表3 - 2 耐久試験の主な実験結果と実験条件など
No. Hardness Roughness
Load Plllax Revo・ P1ts
of HB (lIv) �同制 1 ut1 ons
Exp. Or1.1 Fo1. Or1.1 Fo1. kN MPa Nz
(1) (800) 550 2.5 2.5 10.6 1500 13 X 106 Pits*
(2) (800) 520 3.0 3.0 18.9 2000 0.8x106 P1ts*
(3) 525 525 3.0 3.0 18.9 2000 6.5x106 P1ts * (4) (800) 550 0.2 3.0 18.9 2000 10 x 106 No (5) 385 385 0.2 0.2 17.0 1900 llx106 No (6) 500 500 0.3 0.2 25.0 2300 10 X 106 No (7) 430 430 0.2 0.2 15.3 1800 11 x 106 No (8) 395 395 0.2 0.2 17.0 1900 11 x 106 No
(9) 450 450 0.1 0.1 17.0 1900 10 x 106 No (10) 445 445 0.15 0.15 18.9 2000 10 x 106 No
(11 ) 440 440 0.2 0.2 19.8 2050 O. 2x 106 P1ts*
(12) 445 445 0.2 0.2 20.8 2100 0.2x106 Pits*
(13) 475 475 0.2 0.2 22.8 2200 llx106 No
(14) 470 470 0.2 0.2 25.0 2300 11 x 106 No ( 15) 500 520 0.2 0.2 27.2 2400 10 X 106 No (16) 545 545 0.2 0.2 27.2 2400 10 x 106 No ( 17) 510 510 0.2 0.2 28.1 2440 10 X 106 No (18) 515 515 0.2 0.2 28.3 2450 10 x 106 No (19) 555 555 0.2 0.2 29.5 2500 10 X 106 No (20) 515 510 0.2 0.2 30.9 2560 10 x 106 No 8.6x106 *合
(21 ) 520 520 0.2 0.2 29.5 2500 Pits
6.9xl06 *合
(22) 565 565 0.15 0.2 31. 9 2600 P1ts
(23) 580 580 0.2 0.2 31.9 2600 7.0x106 P1t*s 合 1.1x106 * *
(24) 565 565 0.2 0.2 37.0 2800 Pits
ロ5) I (醐)
寸
210.2118.912叩o -1
NO(26) 1(800)150010.21 0.2125.012300 11.0x1061 Pits*
σb
g h
n11 .l,剖
・・μ ny p s ψAγ ψAT
ψAT
0.8 0.7
o i 1 C, HB' = 9.
8
HBRef. [3J[4J
↓
New results0.. 0.07
、、、
トー 0.06
4-J � 0.05
.�
.� 0.04
斗斗ーー
8
υ 0.03
c: 0.02
。
ぢ0.01
rL匂 .
ト 。 。 ー5
Specific sliding
Pmax
→ー2.60G Pa
-+- 2.40 G Pa --- 2.00 GPa
� 1.30GPa
_",_ 1 . 02 G Pa -+・0.82GPa
図3 - 6 潤滑油Cのトラクション係数(400C, 3440 rpm)
0.. 0.07
、、、
ト 0.06
宇Jffi 0.05
ど匂U ー� 0.04 8 tJ 0.03臥竜 g 0.02
.�
ぢ0.01
rLt3 •
ト司 。。
Specific sliding
Pmax
ベ)- 2.60 GPa +ー2.40 GPa
-0- 2.00 GPa +・1.30 G Pa
-v- 1 .02 GPa
-x- 0.82 GPa
図3 - 7 潤滑油Aのトラクション係数(400C, 1830 rpm) 43
0... 0.07
、\
←0.06 Pmax
-・- 2.60 GPa -←2.40 GPa - 2.00 GPa
「←1.30 GPa -...- 1.02 GPa
-+-J
� 0.05
ど0.04
斗ー
斗-� 0.03
u
c: 0.02
0 ←…vU司'』
ト
ー←0.82GPa
0 0 -15 -20
Specific sliding σf (%)
図3 -8 潤滑油Aのトラクション係数(400 C, 3440 rpm)
向日\ト Low
E
jJfT似High speed region
'『』
nυ μj μj
?UFhFhFωouzo
一一一--t Pし
一一ー吋ート 一一一一一一一一一一一一一一一一一一-',... パVU市L←
すcrすL
Sliding speed Us
図3- 9 トラクション係数を示す曲線と主要な点の記号
かる。 nl=1830rpmの場合もほとんど同じような結果である (図3- 7参照〉。
接触圧力を大きくすれば、 トラクション係数の最大値μmはある限 界値に達するという予想、もあった。 しかし、 従来の研究で明らかにさ
れていなかった高圧領域まで実験を行なって得た本研究の実験の範囲 中では、 μ圃ax は圧力とともに大きくなる傾向を失わなかった。
3. 4 トラクション係数の整理式
平均圧力P圃ean = 1 . 5 G P a ( p lIax与1 . 9 G P a = 1 9 5 kgf / mm 2) 以上の高圧領域、 特に線接触状態で、 正確なトラクション係数を実験 的に求めることは困難である。 ここでは、 P皿ax今2 . 6 G P aまで領 域のトラクション係数の実験データを基にして、 実験値のない圧力下 のトラクション係数を内挿するための実験整理式について述べる。
3. 4. 1 トラクション係数を表す基本式
これまで多くの研究者によって得られた実験結果(1) (2) (6)を総合 すれば、 トラクション係数の曲線は、 図3-9に示すような形となる。
すべり速度が非常に小さい領域では、 トラクション係数は、 すべり速 度Us = (U 1-U 2)に比例するので、 式 ( 3 -2 )で示される。
μ =
予
= A. U s. • • • • • . • • • • • • • • . • •
(3ただし、 17sはUs/U 0とした無次元すべり速度である。 簡単のため、
ここでは、 Uo= lm/sとしている。 Aは比例常数(無次元量〉である。
すべり速度が17Lよりも大きくなったときのトラクション係数の実験 値は、 次式の整理式でかなり正確に示されることを見い出した。
っυ nJ
nu μ' + 、Ib--J M 寸llJ 、、l,J 一nu
s-Hu rlE、、制同H F・-ーし ti rl句lE、 可la・J 、tI/
一U
s
一ur''t‘、 K 「lll」 L 一一 T一p
本研究の実験結果および他の研究者らの実験結果(1) (2) (6)を調べた - 45
結果、 式(3-2) ,式(3 -3 )の中の未知数 A,L,K,N,M, μo
は無次元ヘルツ圧力ぷ=P max. x/ P max. 0 の関数でかなり正確に近似でき ること を見出した〔式(3-8))。 ただし、plIax.O は基準とする最大
ヘルツ圧力で容易に実験できる範囲内にある値を使用した。
3. 4. 2 トラクション係数を示す式の具体例
実験 によって、 式(3 -2 ) と式(3 -3 )の中の未知数 を決定して 求めたトラクション係数の式を次の( 1 )と(II )に示す。
( 1 )ヘルツ圧力p圃ax= 1. 3 GPaの数値例
(潤滑油C, 油温400 C, N 1 = 1830 rpm, P四ax= 1. 3 GPa)
( 0 < UL孟0. 0121)のとき
手
= 1. 8 5 Us ... (3-4)
( UL孟0. 0121)のとき
{1-[Z.5(Us-0.0115)J o . 12 }
手 =0.0叫O(
Us- 0.0155)J
- - +0則 。
( II )ヘルツ圧力PlIax= 2.4 GPaの数値例
〈潤滑油C, 油温400 C, N 1 = 1830 rpm, p血ax= 2.4 GPa)
(O<UL�O. 0144)のとき
予
= 2. 7 9 Us ... (3-6)
( UL孟0. 0144)のとき
{1-[5.9(Us一0.0118)Jo.lO}
手 =0附3(
Us - 0叫]
+0側 (3-7)
この他、 p Jlax= 1.
0, 2.0, 2.6
GPaの場合についても、 上記と同じ様 な整理式を求めた。 これらの計算式による計算結果を図3 -1 0に実線 で示す。 実験結果は、 0,く>,口,ム,マ印で示している。 なお、 これら の式を 式(3 - 2 )と式(3 -3 )から求める時に用いられた係数 A, L,K,N,M, μoは五= P max. x/ 1 .3 によって、 次のように近似的に表 すことが出来た。
AHU
5
。L qd 円,z nu
nHV
、lノnfu
nHv
pnu
。
5一X 一X 2一
/I\
門,s
nku
ρhu nHv nfu AHU
」寸」「
A L
一(3.6-%
K与20. 0 x
、、,ノpb nb nu
N与2.5ぷ1・4
- ・ ・ ・ ・(
3 -8 )
M与0.08
+O. 04/
xμo与O.023 (ぷ-0.40)0・17
0.08
t
0.048ω 0.03
= 。 0.02
'r・・
...,
ト活Lー 0.01
。 。
Pmax
ベ}- 2.6 GPa
→- 2.4 GPa
-0- 2.0 GPa -ò-1.3GPa キー1.0 G Pa
Pmax = 1.3 GPa [Eq.
(3-5)J
0.5 1 .5 2.0
F、J- 司・・‘,., Au ・ ・司aa n同dnH F3 白」nド AU O」 一 九
図3 - 1 0 式(3 - 4 )と(3 - 5 )を用いて計算したトラクション係数
47
. 16 .14 . 12
しPRESSURE
I VELOCITY
--- - /
ーーゥ一一一一 ーでご〉
L TEMPERATURE 10
.ω .02
.
æ.06
E0.mm凶巴ト凶区白工ωoz一ト一Eコ
2.5
nu nku tliJ nu nδ
. 5 1. 0 1. 5 2. 0
MAXIMUM CONTACT PRESSURE, GPa
l I I
20 40 60
SURFACE VELOCITY, m/s
| I I
20 40 60
TEMPERATURE, C
。
ーlnU
Varlatlon In IImltlng shear stress of Santotrac 50. Pressure, 1.5
GPa; temperature, 50oC; veloclty, 50 m/s. (文献(7)からの抜粋〉
接触圧力,速度と温度が最大せん断応力に及ぼす影響
〈サントトラック50, 圧力1.5 GPa, 速度50 m/
s)
図3
-
1 1図3 -1 1には、NASA のS.H.Iρewenthalらが明らかにした最大せん断 応力(最大トラクション係数〉に及ぼす各因子の影響図を示している(7 )。
この図が示すように圧力がトラクション係数に最も大きな影響を及ぼ 圧力とすべり速度の関係を示すトラクション係数の整理式は、
実用上非常に有効である。
すので、
トラクション係数に及ぼす潤滑油温度の影響
3. 4. 3
トラクションドライブの運転性能解析 本研究で提案した整理式を、
潤滑油の 回転速度,
接触圧力,
など他の運転条件で用いるためには、
グタ== '70:-�
JLτ=ー
1 1ヱ去二三; 一
40 -70oC _ーーーーーー ー
ーー-J・ -ーーーーーー
-但二Ztil-一一ーーー
K40 -70oC
1.0 2.0 3.0
Hertzi an pressure
(
GPa )一」ー
A
し
K
N
阿
0.5 1.0 1.5 2.0 2.5 3.0 文= (Pmax,x/Pmax,O) ; Pmax,O = 1.3 GPa
n 1 = 1830rpm) 式(3-2), (3-3)の係数の変化(潤滑油C,
図3 - 1 2
ベ)- 2.6 GPa
-0- 2.0 GPa
-6-1 .3 GPa
0.2 0.4 0.6 0.8 1.0 1.2
Sliding speed
(円ーす2) (m/s)
Pmax Oil C
Pmax = 1 .3 G Pa
ヨunド戸UFhv • 内/』-一VA 『dm nド
。。
Z 0 4-J
U コ、旧 勺 s...
判 0.010
S:::4-J
'r- S::
Q)
5・u 0.005
4-J斗ー ιJ匂ー コQ) てコ 0
ω υ
0:こ
0.015
潤滑油温度上昇によるトラクション係数の減少量 49
図3 - 1 3
4.0 3.0 2.0 1 .0 O!
400ト 300ト ,6.52 m/s
.,.,-,..- _200ト
ï ÕÕ� J /
� - ----------______
三ニ_...--� 1 2 . 3 m/ s
O� I �戸� I I 1
0.03� ./6.52 m/s
一一 一一- 1I
?o 0.02ト 0.01ト ←
F V h勺2.3 一一一 m/s 一一ー | I
11:。1t21:0113:01110
Hertz;an
press ure(GPa) 0.5 1.0 1.5 2.0 2.5 3.0
文=
(Pmax,x/Pmax,O) ; Pmax,O
=1.3 GPa
A
K
0...