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マネジメントプロセスの改善点

ドキュメント内 JAIST Repository https://dspace.jaist.ac.jp/ (ページ 46-49)

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プロセス(リスク識別、定性的・定量的リスク分析、リスク対応計画、リスクの監視 コントロール)に分けて考え、それぞれのプロセスを共有化するため、4つの改善案

(リスクの特定と分類、リスク分析手法の標準化、リスク対策の立案、リスク評価手 法の標準化)を示すことでプロジェクトマネジャのスキルに依存しない標準化された プロセスモデルを示している。

• リスク対策 の立案

• リスク評価手法 の標準化

• リスク分析手法 の標準化

• リスクの特定と 分類

リスク 識別

定性的、

定量的 リスク分析

リスク 対応計画 リスクの

監視コント ロール

図13 リスクマネジメントプロセスモデルの概念図

プロジェクトリスク管理手法の改善案とマネジメントを実行するフォーマット作 りまでの過程を以下に簡単に説明する。また、各プロセスの詳細な方法論については 3.2以降で詳しく述べる。

1) リスクの特定と分類については、過去のプロジェクトでの事例やプロジェクトマ ネジャの経験的知識から普遍的であると思われるリスクを抽出し、それを外的要 因と内的要因に分類してリスク定義書としてまとめることでリスクを一般化で き、プロジェクト毎にプロジェクトマネジャの裁量でリスクを特定、分類する必 要はなくなる。

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2) リスク分析手法の標準化については、プロジェクトマネジャが経験的に判断し、

評価しているリスクの発生頻度と影響の発生頻度を導き出すために標準リスク モデルに示されているリスク事象のドライバーと影響のドライバーを明らかに して簡易的にリスク事象の発生と影響の発生の重み付けを行うためのリスク分 析シートを作成し、これを使ってリスクの優先順位を決める。また、総損失量に ついても簡易的に影響レベルを 5 段階で評価することで影響度を簡便に決める。

プラント事業の場合、このように確率論ではなく実用的な点数制の利点はリスク の発生と影響の発生を厳密な確率論で計算するのは現実的ではなく、むしろ重み 付きチェックリストでの点数制による簡易的な計算の方がリスクを簡便に可視 化でき、リスクの優先順位を決める上でより実践的である。

3) リスク対策の立案については、標準リスクモデルに対してリスク対策を組み合わ せたモデルを考え、リスク対策の評価方法について具体的手法を提案する。そし て、このモデルに示されたリスク対策のドライバーを明らかにして簡易的にリス ク対策の実行可能性の重み付けを行うためのリスク対策シートを作成する。これ によって今までプロジェクトマネジャの知識や経験で実行されてきたリスク対 策とその評価結果を可視化することができ、プロジェクトメンバにリスク対応計 画の意義と効果を伝えることができる。また、プロジェクトメンバとリスクを共 有することでリスク対策を効率よく実行できる。損失低減量については簡易的に 低減レベルを5段階で評価し、改善度を簡便に決めることでリスク対策の点数制 による簡易的な評価を行い、可視化することで実践的なリスク対応計画を立てる。

4) リスク評価手法の標準化については、リスク評価手法を標準化することでリスク 定義書に挙げられた各リスク事象に対する評価結果を可視化でき、プロジェクト の各フェーズでのリスク評価指標のトレンドを分析することができるようにな る。これにより、これまでプロジェクトマネジャの裁量に任せていたリスクの判 断基準や評価方法を明らかにでき、今後のリスクマネジメントの作業プロセスと フォーマット作りが完成する。

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