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ドキュメント内 開閉口運動の速度解析に関する研究 (ページ 48-54)

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速度(mm/sec)

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10 20 30 40 50 60 70 80 90 100

20 40 60 80 100

1相性(N=45)

...0...,

2相性(N=27)

図2 1 切歯点の平均速度曲線

左側J

:速度の値

右側:最大速度に対する割合

速度(mm/sec) 速度(%)

-300 -200 ー100100 200 300 ー100 -80 -60 -40 -20 20 40 60 80 100

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移動量(0/0) 移動量(0/0)

"_ 1 相性(N=45)

…・…, 2 相性(N=27)

頼頭点の平均速度曲線 左側:速度の値

右側:最大速度に対する割合 図2 3

速度(mm/sec) 速度(mm/sec)

200 300

ハUハU唱EEa

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ハUハu

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歯点

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各解析点の平均速度曲線 左側: 1相性(N=45) 右側: 2相性(N=27) 図2

4

速度(%) 速度(%)

ハUハU

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80 60 40 20

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20

(求)酬議検特,位、組尽

句EEA ハUハU 100

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歯点

二:乞..第1大臼歯点 二君二穎頭点

各解析点の平均速度曲線

:切歯点最大速度に対する割合 左側: 1相性(N=45)

右側: 2相性(N=27)

図2

5

IV. 考察

1 . 研究方法について

1 )運動について

開閉口運動は下顎運動の中でも単純に行いやすい運動であるため、 運動解析 のみならず、 筋電図解析にも活用されている56,61,62)。 また顎機能異常の臨床診 査でも、 開閉口路の評価は欠かすことのできない診査項目のlつである。

開閉口運動における各パラメータは一般に、 精神状態, 頭位, 体位, 関口量 および開閉口速度などの影響を受けやすいといわれている62-65)。 したがって本 研究では、 運動測定時にこれらの条件を可及的に一定にした。 すなわち、 被験 者を簡易歯科治療椅子に直座させ、 頭部は固定せずヘッドレストにて後頭部を 支えるのみ とし、 前方を直視させて頭位および姿勢の安定を図った。 つぎに関 口量については、 被験者に最大 関口を指示した。 また開閉口速度については、

被験者にできる限り速く運動を行うよう指示した。 このような条件付けにより 被験者間の測定条件の違いは最小限に抑えられたと考えられる。

また、 被験者に十分に練習を行わせて、 指示通りに運動が行えるようになっ たのを確認して記録を行ったが、 本運動は速度の遅いあるいは関口量の小さな 開閉口運動と比較して被験者により大きな負荷がかかることが容易に予想でき た。 したがって、 筋疲労が測定データに影響を及ぼさないように、 練習 と記録 の間隔には十分に配慮した。

2 )解析点について

解析点は、 歯列上に切歯点と第l大臼歯点を、 頼頭部に全運動軸点を採用し た。 切歯点は臨床上最も観察の容易な点であり、 可動範囲も大きく、 下顎の運 動を代表する点として最も頻繁に用いられている。 第l大臼歯点は、 阻噂運動

-47-時食物が主に臼歯部で阻噂されるという観点から、 臼歯部を代表する点として 採用した。 また、 この歯列上の3点、 すなわち切歯点と左右の第l大臼歯点の 運動から歯列全体の運動を把握できると考えられた。

頼頭部の運動を解析するにあたって、 従来より運動論的に再現性があり安定 した運動経路を示す解析点が用いられている66,67)。 顎運動、 特に矢状面内の運 動である開閉口運動は、 頼頭円板複合体の上関節腔に対する滑走と頼頭の下関 節腔に対する回転との組み合せで生じると考えられ34)、 滑走と回転とを分離し

て解析できる解析点が望ましい。 196 8年河野6)の報告した全運動軸点は矢 状面内運動に関して、 これを満足する点である。 したがって、 本研究では全運 動軸上で左右的には穎頭の形態的中央に位置する点を全運動軸点として、 頼頭 部解析点に採用した。

3 )解析法について

本研究の測定データは解析点の位置の時系列データであり、 運動開始点から の変位量を計算することにより移動量が得られ、 また単位時間あたりの移動量 を算出することにより速度が得られる。 これらを解析するにあたって、 移動量 や速度の定量的な評価には数値を用い、 定'1:-1:的な評価には図形を用いた方が理 解しやすい68)。 したがって、 本研究では速度を定量的側面と定性的側面の両方 から解析するために速度パラメータの解析と速度パターンの解析とを行った。

速度パラメータの解析では、 開口相および閉口相の速度ピークに注目しこれ を数値で捉えるため各パラメータを設定した。 特に最大速度発現位置は運動経 路上のどの位置に速度ピークが あるかということを示すパラメータであり、 各 解析点の特徴を捉えるのに極めて有効だと考えられた。 また、 最大速度発現時

切歯点移動量および最大速度発 現時切歯点位置は、 第1大臼歯点および穎頭点 の速度ピークを、 臨床で簡単に観察可能な切歯点の移動量の上に投影したパラ メータである。 したがって、 解析点の対応関係の理解に有効で、あった。

また、 速度ピークの数に注目し速度パターンの解析を行った。 これは、 顎関 節内障にお いてクリック発生時に頼頭の速度の増加と減少とが観察されるとい う報告32,34,49-51,55,59)から、 運動経路上に速度の増加と減少とが2回以上観察 されること、 つまり速度ピークが複数伺観察されるという現象は、 顎機能評価 のうえで意義のあることと考えられる。 したがって、 この現象を捉えるため、

各解析点の移動量に対応させて速度を 表示して得られた速度曲線について視覚 的観察を行った。

速度の動態を視覚的に評価する方法としては、 従来より切歯点や頼頭点の運 動のスムースネスの評価を行うものがある58,69,70)。 しかし、 この方法は極めて 客観性に乏しく、 顎機能の正確な評価は難しい

本研究の評価法は、 速度曲線 の視覚的観察に加えて加速度表示による確認も同時に行っているため、 客観性 もあると考えられ、 また速度ピークの数という単純な指標を用いているため明 解である。

左右の解析点の速度パラメータ聞に高い相関がみられたが、 本研究では解析 にあたって、 第l大臼歯点および頼頭点については左右を区別し、 4 0名の8

0側を用いた。 第l大臼歯点および頼頭点は本来一塊である下顎骨上に左右対 称に位置しているので、 本研究で解析対象とした開閉口運動時には左右側が同 ーの運動をすることが期待されるが、 本研究のごとく精密なデータ解析を行え ば厳密には左右対称でないことは明らかである。 さらに、 この左右差を生体に おけるぱらつきの範囲とし、 平均値を用いて解析する方法も考えられるが、 同 一被験者内で左右側の速度パターンが異なる例もみられたので左右を別々に扱

ー49-うことにした。 また、 顎運動の規制要素である顎関節の形態は、 正常者 でも左 右で異なることが知られており、 従来から補綴学の領域では側方運動はもとよ り前方運動のような本来左右対称と考えられる運動の解析にあたっても 、 矢状 頼路傾斜度や頼路の管曲などの項目について、 左右別々に計測, 解析するのが 通例である。 さらに、 速度パターンと頼路形態との関連について検討したとこ ろ、 両者間に関連があることが示唆された。 そこで、 本研究のような精密計測 に基づくデータ解析にあたって は、 生体は左右対称という巨視的な考え ではな く、 生体固有の値を採用するのが妥当と考えた。

またこの研究は、 顎関節内障の顎関節部の動態解析に対して基礎的情報を提 供し、 この領域の研究者に新たな理論を構築する一助となることも目的 として いる。 顎関節内障には片側性および両側性があり、 顎関節内障患者の穎頭運動 解析にあたっては左右別々に扱うのが通例である。 この点からも、 正常 とは左 右対称でありそれ以外は異常であるという立場をとらず、 本研究で採用した被 験者の採用基準をもって正常とし、 その中にどれだけの左右差が含まれるかと いうことも重要な基礎情報となり得ると考えた。 ちなみに、 速度パラメータを 用いた数値 解析について左右の平均値を用いて同様の解析を行ったところ、 性 差の検討において左右別々で扱った場合に性差がみられた5つの項目す なわち 頼頭点開口相の最大速度, 第l大臼歯点閉口相の最大速度発現時移動量, 第l 大臼歯点開口相の最大速度発現位置, 第l大臼歯点関口相の最大速度発現時切 歯点位置および第l大臼歯点閉口相の最大速度発現時間で性差がみられ なかっ たが、 他のすべての解析項目で同様の結果であり、 全体としての傾向は変らな かった。

ドキュメント内 開閉口運動の速度解析に関する研究 (ページ 48-54)

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