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ビット目以外から使用する場合

上位リンク方式・RS232無手順方式・NTリンク(1:1)方式時の推奨ケー ブル・コネクタ

コンビニ命令を入出力チャネルの 0 ビット目以外から使用する場合

コンビニ命令は、指定された入出力チャネルの0ビット目からを使用しますが、次 のようにいったん他のチャネルを介して入出力チャネルを利用することで、0ビッ ト目以外からでも使用することができます。

●使用例

HKY命令を入力00004〜00007と、出力10004〜10007を使用して動作させます。

・概略配線図

・プログラム例

000CH

DM0000 入力

出力

HKY命令実行

DM0100

100CH

15 0

15 0

① ② ③

MOVD(83)  000

#0001 DM0000 25313(常時ON)

HKY       DM0000 DM0100 DM1000 MOVD(83)  DM0100

#0100 100

000チャネルの4〜7ビットをDM0000の0

〜3ビットへ転送します。

DM0000を入力リレー、DM0100を出力リ レーとしてHKY命令を実行し、入力結果を DM1000〜1002に格納します。

DM0100の0〜3ビットを100チャネルの4

〜7ビットへ転送します。

3 章

けを変えて、使い分けることができるようにした機能です。複数のほとんど同じ回

路を

1

つのサブルーチンだけで済ますことができるため、プログラムのステップ数 を大幅に減らし、見やすいプログラムにすることができます。

●マクロ機能の使い方

マクロ機能は、SBS(サブルーチンコール)命令の代わりにMCRO命令で次のよう にサブルーチンを呼び出して使います。

MCRO99   サブルーチン番号

  入力チャネル先頭チャネル番号   出力チャネル先頭チャネル番号

MCRO命令を実行すると、次のように動作します。

①「入力チャネル先頭チャネル番号」からの連続した4チャネルの内容を96〜99 チャネルに、「出力チャネル先頭チャネル番号」からの連続した4チャネルの 内容を196〜199チャネルに転送します。

②指定されたサブルーチンを、RET(サブルーチンリターン)命令まで実行しま す。

③196〜199チャネルの内容を、「出力チャネル先頭チャネル番号」からの連続し た4チャネルに転送します。

④MCRO命令を終了します。

MCRO命令を実行するときに、「入力チャネル先頭チャネル番号」、「出力チャ ネル先頭チャネル番号」を変えることで、同じ回路パターンを必要に応じて使い 分けることができます。

上記の動作からわかるように、マクロ機能を使用するときは、次の制限がありま す。

・回路ごとに使い分けることができるのは、入力では「入力チャネル先頭チャネ ル番号」からの連続した4チャネル、出力では「出力チャネル先頭チャネル番 号」からの連続した4チャネルに限られます。

・指定した入力や出力が、サブルーチンの回路に正しく対応して転送される必要 があります。

・出力がダイレクトOUTリフレッシュ方式でも、実際に指定した出力チャネルに サブルーチンの結果が反映されるのはサブルーチンが終了したとき(上記③)

です。

96〜99、196〜199チャネルは、MCRO命令を使わないとき

は、内部補助リレーとして使用できます。

参 考

3 章

・「入力チャネル先頭チャネル番号」、「出力チャネル 先頭チャネル番号」には、入出力リレーだけでなく、

他のリレー(保持リレー、内部補助リレー等)やデー タメモリなどでも指定できます。

MCRO

命令で呼び出すサブルーチンも、通常のサブ ルーチンと同様に、SBN(サブルーチンエントリー)

命令と

RET

(サブルーチンリターン)命令で定義しま す。

●使用例

マクロ機能を使用すると、次のようにプログラムを簡略化することができます。

MCRO(99)        090        002        105

09600

MCRO(99)        090        000        100

MCRO(99)        090        005        120 MCRO(99)        090        010        150 SBN(92) 090

RET(93) 19601

25313(常時ON)

19600

19600

09601 09602 19601 01000 15001

15000

01001 01002 00000 10001 10000

00001 00002

00200 10501 10500

00201 00202

00500 12001 12000

00501 00502

15001 15000 12001 12000 10501 10500 10001

10000

[マクロ機能を使用しないとき]   

   [マクロ命令を使用するとき]

参 考

3 章

ラダーサポートソフトやプログラミングコンソールの画面だけではわかりにくい、

信号の変化を把握できます。

●ラダーサポートソフトでの操作

①モニタ画面上で、微分モニタするリレーにカーソルを合わせます。

F 5(微分)キーを押します。

F 9 (立上り)キー、または F10 (立下り)キーを押して、条件を指定しま す。

④ キーを押すと、微分モニタが起動します。

⑤条件が成立すると、ブザーが鳴ります。

ESC キーを押すと、ブザーが停止します。

⑥もう一度 ESC キーを押すと、微分モニタが終了します。

●プログラミングコンソールの操作

① I/Oモニタ画面、またはI/O多点モニタ画面で、微分モニタするリレーを左端に 表示させます( モニタ キーを押すと表示位置が移動します)。

シフト キーを押してから、  キー(立ち上がり微分時)または  キー(立ち 下がり微分時)を押して、検出条件を指定します。

左の例は立ち上がり微分時です。

立ち下がり微分時は「D@」と表示されます。

③条件が成立すると、短くブザーがなります。

クリア キーを押すと、微分モニタが終了します。

L000000108H2315 U@OFF^ OFF^  ON

3 章

ボリュームの値を自動的に220〜223CHに格納する機能です。運転中に状況に応じ て微妙に変化させる必要がある設定値を、ボリュームを回すだけで、運転したま ま簡単に調整することができます。

ボリュームとチャネルは、次のように対応しています。

格納される値は、ボリュームの位置に応じた、BCD4桁の0000〜0200です。時計 回り方向に回すと、値が大きくなります。

ボリュームの操作は、市販のミニドライバで行ってください。

0

1

2

3

このボリュームの値は、220CHに格納されます。

このボリュームの値は、221CHに格納されます。

このボリュームの値は、222CHに格納されます。

このボリュームの値は、223CHに格納されます。

参 考 アナログ設定機能は、形

CQM1

CPU42

(−

V1

)でのみ使 用できます。

参 考 ・ 形CQM1−CPU42(−V1)では、電源ONの間は、常に 各ボリュームの値で220〜223CHを更新します。この範 囲には、プログラムや周辺ツールで書き込みを行わない ようにしてください。

・ 形CQM1−CPU42(−V1)以外の機種では、220〜

223CHは特に使用していません。内部補助リレーとして

使用できます。

命令語

この章では、CQM1を使用する上で必要な命令語(基本命令、

応用命令、拡張応用命令)について説明します。

4 章

て説明しています。各ページは、次のような構成になっています。

FUN No.…命令語に割り当 てられている番号。入力時 に指定します。

 「@」の付いた命令は、入 力微分型命令として実行で きます。

・参考…使用する上で参考に なる情報や補足情報を説明 しています。

・お願い…使用する上で守って いただきたいお願いと注意事項 について記載しています。

・参照…関連する情報の参照 ページや参照するマニュア ル名を説明しています。

・命令語名/シンボル…命令 語の名称とシンボル。

・動作説明…ニモニック/オ ペランドと命令の動作につ いて説明しています。

・データ内容…オペランドに 指定できるデータの範囲に ついて説明しています。

・フラグの動き…特殊補助リ レーのフラグの動作につい て説明しています。

・使用例…プログラム例と動 作の説明をしています。

・キー操作…プログラミング コ ン ソ ー ル ( 形C Q M 1 -PRO01)でのキー入力操作 です。基本命令について説 明しています。

4 章

ステップの考え方

CQM1では、プログラムの容量を「ステップ」と「ワード」の2種類の単位で 表すことがあります。

ステップ : 1ステップは1つの命令を表します。そこで、プログラム のステップ数はそのプログラムで使用されている命令の総 数になります。

ワード : プログラムが実際にユーザプログラムメモリ(UM)を使用 する量を表します。ワード数は命令語によって異なってい ます。

命令語によってワード数が異なるため、CQM1でプログラムできるステップ数 は、使用する命令によって変化します。

各命令語のワード数は、「4−5 命令語一覧」、または

「付−5 特殊補助リレーと命令語」を参照してくださ い。

リレー(接点)単位だけではデータの制御が複雑になるため、16接点を1まと めにした単位が「チャネル」です。また、データの中にはデータメモリ(DM)

のように実際のリレーに対応していないものもありますので、チャネル単位で 扱うときは、リレーに対応する単位を「ビット」と呼びます。

チャネルデータの表現方法には、次の2種類の方法があります。

16ビット表記法: 16ビットの0、1で表現します。

16進4桁表記法: 4桁の16進数で表現します。

[例]

16ビット表記法では、次のようになります。

 0101111100101010

 ↑

 MSB     LSB

16進4桁表記法では、次のようになります。

 5F2A HR10チャネルの内容

HR1000 HR1001 HR1002 RH1003 HR1004 HR1005 HR1006 HR1007 HR1008 HR1009 HR1010 HR1011 HR1012 HR1013 HR1014 HR1015

0 1 0 1 0 1 0 0 1 1 1 1 1 0 1 0

20 21 22 23 20 21 22 23 20 21 22 23 20 21 22 23 LSB

MSB

23+ 21= 1 0   →   A

21= 2

23+ 22+ 21+ 20= 1 5   →   F

22+ 20= 5

LSB (Least Significant Bit):最下位のビット(00ビット)

MSB (Most Significant Bit):最上位のビット(15ビット)

チャネルデータの考え方

4 章

プログラムの考え方

PCでは、メモリ部に記憶された命令語の順序にしたがって、プログラムが実行 されていきます。下記の制限に従って、正しくプログラミングしてください。

リレー回路や、プログラム上の基本的な制限などについて説明します。

(1) 入出力リレー、内部補助リレー、タイマなどの接点使用回数には制限は ありませんので、理解しやすい単純明快な回路を構成できます(接点使 用数を節約して複雑な回路にしてしまうと、メンテナンスなどが大変に なります)。

(2) PCでは信号の流れが左→右になりますので、下図のようにダイオード が挿入された回路と同様の動作をします。ダイオードが挿入されていな い回路をプログラムするときは、注意してください。

(3) 母線から直接に出力コイルやタイマ、カウンタなどを接続することはで きません。このような回路が必要なときは、下図のように使用されてい ない内部補助リレーのb接点や、特殊補助リレー25313(常時ON接点)

を、ダミーとして挿入してください。

(4) 直列・並列回路で、直列に構成する接点数、並列に構成する接点数に は、制限はありません。

(5) 出力リレーの接点には、実際に負荷を駆動させる出力信号の他に、回路 上で使用できる補助接点があり、入力接点として使用することもできま す(下図a)。この補助接点の使用回数には、制限はありません。

(6) 出力コイルの次に接点を挿入することはできません(下図b)。接点は 必ず出力コイルの前に入れてください。

●リレー回路の考え方

A B

C D

E 信 号 の 流 れ

R 1

R 2

A B

C D

R 1

R 2

(     )

(     ) E

10200 T I M 0 0 0

10200

T I M 0 0 0 2 5 3 1 3

内部補助リレー

10201 00004 00000

10201

00003 00004

00001

a

b

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