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プロビタミン及びビタミン(天然のもの及びこれと同一の構造を有する合成のもの(天然 のものを濃縮したものを含む。)に限る。)並びにこれらの誘導体で主としてビタミンとし

て使用するもの並びにこれらの相互の混合物(この項の物品については、溶媒に溶かして あるかないかを問わない。)

-ビタミン及びその誘導体(混合してないものに限る。)

2936.21--ビタミンA及びその誘導体 2936.22--ビタミンB及びその誘導体 2936.23--ビタミンB及びその誘導体

2936.24--D-パントテン酸及びDL-パントテン酸(ビタミンB又はビタミンB)並びに これらの誘導体

2936.25--ビタミンB及びその誘導体 2936.26--ビタミンB12及びその誘導体 2936.27--ビタミンC及びその誘導体 2936.28--ビタミンE及びその誘導体 2936.29--その他のビタミン及びその誘導体

2936.90-その他のもの(天然のものを濃縮したものを含む。)

ビタミンは、通常、複雑な化学組成を有する活性物質で、体外から摂取され、人間その他の動 物体が適正に機能するのに必須のものである。これらは人体で合成できないので、完成した形又 はほとんど完成した形(プロビタミン)で体外から摂取されなければならない。

これらは、比較的微量で効果があり、外来の生体触媒とみなせる。これらの欠乏は代謝を妨げ るか又は欠乏症をひき起こす。

この項には、次の物品を含む。

(a)プロビタミン及びビタミン(天然のもの又はこれと同一の構造を有する合成のもの)並び にこれらの誘導体で主としてビタミンとして使用するもの

(b)天然のビタミンの濃縮物(例えば、ビタミン A の濃縮物又はビタミン D の濃縮物):これら は、ビタミンを濃縮した状態のもので、そのまま使用したり(例えば、飼料添加)又はビタ ミンの単離に使用する。

(c)ビタミン、プロビタミン又は濃縮物相互の混合物:例えば、各種割合のビタミン A 及びビ タミン D の濃縮物に更にビタミン A 又はビタミン D を追加したもの

(d)上記に掲げる物品を種々の溶媒(例えば、オレイン酸エチル、プロパン-1,2ジオール、

エタンジオール、植物油)で希釈したもの

この項には、保存又は輸送の目的で次の安定化処理を施したものを含む。

-酸化防止剤を添加したもの

-固結防止剤を添加したもの(例えば、炭水化物)

-適当な物質で被覆されたもの(例えば、ゼラチン、ワックス又は油脂)(可塑化しているか どうかを問わない。)

-適当な物質に吸収させたもの(例えば、ケイ酸)

ただし、保存又は輸送のために必要とされる以上の添加又は加工を施していない場合、及 び当該添加若しくは加工により、当該物品の特性を変えず、又は特定の用途に適合するよう にしていない場合に限る。

29.36 項のプロビタミン又はビタミンとして分類される物品の一覧表 次のそれぞれのグループの物品のリストは完全なものではなく、例示に過ぎない。

(A)プロビタミン プロビタミン D

(1)紫外線未照射のエルゴステロール又はプロビタミン D2:エルゴステロールは大麦の麦角、

ビール酵母及びきのこその他の菌中に存在する。ビタミン活性はない。白色フレーク状で空 気にさらすと黄色になる。水に不溶であるが、アルコール及びベンゼンに可溶である。

(2)紫外線未照射の7-デヒドロコレステロール又はプロビタミン D3:動物の皮に存在する。

ウールグリース又はレシチン製造の副産物から抽出する。小板状で、水に不溶であるが、有 機溶媒に可溶である。

(3)紫外線未照射の 22,23-ジヒドロエルゴステロール又はプロビタミン D4

(4)紫外線未照射の7-デヒドロ-ベータシトステロール又はプロビタミン D5

(5)紫外線未照射の酢酸エルゴステリル

(6)紫外線未照射の酢酸7-デヒドロコレステリル

(7)紫外線未照射の酢酸 22,23-ジヒドロエルゴステリル

(B)ビタミン A 及びその誘導体で主としてビタミンとして使用するもの

ビタミン A(成長ビタミン及び抗結膜乾燥症ビタミン)は身体、特に皮膚、骨及び網膜の正常

な発達に不可欠のもので、上皮組織の正常な感染抵抗性を保持するのに役立ち、また、正常な生 殖及び乳汁分泌のために必要とされる。油溶性で、一般に水には不溶である。

(1)ビタミン A1アルコール(アクセロフトール、レチノール(INN))

ビタミン A1アルデヒド(レチネン-1、レチナール)

ビタミン A1酸(トレチノイン(INN)、レチン酸)

ビタミン A1は、動物性物品(海水魚、乳製品、卵)中にアルコール又は脂肪酸エステルの 形で存在している。主として新鮮な、魚肝油から抽出されるが、また合成によっても得られ る。常温では油状をとどめる黄色の固体であるが、冷却すると黄色結晶を生成する。空気中 では不安定であるので、酸化防止剤を添加して安定化されていることが多い。

(2)ビタミン A2アルコール(3-デヒドロアクセロフトール、3-デヒドロレチノール)

ビタミン A2アルデヒド(レチネン-2,3-デヒドロレチナール)

ビタミン A2は、ビタミン A1ほど天然に広く存在していない。これは、新鮮な淡水魚から抽 出される。アルコールのものは結晶しないが、アルデヒドのものは橙色結晶になる。

(3)ビタミン A 酢酸エステル、ビタミン A パルミチン酸エステル及びその他のビタミン A 脂肪 酸エステル:これらの物質は合成ビタミン A から得られる。これらはすべて酸化されやすい。

酢酸エステルのものは黄色粉末であり、パルミチン酸エステルのものは黄色液体で純粋なも のは結晶化する。

(C)ビタミン B1及びその誘導体で主としてビタミンとして使用するもの

ビタミン B1は抗神経炎性ビタミンで脚気の予防に不可欠なものである。炭水化物の代謝作用に おいて重要である。多発性神経炎、胃病、食欲増進に使用される。水溶性であるが、熱安定性は あまりよくない。

(1)ビタミン B1(チアミン(INN)、アニューリン):チアミンはほとんどの動植物の組織(例 えば、穀物の外皮、ビール酵母、豚肉、肝臓、乳製品、卵等)中に存在する。通常合成によ って得られる。白色の結晶性粉末で空気に対して安定である。

(2)塩酸チアミン:白色の結晶性粉末で、吸湿性があまり安定性がよくない。

(3)一塩酸チアミン:白色結晶性粉末で、かなり安定である。

(4)チアミン-1,5-塩(アニューリン-1,5-塩、ナフタレン-1,5-ジスルホン酸 アニューリン)

(5)塩酸サリチル酸チアミン(塩酸サリチル酸アニューリン)

(6)臭化水素酸サリチル酸チアミン(臭化水素酸サリチル酸アニューリン)

(7)ヨードチアミン

(8)塩酸ヨードチアミン

(9)よう化水素酸ヨードチアミン

(10)ビタミン B1のオルトりん酸エステル又はオルトりん酸チアミン及びその一塩酸塩又は二塩 酸塩並びにこのエステルの一りん酸塩

(11)ビタミン B1のニコチン酸エステル

(D)ビタミン B2及びその誘導体で主としてビタミンとして使用するもの

ビタミン B2は栄養摂取ビタミン及び成長促進ビタミンであり、生物学的には炭水化物の利用要 素として重要である。水溶性であり、熱に対して安定である。

(1)ビタミン B2(リボフラビン(INN)、ラクトフラビン):リボフラビンは多くの物品及び 食品中にビタミン B1と一緒に存在する。蒸留残留物、醸造残留物及び牛の肝臓から抽出され るが、一般に合成によって得られる。橙黄色結晶で光に対しかなり敏感である。

(2)リボフラビンの 5'-オルトりん酸エステル又は 5'-オルトりん酸リボフラビン及びそのナ トリウム塩又はジエタノールアミン塩:これらはリボフラビンよりも水に溶けやすい。

(3)(ヒドロキシメチル)リボフラビン又はメチロールリボフラビン

(E)D-パントテン酸又は DL-パントテン酸(ビタミン B3

又はビタミン B5として知られている。)及び その誘導体でビタミンとして使用するもの

これらの化合物は、白髪化の防止、皮膚の形成、脂肪及び炭水化物の代謝に貢献する。腺、肝 臓、胃腸管、気道の活動に不可欠である。水に可溶である。

(1)D-パントテン酸及び DL-パントテン酸(N-(α,γ-ジヒドロキシ-β,β-ジメチル ブチリル-β-アラニン):このビタミンは、また、ビタミン B3又はビタミン B5としても知 られていて、全ての生物の細胞及び組織(例えば、哺乳動物の肝臓及び腎臓、胚芽、ビール 酵母、牛乳、粗糖みつ等)中に存在する。一般に合成によって得られる。黄色粘ちょうな油 状で、水に徐々に溶け、有機溶媒によく溶ける。

(2)D-パントテン酸ナトリウム及び DL-パントテン酸ナトリウム

(3)D-パントテン酸カルシウム及び DL-パントテン酸カルシウム:この水に可溶な白色粉末 は、ビタミン B3の最も通常の形のものである。

(4)パントテニルアルコール又はパントテノール(D 体及び DL 体)(アルファ,ガンマ-ジヒ ドロキシ-N-3-ヒドロキシプロピル-ベータ,ベータ-ジメチルブチルアミド):粘ちょう な液体で水に可溶

(5)D-パントテノールエチルエーテル(D-アルファ,ガンマ-ジヒドロキシ-N-3-エトキ シプロピル-ベータ,ベータ-ジメチルブチルアミド):粘ちょうな液体で水に混和し、有機 溶媒に容易に溶解する。

(F)ビタミン B6及びその誘導体で主としてビタミンとして使用するもの

ビタミン B6は抗皮膚炎性ビタミン(皮膚の保護)である。神経系、栄養摂取及びアミノ酸、た んぱく質及び脂肪の代謝作用に貢献している。妊娠又は手術後の嘔吐の緩和に使用する。水に可 溶で、光にかなり敏感である。

(1)ピリドキシン(INN)又はアデルミン(ピリドキソール)(3-ヒドロキシ-4,5-ビ ス(ヒドロキシメチル)-2-メチルピリジン)

ピリドキサール(4-ホルミル-3-ヒドロキシ-5-ヒドロキシメチル-2-メチルピ リジン)

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