5 でポート 1 、 2 から出力するとき

ドキュメント内 プログラマブルコントローラ SYSMAC CQM1 リファレンスマニュアル (Page 53-62)

メモリカセットとの照合

デューティ比 0. 5 でポート 1 、 2 から出力するとき

デューティ比0.5でポート1、2からパルス出力するときの手順について説明しま す。ここでは、各コマンドの詳細については省略します。「第4章 命令語」を参 照してください。

緊急にパルス出力を停止したい場合(非常停止など)は、INI命 令を実行させてパルス出力を強制的に停止させてください。

パルスで出力する命令語(SPED/

PLS2/ACC)は、入力条件

をOFFにしてもパルス出力は停止しません。

お願い

●処理の概要

ポート1、2からのパルス出力は、下図のように行われます(ポート1とポート2は 同時に使用できます)。また各ポートでは、CW信号、CCW信号のどちらかに切り 替えてパルスを出力することができます。

ポート1、2から出力するときは、パルスの周波数を次のように段階的に変化させ たり、一定の比率で変化させることができます。

ポート1、2からのパルス出力には、接点からのパルス出力と同様にさらに次の2つ のモードがあります。

連続モード:SPED命令かINI命令によってパルス出力停止の指示があるまでパ ルス出力を継続します。

単独モード:あらかじめPULS命令によって設定されているパルス数分を出力す ると、自動的に停止します(SPED命令、INI命令によって停止さ せることもできます)。

周波数=10Hz〜50kHz ton

T =0.5

T ton CW

CCW CW CCW ポート1

ポート2 CPUユニット

周波数

時間

ポート1、2からパルス出力できるのは、形CQM1−

CPU43

(−

V1

)だけです。

参 考

2 章

ここでは、次のようにパルス周波数の変化のさせ方で、使い方を分けて説明しま

す。

周波数の変化 使用手順 ページ

命令語 設定内容

パルス出力を指定した周波数で開始します。 PULS CW/CCW P.2-17

(パルス量)

SPED ポート

連続/単独 周波数

パルス出力を命令で停止させます。 SPED ポート P.2-18 周波数0

INI パルス出力停止 P.4-109 一定の比率で加速する周波数でパルス出力を PLS2 ポート P.2-18 開始し、同じ比率で減速させ、停止させます。 CW/CCW

加減速比率 加速後周波数 パルス量

一定の比率で周波数を加速し、一定の比率 PULS CWCCW P.2-19

で減速・停止させます。 パルス量

(ACC命令モード0:加速+単独モード) 減速ポイント

ACC ポート

加速比率 加速後周波数 減速比率 減速後周波数

現在の周波数から一定の比率で周波数を PULS CW/CCW P.2-19 加速させます。

(ACC命令モード1:加速+連続モード)

ACC ポート

加速比率 加速後周波数

現在の周波数から一定の比率で周波数を PULS CW/CCW P.2-20

減速させ、停止させます。 パルス量

(ACC命令モード2:減速+単独モード)

ACC ポート

減速比率 減速後周波数

現在の周波数から一定の比率で周波数を PULS CW/CCW P.2-20

減速させます。

(ACC命令モード3:減速+連続モード) ACC ポート 減速比率 減速後周波数

2 章

●使用前の準備(PCシステム設定)

ポート1、2からパルス出力を行うときは、プログラムモードで次のように設定し ておきます。

形CQM1−CPU43−V1のポート1、2のモードの設定(DM6611)

ポート1、2の使用状況に応じて、次のように設定します。

ビット

ポート1、2のモード  0000:高速カウンタモード  0001:簡易位置決めモード

(初期状態:「0000」高速カウンタモード)

0 15

DM6611

ポート

1

2

の動作の設定(

DM6643

6644

次のように設定して、ポート1またはポート2を可変デューティ比パルス出力では なく、通常のパルス出力で使用するようにします(ポート1とポート2は別々に設 定することができます)。

参 考 ・PCシステム設定(DM6611)で設定する、形CQM1−

CPU43

V1

のモードによって、使用できる命令が次の ように制限されます。

高速カウンタモード時:

PLS2

命令、

ACC

命令モード

0

使用不可

簡易位置決めモード時: ポート

1

2

CTBL

命令使用 不可

・この設定は、

CQM1

の起動時にのみ読み出されます。設 定を変更したときは、プログラム実行前にいったん電源 を

OFF

にしてから、再び電源を

ON

にしてください。

ポートを通常のパルス出力に設定しているときは、その ポートでは可変デューティ比パルス出力は行えません。

参 考

ビット

通常のパルス出力

(初期状態:「0」通常のパルス出力)

0 15

DM6643、6644 0 ポート1:DM6643

ポート2:DM6644

2 章

●使用例

ポート

1

2

からのパルス出力を制御するプログラム例を示します。

ここでは、PCシステム設定が次のように設定されている場合を例に示します。プ ログラム実行前に確認してください。

 DM6611:0001(簡易位置決めモード)

DM6643

0000

(ポート

1

通常のパルス出力)

 DM6644:0000(ポート2通常のパルス出力)

[指定周波数でパルス出力を開始させるとき]

05000がONになったら、ポート1に、CW側、パルス量 10000を設定します。

ポート1から周波数1000Hz(1kHz)の単独モードで、パル ス出力を開始します。

00000がONになったら、パルス周波数を1.5kHzにします。

00001がONになったら、パルス周波数を1kHzにします。

00002がONになったら、パルス周波数を0.5kHzにします。

プログラムを実行すると、次のように動作します。

周波数を変化させる処理を入力割り込みで行うと、速度 制御のタイミングが正確になります。

05000

@SPED(64) 001 000

#0100 00001

00000

@SPED(64) 001 000

#0050 00002

@PULS(65) 001 000 DM0000

@SPED(64) 001 000

#0100

@SPED(64) 001 000

#0150

DM0000   0  0  0  0 DM0001   0  0  0  1

パルス周波数

(Hz)

時間 1.5kHz

1kHz 0.5kHz

05000ON 00000ON 00001ON 00002ON パルス出力量10000

お願い

参 考

パルス出力開始時・停止時には、パルス周波数がモータの自 起動領域内に入るようにしてください。

2 章

[パルス出力を停止させるとき]

05000がONになったら、ポート1に、CW側を設定します

(パルス量は設定しません)。

ポート1から周波数1000Hz(1kHz)の連続モードで、パル ス出力を開始します。

00005がONになったら、パルス周波数を1.5kHzにします。

00006がONになったら、パルス周波数を1kHzにします。

00007がONになったら、パルス出力を停止します。

プログラムを実行すると、次のように動作します。

[周波数を同じ比率で加速・減速させるとき]

00000がONになったら、05000をONにします。

05000がONになったら、ポート1のCW側から、加減速比率 500Hz/約4ms、目標周波数10kHz、出力パルス量100000 で、パルス出力を開始します。

AR0514がON(パルス出力完了)になったら、5秒のタイ マを起動します。

CW側へのパルス出力が完了してから5秒が経過したら、

CCW側へ同じ条件でパルス出力を行います。

CW側へのパルス出力を行わせた05000をOFFにします。

プログラムを実行すると、次のように動作します。

05000

@SPED(64) 001 001

#0100 00006

00005

@SPED(64) 001 001

#0000 00007

@PULS(65) 001 004 000

@SPED(64) 001 001

#0100

@SPED(64) 001 001

#0150

パルス周波数

(Hz)

時間 1.5kHz

1kHz

05000ON 00005ON 00006ON 00007ON

05000

AR0514

@PLS2      001 000 DM0000 TIM 000  

#0050

DM0000   0  0  5  0 DM0001   1  0  0  0 DM0002   0  0  0  0 DM0003   0  0  1  0

T000 @PLS2     

001 001 DM0000 RSET 05000

SET 05000 00000

パルス周波数

(Hz)

時間 10kHz

1kHz

05000ON AR0514ON 5秒経過

ポート1CW側 ポート1 CCW側

500Hz/約4ms 500Hz/約4ms

2 章

[周波数を異なる比率で加速・減速させるとき]

00000がONになったら、ポート1に、CW側、出力パルス量 10000、減速ポイント9100を設定します。

ACC命令のモード0で、加速比率1000Hz/約4ms、加速後 目標周波数10kHz、減速比率250Hz/約4ms、減速後目標周 波数500Hz/約4msでパルス出力を行います。

プログラムを実行すると、次のように動作します。

[一定比率で周波数を加速させるとき]

00000がONになったら、ポート2に、CCW側を設定します

(パルス量は設定しません)。

ポート2から連続モードで、1kHzのパルス出力を開始しま す。

00001がONになったら、周波数を500Hz/約4msの加速で、

20kHzまで加速します。

プログラムを実行すると、次のように動作します。

00000 @PULS(65)

001 002 DM0000

DM0000   0  0  0  0 DM0001   0  0  0  1 DM0002   9  1  0  0 DM0003   0  0  0  0

@ACC       001 000 DM0004 DM0004   0  1  0  0 DM0005   1  0  0  0 DM0006   0  0  2  5 DM0007   0  0  5  0

パルス周波数

(Hz)

時間 10kHz

1kHz

00000ON 9100パルス出力

加速比率1kHz/約4ms 減速比率250Hz/約4ms

10000パルス出力

00000 @PULS(65)

002 005 000

DM0000   0  0  5  0 DM0001   2  0  0  0

@SPED(64) 002 001

#0100

00001 @ACC      

002 001 DM0000

パルス周波数

(Hz)

時間 20kHz

1kHz

00000ON 00001ON

加減速比率500Hz/約4ms

2 章

[一定比率で周波数を減速させ、停止させるとき]

すでに単独モードで2kHzのパルス出力がポート1から行われているものとします

(パルス量も設定されています)。

00000がONになったら、ポート1のパルス周波数を500Hz/

約4msの減速比率で、10Hzまで減速します(設定されてい るパルス量分出力したら、パルス出力を停止します)。

プログラムを実行すると、次のように動作します。

00000 @ACC      

001 002 DM0000 DM0000   0  0  5  0

DM0001   0  0  0  1

パルス周波数

(Hz)

時間 2kHz

10Hz

00000ON 指定量出力完了 加減速比率500Hz/約4ms

ACC命令で減速目標周波数に0Hzを指定してもパルス出

力を停止させることができます。ただしこの場合は、正 確なパルス出力量で停止させることができませんので、

緊急停止などの場合以外は、上記の方法でパルス出力を 停止させてください。

参 考

[一定比率で周波数を減速させるとき]

すでに連続モードで20kHzのパルス出力がポート1から行われているものとしま す。

00000がONになったら、ポート1のパルス周波数を1000Hz

/約4msの減速比率で、5kHzまで減速します。

プログラムを実行すると、次のように動作します。

00000 @ACC      

001 003 DM0000 DM0000   0  1  0  0

DM0001   0  5  0  0

パルス周波数

(Hz)

時間 20kHz

5kHz

00000ON

加減速比率1kHz/約4ms

2 章

デューティ比を変えてパルス出力するとき

デューティ比(パルスONの時間とパルス周期の比率)を変えたパルスを、ポート 1、2から出力するときの手順について説明します。

デューティ比を変えることで、照度コントロールやインバータ側への速度コント ロールなどを行うことができます。

●処理の概要

ポート1、2からの可変デューティ比パルス出力は、下図のように行われます

(ポート1とポート2は同時に使用できます)。

●使用前の準備(PCシステム設定)

ポート1、2から可変デューティ比パルス出力を行うときは、プログラムモードで 次のように設定しておきます。

ポート1、2の動作の設定

次のように設定して、ポート1またはポート2を可変デューティ比パルス出力で使 用するようにします(ポート1とポート2は別々に設定することができます)。

周波数=91.6Hz、1.5kHz、5.9kHz ton

T =0〜99%

T ton ポート1 ポート2 CPUユニット

ポートを可変デューティ比パルス出力に設定していると きは、そのポートでは通常のパルス出力は行えません。

ビット

可変デューティ比パルス出力

(初期状態:「0」通常のパルス出力)

0 15

DM6643、6644 1 ポート1:DM6643

ポート2:DM6644

参 考

ポート1、2からパルス出力できるのは、形CQM1−

CPU43

(−

V1

)だけです。

参 考

ドキュメント内 プログラマブルコントローラ SYSMAC CQM1 リファレンスマニュアル (Page 53-62)