021 Management Report マネジメント報告 047 Environmental Report 環境活動報告
084 message 085 人権の尊重
088 サプライチェーンマネジメント 092 ダイバーシティマネジメント 098 公共政策とのかかわり
101 品質保証・お客様満足 108 株主・投資家とのかかわり 111 労働安全衛生
114 グローバルな人財育成 116 社会貢献活動 083 Social Report 社会活動報告
マルチスライスCTシステム
するなど、多機能化する家電製品が高齢者や障がいをも つ方々にも使いやすいようにするため、さまざまな取り 組みを行っています。
公共機器・システムのUD
公共機器・システムは、施設や駅、鉄道、病院などの公 共空間で不特定多数の人が個別に、または同時に利用し ます。加えて、公共空間での機器・システム利用シーン を考えると、利用者のセキュリティやプライバシーの保 護、安全対策など、使い勝手以外の機能にも配慮するこ とが重要です。子どもを含めて幅広くエンドユーザーへ の配慮が必要であり、また病院の医師・技師のような専 門技術者も利用者として想定しなければなりません。
例えば、マルチスライスCTシステム*1では左右にス ルデザイン(UD)に取り組んでいます。利用品質とは、
使いやすさや気持ちよさを感じさせる製品の品質のこと です。また、アクセシビリティとは、製品やサービスが どのくらい多くの人にとって利用可能かを示す指標を示 し、ライフサイクルとは商品選びから廃棄までのすべて のステージを指します。
この基本的な考え方に基づき、すべての局面でユー ザーや有識者などの声を取り入れながら、多様なユー ザーの行動特性や認知特性に関する基礎研究を行い、製 品に必要な要求項目をガイドライン化し、製品開発に反 映させています。また、開発で得られた情報をデータ ベース化し、グループで共有するとともに、社外へも情 報を発信し、標準化活動や啓発活動を推進しています。
生活家電・デジタル家電のUD
お客様が製品に興味を抱いたときからユーザーである と考え、使いやすさや役に立つ機能、環境との調和、安 全性、メンテナンスなど、購入前から廃棄までの全シー ンをUDの視点からとらえることが大切です。同時に、
ユーザー一人ひとりの心身機能、生活スタイルにフィッ トさせ、いつまでも愛着をもって使用していただける製 品を提供していきたいと考えています。
また、製品そのものだけではなく、取扱説明書のUD にも力を入れています。例えば、NPO法人神奈川県視 覚障害者情報雇用福祉ネットワークと共同で取扱説明 書のテキストファイル化に取り組んでいます。写真、
図、表などを含む全文を、音声読み上げソフトで読み上 げられるように構成したテキストファイルにし、それを Webに公開して、視覚障がい者が製品を安全かつ容易 に使えるようにすることをめざしています。このファイ ルの作成にあたっては、視覚障がい者に実際にテキスト ファイルの音声を聞きながら操作・検証してもらい、そ のご意見に基づいて再編集しました。さらに、この取り 組みを広く共有してもらうため、日立グループのみなら ず関係社外団体などを通じて各企業に協力を呼びかけて います。
このほか、製品の使い方をわかりやすく紹介した「使 いかたDVD」を製品に同梱したり、操作状況などを音声 でガイダンスする「おしえてボタン」を製品本体に装備
ドラム式洗濯乾燥機の「おしえてボタン」
使いかたDVD 使いか
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ライドする幅の広いテーブルを採用し、被検者・操作者 双方の身体的負担を軽減したり、大口径化により、さま ざまな体格の被検者が楽な姿勢で検査ができるようにす るなど、被検者と医師・技師双方に配慮したデザインを 取り入れています。
Web・情報システムのUD
Web・情報システムは、すべての人にとって、さまざ まな情報を入手したり、コミュニケーションを図るうえ で欠かすことができないものです。特に身体的な制約が あって情報にアクセスすることが困難なユーザーにとっ て、アクセスのしやすさ、わかりやすさ、確実なセキュ リティの確保は必須の条件です。
Web・情報システムについては、アクセシビリティを 確保するための国際規格 Web Content Accessibil-ity Guidelines(WCAG)2.0*1に沿って、UDの実現に 取り組んでいます。見やすい画面の配列や、画面を読み 上げるスクリーンリーダーへの対応、利用者が文字の大 きさや色を変えられる機能などはその例です。
「カラーアジャスタブルWeb画面開発用ツール」は、
Webページを作成する際、文字や背景、枠線などWeb 画面の各要素の色を、色の識別が難しい人が識別できる よう配色をカスタマイズすることができるツールです。
Webサイトの開発者が、このツールを活用すれば適切 な配色を簡単に選ぶことができ、またエンドユーザーが 画面の配色を自分の好みにカスタマイズすることもで
マルチスライスCTシステムの左右にスライドするテーブル
*1 マルチスライスCTシステム:X線検出器を複数配列し、患部の立体 画像を可能にしたコンピュータ断層撮影(CT)システム
カラーアジャスタブルWeb画面開発用ツール
*1 Web Content Accessibility Guidelines(WCAG)2.0:
World Wide Web Consortium(W3C)が取りまとめたガイドライン で、情報通信やWebコンテンツにおけるJIS規格のベースとなっており、
現在、ISO(国際標準化機構)で規格化が審議されている
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日立製作所は、機関投資家・アナリストを対象とする事 業戦略説明会、生産拠点や研究所の見学会の開催、証券 会社主催の投資家ミーティングへの参加、機関投資家・ア ナリストとの個別ミーティングの実施など、幅広いIR活動 を行っています。
2011年 度には、四 半 期ごとの決 算 説 明 会のほか、
「2012中期経営計画」の進捗状況に関する説明会を 実施しました。また、中期経営計画に則った主要事業の 戦略を各カンパニー長が説明するIRイベント「Hitachi IR Day」を開催しました。 機関投資家やアナリストから、
「各事業トップの説明により理解が深まり、会社分析に 役立った」「資本市場と経営陣との対話のために有意義 なイベントである」といった評価を受け、今後も継続的に 開催していきたいと考えています。さらに、機関投資家・
アナリストとの個別ミーティングを国内外で実施しており、
2011年度は550件以上の機関投資家・アナリストとの 個別ミーティングを行いました。 年に2回、経営幹部が北 米、欧州、アジアの機関投資家を訪問し、経営方針や事業 動向などを説明しています。これらのIR活動を通じて寄 せられた意見を社内にフィードバックし、経営や事業運営 に反映させるよう努めています。
そのほか、株主・投資家に情報を提供するWebサイト
株主・投資家とのかかわり
日立製作所は、「ディスクロージャー・ポリシー」に基 づき、株主・投資家とのコミュニケーションを行ってい ます。法令や開示に関する規則に定められた範囲にとど まらず、経営方針や事業内容について、理解を深めてい ただくため情報を積極的に開示しています。
日立は株主・投資家に対し適正な投資判断ができる よう公正・適切な方法で情報を開示するとともに、
積極的に株主・投資家とのコミュニケーションを 行っています。