分 [ パ ル ミ ト オ レ イ ン 酸 (16:1)、 オ レ イ ン 酸 (18:1)J、 ジ 不 飽 和 脂 肪 酸 区 分 [ リ ノ ー ル 酸 (18:2)J の 各 成 分 を そ れ ぞ れ シ リ カ ゲ ル と 一 緒 に か き 取 り 、 脂 肪 酸 メ チ ル エ ス テ ル を ト ル エ ン (5 m 1 )で抽出した。 10mlの 液 体 シ ン チ レ ー シ ョ ン 液 [0.75%(w/v)2,5‑ジ フ ェ ニ ル オ キ サ ゾ ー ル (PPO)と0.075%(w/v)1,4‑ピ ス (5‑フ ェ ニ ル ー2‑オ キ サ ゾ イ ル ) ベ ン ゼ ン (POPOP)を 含 む ト ル エ ン 溶 液 ] を 加 え 、 パ ッ カ ー ド 社 液 体 シ ン チ レ ー シ ョ ン カ ウ ン タ ー を 用 い て 放 射 活 性 を 測 定 し た 。
2 ・3 結 果
2・3 ・1
Z .
rouxi i細 胞 の 培 養 と 生 育 度本章では、