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リアルタイム SAN レプリケーションとは

(1) 機能概要

通常使用しているシステムが地震,火災などの災害によって物理的に回復困難な状況になった場合,遠隔地 に準備している予備のシステムを稼働して業務を続行できます。このシステム環境をリアルタイム SAN レプリケーション(RiSe)といいます。なお,通常使用しているシステムがあるサイトをメインサイトと いい,遠隔地に準備している予備のシステムがあるサイトをリモートサイトといいます。

メインサイトおよびリモートサイトのデータは,日立ディスクアレイサブシステム上に配置し,メインサイ トのデータに更新が発生した場合,日立ディスクアレイサブシステムのTrueCopyを使用してリモートサ イトに反映(更新コピー)します。

リアルタイム SAN レプリケーションの概要を次の図に示します。

図 1‒1 リアルタイム SAN レプリケーションの概要

〔説明〕

• 通常はメインサイトの HiRDB を使用して業務を行います。メインサイトのファイルに更新が発生 した場合,その更新内容をリモートサイトに更新コピーします。更新コピーによってメインサイト とリモートサイトで同じデータを持ちます。

• メインサイトで地震や火災などの大規模災害が発生し,メインサイトのシステムが早期に復旧でき ない場合,リモートサイトで HiRDB を再開始して業務を続行できます。

参考

• 更新コピーは TrueCopy が行います。TrueCopy は,ホストを経由しないで,日立ディスクアレイ サブシステム間で直接データをコピーします。

• RAID Manager とは,日立ディスクアレイサブシステムの付加プログラムプロダクトで,TrueCopy を制御,運用するコマンドなどを提供しています。

(2) 更新コピーの対象になるファイル

更新コピーの対象になるファイルを次に示します。これらのファイルに更新が発生すると,リモートサイト の同じファイルに更新情報がコピーされます。

• データベースファイル(RD エリアを構成する HiRDB ファイル)

• システムログファイル

• シンクポイントダンプファイル

• ステータスファイル

(3) 同期コピーと非同期コピー

更新コピー処理には同期コピーと非同期コピーがあります。同期コピーと非同期コピーの特徴を次の表に 示します。

表 1‒1 同期コピーと非同期コピーの特徴

項目 同期コピー 非同期コピー

処理方式 リモートサイトの更新処理が完了したあとにメ

インサイトの更新処理を完了します(メインサイ トの更新処理がリモートサイトの更新処理を待 ち合わせます)。

リモートサイトの更新処理の完了を待たない でメインサイトの更新処理を完了します。

メインサイトとリ モートサイトのデー タの整合性

メインサイトとリモートサイトで常にデータが 一致します。

データ欠損が発生することがあります。その ため,メインサイトとリモートサイトでデータ が一致しないことがあります。

性能への影響 トランザクションの処理性能が低下します。低 下の割合はサイト間の距離に比例します。

性能への影響はありません。

注※ TrueCopy が保証する理論値に従った特徴です。