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フインクが遊戯構造の契機のーっとして名指す「遊戯共同体 J (8) の概念が名指すの は、遊びというまさしく自由な行為の地平に聞かれた共同性である。しかしこの共同性は

ドキュメント内 レクリエーション研究 (ページ 37-43)

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E. フインクが遊戯構造の契機のーっとして名指す「遊戯共同体 J (8) の概念が名指すの は、遊びというまさしく自由な行為の地平に聞かれた共同性である。しかしこの共同性は

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単純なものではない。作田は遊びの社会的機能を「意志ー脱意志

J

r 脱自我一脱所属」とい う 2 つの軸で表わした。遊びは自発的な意志で遊びに参加するという意味で自由であるだ けではなく、絶えず社会から強制され続ける意志と積極性からすら自由になろうとする。

また所属集団からの解放を志向するかと思えば、逆に人間同士を隔離する「自我」からの 解放を志、向する。(

)まさにこうした意味で、遊びは社会的、政治的、経済的なあれこれの'

自由とは比較できない「本源的な自由」なのである。フインクは遊びにおける自由を、現 実と仮象の二重化においてとらえ、「根拠なく、目的なく、意味なく、目標なく、価値なく、

計画ない」世界の無目的性を、言い換えれば目的性から解放された生を生きる自由さなの であり、遊びは「人聞を自由からすら自由にする」と述べている。

こうした「本源的自由」の理念こそが、近年の教養論議に欠落した、しかも欠落しては ならない視点ではなかろうか。

4 . 大学における研究・教育・学習の自由一大学生の「大学」観についての調査一 市場化の波浪に翻弄される今日の大学は、生き残りを賭けて消費者たる受験生・学生の

「ニーズ、」を探り、応える努力を重ねている。制度的な面から見る限り、大綱化以降、学 生の学習の自由はどこの大学でも拡大されたといえよう。 1970 年代の「大学の自治 J r 学 問研究の自由」等々の論争とは別に、大学大衆化の時代の「大学の自由」は経営上からも

「学習の自由」を無視しては成立しない。しかしここで想起されるのは、「学習の自由」を 基底としたフンボルトの教養と大学の思想(

0)

である。大衆大学における研究・教育・学 習の自由と、 200 年を隔てたドイツの大学論の理想との接点を見いだすことが不可能な のだろうか。こうした視点から、大学生の大学観についての調査を行なった。

調査対象者は和光大学生 268 名。調査の主要項目は r r.大学進学の目的 J r  I I . 大学 選択の基準 Jrm. 大学入学後の感想 JrW. 大学教育に何を期待するか」の 4 点であり、「あ てはまる J ' "   r あてはまらない」の 5 選択肢による評定を求めた。「あてはまる」を 5 点

「あてはまらない」を 1 点と数え、単純集計結果につき、評定の高いほうから 4 ないし 6 項目、低いほうから 4 項目を取り出して図示したものが第 1 図 第 4 図である。

①大学進学の目的においては興味、楽しい学生生活、交友、専門的な学問(第 1 図)な ど、内発的積極的な動機が上位を占めた。(第 1 図) ②大学選択の基準としては楽しみや 自由などに関わる項目が上位を占め、実利実学的側面や、建物施設などの外的条件は下位 に位置した。(第 2 図) ③大学入学後の感想は、交友、自由、楽しみなどへの肯定的な回 答が上位を占め、大学生活への不満は比較的少なかった。(第 3 図) ④大学教育への期待 としては「自由な発想 J r 人生に楽しみの領域を広げる力」など、自由で喜ばしい知の追求 への期待が上位を占めた。(第 4 図)

以上のように、少なくとも本学のような大衆教養大学に関する限り、大学という教育機 関の存在意義が「自由」と不可分であり、しかもその自由は市場に参入する自由であるよ

りは、喜びゃ楽しみを追求する遊びの世界の自由に近い性格を持つように見える。

いじめ、校内暴力、不登校、学級崩壊など、苦しい学校経験を持って大学に進学してき た学生達を迎え、大学は彼らの心身の解放への欲求を受けとめ、自由な喜びの追求を肯定 し、学生とともに知的感性的世界の拡大を志向することが求められているのではないか。

この意味でレジャー・レクリエーシヨンの領域は、教養教育、ひいては大学教育全般に対 し、他領域;二先んじて「まったき自由とは何か」という問いを、理論的、実践的、そして 制度的に問いうる、そして問うべき位置にあるのではなかろうか。

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《文献》

1.阿部謹也『大学論.!I1999  2 .筒井清忠『日本型「教養」の運命.!I1999  3.阿部謹也「教養教育の将来J1999  4.  1.パーリン(小川訳)Ii'自由論.!I1971 

5.北川邦一『現代日本の教育改革.!I2000  6.河上亮一『教育改革国民会議で何が論じられたか.!I2000  7.大海真幸r<自由な社会〉の条件と課題J1996 8.  E.フインク『遊戯の存在論.!I1976 

9.多田道太郎「ホイジンガからカイヨワヘJ(訳者解説)Ii'遊びと人間 増補改訂版.IJ1973  10. H.シェルスキー『大学の孤独と自由.!I1971 

大学進掌由目的

ー・ャーーγ.., ・'(....1'"!'・ 1・ fe・ 1 ー 興暗ある分野の学聞を学びたいから

学生生活を棄しむため

広〈さまざまな人々と知り合いたいから

追求したいテーマがあるから

大学卒でないと就職が鍵しいから

皆が行くから

なんとなく

。%1 234 56 7 89 1

大学に入ってどう感じたか

自問ーー・ 1............T............1'........1 良い友達ができた

科目履修の自由が広い

視野が広くなった

自主的に行動するようになった

勉強が面白くなった l17lil

孤独になった~

学生生活が沈滞している 81

自分の居場所が見つからない‑‑‑‑‑w7

学生生活への規制が多い I

一 一 一 ‑ ‑ ‑ r n

大学選択田基準

r戸山ーー白羽白γ 面白そうな授業科目れ

専門だけでなく広〈学ベる

学生生活が棄しそうfT9

情報教育が充実

間 際 感 覚 を 養 え る i 5 9

建物や施E

文学町名前

20 40% 6m 80 10

大掌教育にどんなことを期待するか

自由主主発想を身につけたい

人生に難しみの領曜を広げ晶カ

専門分野を超えて広く牢びたい

専門的な学聞を深〈追求したい

20%  60% 閲覧 10 単位が取れれば授業に期待しない ロ島てはまらない 図あまりあてはまらない回なんともμえない

竺士竺空竺三一旦竺竺士一一一一一一一一一一」 1 Z 3開 明 間 鵬7明 酬 酬 明

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区三回

ス ポ ー ツ イ ベ ン ト 開 催 に 対 す る 地 元 住 民 の 評 価

原 田 尚 幸 ( 鹿 屋 体 育 大 学 )

. 緒 言

一 般 市 民 参 加 型 の ス ポ ー ツ イ ベ ン ト は 、 近 年 全 国 各 地 で 開 催 さ れ て い る 。 こ れ ら の ス ポ ー ツ イ ベ ン ト で は 、 地 域 の 活 性 化 や 知 名 度 の 向 上 、 あ る い は イ ベ ン ト 開 催 に よ る 経 済 効 果 が期待されている(湯津,

1992)

地 域 レ ベ ル で 開 催 さ れ る 一 般 市 民 参 加 型 の ス ポ ー ツ イ ベ ン ト で は 、 運 営 組 織 、 参 加 者 、 そ し て 地 元 住 民 が 求 め る 各 ベ ネ フ ィ ッ ト の 獲 得 が イ ベ ン ト 成 功 の 重 要 な ポ イ ン ト の ひ と つ で あ る と 推 察 さ れ る 。 し か し な が ら 、 こ れ ま で の ス ポ ー ツ イ ベ ン ト に 関 す る 研 究 の 多 く は 、 主 に 参 加 者 だ け を 対 象 に 報 告 さ れ て き た の が 現 状 で あ る 。 そ こ で 本 研 究 で は 、 ス ポ ー ツ イ ベ ン ト の 開 催 地 に 在 住 す る 地 元 住 民 に 着 目 し 、 ス ポ ー ツ イ ベ ン ト 開 催 に 対 す る 評 価 を 明 ら かにしようと試みた。

地 元 住 民 の ス ポ ー ツ イ ベ ン ト 開 催 に 対 す る 評 価 を 明 ら か に す る こ と は 、 住 民 が 地 元 で 開 催 さ れ て い る ス ポ ー ツ イ ベ ン ト を ど の よ う に 捉 え 、 ま た 何 を 望 ん で い る の か を 明 ら か に す る こ と が 可 能 で あ る と 推 察 さ れ る 。 調 査 に よ り 得 ら れ た 結 果 は 、 イ ベ ン ト 運 営 に フ ィ ー ド パ ッ ク す る こ と に よ っ て 、 よ り 良 い ス ポ ー ツ イ ベ ン ト の あ り 方 を 模 索 す る こ と が 可 能 で あ ると考えられる。

そ こ で 本 研 究 の 目 的 は 、 ス ポ ー ツ イ ベ ン ト 開 催 地 に 在 住 す る 地 元 住 民 を 対 象 に し て 、 ス ポ ー ツ イ ベ ン ト 開 催 に 対 す る 評 価 を 明 ら か に す る こ と に よ り 、 今 後 の イ ベ ン ト 運 営 に 有 効 な 情 報 を フ ィ ー ド パ ッ ク す る と と に あ る 。

2.

研 究 方 法

本 研 究 で は 、 ス ポ ー ツ イ ベ ン ト 開 催 に 対 す る 地 元 住 民 の 評 価 を 明 ら か に す る た め に 、 鹿 児 島 県

A

市 に 在 住 す る 地 元 住 民 を 調 査 対 象 と し た 。

A

市は、

13

079

世 帯 で 人 口

30

719

(2001

4

30

日現在)の地方都市であり、

2001

年 で

20

回 を 数 え る 一 般 市 民 参 加 型 の ス ポ ー ツ イ ベ ン ト ( マ ラ ソ ン ) が 開 催 さ れ て い る 。

調査は、 A市 在 住 の

18

歳から

80

歳 ま で の 男 女

500

人を対象に、

2001

5

26

日か ら

28

日 に か け て 調 査 員 が 直 接 訪 問 し て 質 問 紙 を 配 付 し 、 記 入 後 郵 送 に て 回 収 す る 配 付 郵 送 調 査 法 を 実 施 し た 。 そ の 結 果 得 ら れ た 有 効 サ ン プ ル 数 は

238

で あ り 、 回 収 率 は

47.6%

であった。

主 な 質 問 内 容 は 、 サ ン プ ル の 個 人 属 性 、 マ ラ ソ ン 開 催 に 対 す る 関 心 ・ 態 度 ・ 満 足 度 ・ 期 待 、 そ し て 評 価

(29

項目、「非常にそう思うJか ら 「 全 く そ う 思 わ な い 」 ま で の

5

段 階 尺 度 ) で あ る 。 デ ー タ の 分 析 で は 、 地 元 住 民 の ス ポ ー ツ イ ベ ン ト 開 催 に 対 す る 評 価 因 子 を 明 ら か に す る た め に 、 因 子 分 析 ( パ リ マ ッ ク ス 回 転 ) を 実 施 し た 。 因 子 の 解 釈 は 、 固 有 値 が

1

以 上 で あ り 、 因 子 負 荷 量 が . 4

50

以 上 に な る こ と を 基 準 と し た 。

. 結 果 の 概 要

本 研 究 で 得 ら れ た サ ン プ ル の 主 な 属 性 は 、 性 別 が 男 性

38

.4%、女性

6

1.

6%

と な っ て お り 、 平 均 年 齢 は

45.7

歳 、 平 均 居 住 年 数 は

28

.4年であった。婚姻は、未婚

25.9%

、 既 婚

72.7%

、その他1.

4%

となっていた。主な職業は、主婦(パート含む

)3

1.

7%

、会社員

29.9%

、 自営業 11.

8%

の順となっていた。

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η δ  

地 元 住 民 の ス ポ ー ツ イ ベ ン ト 開 催 に 対 す る 評 価 で は 、 平 均 値 が 高 か っ た 上 位 5項 目 と し て、

rA

市 の 知 名 度 が 向 上

( 4

.4

5 ) J

rA

市 の イ メ ー ジ ア ッ プ

( 4 . 3

1)

J

、 「 環 境 破 壊 に つ な がる

(4.06)J 

、 「 地 域 経 済 の 活 性 化

(3.99)J

、「治安が悪くなる

(3.99)J

があげられた。

知 名 度 の 向 上 や イ メ ー ジ ア ッ プ 、 地 域 経 済 の 活 性 化 と い う ス ポ ー ツ イ ベ ン ト 開 催 に 対 す る 肯 定 的 な 評 価 の 反 面 、 環 境 破 壊 や 治 安 の 悪 化 と い っ た 地 元 住 民 の 生 活 と 関 連 し た 否 定 的 な 評価もなされていた。

表 lは 、 ス ポ ー ツ イ ベ ン ト 開 催 に 対 す る 評 価 を 構 成 す る 因 子 を 明 ら か に す る た め に 実 施 し た 因 子 分 析 の 結 果 を 示 し た も の で あ る 。 分 析 の 結 果 、 4つ の 因 子 が 抽 出 さ れ 、 全 分 散 に 対 す る 累 積 寄 与 率 は 63.6%で あ っ た 。 各 因 子 の 信 頼 係 数 (α係 数 ) は 、 第

1

因 子 が.887、 第 2因 子 が.866、第 3因 子 が.807、第

4

因 子 が.682と な っ て い た 。 本 研 究 で は 、 第

1

因 子 を 「 地 域 振 興 」 、 第

2

因 子 を 「 契 機J、 第

3

因 子 を 「 生 活 環 境J、 第

4

因 子 を 「 規 模 」 と 命 名 し た 。 こ の 結 果 は 、 ス ポ ー ツ イ ベ ン ト の 開 催 に 対 し て 、 地 元 住 民 の 評 価 の 基 準 を 示 唆

しているものと推察される。

1

マラソン大会に対する評価因子(パリマックス回転後)

評 価 項 目 [地域振興

1

(FAC 1) 

7.  A市のイメージアップ 1.847  5. A市の知名度が向上 1.769 

9 .

地域に愛着や誇りが持てる 1.726  1.地域経清の活性化

.611  23.  A市の国際化が進む 1.582  25.子供のAij;'‑'y活動に良い影響1.491

3 .

選手との交流 1.489 

4 .

地元住民間士の交流 1.486 

6 .   A

市の;t.

f

7

施設が充実 1.483 

1

契 機

1

(FAC 2) 

2 0 .

自分の対'‑")活動が活発化 15.マラソンに興味を持った 10.自分の健康状態を気にする 17. ^*'̲.)用品を購入するきっかけ 26.余暇時間の有効利用 [生活環境

J

(FAC 3) 

21.環境破壊につながる 12.治安が悪くなる

8 .

住民の経済的負担が増える

2 .

景観が悪化する(ゴミの増加) [ 規 模

1

(FAC 4) 

19.イへ'ント開催で重要なことは参加者の増加 27.開催するからには日本一の規模に 固 有 値

寄 与 率 ( % ) 累積寄与怒(%)

7.22  2.75  36.1  13.8  36.1  49.8 

1.54  1.22  7.7  6.1  57.5  63.6 

QA‑

C r o n b a c h

の a係数

.887 

866 

.807 

.682 

ス ポ ー ツ イ ベ ン ト の 開 催 地 に 在 住 す る 住 民 の 中 に は 、 沿 道 に 出 て 参 加 者 に 声 援 を お 〈 る 人 も い れ ば 、 ボ ラ ン テ ィ ア ・ ス タ ッ フ と し て イ ベ ン ト 運 営 に 携 わ る 人 も い る 。 宿 泊 施 設 や 飲 食 屈 な ど で 参 加 者 に ホ ス ピ タ リ テ ィ を 発 揮 す る の も 地 元 住 民 で あ る 。 ス ポ ー ツ イ ベ ン ト 開 催 に 対 す る 住 民 の 理 解 や 協 力 が 得 ら れ な け れ ば 、 参 加 者 に 満 足 を 与 え た り 、 イ ベ ン ト を 発 展 さ せ る こ と は 難 し いと考えられる。

本 研 究 で 得 ら れ た 結 果 は 、 ス ポ ー ツ イ ベ ン ト 開 催 に 対 す る 地 元 住 民 の 理 解 と 協 力 を 促 進 す る う え で 多 く の 示 唆 を 与 え て く れ る も の と 推察される。

発 表 当 日 はw 資 料 を 補 足 し て 詳 細 な 報 告 を 行う。

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