(5)チ ーム
第 5節 質 問紙の体裁
⑩ ファイル (⑤ 〜⑨をセットとして挟み込むためのもの )(1部 、ピンク )
(2)回
答の仕方 について質問紙セ ッ トは 「市区町担当者対象の調査セ ッ ト」 と 「コーディネーター対象の調 査セ ッ ト」の各
1セ
ッ トが入 っているため、各市区町子育て支援担当部局では、受け 取った封筒 を開封後、「市区町担当者対象の調査セ ッ ト」に挿入 されている質問紙 に答 えて もらう。また、各市区町子育て支援担当部局で、子育て支援総合コーディネー ト事業の実施 の如何にかかわ らず、「コーディネー トをしている人がいる」、「コーデイネーターがい る」 と判断 した場合、子育て支援担当部局職員か らその市区町のコーデ ィネーターに
「コーディネーター対象の調査セ ッ ト」一式を渡 してもらった。
2。 調査期間
2010(平
成22)年
11月 18日 に質問紙郵送手続きを行 った。質問紙配布時の締め 切 りは、「市区町担当者対象の調査」が2010(平
成22)年
12月 10日、「コーディネ ーター対象の調査」が2010(平
成22)年
12月 13日 とした。「コーディネーター対象 の調査」の締め切 りを遅 くしたのは、市区町担当者か らコーディネーターに質問紙 を 渡す期間を配慮 したためである。2010(平
成22)年
12月 10日 (午前)に
、質問紙 を配布 したすべての市区町に、御礼状 を送付 した。御礼状 には合わせて、まだ質問紙が手元 にある場合は返信 してほ しい旨を記 した。
よつて、質問紙締め切 り期限後 も質問紙返却 を受け付け、
2011(平
成23)年 1月 20日
までに関西学院大学芝野松次郎研究室宛てに届いた質問紙 を本研究の分析 に使 用 した。3。 倫理的配慮
調査結果は統計的に処理 され、個別 の市区町が特定できる情報は公開 しないことを
質問紙に明記した。また、収集したデータの取扱いには細心の注意を払った。
第
5章
調 査 結 果 と考 察 (その1)記
述統 計 的分析 によ る実態 の検 証第
5章
では、「市区町担当者対象の調査」及び 「コーディネーター対象の調査」の結 果 を、記述統計 を用いて分析す る。第3章
で示 した子育て支援総合コーデ ィネー ト理 論仮説のどの部分が実態 として弱いのか、また考 え として必要性が認識 されていない のかについて検証 を行 う。第
1節
子育て支援総合 コーデ ィネー トの実態(「市区町担当者対象の調査」について)1。 「市区町担当者対象の調査」の回収数・有効回答率
873件
の質問紙が回収 され、回収率は 50.8%であった。そのうち、子育て支援総合 コーディネー トの 「現状」については432件
、今後 の必要性に関する 「考え」 につい ては735件
を有効 回答 として採用 した。なお、属性の記述統計による分析については、「考え」で有効であった
735件
を分析対象 とす る。2。 「市区町担当者対象の調査」の回答 自治体の属性
(1)都
道府県別回収率及び地方別回収率表 5‑1に各都道府県別の質問紙配布数 と有効回答数及び有効回答率 を示 した。全体 の有効回答率は42。
8%で
あった。都道府県別の有効回収率 をみると、最 も高かったのが愛媛県 65.0%(13/20)、
2番
目が鳥取61。1%(11/18)、
3番
目が栃木 59。3%(16/27)で
あった (表 5‑1)。次 に、有効 回収率が低か った都道府県 をみ る と、最 も低か ったのが京都府 11。
4%
(4/35)、
2番
目が佐賀県 20。0%(4/20)、3番
目が広島県26.7%(8/30)(表
5‑1)と、 有効回答率は都道府県 によって差が見 られた。一方で、地方別回収率 をみると、いずれの地方 も有効回収率は
30%台
か ら40%台
であ り、地方別では有効回答率に大きな差は見 られなかった (表 5‑2)。
表
5‑1
「市 区町担 当者対象の調査」都道府県別 回収率配 布数 有効 回収 数 都 道府 県別 有効 回収率
北海道 173 82 47.4%
青 森 県 56.3%
岩 手 県 29 51.7%
宮城 県 38 31.6%
秋 田 県 22 27.3%
山 形 県 32 40.6%
福 島県 44 36.4%
宮城 県 42 45.2%
栃 木 県 59.3%
群 馬 県 37.0%
埼 玉 県 72 30 41.7%
千 葉 県 30 51.7%
東 京都 54 26 48.1%
神 奈川 県 57 33.3%
新 潟 県 54.5%
富山県 35.7%
石 川 県 47.4%
福 井 県 29.4%
山 梨 県 33.3%
長 野 県 42 20 47.6%
岐阜 県 40 52.5%
静 岡 県 43 48.8%
愛 知 県 70 36 51.4%
三 重 県 29 44.8%
滋 賀 県 52.6%
京都 府 35 11.4%
大 阪 府 43.7%
兵 庫 県 49 38.8%
奈 良県 27 48.1%
和 歌 山 県 31.0%
鳥取 県 61.1%
島 根 県 45.0%
岡 山 県 28 53.6%
広 島県 30 26.7%
山 口 県 36.8%
徳 島県 23 47.8%
香 川 県 29.4%
愛 媛 県 20 65.0%
高 知 県 28 35.7%
福 岡 県 70 24 34.3%
佐賀県 20 20.0%
長 崎 県 57.1%
熊本 県 37 45。9%
大 分 県 29.4%
宮崎 県 23 52.2%
鹿 児 島 県 30.8%
沖 縄 県 27.3%
欠損値 1
合 計 1717 735 42.8%
表
5‑2
「市区町担当者対象の調査」地方別回収率 配 布 数 有効 回収 数 地 方 別 有効 回収 率 北海 道 地 方 173 82 47.4%
東北 地 方 197 80 40。6%
関東地方 337 150 44口5%
中部地方 299 142 47。5%
近 畿地 方 259 99 38。2%
中 国 地 方 115 50 43。5%
四 国地 方 88 39 44.3%
九 州地 方 249 92 36.9%
欠損値
合 計 1717 735 42。8%
(2)市
区町の分類 と人 口規模「市 区町担 当者対象 の調査」 の回答者の勤務す る市 区町の属性 について尋ねた。
そ の結果、 中核市
30件
(4。1%)、 市 (中核 市以外)387件
(48.7%)、 東京23区
9 件 (1.2%)、 区(東京23区
以外)27件
(3.7%)、 町309件
(42。0%)、 欠損値2件
(0。3%)
で あ り、約半数 を市 (中核 市以外)が
占めた (図 5‐1)。30,4.1%
■中核市
目市 (中核市以外)
纂東京23区
難:区 (東京23区 以外)
●町 彗欠損値
27,3。
7%
9,1。
2%
図
5‑1
市 区町の分類2,0。
3%
│:│:111:│:│:│:│:
(3)市
区町の分類 と人 口規模「市区町担 当者対象の調査」回答者の市区町の「人 口」、「世帯数」、
につ いて尋ね た。
「人 口」で は、
5万
人以下 の比較的規模 の小 さな 自治体 が 54.6%「
18歳
未満 人 口」(401件 )と
半数 を占めた。一方、10万
人か ら30万
人以下の中規模 の 自治体 は16.9%(124件
)、 30 万人以上の大規模な 自治体 は22。9%(168件 )で
あった (表 5‑3)。 回答は100未
満切り捨て としたため、平均値は算出 しなかった。
世帯数、
18歳
未満人 口について も表 5‑3に 記 した。表
5‑3
有効 回答 の市区町の人 口規模 、世帯数及 び18歳未満人 口市 区町の 人 口 18歳 未満の人 口
5千人 以 下
5千人 以 上〜1万人 以 下 1万人 以 上〜
5万人 以 下 5万人 以 上〜10万人 以 下 10万人 以 上〜
30万人 以 下 30万人 以 上〜50万人 以 下 50万人 以 上〜100万人 以 下 100万 人 以上
欠損値 合 計
37 74 290 136 124 28 15
1
30 735
5 101 395
18.5 16.9 3.8 2 0.1 4.1
100
5千人 以 下
5千人 以 上〜1万人 以 下 1万 人 以 上〜
5万人 以 下 5万人 以 上〜10万人 以 下 10万人 以 上〜
30万人 以 下 欠 損 値
合 計
276 37.6 132 18 194 26.4 39 5.3 7 1 87 11.8 735 100
3。 「市区町担 当者対象の調査」の回答者の属性
(1)回
答者 の性 別「市 区町担 当者対象の調査」 に回答 した人の性別 は、男性
343件
(46.7%)、 女性387件
(52。7%)、 欠損値9件 (0.7%)で
あ り、女性 がやや多 い ものの差 は見 られなか った。(2)回
答者 の担 当部局の名称担 当部 局 の名称 は 自治体 によって さまざまで あったが、「教育委員会」、「教育部」、
「幼児教育課」な ど、教育系の部局 に所属 して いるとみ られ る回答者が
34件
(4。6%)、「こども部」、「こども福祉部」、「こども未来部」、「福祉部」、「福祉課」、「福祉事務所」、
「民生部」な ど、福祉系の部局に所属 して いる とみ られ る回答者が
692件
(94.1%)、欠損値 が
9件 (1.2%)と
、回答者 の約95%が
福祉 系部 局 に所属 して いる ことが示 され た。(3)回
答者 の職 位「市 区町担 当者対象の調査」の回答者の職位 につ いて尋ねた。
441名 (60.0%)が
市 区町の世帯数 5千人 以 下 147 20
5千人 以 上〜1万人 以 下 118 16.1
1万人 以 上〜
5万人 以 下 302 41.1
5万人 以 上〜10万人 以 下 65 88
10万人 以 上〜
30万人 以 下 58 7.9
30万人 以 上〜50万人 以 下 5 0.7
50万人 以 上〜
100万人 以 下 1 0.1
欠 損 値 39 5.3
合 計 735 100
何 らか の職位 につ いて いる と回答 した。職位 の名称 は、多 い順 に係長
101件
(13。7%)、主査
72件
(9。8%)、 主幹38件 (5.1%)で
あ った。(4)回
答者 の現在 の部署及 び子 ども関係 の部署所属年数「市 区町担 当者対象の調査」回答者 について、現在 の部署及び子 ども関係 の部署 に 所属 して何年 目か をそれぞれ尋ね た。
そ の結果、現在 の部署の所属年数 は平均3。
13年
目 (最小1年
目、最 大35年
目)で
あ り、現在 の部署 に来て
3年
未満 の回答 者が約70%で
あった。 また、子 ども関係 の部 署 の所 属年数 を見 て も、平均 6.42年目 (最少1年
目、最大40年
目)で
あ り、子 ども 関係 の部署 に来 て3年
目未満 の回答者 が約60%で
ある ことが示 された (表 5‑4)。つ ま り、市 区町の子 育て支援部局 にお いて責任 のあるポ ジシ ョンにつ いて いる回答 者 が多 い ものの、子 ども関係 の部 局でのキ ャ リアは比較的短 い ことが示 された。
現在の部署所属年数 子ども関係の部署所属年数
1年未 満 1年以上3年 未 満 3年 以上 5年 未 満 5年 以上 10年 未満 10年 以上 20年 未 満 20年 以上
欠損 値
196 322 144 58
8 6
1
735
26.7 43.8 19.6 7.9
1.1
0.8 0.1
100
146 283 139 63 19 78 7
735
19。9 38.5 18.9 8.6 2.6 10.6 1,0
100 1年未 満
1年以上3年 未 満 3年 以上 5年 未 満 5年 以上 10年 未満 10年 以上 20年 未 満 20年 以上
欠損値
4.市
区町における子育て支援総合 コーデ ィネー ト事業実施状況 と事業実施 における 今後の方針(1)市
区町での子育て支援総合 コーデ ィネー ト事業の実施状況 子育て支援総合 コーデ ィネー ト事業の実施状況 を尋ねた。その結果、最 も多かったのは「今後の実施については未定である(246件、33.5%)」
であった。次 に多いのが「同名ではないが類似の事業 を実施 している(220件、29.9%)」
であった。
「同名事業 を実施 している」のは全回答の6。
1%(45件 )で
あ り、「子育て支援総合 コーディネー ト事業」 として子育て支援総合コーディネー トを実施 している市区町は わずかであることがわかった (図 5‑2)。 法律上、子育て支援総合コーディネー トは提 供義務があるわけではないが、子育て支援総合 コーディネー トに重点を置いていない表
5‑4
現在 の部署及 び子 ど も関係 の部署所属年数ことが読み取れる結果 となった。
また、「同名ではないが類似事業 を実施 している
(220件
、29。9%)」 が多い背景 と して、子育て支援総合 コーデ ィネー ト事業以外の形で子育て支援総合コーディネー ト が実施 されているとも考え られたが、その具体的な事業名 (自 由記述)を
見ていくと、「子育て支援センター事業
(14件
、6。7%)」、「子育て支援室(10件
、4。5%)」 「地域 子育て支援拠点事業 (9件、4.1%)」 な どであ り、回答者が類似事業 として挙げた事業 の中には、少なか らず子育て支援総合コーディネー トを中心 としない事業 もあると示 唆 された。う強 め実 施につt,ヽこ1言オ電 ご善 ろ1246) 司名ではないか 搾 彙メ事菫を実 施してt,ヽろ1220) 同:も中 事業 類llt(1)事第:it,1ニー度t,■ 絶し,た,■とがない11'7) 同I島事業を実1担LIt′ヽ3(45)
∵ヂ 養 司:呂
=た:ォ輌 '(命
事業事:賞1毎15予定 であ 3(16) 同名導 事業t現在実 施していなt,ヽわli畳去II実 施L′ごlザL(3) 賀:員 1直18)
33̲5%
29.9%
26.8%
‑6・ 1%
■■ 2.2%:
10.4% │
■1.1% :
0 50 101〕 150 2(Ю
図
5‑2
子育て支援総合コーディネー ト事業実施状況 (n=735)(2)子
育て支援総合コーディネー ト事業の発展に必要なこと今後、市区町として子育て支援総合コーディネー ト事業を実施 していくために、何 が必要であるか尋ねた (複数回答可)。
その結果、「必要である」 との回答が多かったものか ら順に、「コーディネー ト事業 をする人員の確保
(535件
,72.8%)」 、「市区町内での予算確保(358件
,52.4%)」 、「コーディネーターの人材育成の機会 (366件,49。8%)」 となった (図 5‑3)。
コーディネーターにふさわ しい人材の確保や、コーディネーターの育成の機会等が コーディネー トを実施 していく上で課題であり、重要な点でもあることが読み取れる 結果となった。
=―ティネート業務をすう 人員の確 保(535) 市区BI内で,ら予算確得1385}
I― テ●本一ター(〕´1、セ 育成{li楽会(36→
圏 口者 '遭
府 県かもの■11壼 (357) 市L長担 彙部局ぼ1人、員t在保(355)
= ティ本ヽ卜賞詢手iまざI明薄:L{281}
子当て支援に賀する情幸R(1)とりまとあと撻理(200}
子 育て支蟹欅窓 樹(D一本lli(179}
事業を実施群 る場所の確 保(133}
子 崎て 支援(二関すケ:吉部,IIlcT'電子,イ tl{58)
モC)it(23}
52.4% 1̲̲̲¨̲量7=重%
49、8% 50.1%
1 2ア、2% : : │ : :/2.8当 卜 │ │ :
ユ
il挙│=│■.■■‥響準
11..:..二 .i轟 .It■必要 甕必要¬r」Iい
tD% 10% 2(鳥 30% 40% 50% 6(R 7(所 8〔R 9(丼610()%
図
5‑3
子育て支援総合 コーデ ィネー ト事業の発展 に必要な こと (各 n=735)(3)子
育て支援総合 コーデ ィネー ト事業の発展 に必要な こと今後、市区町 として子育て支援総合 コーデ ィネー ト事業 にどの程度力を入れて実施 していく予定があるか について、「まった く力を入れない(1)」 〜「十分力を入れる(10)」
までの
10段
階で答えて もらった。その結果、平均
5.79(標
準偏差2.42)で
あ り、今後 も子育て支援総合 コーディネー ト事業は市区町にとって、それほど優先度の高い事業ではないことが示唆 される結果 となった (図 5¨4)。180 : 160 : 140 1 120 1 100 : 80 : 6fJ : 40 : 20 1
01
図
5‑4
今後の子育て支援総合 コーデ ィネー ト事業の重点度 (n=735)5。 子育て支援総合 コーデ ィネー トの実施状況 (実施 している市区町のみ)
子育て支援総合 コーディネー ト事業の実施状況について、「同名の事業 を現在実施 し ている(45件 、6.1%)」 と「同名ではないが類似の事業 を実施 している(220件、29.9%)」
一 一 一