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メンテナンス

ドキュメント内 [PDF] Biacore 3000 ver3 日本語マニュアル (ページ 59-65)

6-1. メンテナンス

Biacoreのメンテナンスは、Working ToolsTools Working Tools…)中のコマ ンドを用いて行う。

実験を行う前に Prime

新しいセンサーチップをDockしたときやランニング緩衝液を交換したときに行 う操作である。ポンプやIFC(マイクロ流路系)、オートサンプラー等をランニ ング緩衝液で置換洗浄する。(所要時間約6分20秒間)

Primeはランニング緩衝液でシステムを初期化する操作である。大きく塩濃度

が変化する緩衝液や粘性の異なる緩衝液に交換する場合には、Primeを2~3 回繰り返すことをお勧めする。

ランニング緩衝液で洗浄したい場合に Flush

IFCとフローセルをランニング緩衝液で簡単に洗浄する。(所要時間約2分20秒 間)

Rinse

IFC、フローセル、回収カップをランニング緩衝液で高流速にて洗浄する。(所要 時間約3分間)

通常の洗浄は実験の各段階で自動的に行われるが、粘性の高いサンプルや非常 にクルードなサンプルを用いたときなどに使用する。

定期的な洗浄

Desorb(毎週1回が目安)

IFCやフローセル等に付着したタンパク質や脂質を洗浄する操作である。

BIAメンテナンスキット中のBIAdesorb solution 10.5 % SDS溶液)および BIAdesorb solution 250 mM Gly-NaOHpH 9.5)を使用する。

Thermorack Aをラックポジション2(右側)にセットし、R2F3に 3mlのBIAdesorb solution 1を、R2F4に3 mlのBIAdesorb solution 2をセットして行う。(所要時間 約22分間)

・BIACOREのメンテナンスにおいてDesorbは非常に重要である。

・BIAdesorb solution 1は4℃で保存すると結晶が析出するので、室温におくこと。

・センサーチップに固定してあるリガンドは失活するので、必ず洗浄用のセン サーチップと入れ替えて行う。

・設定温度を20℃以下で行わない。

Sanitize(毎月1回が目安)

IFCやフローセルを殺菌する操作である。BIAdisinfectant solution(次亜塩素酸 ナトリウム溶液)と超純水を使用する。

ステップ1:1.5 ml のBIAdisinfectant solutionをBIAメンテナンスキット内の専 用の容器に入れ、20 mlの超純水で希釈し、ランニング緩衝液の位置に置き実行 する。

ステップ2:超純水15 mlをランニング緩衝液の位置に置き実行する。

・センサーチップに固定してあるリガンドは失活するので、必ず洗浄用のセン サーチップと入れ替えて行う。

・Sanitize終了後、ランニング緩衝液あるいは超純水でPrimeを1~2回行う。

・病原性があるサンプル等を使用したときには、適時Sanitizeを実行する。

6-2. Air の除去

脱気していない緩衝液を使用したり、Airをインジェクトすると、Airが流路系内 に留まってしまうことがある。

このような場合には、以下の操作を順次行い、Airの除去を確認する。

① Tools → Working Tools… → Prime、Flush、あるいはRinseを組み合わせて 数回行う。

② Tools → Service Tools… → Uncloggingを行う。

③ 充分脱気した

......

ランニング緩衝液をセットし、Primeを数回繰り返す。

上記のような乱れが解決しない場合には、IFC(マイクロ流路系)の劣化の可能 性も考えられるので、システムチェックを行って機械の状態を把握する(59ペ ージ参照)。

6-3. 流路系に詰まりがあるとき

不溶性のサンプルや吸着性の高いサンプルを使用した場合には、流路が詰まる 場合がある。このような場合には、センサーグラムに乱れが発生したりする。

22270 22290 22310 22330 22350 22370

0 50 100 150 200 250 300 350 400 450

Rabbit IgG 1.25µg/ml

Tim e s

RU

Response

Uncloggingを行って、詰まりを除去する。

Tools Service Tools… Uncloggingを行う。

これは、ランニング緩衝液を高流速で流すことにより、詰まりを除去するもの である。

6-4. システムチェック

ベースラインがドリフトするなど機械の調子が思わしくない場合には、以下の 方法でシステムチェックを行う。

使用するもの

① 新しいセンサーチップCM5(使用しているチップは使用できない)

HBS-EP緩衝液

9mmガラスバイアル

BIAtest soluton(BIA maintenance kit)

(方法)

BIA maintenance kit中のBIAtest solution 1 mlを9 mmのガラスバイアルに入れ、

R2F1にセットする(あらかじめ、ラック2にThermo_Aをセットしておく)。

空の9mmのガラスバイアル4本をR2E1からR2E4にセットする。

Tools Test tools System checkをクリックする。

(所要時間:約40分)

Start…をクリックする。

(結果の表示)

10000 13000 16000 19000 22000 25000 28000 31000 34000 37000 40000

0 500 1000 1500 2000 2500

Tim e s

Response

RU

(システムの評価)

約40分間のシステムチェック終了後、上記のようなボックスが表示される。

Evaluateをクリックする。

RESULTS

A. IFC

Serial Sequential Clip

Fc 1: 22292 OK 21278 OK -5 OK Fc 2: 22330 OK 21130 OK 7 OK Fc 3: 22336 OK 21055 OK 45 OK Fc 4: 22319 OK 21066 OK 37 OK

Fc 1-2: 13385 OK 10 OK

Fc 3-4: 13467 OK 17 OK

Fc 1-2-3-4: 22326 OK 45 OK

Leaks: 23 OK B. Refractometer test

15% Sucrose Baseline level

Fc 1: 22287 Fc 1: 19752

Fc 2: 22338 Fc 2: 19758

Fc 3: 22348 Fc 3: 19764

Fc 4: 22331 Fc 4: 19816

Average: 22326 ( 22000 - 23000 ) Average: 19773 Stdev: 27 ( < 200 ) Stdev: 29 ( < 300 ) C. Mixing

Mix 1: 13385 Mix 2: 13467 Average: 13426 Difference (%): 1.2 OK Dilution factor: -0.20 Check!

D. Noise

Short term Stdev Long term Slope

Fc 1: 0.08 ( < 0.2 RU ) Fc 1: 0.01 ( < 0.05 RU/s) Fc 2: 0.05 ( < 0.2 RU ) Fc 2: 0.00 ( < 0.05 RU/s) Fc 3: 0.06 ( < 0.2 RU ) Fc 3: 0.00 ( < 0.05 RU/s) Fc 4: 0.08 ( < 0.2 RU ) Fc 4: 0.01 ( < 0.05 RU/s)

エラーがある場合には赤色で表示される。次ページの解説にしたがって対処す る。それでもシステムの調子が思わしくない場合には、機械の故障が考えられ る。

システムチェックはできるだけ定期的に実施する。

ドキュメント内 [PDF] Biacore 3000 ver3 日本語マニュアル (ページ 59-65)

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