• 検索結果がありません。

表 10–10に、ボード・スキューのタイプを示します。

表 10‒10. ボード・スキュー

ボード・スキュー

説明 ALTMEMPHY UniPHY

Minimum CK/DQS skew to

DIMM —

いずれかのランクに到着する時にCK信号と任意の DQS信号間に存在する最大の負のスキューです。こ の値は複数のチップ・セレクト・コンフィギュレー ションのみでDDR3 SDRAM DIMMインタフェースの ライト・レべリング・マージンに影響を与えます。

Maximum CK/DQS skew to

DIMM —

いずれかのランクに到着する時にCK信号と任意の DQS信号間の最大のスキュー(または、最大の正の スキュー)です。この値は複数のチップ・セレク ト・コンフィギュレーションでDDR3 SDRAM DIMM インタフェースのライト・レべリング・マージンに 影響を与えます。

Maximum skew between DIMMs

Maximum delay difference between DIMMs/devices

ランク間の最大のスキューまたは伝播遅延(特に別 のスロットに別のランクの場合)です。この値は複 数のチップ・セレクト・コンフィギュレーションで

DDR2およびDDR3 SDRAMインタフェースの再同期

マージンに影響を与えます。

Maximum skew within DQS group

Maximum skew within DQS group

DQSグループにおけるDQピン間の最大のスキュー です。この値はDDR2およびDDR3 SDRAMインタ フェースへのリード・キャプチャおよびライト・

マージンに影響を与えます。

Maximum skew between DQS groups

Maximum skew between DQS groups

異なるDQSグループにおけるDQS信号間の最大の スキューです。この値はDDR2およびDDR3 SDRAM などのレべリングのないメモリ・インタフェースで 再同期マージンに影響を与えます。

Address and command to CK skew

Maximum delay difference between Address/Command and CK

CK信号とアドレスおよびコマンドの信号間のス キュー(伝播遅延)です。正の値はCK信号より長 いアドレスおよびコマンド信号を表します。 負の値 はCK信号より短いアドレスおよびコマンドを表し ます。Quartus IIソフトウェアは、DDR2および

DDR3 SDRAMインタフェースへの適切なセットアッ

プおよびホールド・マージンを持つためにアドレス とコマンド信号の遅延を最適化するのにこのス キューを使用します。

— Maximum skew within

Address/Command bus アドレス/コマンド信号間の最大のスキューです。

アドレス / コマンド、DQ と DQS セットアップ、およびホールド時間のアイ減少の 測定

この項では、アドレス/コマンド、DQ、およびDQSのアイ減少を測定する方法につ いて説明します。

アドレス / コマンド

アドレス/コマンドのアイ減少のセットアップおよびホールド時間は、図 10–24 に示すように、マルチランクとシングル・ランクのアドレス/コマンドのタイミ ング・ウィンドウの両方を比較することによって測定されます。シングル・ラン クのアドレス/コマンドのタイミングウィンドウに対して、ウィンドウの右側の アイ開口の減少はホールド時間を示している時に、左側のアイ開口の減少はセッ トアップ時間を示します。

アドレス/コマンドのアイ減少(セットアップ時間)を取得するには、図 10–23

および図 10–24のAに示すように、シングル・ランクとマルチランクのタイミン

グウィンドウの間にVIL(AC)またはVIH(AC)の差を測定します。

アドレス/コマンドのアイ減少(ホールド時間)を取得するには、図 10–23およ

び図 10–24のBに示すように、シングル・ランクとマルチランクのタイミング

ウィンドウの間にVIL(DC)またはVIH(DC)の差を測定します。

図 10‒23. アドレス / コマンドのアイ減少(セットアップ)のシングル・ランクとマルチ ランクのタイミング・ウィンドウの間の差

複数のロードを持つ信号の場合は、すべてのターゲットの位置の測定値を調べ て、すべてのケースでアイ幅の最悪ケースを選択します。例えば、ピンA0から ピンA14までにピンA7のアイ幅は最悪のケースの場合、A7の測定はアドレス信 号に使用されます。 一般に、ピンが同じピンまたは別のピンであるかどうかにか かわらず、シングル・ランクの最悪ピンはマルチランクの最悪ピンと比べてアイ 減少を調べます。

DQ

DQのアイ減少を測定する方法は、コマンド/アドレスのアイ減少を測定する方法 と同じです。 DQのアイ減少のホールド時間を測定するには、シングル・ランクと マルチランクのタイミング・ウィンドウの間にVIH(DC)またはVIL(DC)を比較しま す。DQのアイ減少のセットアップ時間を測定するには、シングル・ランクとマ ルチランクのタイミング・ウィンドウの間にVIH(AC)またはVIL(AC) を比較します。

DQS

DQS到着時間は、GUIに入力する必要のあるシングル・ランクのタイミング・

ウィンドウの前後のジッタです。DQS到着時間は、信号のランク・システムと複 数のチップ・セレクトの間にDQS信号のアイ減少で示されます。 したがって、

DQS到達時間を測定する方法は、コマンド/アドレスとDQアイ減少を測定する 方法と同じです。

ISIおよびボード・スキュー

ISI値はが時間とパターンに依存する様々なマージンの削減いる間にスキューは、

時間的に変化しないで体系的効果です。

.sdcには、アドレス/コマンドのアイ減少はそれぞれ、セットアップ側とホール ド側の出力遅延制約として適用されます。

ライト解析の場合、DQのアイ減少はセットアップ側の半分とホールド側の半分 で、出力遅延制約として適用されます。同様に、DQSの余分な変動もホールド側 の半分削除とセットアップ側の半分削除から出力遅延制約として適用されます。

図 10‒24. アドレス / コマンドのアイ減少(ホールド)のシングル・ランクとマルチラン クのタイミング・ウィンドウの間の差

ボード・スキューは、そのようなライト・レベリングと再同期化として完全に キャリブレーションされたパスのタイミング・マージンに含まれています。ISI とボード・スキューの両方の値は、インタフェースが制約を介してではないこと を確認するために入力されます。

関連したドキュメント