手順
手順
手順
この章では、Oracle9i for Windowsの管理方法について説明します。
次の項目について説明します。
■ SQL*Plusを使用したデータベースの起動および停止
■ OSTARTおよびOSTOPを使用したデータベースの起動および停止
■ 複数インスタンスの実行
■ パスワード・ファイルの作成
■ パスワード・ファイルの削除
■ リモート・データベースへのSYSとしての接続
■ データベース・パスワードの暗号化
■ リモート・コンピュータの制御ファイル、データ・ファイルおよびログ・ファイルの作 成
■ REDOログ・ファイルのアーカイブ
SQL*Plus を使用したデータベースの起動および停止 を使用したデータベースの起動および停止 を使用したデータベースの起動および停止 を使用したデータベースの起動および停止
ここでは、データベース・インスタンスが作成されていることを前提としています。
Oracle9iデータベースを起動または停止するには、次のようにします。を起動または停止するには、次のようにします。を起動または停止するには、次のようにします。を起動または停止するには、次のようにします。
1. Oracle9iデータベース・サーバーに移動します。
2. MS-DOSコマンド・プロンプトから、SQL*Plusを起動します。
C:¥> SQLPLUS / NOLOG
3. SYSDBAユーザー名で、Oracle9iデータベースに接続します。
SQL> CONNECT SYS/password as SYSDBA 4. 次の表の説明に従います。
注意 注意 注意
注意: この章のディレクトリ・パスの例は、Optimal Flexible Architecture(OFA)のガイドラインに準拠しています(たとえば、
%ORACLE_HOME%¥rdbms¥admin)。インストール時にOFAに準拠してい ないディレクトリを指定した場合、ディレクトリ・パスは異なります。詳 細は、『Oracle9i Personal Edition for Windows 98スタート・ガイド』を参 照してください。
必要な処理 必要な処理 必要な処理
必要な処理 入力するコマンド入力するコマンド入力するコマンド入力するコマンド デフォルトのパラメータ・
ファイルを使用してデー タベースを起動する。
SQL> STARTUP
このコマンドでは、%ORACLE_BASE%¥ADMIN¥db_name¥pfileディレクトリにある、
デフォルトのinit.oraファイルが使用されます。
デフォルトのパラメータ・
ファイル以外のファイル を使用してデータベース を起動する。
SQL> STARTUP PFILE=path¥filename
このコマンドでは、path¥filenameで指定したinit.oraファイルが使用されます。
次の例では、C:¥ora90¥admin¥orcl¥pfileにある、init2.oraという名前のファ イルを使用してデータベースを起動します。
SQL> STARTUP PFILE=C:¥ora90¥admin¥orcl¥pfile¥init2.ora データベースを停止する。 modeは、次のいずれかになります。
■ NORMAL
データベースは、現在接続しているすべてのユーザーが切断するまで待機し、新しい接 続を禁止し、その後に停止します。これが、デフォルトのモードです。
■ IMMEDIATE
データベースは、アクティブ・トランザクションを終了してロールバックし、クライア ントを切断し、停止します。
OSTART および および および および OSTOP を使用したデータベースの起動および停 を使用したデータベースの起動および停 を使用したデータベースの起動および停 を使用したデータベースの起動および停 止
止 止 止
OSTARTの使用方法の使用方法の使用方法の使用方法:
「スタート」->「プログラム」->「Oracle_Home_Name」->「Database Administration」->
「Start Database」を選択します。
またはまたは またはまたは
MS-DOSコマンド・プロンプトで、次のようにして実行します。
c:¥>OSTART
コンボ・ボックスからSIDを選択して起動するインスタンスを選び、「OK」を押します。
コマンド・プロンプトからOSTARTを実行する場合、表示されるSIDリストは、PATHで 最初に示されているOracleホームのSIDリストです。他のOracleホームのSIDリストを取 得するには、そのOracleホームのBINディレクトリでOSTART SCREENを実行します。
■ ABORT
データベースは、アクティブ・トランザクションを終了してユーザーを切断します。ト ランザクションのロールバックは行いません。データベースは、次に起動したときに自 動リカバリとロールバックを実行します。このモードは、緊急の場合にのみ使用してく ださい。
関連項目 関連項目 関連項目
関連項目: その他のデータベース起動ツールのリストについては、
『Oracle9i Personal Edition for Windows 98スタート・ガイド』を参照して ください。また、データベースの起動時に指定可能なオプションについて は、このマニュアルを参照してください。
必要な処理 必要な処理 必要な処理
必要な処理 入力するコマンド入力するコマンド入力するコマンド入力するコマンド
OSTOPの使用方法の使用方法の使用方法の使用方法:
「スタート」->「プログラム」->「Oracle_Home_Name」->「Database Administration」->
「Stop Database」を選択します。
または
MS-DOSコマンド・プロンプトで、次のようにして実行します。
c:¥> OSTOP
OSTOPでは、ORACLE_SIDが環境変数で設定されていない場合、SIDが
HKEY_LOCAL_MACHINE¥SOFTWARE¥ORACLE¥HOME_NAME¥ORACLE_SIDで検出さ れたインスタンスを停止します。
同じOracleホームで起動された他のインスタンスを停止するには、次のようにします。
1. インスタンスのSIDをレジストリまたは環境変数でORACLE_SIDに設定し、OSTOP を実行するか、トレイ上のデータベース・アイコンを右クリックして「シャットダウ ン」を選択します。
2. 停止するインスタンスのSIDを指定し、同じOracleホームからKNLSTOPを実行しま す。
c:¥> KNLSTOP <SID Name>
複数インスタンスの実行 複数インスタンスの実行 複数インスタンスの実行 複数インスタンスの実行
複数インスタンスを起動するには、各インスタンスが作成済であることを確認します。その
後、SQL*Plusを使用して各インスタンスを起動し、複数インスタンスを実行します。
複数インスタンスを実行するには、次のようにします。
複数インスタンスを実行するには、次のようにします。
複数インスタンスを実行するには、次のようにします。
複数インスタンスを実行するには、次のようにします。
1. それぞれのインスタンスがすでに作成されていることを確認します。
2. MS-DOSコマンド・プロンプトで、ORACLE_SID構成パラメータを、実行する各イン
スタンスのSIDに設定します。
C:¥> SET ORACLE_SID=SID
SIDは、Oracle9iデータベースのインスタンスの名前です。
3. SQL*Plusを起動します。
C:¥> SQLPLUS / NOLOG 4. ASSYSDBAで接続します。
SQL> CONNECT SYS/PASSWORD AS SYSDBA
5. 新しいインスタンスを使用して、データベースを起動します。
SQL> STARTUP PFILE=%ORACLE_BASE%¥admin¥db_name¥pfile¥init.ora
ORACLE_BASEは、デフォルトでは(インストール時に変更しないかぎり)、 c:¥oracleです。db_nameは、インスタンス名です。
パスワード・ファイルの作成 パスワード・ファイルの作成 パスワード・ファイルの作成 パスワード・ファイルの作成
パスワード・ユーティリティを使用して、パスワード・ファイルを作成します。パスワー ド・ユーティリティは、Oracle9iユーティリティとともに自動的にインストールされます。
パスワード・ファイルは、%ORACLE_HOME%¥DATABASEディレクトリにあり、
PWDsid.ORAという名前です。SIDは、Oracle9iデータベースのインスタンスです。パス ワード・ファイルは、Oracle9iデータベースへのローカル接続またはリモート接続に使用さ れます。次の例では、ローカル接続を実行する方法を示します。
パスワード・ファイルを作成するには、次のようにします。
パスワード・ファイルを作成するには、次のようにします。
パスワード・ファイルを作成するには、次のようにします。
パスワード・ファイルを作成するには、次のようにします。
1. パスワード・ユーティリティを使用して、パスワード・ファイルを作成します。
C:¥> orapwd FILE=PWDsid.ora PASSWORD=password ENTRIES=max_users 次の表に、パスワード・ファイルの必須要素を示します。
2. init.oraファイルのパラメータREMOTE_LOGIN_PASSWORDFILEを、exclusiveま たはsharedに設定します。
すべての可能な値の定義は、次のとおりです。
要素 要素 要素
要素 説明説明説明説明
SID データベース・インスタンスを示します。
FILE パスワード・ファイル名を示します。
PASSWORD SYSアカウントのパスワードを設定します。
ENTRIES パスワード・ファイルの項目の最大数を設定します。この数は、SYSDBA
権限とSYSOPER DBA権限で同時にデータベースに接続できる、個々の ユーザーの最大数に対応します。
3. SQL*Plusを起動します。
C:¥> SQLPLUS / NOLOG 4. AS SYSDBAで接続します。
SQL> CONNECT SYS/PASSWORD AS SYSDBA 5. Oracle9iデータベースを起動します。
SQL> STARTUP
6. データベース管理を実行する必要がある各ユーザーに、適切な権限を付与します。たと えば、次のようにします。
SQL> GRANT SYSDBA TO scott;
正常に実行された場合は、次のメッセージが表示されます。
文が処理されました。
scottは、パスワード・ファイルに追加され、SYSDBA権限でデータベースに接続でき るようになります。パスワード・ファイルに、ユーザー名、ユーザー・パスワードおよ びユーザー権限を追加または削除するには、SQL*Plusを使用します。
要素 要素 要素
要素 説明説明説明説明
exclusive 1つのインスタンスのみがパスワード・ファイルを使用でき、パスワード・
ファイルには、SYS以外の名前が含まれることを指定します。Oracle9iは、
パスワード・ファイルを探す際、レジストリを検索して
ORA_SID_PWFILEパラメータの値を調べます。値が指定されていない場
合は、レジストリを検索してORA_PWFILEパラメータの値を調べます。こ のパラメータは、ユーザー名、パスワードおよび権限を格納するファイル を指します。このパラメータが設定されていない場合は、
%ORACLE_HOME%¥DATABASE¥PWDsid.ORAがデフォルトで使用されます。
shared 複数インスタンスがパスワード・ファイルを使用できることを指定します
(たとえば、Real Application Clusters環境の場合)。ただし、パスワード・
ファイルによって認識されるユーザーは、SYSのみです。SYSOPERまたは
SYSDBA権限がパスワード・ファイルで付与されている場合でも、他の
ユーザーはそれらの権限を使用してログインすることはできません。この パラメータのshared値は、旧リリースとの下位互換性があります。
Oracle9iデータベースは、値がexclusiveの場合と同じファイルを探し ます。これがデフォルト値です。
none Oracle9iデータベースでパスワード・ファイルが無視され、特権ユーザー
はWindowsオペレーティング・システムで認証されることを指定します。
noneがデフォルト設定です。