メモリカセットとの照合
デューティ比 0. 5 でポート 1 、 2 から出力するとき
デューティ比0.5でポート1、2からパルス出力するときの手順について説明しま す。ここでは、各コマンドの詳細については省略します。「第4章 命令語」を参 照してください。
緊急にパルス出力を停止したい場合(非常停止など)は、INI命 令を実行させてパルス出力を強制的に停止させてください。
パルスで出力する命令語(SPED/
PLS2/ACC)は、入力条件
をOFFにしてもパルス出力は停止しません。お願い
●処理の概要
ポート1、2からのパルス出力は、下図のように行われます(ポート1とポート2は 同時に使用できます)。また各ポートでは、CW信号、CCW信号のどちらかに切り 替えてパルスを出力することができます。
ポート1、2から出力するときは、パルスの周波数を次のように段階的に変化させ たり、一定の比率で変化させることができます。
ポート1、2からのパルス出力には、接点からのパルス出力と同様にさらに次の2つ のモードがあります。
連続モード:SPED命令かINI命令によってパルス出力停止の指示があるまでパ ルス出力を継続します。
単独モード:あらかじめPULS命令によって設定されているパルス数分を出力す ると、自動的に停止します(SPED命令、INI命令によって停止さ せることもできます)。
周波数=10Hz〜50kHz ton
T =0.5
T ton CW
CCW CW CCW ポート1
ポート2 CPUユニット
周波数
時間
ポート1、2からパルス出力できるのは、形CQM1−
CPU43
(−V1
)だけです。参 考
2 章
P C シ ス テ ム 設 定 と C Q M 1 の 機 能 ここでは、次のようにパルス周波数の変化のさせ方で、使い方を分けて説明しま
す。
周波数の変化 使用手順 ページ
命令語 設定内容
パルス出力を指定した周波数で開始します。 PULS CW/CCW P.2-17
(パルス量)
↓
SPED ポート
連続/単独 周波数
パルス出力を命令で停止させます。 SPED ポート P.2-18 周波数0
INI パルス出力停止 P.4-109 一定の比率で加速する周波数でパルス出力を PLS2 ポート P.2-18 開始し、同じ比率で減速させ、停止させます。 CW/CCW
加減速比率 加速後周波数 パルス量
一定の比率で周波数を加速し、一定の比率 PULS CW/CCW P.2-19
で減速・停止させます。 パルス量
(ACC命令モード0:加速+単独モード) 減速ポイント
↓
ACC ポート
加速比率 加速後周波数 減速比率 減速後周波数
現在の周波数から一定の比率で周波数を PULS CW/CCW P.2-19 加速させます。
(ACC命令モード1:加速+連続モード) ↓
ACC ポート
加速比率 加速後周波数
現在の周波数から一定の比率で周波数を PULS CW/CCW P.2-20
減速させ、停止させます。 パルス量
(ACC命令モード2:減速+単独モード) ↓
ACC ポート
減速比率 減速後周波数
現在の周波数から一定の比率で周波数を PULS CW/CCW P.2-20
減速させます。 ↓
(ACC命令モード3:減速+連続モード) ACC ポート 減速比率 減速後周波数
2 章
P C シ ス テ ム 設 定 と C Q M 1 の 機 能
●使用前の準備(PCシステム設定)
ポート1、2からパルス出力を行うときは、プログラムモードで次のように設定し ておきます。
形CQM1−CPU43−V1のポート1、2のモードの設定(DM6611)
ポート1、2の使用状況に応じて、次のように設定します。
ビット
ポート1、2のモード 0000:高速カウンタモード 0001:簡易位置決めモード
(初期状態:「0000」高速カウンタモード)
0 15
DM6611
ポート
1
、2
の動作の設定(DM6643
、6644
)次のように設定して、ポート1またはポート2を可変デューティ比パルス出力では なく、通常のパルス出力で使用するようにします(ポート1とポート2は別々に設 定することができます)。
参 考 ・PCシステム設定(DM6611)で設定する、形CQM1−
CPU43
−V1
のモードによって、使用できる命令が次の ように制限されます。高速カウンタモード時:
PLS2
命令、ACC
命令モード0
使用不可簡易位置決めモード時: ポート
1
、2
でCTBL
命令使用 不可・この設定は、
CQM1
の起動時にのみ読み出されます。設 定を変更したときは、プログラム実行前にいったん電源 をOFF
にしてから、再び電源をON
にしてください。ポートを通常のパルス出力に設定しているときは、その ポートでは可変デューティ比パルス出力は行えません。
参 考
ビット
通常のパルス出力
(初期状態:「0」通常のパルス出力)
0 15
DM6643、6644 0 − − − ポート1:DM6643
ポート2:DM6644
2 章
P C シ ス テ ム 設 定 と C Q M 1 の 機 能
●使用例
ポート
1
、2
からのパルス出力を制御するプログラム例を示します。ここでは、PCシステム設定が次のように設定されている場合を例に示します。プ ログラム実行前に確認してください。
DM6611:0001(簡易位置決めモード)
DM6643
:0000
(ポート1
通常のパルス出力)DM6644:0000(ポート2通常のパルス出力)
[指定周波数でパルス出力を開始させるとき]
05000がONになったら、ポート1に、CW側、パルス量 10000を設定します。
ポート1から周波数1000Hz(1kHz)の単独モードで、パル ス出力を開始します。
00000がONになったら、パルス周波数を1.5kHzにします。
00001がONになったら、パルス周波数を1kHzにします。
00002がONになったら、パルス周波数を0.5kHzにします。
プログラムを実行すると、次のように動作します。
周波数を変化させる処理を入力割り込みで行うと、速度 制御のタイミングが正確になります。
05000
@SPED(64) 001 000
#0100 00001
00000
@SPED(64) 001 000
#0050 00002
@PULS(65) 001 000 DM0000
@SPED(64) 001 000
#0100
@SPED(64) 001 000
#0150
DM0000 0 0 0 0 DM0001 0 0 0 1
パルス周波数
(Hz)
時間 1.5kHz
1kHz 0.5kHz
05000ON 00000ON 00001ON 00002ON パルス出力量10000
お願い
参 考
パルス出力開始時・停止時には、パルス周波数がモータの自 起動領域内に入るようにしてください。
2 章
P C シ ス テ ム 設 定 と C Q M 1 の 機 能
[パルス出力を停止させるとき]
05000がONになったら、ポート1に、CW側を設定します
(パルス量は設定しません)。
ポート1から周波数1000Hz(1kHz)の連続モードで、パル ス出力を開始します。
00005がONになったら、パルス周波数を1.5kHzにします。
00006がONになったら、パルス周波数を1kHzにします。
00007がONになったら、パルス出力を停止します。
プログラムを実行すると、次のように動作します。
[周波数を同じ比率で加速・減速させるとき]
00000がONになったら、05000をONにします。
05000がONになったら、ポート1のCW側から、加減速比率 500Hz/約4ms、目標周波数10kHz、出力パルス量100000 で、パルス出力を開始します。
AR0514がON(パルス出力完了)になったら、5秒のタイ マを起動します。
CW側へのパルス出力が完了してから5秒が経過したら、
CCW側へ同じ条件でパルス出力を行います。
CW側へのパルス出力を行わせた05000をOFFにします。
プログラムを実行すると、次のように動作します。
05000
@SPED(64) 001 001
#0100 00006
00005
@SPED(64) 001 001
#0000 00007
@PULS(65) 001 004 000
@SPED(64) 001 001
#0100
@SPED(64) 001 001
#0150
パルス周波数
(Hz)
時間 1.5kHz
1kHz
05000ON 00005ON 00006ON 00007ON
05000
AR0514
@PLS2 001 000 DM0000 TIM 000
#0050
DM0000 0 0 5 0 DM0001 1 0 0 0 DM0002 0 0 0 0 DM0003 0 0 1 0
T000 @PLS2
001 001 DM0000 RSET 05000
SET 05000 00000
パルス周波数
(Hz)
時間 10kHz
1kHz
05000ON AR0514ON 5秒経過
ポート1CW側 ポート1 CCW側
500Hz/約4ms 500Hz/約4ms
2 章
P C シ ス テ ム 設 定 と C Q M 1 の 機 能
[周波数を異なる比率で加速・減速させるとき]
00000がONになったら、ポート1に、CW側、出力パルス量 10000、減速ポイント9100を設定します。
ACC命令のモード0で、加速比率1000Hz/約4ms、加速後 目標周波数10kHz、減速比率250Hz/約4ms、減速後目標周 波数500Hz/約4msでパルス出力を行います。
プログラムを実行すると、次のように動作します。
[一定比率で周波数を加速させるとき]
00000がONになったら、ポート2に、CCW側を設定します
(パルス量は設定しません)。
ポート2から連続モードで、1kHzのパルス出力を開始しま す。
00001がONになったら、周波数を500Hz/約4msの加速で、
20kHzまで加速します。
プログラムを実行すると、次のように動作します。
00000 @PULS(65)
001 002 DM0000
DM0000 0 0 0 0 DM0001 0 0 0 1 DM0002 9 1 0 0 DM0003 0 0 0 0
@ACC 001 000 DM0004 DM0004 0 1 0 0 DM0005 1 0 0 0 DM0006 0 0 2 5 DM0007 0 0 5 0
パルス周波数
(Hz)
時間 10kHz
1kHz
00000ON 9100パルス出力
加速比率1kHz/約4ms 減速比率250Hz/約4ms
10000パルス出力
00000 @PULS(65)
002 005 000
DM0000 0 0 5 0 DM0001 2 0 0 0
@SPED(64) 002 001
#0100
00001 @ACC
002 001 DM0000
パルス周波数
(Hz)
時間 20kHz
1kHz
00000ON 00001ON
加減速比率500Hz/約4ms
2 章
P C シ ス テ ム 設 定 と C Q M 1 の 機 能
[一定比率で周波数を減速させ、停止させるとき]
すでに単独モードで2kHzのパルス出力がポート1から行われているものとします
(パルス量も設定されています)。
00000がONになったら、ポート1のパルス周波数を500Hz/
約4msの減速比率で、10Hzまで減速します(設定されてい るパルス量分出力したら、パルス出力を停止します)。
プログラムを実行すると、次のように動作します。
00000 @ACC
001 002 DM0000 DM0000 0 0 5 0
DM0001 0 0 0 1
パルス周波数
(Hz)
時間 2kHz
10Hz
00000ON 指定量出力完了 加減速比率500Hz/約4ms
ACC命令で減速目標周波数に0Hzを指定してもパルス出
力を停止させることができます。ただしこの場合は、正 確なパルス出力量で停止させることができませんので、緊急停止などの場合以外は、上記の方法でパルス出力を 停止させてください。
参 考
[一定比率で周波数を減速させるとき]
すでに連続モードで20kHzのパルス出力がポート1から行われているものとしま す。
00000がONになったら、ポート1のパルス周波数を1000Hz
/約4msの減速比率で、5kHzまで減速します。
プログラムを実行すると、次のように動作します。
00000 @ACC
001 003 DM0000 DM0000 0 1 0 0
DM0001 0 5 0 0
パルス周波数
(Hz)
時間 20kHz
5kHz
00000ON
加減速比率1kHz/約4ms
2 章
P C シ ス テ ム 設 定 と C Q M 1 の 機 能
デューティ比を変えてパルス出力するとき
デューティ比(パルスONの時間とパルス周期の比率)を変えたパルスを、ポート 1、2から出力するときの手順について説明します。
デューティ比を変えることで、照度コントロールやインバータ側への速度コント ロールなどを行うことができます。
●処理の概要
ポート1、2からの可変デューティ比パルス出力は、下図のように行われます
(ポート1とポート2は同時に使用できます)。
●使用前の準備(PCシステム設定)
ポート1、2から可変デューティ比パルス出力を行うときは、プログラムモードで 次のように設定しておきます。
ポート1、2の動作の設定
次のように設定して、ポート1またはポート2を可変デューティ比パルス出力で使 用するようにします(ポート1とポート2は別々に設定することができます)。
周波数=91.6Hz、1.5kHz、5.9kHz ton
T =0〜99%
T ton ポート1 ポート2 CPUユニット
ポートを可変デューティ比パルス出力に設定していると きは、そのポートでは通常のパルス出力は行えません。
ビット
可変デューティ比パルス出力
(初期状態:「0」通常のパルス出力)
0 15
DM6643、6644 1 − − − ポート1:DM6643
ポート2:DM6644
参 考
ポート1、2からパルス出力できるのは、形CQM1−
CPU43
(−V1
)だけです。参 考