Eノ
/E¥一VALH一
/
t︑
‑ 一
LH
' B A
‑ 11 11 11 11
1
λ
一川
v d 川 一
4d bt(h(x)) (8)
a2
=
‑SY2(長) +ψ2(Y2(言)) +ψl(Yt(bt(h(x))))ー ψ2(Y2(bt(h(x))))‑ b1(h(x))Yl(bt(h(x))) + b1(h(x))Y2(bt(h(x))) (9)
b2 = 五 (10)
Pl + P2 (但し、 s=
2(1 + λ )
(7)‑‑‑(10)で 与 え ら れ る 契 約 メ ニ ュ ー を
R l
本 と 表 す こ と に す る 。 我 々 は 、 こ こ ま で 、 企 業 の 投 資 活 動 を 政 府 が 観 察 で き る か 否 か に つ い て 一 切 言 及 し て こ な か っ た が 、 次 節 に お い て こ の 問 題 を と り あ げ る こ と に す る 。1.2 政 府 が 企 業 の 投 資 を 観 察 で き る 場 合
本 節 で は 、 政 府 が 企 業 の 投 資 活 動 を 観 察 で き る 場 合 を 考 察 す る 。 政 府 が
R l
宜を契 約 メ ニ ュ ー と し て 用 い る と き の 企 業 の 第 1期 首 に お け る 期 待 利 潤 を Eπ;(x)で あ らわ す こ と に す る と 、
Eπ
ミ
(x)=
(1 ‑h(X))1CF(b1) ‑ cxπF(b1) ーー ψ1(Yl(b1))ー ψ(Y2(bl)) ‑ bIYI(bl)] + b1Y2(bt)
b 1 ーー bt(h(x))
こ こ で πF(bt)は 、 投 資 に よ り 企 業 の 生 産 技 術 が θ 2に 向 上 し た と き の 第2期 の 利 潤 を 表 し て い る 。 こ の 利 潤 が 投 資 量 の 増 加 と と も に 減 少 す る こ と が 、 次 の 補 題 で 示 される。
補 題 1 dπF(b1)/dx く O
(証明) dπF(bt)/dx = (dπF(bt)/db1)(dbt/dh)(dh/dx)
dπF(bt)/dbt = Y2(bt) ‑ Yl(bt)と な り 、 第2章 の 補 題 1よ り こ の 式 の 値 は 正 と な る 。 さ ら に 、 三 浦 (1990a)命 題3より db1/dh
>
0で あ り 、 関 数h(x)に か ん す る 仮 定 より dh/dxく Oと な る 。 よ っ てdπF(b1)/dx く Oを 得 る 。 ( 証 明 終 )補 題 1は 、 企 業 の 投 資 増 加 に 伴 い 既 存 の 生 産 技 術 が 改 善 さ れ る 可 能 性 が 増 し 、 そ
‑71 ‑
の 結 果 、 企 業 の 情 報 レ ン 卜 が 減 少 し て し ま う こ と を 意 味 す る 。 ま ず 、 我 々 は 企 業 が 投 資 量 を 決 め る 場 合 か ら 考 え る こ と に し よ う 。 こ の 場 合 、 Eπ:(x)を 最 大 に す る 投 資 量 を 求 め る 問 題 が 課 題 と な る 。 ご の 問 題 が 内 点 解 を 持 つ も の と 仮 定 す る り と 、 最 大 化 1階 の 条 件 よ り 企 業 が お こ な う 投 資Xlは 次 式 を 満 た す も の で あ る 。
‑h'( x : )πF(b1(h(Xl))) + (1 ‑ h(Xl))dπF(b1(h(Xl)))/dx ‑ c = 0 (11) Eπ;(Xl)は 明 ら か に 正 と な る の で 、 契 約 メ ニ ュ ーR1事 と 投 資 量X1に 対 し て 問 題 [1 ] を 解 く と き に 無 視 さ れ た 制 約 条 件 (4)が満たされる。
次 に 政 府 が 投 資 量 を 決 め る 場 合 を 考 え て み よ う 。 政 府 が 決 め る 投 資 量 がxであり、
契 約 メ ニ ュ ー と し て R1車 を 用 い る と き の 期 待 社 会 厚 生 を EW
パ
x)で 表 す こ と に す る 。 EW草(x) = h(x)w1(x) + (1 ‑h(x))w2(x) ー cxこ こ で ザ(x)(ド(x)) は 第1期 末 に お い て 企 業 の 生 産 技 術 が
e
1 (e
2) で あ っ た とき の 第 2期 に お け る 社 会 厚 生 を 表 し て い る 。
W
1( X )
,W
2( X )
と 投 資 量x
と の 間 の 関 係 は 、 次 の 補 題 で 示 さ れ る 。補 題2 (A) w1(x) く w2(x)
(8) dw1(x)/dx く 0 , dw2(x)/dx
>
0(証明) (A)は 、 三 浦 (1990b)命 題3よ り 得 ら れ る 。 (8)が 成 り 立 つ こ と は 、 次 の よ う に し て 確 認 さ れ る 。
w1(x)
=
(1 + λ ) [sYl(b1(h(x))) ー ψ1(Yl(b1(h(x))))]dw1(x)/dx = (1 +λ)[s ‑ b1(h(x))](dYl/dbl)(db1/dh)(dh/dx) く O w2(x) = (1 + λ ) 言[Y2(S) ー ψ2(Y2(S))] ‑λ[ψ1(Yl(b1(h(x))))
ー ψ2(Y2(b1(h(x)))) ー b1(h(x))Yl(b1(h(x))) + b1(h(x))Y2(b1(h(x)))]
dw2(x)/dx =ー λ[Y2(b1(h(x))) ーYl(b1(h(x)))](db1/dh)(dh/dx)
( 証 明 終 )
補 題 2は 、 第 2期 の 社 会 厚 生 に 関 し て 企 業 の 生 産 技 術 が 向 上 す る と き の ほ う が 大 き く な り 、 既 存 の 生 産 技 術 が 維 持 さ れ る と き の 社 会 厚 生 は 投 資 量 の 増 加 と と も に 減 少 す る 一 方 、 生 産 技 術 が 向 上 す る と き の 社 会 厚 生 は 投 資 量 の 増 加 に 伴 っ て 増 え る こ と を 意 味 し て い る 。
仮 定 す る
2
)と 、 そ の 場 合 の 投 資 量X 2
は 、 最 大 化 1階 の 条 件 よ り 次 式 を 満 た す も の で ある。h ' ( X 2 ) [ w
1 (X 2 ) ‑ w 2 ( x 2 ) ] ‑ c
= 0 ( 12) な お 、 (12 ) の 左 辺 を 導 出 す る に あ た り 包 絡 線 の 定 理 が 使 わ れ て い る 。 こ こ で 、Eπ;(
支)孟 0を 仮 定 す る と 、 も ち ろ んE π よいけ>
0と な り 、 契 約 メ ニ ュ ー Rド と 投 資 量X 2
に対 し て 問 題 [1 ] の 制 約 条 件 (4)が 満 た さ れ る 。1 . 3
政 府 が 企 業 の 投 資 を 観 察 で き な い 場 合政 府 が 企 業 の 投 資 活 動 を 観 察 で き な い と き に は 、 政 府 の 予 想 、 投 資 量 と 企 業 が 実 際 お こ な う 投 資 量 が 一 致 す る 保 証 は な い 。 こ れ ら が 一 致 す る と き に は 、 企 業 の 投 資
x
がEπ;(x;x)
孟E π よ ( X ' ;x )
(''V''X'ε[0 ,支])を 満 た し て い る 場 合 で あ る 。 こ の 条 件 を 満 た す 投 資 量 を
X 3
で あ ら わ す こ と に す る と、X 3
は 適 当 な 仮 定3
) の も と で 次 式 を も 満 た す 。‑h ' ( x 3)πF(b
1(h(X3)))
ー c= 0 (13)E π よ
(x::)>
0な の で 、 契 約 メ ニ ュ ー R1車 と 投 資 量X 3
に 対 し て 問 題 [1 ] の 制 約 条 件 (4) が 満 た さ れ る 。 こ れ ま で の 分 析 よ り え ら れ た 3つ の ケ ー ス に お け る 各 投 資 量X1 , X 2,X 3
の 大 小 関 係 に つ い て 次 の 命 題 を 得 る 。命 題 1
X
1 くX 3
くX 2
( 証 明 ) ま ず
X
1 くX 3
を 示 そ う 。 (11),(13)より‑h ' ( X
1)πF(b
1(h(Xl)))
+ (1 ‑h(Xl))dπF(b
1(h(Xl)))/dx
=c
‑h ' ( X 3 )πF(b
1(h(X3))) = C
補 題1より、
dπF(b
1(h(Xl)))/dx <
0と な る の で 上 式 を 比 較 す る こ と に よ りh ' ( X
1)πF(b
1(h(Xt)))
くh ' (X 3 ) π ! ' " ( bt(h(X 3 ) ) )
一方、
h'(x)πF(b
1(h(x)))
はx
の 単 調 増 加 関 数 な の でX
1 くX 3
が 成 り 立 つ 。 次に、X 3
くX 2
を 示 そ う 。 (12)よりh ' ( X 2 ) [ w
1 (x 2
)ーW2( X 2 ) ]
=C
我 々 は 、 つ ぎ の 事 実 を 容 易 に 示 す 事 が 可 能 で あ る 。
っd
司 ︐ .
W L ( x ) ‑
W1(X) > π F ( b1(h(x))) (vxε (0 ,支)) 何 故 な ら、W2(x) ‑ W1(X) =πG(b1(h(x));θ2) ‑ π G ( b1(h(x));θ1 ) +πF(bt(h(x)))
(但し、 πG(b1(h(x));θ1) は 企 業 の 生 産 技 術 が ( )1で あ る と き の 政 府 の 第2期 に お け る 契 約 メ ニ ュ ー Rl車 に 対 応 す る 利 潤 を 表 す 。 )
と 表 さ れ る が 、 三 浦 (1990b)命 題2よ り 右 辺 の 第 1項 と 第2項 の 差 は 正 と な る か ら で ある。よって、
‑h'( x 2 )πF(b t(h(X2))) く h~X2)[Wl(X2) ‑ W2(X2)]
= ‑h'( x 3)πF(b1(h(X3))) 結局、 X3く X2を 得 る 。 ( 証 明 終 )
命 題1よ り 、 我 々 は 政 府 が 企 業 の 投 資 を 観 察 で き な い と き 、 も し く は 観 察 で き る と き で も 企 業 自 身 が 投 資 に 関 し て 意 志 決 定 を す る と き に は 、 そ れ ら の ケ ー ス に お け る 投 資 量 は フ ァ ー ス ト ・ ベ ス ト な 投 資 量X2よ り も 小 さ く な り 、 モ ラ ル ・ ハ ザ ー ド が 生 じ て い る こ と が わ か る 。 X1 .......... X 3に対 応 す る 企 業 の 期 待 利 潤 及 び 期 待 社 会 厚 生 の 大 小 関 係 は 、 次 の 命 題 で 与 え ら れ る 。
命 題 2 Eπ
よ
(X2) く Eπ~(X3)<
Eπr(Xl) EW車(Xl) く EW*(X3) く EW草(X2)(証明) 注 に 示 さ れ た Eπ;(x),EW
パ
x)の グ ラ フ 及 び 命 題1よ り 得 ら れ る 。 ( 証 明 終 )2 .
政 府 が 私 的 情 報 を 公 開 す る 場 合 の 契 約 モ デ ル2 . 1 モ デ ル の 定 式 化
こ こ で 構 築 さ れ る モ デ ル の 基 本 的 枠 組 み は 、 1. 1節 に お い て 定 式 化 さ れ た 政 府 が 私 的 情 報 を 公 開 し な い 場 合 の 契 約 モ デ ル と 同 じ で あ る 。 2期 間 生 産 契 約 の 時 間 的 順
(ar , br) , (a~ , bi) , (a ふ b~)} を公表する。ここで、 (a~
,bi)(i,j=l,2)は 第 1期 末 にお け る 企 業 の 生 産 技 術 が ( )1で あ り 、 公 共 財 価 絡 が わ で あ る と き の 報 酬 計 画 を 表 し て い る 。 こ の 契 約 メ ニ ュ ー は 、 2期 間 を 通 じ て 用 い ら れ る 。 す な わ ち 、 政 府 は 自 ら 提 示 し た 契 約 に 関 し て 拘 束 さ れ て い る 。 次 に 、 企 業 は 契 約 メ ニ ュ ー の 内 容 を 検 討
し た 後 でR&Dの た め の 投 資 を す る 。 そ の 後 あ る 生 産 技 術 が 笑 現 さ れ る 。 企 業 は そ の 生 産 技 術 を 観 察 し て 、 そ の タ イ プ を 政 府 に 告 げ る 。 政 府 は 、 そ の 期 間 中 に 公 共 財 価 格 を 観 察 し て 、 そ の タ イ プ を 企 業 に 告 げ る 。 こ こ で 、 そ れ ぞ れ の タ イ プ を 報 告 す る 時 点 は 同 時 で あ る と 仮 定 す る 。 こ れ ら の 報 告 の 結 果 、 政 府 に よ っ て 既 に 公 表 さ れ た 契 約 メ ニ ュ ー の な か か ら あ る 報 酬 計 画 が 確 定 す る 。 そ の 後 、 企 業 は 公 共 財 の 生 産 を お こ な い 、 最 後 に 政 府 に よ り そ の 生 産 量 に 応 じ て 報 酬 が 企 業 に 支 払 わ れ る 。 我 々 は 、 顕 示 原 理 に よ り 政 府 及 び 企 業 双 方 が そ れ ぞ れ の 私 的 情 報 を 正 し く 報 告 す る 湯 合 に 分 析 を 限 定 し て も 一 般 性 を 失 わ な い 。 以 上 の こ と が 、 図4に ま と め ら れている。
第1期 第2期
時間 政府はR2を ー企業はxを 企業は8tを観察して │ 企業はYt(b;) 政府は報酬a~ + b~ Y t (b{ ) 提示する 投資する 8 tを報告する │を生産する を企業に与える
政府はPJを観察して PJを鰻告する
図4
こ こ で も 、 政 府 は 企 業 の 投 資 に 先 だ っ て 契 約 メ ニ ュ ー を 作 成 す る こ と に な る の で 、 契 約 メ ニ ュ ー の 作 成 時 点 で は 、 政 府 は 企 業 の 投 資 量 を 正 確 に 知 る こ と は で き ず 、 従 っ て そ れ を あ る 信 念 に も と づ き 予 想 す る も の と 考 え ら れ る 。 政 府 の 予 想 、 投 資 量 が x のときの報酬計画を (a~
( X )
, b'{( X ) ) (
i , j = 1 , 2)と 表 す こ と に す る 。 こ の と き 第 1 期 首 に お け る 企 業 の 期 待 利 潤EπF(x'; x)及 び 政 府 の 期 待 利 潤EπG(x)は 次 の よ う に 書ける。EπF ( X'; x)
= (
h ( x') /2) [ ai
+ b ~ Y 1 (bi )
ー ψt(Yt(bi))]+ (h(x0/2)[a~ + blYt(bi)ー ψ1(Yt(bi))]
+ ((1 ‑h(x1)/2)[a~ + b~Y2(b4) ー ψ2(Y2(b~))]
‑75 ‑
+ ((1 ‑ h(x1)/2)(a~ + b~Y2(b~) ー ψ2(Y2(b~))] ‑ cX' EπG(x) = (h(x)/2)[ptYl(bi) ー (1+λ)(ai + bfYt(bf))]
+ (h(x)/2)[P2Yl(bi) ー (1 +λ)(ai + biYl(b}))]
+ ((1 ‑h(x))/2)[P1Y2(b~) ‑ (1 +λ)(a~ + b~Y2(b~)]
+ ((1 ‑h(x))/2)[P2Y2(b~) 一 (1 +λ)(a~ + b~Y2(b~)]
(但し、 a~ = a~(x) , b~ = bi(x) (i,j=I,2)) こ の と き 、 期 待 社 会 厚 生EW(x)は
EW(x) = EπF(X) + EπG(x)
と な る 。 我 々 は 政 府 も 企 業 も 第1期 末 に 真 の 私 的 情 報 を 報 告 す る も の と 仮 定 し て い る の で 、 政 府 及 び 企 業 に 対 し て そ れ ぞ れ 誘 因 両 立 性 条 件 を 考 え な げ れ ば な ら な い 。 ま ず 、 企 業 に 対 す る 誘 因 両 立 性 条 件 を 求 め る 。 EπF(θJ;(j 1)を 第1期 末 に 企 業 が 生 産 技 術 θ1を 観 察 し 、 自 己 の タ イ プ と し て θ Jを 報 告 す る と き の 企 業 の 期 待 利 潤 を 表 す も の と し よ う 。 仮 定 よ り 企 業 が タ イ プ を 報 告 す る 時 点 と 政 府 が タ イ プ を 報 告 す る 時 点 は 同 時 な の で 、 企 業 が タ イ プ を 報 告 す る と き に は 企 業 は ま だ 政 府 の タ イ プ を 知 ら な い 。 従 っ て EπF(θJ;(j 1)は
EπF(θJ ;θ1) = (1/2)[a3 + b]Yl(bj) ψl(Yl(b.t))] + (1/2)[a} + b1Yl(bJ) ー ψl(Yl(b}))]
と な り 、 企 業 に 対 す る 誘 因 両 立 性 条 件 は 次 の よ う に 表 さ れ る 。
EπF(θ1 ; (j 1) 孟 EπF((jJ;θ1) (i,j =1,2) (14) 次 に 政 府 に 対 す る 誘 因 両 立 性 条 件 を 考 え よ う 。 EW(PJ;Pl)を 第 1期 末 に 政 府 が 公 共 財 価 格P1を観察し、 PJを 報 告 す る と き の 期 待 社 会 厚 生 を 表 す も の と し よ う 。 政 府 が タ イ プ を 報 告 す る と き に は 政 府 は 企 業 の タ イ プ を 知 ら な い の で 、 EW(PJ;P1)は
EW(PJ;P1) = h(X)[P1Yt(bi) ー λ(a~ + b1Yl(b"t))ー ψ1(Yl(b1))]
+ (1 ‑ h(X))[PIY2(b~) ー λ(a~ + b~Y2(b~)) ー ψ2(Y2(b~))]
と な る 。 政 府 に 対 す る 誘 因 両 立 性 条 件 は 、
EW(Pl;P1) ミ EW(PJ;Pl) (i,j =1,2) (15) と 表 さ れ る 。 政 府 に と っ て の 課 題 は 期 待 社 会 厚 生 EW(x)を 最 大 に す る 契 約 メ ニ ュ ー R2を 作 成 す る こ と で あ り 、 次 の よ う に 定 式 化 さ れ る 。
s. t. EπF(X) 孟 O a i'+ b1Yl(b'{) ー
EπF(θ1 ;θ1 ) EW(Pl ;Pl) 孟
ψ 1 (y 1 ( bi ) ) 孟 0
~ EπF
(e
J;θ1 ) EW(PJ;Pl)( 16) (17) (14) (15) (i,j =1,2)
問 題 [2 ] の 制 約 条 件 に 関 し て 、 (16)は 企 業 の 第 1期 首 に お け る 参 加 条 件 を 表 し て おり、 (17) は第 1 期末において報酬計画が (a~ , b1) に確定した後の企業の参加条件 を 表 し て い る 。 問 題 [2 ] を 解 く に あ た り 、 政 府 に 対 す る 誘 因 両 立 性 条 件 (15)と 企 業 の 第 1期 首 に お け る 参 加 条 件 (16)を 無 視 す る 。 そ の と き 問 題 の 解 と な る 契 約 メ ニ ュ ーを R2I と 表 す こ と に す る 。 R2車 に 対 し て 企 業 の 第1期 末 に お け る 参 加 条 件 (17)は、 i=1,j=1,2の と き 等 号 で 成 立 す る 。
ar + bIY1(br) ψl(Yl(bl)) = 0 (18) ai + b}Yl(bi) ー ψl(Yl(br)) = 0 (19) さ ら に 、 企 業 に 対 す る 誘 因 両 立 性 条 件 (14)は、 i=2,j=1の と き 等 号 で 成 立 す る 。
a1 + b~Y2(b~) ー ψ2(Y2(b~)) + a~ + b~Y2(b~) ー ψ2(Y2(b~))
= at + biY2(bi) ー ψ 2(Y2(bt)) + ai + btY2(b}) ー ψ2(Y2(bt))
ここで我々は、 a~ と a2 をそれぞれ別々の固定報酬として利用できるようにするた め に 、 こ の 式 を 次 の よ う に 2つ に 分 解 す る 。
al + b~Y2(b~) ー ψ2(Y2(b~)) = a~ + biY2(bi) ー ψ2(Y2(b{)) (20) a~ + b~Y2(b~) ー ψ2(Y2(b~)) = ar + biY2(b})ー ψ2(Y2(bT)) (21) (18)‑(21)を 用 い る こ と に よ り 、 EW(x)は 次 の よ う に 書 け る 。
EW(x) = (h(x)/2)[PIY1(bt) ー (1 +λ)ψl(Yl(bf))J + (h(x)/2)[P2Yl(br) ー (1 +λ)ψl(Yl(bf))]
+ ((1 ‑ h(x))/2)(PIY 2(b~) ‑ (1 +λ)ψ2(Y2(b~)) ー λ{ψl(Yl(bf))
ー ψ2(Y2(bt)) ‑ biYl(b}) + b1Y2(bi)}]
+ ((1 ‑ h(x))/2)[P2Y2(b~) ー (1 +λ)ψ2(Y2(b~)) ー λ{ψl(Yl(b 子)
)
ー ψ2(Y2(bt)) ‑ bfYl(b}) + bfY2(b})}] ‑ cx 最 大 化 1階 の 条 件 よ り 、
‑ 77 ‑
Yl(b})]
(22) bt(h(x))
5 1 ーー
b~
(23)
Yl(b})]
川 一 山 一 的
5 1 ーー 4内4・hU
(24) b1(h(x))
S 2
bt =
(25)
S 2
b~
=
(i=1,2)) + λ)
Pl/(l
ーー
S 1
(但し、
固 定 報 酬 剖(i,j=1,2)を 得 さ ら に (22)‑‑(25)を(18)‑‑(21)に 代 入 す る こ と に よ り 、
i=1,j=2の と き の 企 業 に 対 す る 誘 因 両 立 こ う し て 求 め ら れ た 契 約 メ ニ ュ ー が 、
る。
さ ら に 政 府 に 対 す る 誘 因 両 立 性 条 件 性 条 件 (14)を 厳 密 な 不 等 号 で 成 立 さ せ る 。
(15)を 満 た す こ と が 容 易 に 確 認 で き る 4)。
政 府 が 企 業 の 投 資 を 観 察 で き る 場 合 2.2
1 .2節 と 同 様 に 政 府 が 企 業 の 投 資 活 動 を 観 察 で き る 場 合 に つ い て 、 企 本節では、
企 業 自 身 が 決 め る 業 及 び 政 府 が そ れ ぞ れ 投 資 量 を 決 め る 場 合 を 考 察 す る 。 まず、
政 府 が
R 2
本 で 与 え ら れ る 契 約 メ ニ ュ ー を 用 い る と き の 企 業 の 第1
場 合 を 考 え よ う 。
期 首 に お け る 期 待 利 潤 を Eπ
ふ ぷ
x)で あ ら わ す こ と に す る と 、 πF(bt)] cx +h(x))/2)(n F(bt) ( ( 1
ーー
E
凡な
x)(i=1,2)) b
1
(h(x))ーー
b i' (但し、
投 資 に よ り 企 業 の 生 産 技 術 が θ2に 向 公 共 財 価 格 がP1であり、
こ こ で πr(b t)は、
π F (b
t )
は 投 資 量 の 増 加 と 上 し た と き の 第 2期 に お け る 企 業 の 利 潤 を 表 し て い る 。次 の 補 題 で 示 さ れ る 。 と も に 減 少 す る こ と が 、
(i=1,2)
。
dπF(bt)/dx く
補 題 1と同様。
補 題3 ( 証 明 )
さ て 、 我 々 は Eπ
ふ
(x)を 最 大 に す る 投 資 量 を 求 め る 問 題 を 考 え る 。 こ の 問 題 が 内 点 解 を 持 つ も の と 仮 定 す る わ と 、 最 大 化 1階 の 条 件 よ り 企 業 が お こ な う 投 資X4は 次 式 を 満 た す も の で あ る 。( ‑h'( x 4 ) / 2 ) [π F(b~(h(X4))) + π F(bi(h(X4)))]
+ ((1 ‑h(X4))/2)(dπ F(bl(h(x4)))/dx + dπ F(bf(h(X4)))/dx] ‑ c = 0 (26) Eπ
ム
(X4)は 明 ら か に 正 と な る の で 、 契 約 メ ニ ュ ー R2本及 び 投 資 量X4に 対 し て 問 題[2 ] を 解 く と き に 無 視 さ れ た 制 約 条 件 (16)が 満 た さ れ て い る こ と に な る 。
次 に 政 府 が 投 資 量 を 決 め る 場 合 を 考 え て み よ う 。 政 府 が 決 め る 投 資 量 が
x
であり、契 約 メ ニ ュ ー と し て R2車 を 用 い る と き の 政 府 の 期 待 利 潤 を Eπ
ふ
(x)とし、 さ ら に そ の 場 合 の 期 待 社 会 厚 生 を EW本本(x)とする。EWAJl(X)
=
Eπふ
(x) + Eπふ
(x)第 l期 末 に お い て 企 業 の 生 産 技 術 が
e
1で あ り 公 共 財 価 格 がPJで あ っ た と き 、 政 府 が 契 約 メ ニ ュ ーRγを 用 い る と き の 第 2期 の 社 会 厚 生 を WiJ(x)で 表 す こ と に す る と 、E W X
Jl(x)は 次 の よ う に も 表 さ れ る 。EW溜 &(x) = (h(x)/2)[Wll(X) + W12(X)] + ((1 ‑ h(x))/2)[W21(X) + W22(X)]
‑ cx
こ こ で 第 2期 の 社 会 厚 生W1J(x)(i,j=1,2)に 関 し て は 、 次 の 補 題 が 成 り 立 つ 。
補 題 4 (A) W1J(X) く W2J(X)
(8) dW1J(x)/dx く
o
, dW2J(X)/dx>
0 ( 証 明 ) 補 題2と同様。我 々 は 期 待 社 会 厚 生
E W
車車(x)を 最 大 に す る 投 資 量 が 内 点 解 と し て え ら れ る も の と 仮 定 す る 6)と 、 そ の 場 合 の 投 資 量X 5は 、 最 大 化 1階 の 条 件 よ り 次 式 を 満 た す も の で ある。( h' ( X 5 ) / 2 ) (W 1 1 (X 5) + W 1 2 ( x 5 ) ‑ W 2 : ( X 5) ‑ W 2 2 ( x 5 )] ‑ c
=
0 ( 2 7 ) なお、 (27)の 左 辺 を 導 出 す る に あ た り 包 絡 線 の 定 理 が 使 わ れ て い る 。2.3 政 府 が 企 業 の 投 資 を 観 察 で き な い 場 合
ー 79 ‑
政 府 が 企 業 の 投 資 活 動 を 観 察 で き な い と き に は 、 政 府 の 予 想 投 資 量 と 企 業 が 実 際 お こ な う 投 資 量 が 一 致 す る 保 証 は な い 。 こ れ ら が 一 致 す る と き に は 、 企 業 の 投 資
x
がEπ:
x <
x; x) 孟 Eπふ
(x';x) ('¥7' X I E [0,支])を 満 た し て い る 場 合 で あ り 、 こ の 条 件 を 満 た す 投 資 量 をX6で あ ら わ す こ と に す る 。 れ は 、 適 当 な 仮 定7) の も と で は 次 式 を も 満 た す 。
(‑h
て
x6)/2)[n
F(br(h(X6))) +πF(br(h(X6)))] ‑ c = 0 (28) Eπふ
(X6) > 0な の で 、 契 約 メ ニ ュ ーR2本 及 び 投 資 量 X6に 対 し て 問 題 [2 ] の 制 約 条 件 (16 ) が 満 た さ れ る こ と に な る 。 次 に 我 々 は 、 こ れ ま で の 分 析 よ り え ら れ た 3つ の ケ ー ス の 各 投 資 量X4,X5,X6を 比 較 し て み る 。命 題3 X4 く X6く X5
( 証 明 ) ま ずX4 く X6を 示 そ う 。 (26),(28)より、
( ‑h'( x 4 ) / 2 ) [ n F ( b t ( h ( x 4 ) )) +πF(bi(h(X4)))]
+ ((1 ‑ h(X4))/2)[dπF(b}(h(X4)))/dx + dπF(bt(h(X4)))/dx] = c (‑hてx6)/2)[nF(br(h(X6))) +πF(bi(h(X6)))] = c
補 題3より、 dπF(bt(h(x)))/dx く
o
(i=1,2)な の で hてX4)[n F(bt(h(X4))) +πF(bt(h(X4)))]く hてX6)
[n
F(bf(h(X6))) +πF(br(h(x6)))]ここで、 h
て
x)[nF(b{(h(x))) +πF(br(h(x)))]はxの 単 調 増 加 関 数 と な る の で 、 X4<
x 6が 成 り 立 つ 。 次 にX6 く X5を 示 そ う 。 (27)より、(h~X5)/2)[Wl1(X5) + W12(X5) ‑ W21(X5) ‑ W22(X5)] = c 我 々 は 、 次 の 事 実 を 容 易 に 示 す こ と が で き る 。
W21(X) ‑ Wl1(X) >πF(b~(h(x))) (Vx ε (0,支), i=1,2) 何故なら、
W21(X) ‑ Wl1(X) =πG(x;θ2,Pi) ‑πG(x;
e
1,Pl) +πF(bt(h(x))) (但し、 πG(x;θJ , P i ) は 公 共 財 価 格 がP1で あ り 企 業 の タ イ プ がθJで あ る と き の 契 約 メ ニ ュ ーR2草 に 対 す る 第 2期 に お け る 政 府 の 利 潤 を 表 す 。 )