2. コマンド・リファレンス
2.7. プロセッサー情報ユーティリティー
注意
<arg> が、分散ファイルシステム (PANFS、PVFS など) を示す場合、mpd デーモンは開始されません。この問 題が生じた場合、ext2、ext3、NFS などの標準ファイルシステムを指すように I_MPI_MPD_TMPDIR と TMPDIR を設定してください。
I_MPI_MPD_CLEAN_LOG
MPD デーモン終了時のログファイルの削除を制御します。
構文
I_MPI_MPD_CLEAN_LOG=<value>
引数
<value> 値を定義します。
enable | yes | on | 1 ログファイルを削除します。
disable| no|off| 0 ログファイルを保持します。これは、デフォルト値です。
説明
この環境変数を設定して、mpdallexit の動作を定義します。この環境変数を enable に設定すると、
mpdallexitは実行中に作成したログファイルを削除します。この環境変数をdisableに設定すると、
mpdallexit は実行中に作成したログファイルを保持します。
i 論理プロセッサー特定テーブルは、各論理プロセッサーのスレッド、
コア、およびパッケージに応じて識別されます。
• Processor - 論理プロセッサー番号。
• Thread Id - コア内の一意なプロセッサー識別子。
• Core Id - パッケージ内の一意なコア識別子。
• Package Id - ノード内の一意なパッケージ識別子。
d ノード分解テーブルは、ノードの内容を示します。各エントリーは、
パッケージ、コア、および論理プロセッサーに関する情報を含みま す。
• Package Id - 物理パッケージの識別子。
• Cores Id - このパッケージ内のコア識別子のリスト。
• Processors Id - このパッケージ内のプロセッサー識別子の リスト。このリストの順番は、コアリストに対応します。括弧 で囲まれたプロセッサー・グループは、1 つのコアに属しま す。
c 論理プロセッサーのキャッシュ共有は、特定のキャッシュレベルで共 有されるサイズとプロセッサー・グループの情報を表示します。
• Size - キャッシュサイズ (バイト)。
• Processors - 括弧で囲まれたプロセッサー・リストは、この キャッシュを共有するか、共有しないかを示します。
s マイクロプロセッサーの署名 16 進フィールド (インテルのプラット フォーム表記) は、署名値を示します。
• extended family (拡張ファミリー)
• extended model (拡張モデル)
• family (ファミリー)
• model (モデル)
• type (タイプ)
• stepping (ステッピング)
f マイクロプロセッサー機能フラグは、マイクロプロセッサーでサポー トされる機能を示します。インテルのプラットフォーム表記が使用さ れます。
A gidcsf に相当します。
gidc デフォルトシーケンス。
? ユーティリティーの使い方情報。
説明
cpuinfo ユーティリティーは、適切なプロセスのピニング設定を定義する際に使用する、プロセッサー・アー
キテクチャーの情報を表示します。出力はいくつかのテーブルで構成されます。各テーブルは、引数テーブル
注意
アーキテクチャー情報は、インテル® 64 アーキテクチャー・ベースのシステムで利用できます。
cpuinfoユーティリティーは、インテル製マイクロプロセッサーおよび互換マイクロプロセッサーで利用可能
ですが、非インテル製マイクロプロセッサーでは一部の情報のみを取得できます。
例
インテル® Xeon® プロセッサー E5-2697 v2 製品ファミリー上で cpuinfo を実行した例:
$ cpuinfo A