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ファシリテーション・グラフィックの⽅方法

ドキュメント内 2012_JK_WB (ページ 58-61)

5.   ファシリテーション・グラフィック

5.3   ファシリテーション・グラフィックの⽅方法

ファシリテーション・グラフィックの⽅方法

それでは、どのようにグラフィックを作成すればいいのか、方法論についてみて いきましょう。ファシリテーション・グラフィックの基本的な方法には、次の4 つがあります。

1. 発言を要約する

2. 議論のポイントを強調する 3. ポイント同士の関係を示す 4. 図解ツールを使って構造化する

第一に、発言を要約することです。一人の人が話しだすと長い時間がかかってし まう場合もありますから、「それは要するにどういうことか」ということを要約 する力が求められます。

このときに、発言者の言葉はなるべくそのまま活かすことが望ましいです。発言 者の意図が反映したグラフィックが作成されることで、グラフィック自体が生き 生きしてくるというメリットがあります。

第二に、議論のポイントを強調する必要があります。話の流れの中で、重要だと 思うことは色を変えたりするなど工夫をすると、「議論の中で、いま何がポイン トなのか」ということを掴みやすくなります。

第三に、ポイント同士の関係を示す工夫が必要です。ポイント同士をグループ化 したり、矢印で結んだりして協調関係・対立関係・因果関係などを示します。こ のような工夫をすることにより、話の全体像がどういうふうになっているのか、

話し合いの参加者がつかみやすくなるというメリットがあります。

いままで、要約・強調・ポイントどうしのまとめというグラフィック作成のポイ ントをみてきました。それらを活かしてグラフィックを作成します。

グラフィックが伝わりやすいものであるには、図解ツールを使って構造的なグラ フィックを作成する必要があります。

• ツリー

• サークル

• チャート/フロー

• マトリクス

図解ツール1:ツリー

ツリーは、項目を分類したり階層化して表したりするときに向いています。

左側が一般的な図解の例です。右側はBBSやメールなどテキストで表現しなけれ ばならないときの例です。行頭の記号は自由に変えることができます。同じ階層 の項目を表すときには行の先頭の位置を揃えます。

図解ツール2:サークル

サークルは、項目を分類するときに向いています。

サークルは、文化人類学者の川喜田二郎が考案したKJ法に近い方法です。項目を たくさん洗い出し、似ているものを近づけて配置します。最後にグループにまと め、ラベルをつけます。ツリーとの違いは、階層が1階層で終わることです。

図解ツール3:チャート/フロー

チャート/フローは、手順を記述するときに向いています。

テキストで表現する場合は、分岐をYes/Noで表現します。

図解ツール4:マトリクス

マトリクスは、2つの軸によって項目を分類するときに向いています。

発散と収束

話し合いには、発散と収束の2つのモードがあります。

「発散する」モードでは、多様な意見や情報ができるだけたくさん出ることを促 進するデザインを利用し、話し合う中心的な議題から様々な意見を引き出しま す。

一方「収束する」モードでは、多様な意見や情報があるときに、そこから新しい 切り口や概念を見つけ出すことを目指します。

発散と収束は、混在していることもありますし、同時に起こっていることもあり ます。

発散と収束をグラフィック化する方法の代表的なものが、マインドマップとKJ法 です。マインドマップは発散にあったデザインであり、KJ法は収束にあったデザ インといえます。

マインドマップ

マインドマップは、この4つの図解ツールのうち1つ目のツリー型で書き下すこ とができます。マインドマップを書くときは、発想を広げるために中心コンセプ トから放射状にいろいろなアイデアをつなげていきます。しかし、それぞれのア イデアはすべて中心コンセプトから枝分かれしたものです。したがって、完成し たマインドマップはどんな複雑なものであってもツリー型に書き直すことができ るのです。

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