・θ・嵩鶯。
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南アメリカ
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この図の提示方法としては,授業開始前の段階で記号を張りつけたものを提示すれば時間短 縮になる。また,大陸部分の地域ごとの境界線を分かりやすくするために,大陸部分の地域
ごとに切り抜いた色紙を掲示すれば,世界を地域で捉える手助けとなるだろう。
終章
第1節研究の成果
本論文の研究成果としては,次の二点が挙げられる。
第一の成果として,開発教育の教材を小学校において教材化する際に留意すべき点を明ら かにすることができたことである。留意すべき点は次の三つである。
1統計情報を更新すること。
2統計情報を扱う際には埋没する少数派の情報があることを認識させること。
3開発教育における授業者の殺害1」はファジリデーターであり,積極的に学習者に働きかけ,
協力し,時には先導するリーダー的教師ではないこと。
統計情報の扱いに関しては,その出展と照らし合わせて,できる限り最新データに基づい た情報を学習者に提供すべきである。これは学習者にとって『今』の社会認識を育てること が重要であり,情報の適時性の必要からである。
また,統計情報はあくまでも利用すべきものであり,その作成の過程において対象を選択 し,削り落としている情報がある事実を伝えることが重要である。この「100人材」の場合 には,オセアニアの役割は100人以上で行う際にようやく役割が学習者に与えられ,いわゆ る少数人口の国や言語,国を対象として平均化されることによって埋没する貧壷の差なども 同様に埋没しているのである。統計情報が現実の世界をそのまま映し出すものではないこと を学習者に認識させ,数量的に物事をとらえながらも,統計情報と現実とのギャップは何か を見抜く目を育てる必要がある。
そして,開発教育における授業者とは基本的にはファジリデーターとしての役割を負う。
情報を提供し,活動の内容や方法を伝え,進行をする殺害1」であることは第I章で述べている。
一方,小学校における授業者とは,学習者の変容を積極的に促す者であり,社会科において は学習者の社会認識カを育むために問いかけ,対抗する価値観をぶつけ,認識を深める示唆 を与える役割を担う。この役割の違いから,小学校において開発教育の教材を扱う場合には,
授業者がその教材にはどういった価値が埋め込まれており,学習者の認識をどのように変容 させるのか考えておく必要がある。
第二の成果としては,開発教育の教材を活かすことで,社会科授業の一般的な課題を克服 しうることを示すことができたことである。
社会科授業の一般的な課題の一つは,教科書や資料集,インターネットや事典などの調べ 学習などにより収集したテキスト情報を整理しまとめるだけにとどまっているという点であ
る。これでは点的知識を獲得させ,線的知識または平面的知識に整理しただけで,その知識 を立体的に構成していくトレーニングを行ったとはいえないのである。情報間の比較や関係 性について授業者と学習者が,また学習者同士が吟味し,解釈したことをぶっけ合い,より よい観点や関係性のとらえ方を考えあう必要がある。これに対しては第I章の開発教育の教 材の特徴で示した通り,他者と対話する学習活動が教材に仕組まれていることで解決される。
シミュレーションを通じてわかったことや体験したことを他者と共有し,意見を闘わせるこ
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とで,価値や認識の練り上げが促される。
また別の社会科授業における課題として,45分間椅子に座り,教科書や資料集のテキスト 情報と板書されるものをノ]トに書き取り,時に学習者同士の意見交換を行う講義形式の学 習形態が上げられる。この学習形態では,特に社会科の授業が好きでない者やいわゆる学力 の低い者は興味を持ち得ないどころか,ますます社会科嫌いを促すことになる。この点には,
動きを取り入れたシミュレーション活動により,いわゆる社会科嫌いの子どもでも意欲的に 参加できる学習活動を展開することができるのである。
第2節 今後の課題
本研究では社会科学習における一般的な課題に対して,学習形態と学習活動に着目して,
開発教育の教材を活用することで解決できるのではないかと授業モデルの開発を行ってきた。
しかし,本研究で示した授業モデルでは100人材の教材に限定し,しかも一単位時間におけ る指導案を示したに過ぎない。
開発教育が独自に開発してきた教材が多数あることは,第I章第2節の冒頭で述べている。
100人村以外の教材の活用や併用,またその教材の持つ学習活動を各時間にバラバラに配置 して活用する場合や,導入の学習時間数を2時間続きで設定するなど,単元のどの場面で,
どれくらいの時間をかけて,どういった開発教育の学習活動を活用していくのかなど,検討 しつくしていないことが多々ある。
また,本研究においては本時のみの授業モデルの提示にとどまっており,単元の全時間に おける授業モデルを開発していくことが望ましいことは当然のことである。その際,.本研究 の成果を活かして,筆者の個人的な体験ではあるが青年海外協力隊の活動を教材化し,単元 全体としての学習活動の一貫性や学習効果について実践を通じて修正を加えていくことが必
要である。
図表・資料索引
回1開発教育と他の教育活動の関係…………∴……・………・9
図2小学校社会科における学習範囲の広がりのイメージ………・……・・…15 図3国際社会に関する知識1理解,見方・考え方,自己形成の構造・・………一・・!6図47教師用指導書の単元指導計画における学習者の視点の推移………
19
図5実地研究の単元指導計画における学習者の視点の推移………・…・・……・21 図6本研究で開発した単元指導計画における学習者の視点の推移………・…33
表1開発教育のあゆみ…・…・・…… . . . .. . 6
表2開発教育の評価の観点………・・……・…………7
表3「開発教育教材カタログ2003」で分類する22のカテゴリー………・・…・8
表4「開発教育教材カタログ95」に記載されたテーマ………・…………・・8
表11「新・ワークショップ版世界がもし!00人の村だったら」の教材内容………・10 表6教師用指導書による単元「世界の中の1三1本」の指導計画………・・……・17表7実地研究における単元r世界の中の1ヨ木」の指導計画………・・………20
表8授業計画と授業実践における学習活動の時間配分の比較・………・………22表9学習活動における学習者(C)の発言内容の考察………・……・…・…23 表10本研究で開発した指導計画…・…・………・・…………・…………・32
資料1研究授業での社会科学習指導案………・・……・…・∵.…………・27
資料2−1本研究で開発した授業モデル・………・・………34 資料2−2授業で提示するデータと役割カード見本………・・………35 資料2−3授業における記号情報の提示方法・…………・………・……・・36
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主要参考文献・引用文献一覧
・有田和正「子どもの生きる社会科授業の創造」明治図書,1989年5月
・岩城信一編集「教材研究読本授業改善に役立っ全教科教材研究のエッセンス教職研修臨 時増刊号N。.7」教育開発研究所,1984年8月1日
・岩田一彦「社会科教育全書42社会科固有の授業理論30の提言一総合的学習との関係を 明確にする視点一」明治図書,2002月6月
・岩田一彦r社会科授業研究の理論」明治図書,1994年6月
・オードリー・オスラー編.中里亜夫 監訳 中野和光・吉野あかね・川上具実 訳「世 界の開発教育 教師のためのグローバル・カリキュラム」明石書店,2002年8月10日
・江原裕美「開発と教育一国際協力と子どもたちの未来」新評論,2004年30目
・大津和子・溝上奏編「国際理解重要用語300の基礎知識」明治図書,2000年
・開発教育協会「新・ワークショップ版世界がもし100人の村だったら」開発教育協会,