SORT
6.6 ファイルクロスオーバー検索
ファイルクロスオーバー検索では、一つのファイルまたはクラスターでの質問式または検索結果を、
他のファイルまたはクラスターでの質問式または検索タームとして用いることができます。これには例 えば、特許番号、出願番号および/または優先権主張番号の集合が含まれます。一つのL番号集 合の中で、50,000 タームまでクロスオーバーすることができます。
クロスオーバータームを用いた検索で最も便利なものは、下記のようにTRANSFERコマンドを用いる 方法です。
ここでの主題は、自動車道路の迂回路等に用いられる道路コーンです。
まず
DWPIにおいて、
正確で信頼性の高いレコードの集合を作成します。これが検索の基礎となりま す。DWPIは主題検索に適した
データベースなので、このプロセスをDWPIで始めることが重要です。DWPIの抄録は、キーワード検索に大変有効です。例えば
Patent Citations Indexには抄録が存在せ
ずタイトルのみなので、ここでのキーワード検索で得られる結果は、ずっと少なくなります。
この例では非常に単純なキーワード検索を行っていますが、実際の検索方法は、類義語やIPC、
Derwent分類やマニュアルコードなどを用いたずっと包括的なものになるでしょう。SET PLURALSコ マンドは、複数形(規則変化も不規則変化も含む)も自動的に検索することを示します。
=> FILE WPINDEX
=> SET PLURALS ON
SET COMMAND COMPLETED
=> S ROAD CONE
97335 ROAD 13831 ROADS 103130 ROAD
(ROAD OR ROADS) 69366 CONE
12001 CONES 74244 CONE
(CONE OR CONES) L1 57 ROAD CONE (ROAD(W)CONE)
SCAN形式を用いると、任意に選択されたタイトルを無料で見ることができます。これによりノイズ (false drops)を含む大きな誤りがないか確認することができます。
=> D SCAN
L1 57 WPINDEX COPYRIGHT 2006 THE THOMSON CORP on STN TI Transparent road cone - has upstanding conical portion
with rectangular base and may contain coloured tint and cone may be hollow to facilitate stacking.
HOW MANY MORE ANSWERS DO YOU WISH TO SCAN? (1):3
L1 57 WPINDEX COPYRIGHT 2006 THE THOMSON CORP on STN TI Road cones for use as lane restriction and off-limit
signs - has multiple conical peripheral wall parts formed from top of conical shaped body which are pressed and inserted into base, to press against inner periphery after releasing.
L1 57 WPINDEX COPYRIGHT 2006 THE THOMSON CORP on STN TI See-through road cone - has upper and lower rings
with top defining viewing apertures and sidewall spaced by viewing gaps carrying sign.
L1 57 WPINDEX COPYRIGHT 2006 THE THOMSON CORP on STN TI Road cone for traffic safety - has main body with
retro-reflective material with ridged stacking protector for material held in lip and recess.
HOW MANY MORE ANSWERS DO YOU WISH TO SCAN? (1):0
これら 57 の
DWPI
レコードのそれぞれが、一つまたはそれ以上の特許出願の詳細を含んでおり、こ れらの多くは特許審査官によって新規性を審査されると思われます。審査官は調査報告書の中の 先行技術文献に気づき、(対象となっている出願の国および出願日が、Patents Citation Index
デー タベースの収録対象範囲内であれば)関連するPatents Citation Index
レコードに引例が収録される でしょう。これら引例情報の詳細を知ることができ、さらには後にこの出願を引用する特許についても 知ることができれば、瞬時に検索の幅を拡げることができるでしょう。最初のステップは、好適な
Patents Citation Index
レコードを検索することです。上記 57 の
DWPI
レコードにはすべて、固有のアクセッション番号(AN)が付与されています。Patents Citation Indexでの対応するレコードには、同じアクセッション番号が付与されています。
ですから、このアクセッション番号を用いて引用文献を検索することができます。特許番号を用いて検索するこ ともできますが、各レコードには複数の特許の詳細が含まれていることがありますので、優れた検索 方法とは言えません。
TRANSFERコマンドを用いると、上記の検索を迅速に行うことができます。
まず、目的とするPatents Citation Indexに接続します。その後DWPI
に戻って、必要とするL1 のすべ てのレコード(1-)のアクセッション番号(AN)のデータを集めます。そうするとSTNが自動的にこれらに 対応する情報をPatents Citation Indexで検索します。
=> FILE DPCI
=> TRANSFER L1 1- AN
L2 TRANSFER L1 1- AN : 57 TERMS L3 43 L2
L3 で得られた結果から、もとの 57 の発明のうち 43 が
Patents Citation Indexに収録されていること が分かります。これら
43 のPatents Citation Index
レコードはそれぞれ、引用および被引用特許の一 覧(既読文献リスト)が含まれます。もちろん引用および被引用特許の数も表示されます。そしてもし その特許がDWPIにも収録されていれば、対応するレコードのDWPI
アクセッション番号も同時にリス トされます。このことにより上記ステップと同様に、データベース間の移行が非常に簡単にできます。もちろん、古い引用特許の中には
DWPI
の収録開始以前のものもあり、時には収録対象国外のもの もあります。その場合、上記の引用/被引用情報は付加情報としては有用ですが、別の情報源が 必要となります。これまでに
Patents Citation Index
を利用したことがなければ、ほとんどのSEARCHフィールドおよび DISPLAYフィールドがDWPI
レコードと同じ方法でラベルされていることを知っておくとよいでしょう(PN、PAなど)。マスターファミリーでは、ラベルは全く同一です。レコードの下の方を見ていくと、引 用文献に関する情報を識別するために、 .D が用いられています(例えばPN.D)。また、被引用文献 に関する情報を識別するために、 .G が用いられています(例えばPN.G)。ただし引用および被引 用特許のアクセッション番号は例外で、 その他の情報源(other source) (つまり
Patents Citation IndexではなくDWPI
)を意味する限定辞 OS が用いられています。OS.Dは引用特許のアクセッショ ン番号に対するフィールドラベルで、OS.Gは被引用特許のアクセッション番号に対するフィールドラ ベルです。すべてのSEARCHフィールドおよびDISPLAYフィールドの詳細については、STNPatents Citation Indexサマリーシートを参照して下さい。
あとは
、引用または被引用
発明に関する詳細な情報(タイトル、抄録、パテントファミリーなど)を見ら れるように、全ての引用データをDWPIへ戻すだけです。Patents Citation Indexでレコードを見る必 要はありません。
TRANSFERコマンドが全てのデータを 記憶 し、自動的に検索を行ってくれます。次の例では前のステップと同様に、まず初めに目的とするDWPIファイルに接続し、それから
Patents Citation Index
へ戻って、Patents Citation IndexでのL3 の全ての
レコード(1-)中に列挙される必要 なデータ[引用および被引用特許のアクセッション番号(OS.D, OS.G)]を集めます。Patents Citation Index
レコードで集められたアクセッション番号はもちろん、OS.DまたはOS.Gでラベルされています。これらをDWPIで認識できるようANでラベルし直す必要があります。
=> FILE WPINDEX
=> TRANSFER L3 1- OS.D OS.G /AN
L4 TRANSFER L3 1- OS.D OS.G : 168 TERMS L5 161 L4/AN
その結果
DWPI
では 161 のレコードが得られました。これらは、もとの 57 の発明に関連した全ての 引用および被引用特許のDWPI
レコードです。最後にこれまでに見てきたもの、つまり road cone というタームを含むレコードを除去し、選択された タイトルを見ます。
=> S L5 NOT L1 L6 145 L5 NOT L1
=> D SCAN
L6 145 WPINDEX COPYRIGHT 2006 THE THOMSON CORP on STN TI Vehicle-borne device for positioning traffic
control cones - releases each cone in turn from base of inclined stack by manual or automatic conveyor switching.
HOW MANY MORE ANSWERS DO YOU WISH TO SCAN? (1):3
L6 145 WPINDEX COPYRIGHT 2006 THE THOMSON CORP on STN TI Retroreflective traffic bollard - has sheet of
retroreflective material disposed in recess between projections on exterior surface which is/are located or dimensioned to protect against impact.
L6 145 WPINDEX COPYRIGHT 2006 THE THOMSON CORP on STN TI Conveyor for automatically distributing and
collecting traffic cones - comprises frame fitted with conveyor belt, driving wheels and scoop.
L6 145 WPINDEX COPYRIGHT 2006 THE THOMSON CORP on STN TI Device for standing dominoes in line on table -
has notched wheel taking pieces from housing and rotating them to vertical position before deposition.
HOW MANY MORE ANSWERS DO YOU WISH TO SCAN? (1):0
最終的な結果は 145 件です。ここで、これらのレコードを得るために他の検索語を使用する必要が なかったことに注意して下さい。ただアクセッション番号と、特許審査官によりあらかじめ提供されて いたリンクを利用しただけなのです。上のタイトルの例をざっと見ただけで、異なる技術用語(例えば
bollard )が使用されていたり、審査官が焦点をあてた技術の間に直接的な関連がなかったりする (例えば、卓上にドミノを立てるための装置:これを拡大した同種の装置は、道路に沿ってコーンで直 線を設置するのに用いることができる)ため、これら 106 のレコードの多くが通常の主題検索ではヒッ トしないものだと分かるでしょう。