3. エンジニアリング実習
3.4. ヒストリデータの定義
3.4.1. ヒストリビルダの定義
● 手順 1 ヒストリビルダの起動
オブジェクトビルダの[ツール
(T)
]-[ヒストリビルダ(H)
]を選択すると,ヒス トリビルダが起動されます。図
3.4.2.-1
「ヒストリビルダ(H)
」の選択● 手順 2 ヒストリブロックの追加
ヒストリデータ収集のためにヒストリブロックを作成します。
ヒストリビルダのメニュー[プロジェクト
(P)
]-[ヒストリブロックの追加(H)...
] を選択すると「ヒストリブロック詳細」ダイアログが開きます。図
3.4.2.-2
「ヒストリブロックの追加(H)...
」の選択「ヒストリブロック詳細」ダイアログの「全般」タブで収集周期や時間,収集形式 などを指定します。本実習では下図のとおり入力します。
図
3.4.2.-3
「ヒストリブロック詳細」ダイアログによる収集周期や収集時間の設定補足 【収集形式】
収集形式は収集の開始と終了の条件で,以下の形式があります。
・ 連続形式ロータリー型
操業モードになると自動的に収集を開始し,開発モードになると停止する。収集時間を超えると古 いデータに上書きしていく。よって例題では,常に最新
1
時間のデータが保存されていることにな る。・ バッチ形式ストップ型
収集の開始と終了をアプリケーションから指示する形式。収集時間が来るとデータ収集も停止する。
収集の開始はトリガーオブジェクトを用いることも可能。
・ バッチ形式ロータリー型
収集の開始と終了をアプリケーションから指示する形式。収集時間が来ても収集を終了しないで古 いデータから上書きしていく。収集の開始はトリガーオブジェクト(
*1
)を用いることも可能。*1:
トリガーオブジェクトあるコントロールオブジェクトの
Cv
をトリガーオブジェクト指定することにより,そのCv
が0
以外のときにデータ収集を開始する。連続形式ロータリー型で長期保存をチェックすると,収集時間に関係なく収集デー タがファイル出力されます。長期保存ファイルの保持期間は別途指定可能です。
「DEMO」と入力します
「2秒」と入力します
「1時間」と入力します
デフォルトのまま
● 手順 3 グループの定義
次にグループの定義を行います。「グループ
1
」タブを開いてください。ここに,トレンドで表示するデータ
FIC001.Pv
,Y
流量.Cv
を定義します。・
FIC001.Pv
の設定(1)
オブジェクトの欄に表示されている[FCX01
]フォルダをダブルクリックすると[
FCX01
]の中に含まれているコントロールオブジェクトが表示されます。図
3.4.2.-4
「FCX01
」フォルダの選択(2)
さらに「FIC001
」をクリックすると[プロパティ]の欄に「FIC001
」のプロパティの一覧が表示されます。
図
3.4.2.-5
「FIC001
」オブジェクトの選択(3)
プロパティの欄にあるPv
を選択して,中央の[<-追加]ボタンを押します。図
3.4.2.-6
「FCX01.FIC001.Pv
」ペンの追加(4)
[ペン]の欄に「FCX01.FIC001.Pv
」と表示されたら[適用]ボタンを押します。(5)
[オブジェクト]欄の黄色アイコンをダブルクリックすると,[MainGroup
],[
FCX01
]のI/O
オブジェクト表示に戻ります。図
3.4.2.-7
フォルダの移動・
Y
流量.Cv
の設定(1)
前述の「・FIC001.Pv
の設定」の(1)
から(4)
の手順を参考にしながら設定してい きます。(2)
[MainGroup
]フォルダをダブルクリックします。[オブジェクト]の「
Y
流量」,[プロパティ]の「Cv
」を選択し,[<-追 加]ボタンを押します。「MainGroup.Y
流量.Cv
」と表示されたら[OK
]ボタ ンを押します。図
3.4.2.-8
「MainGroup.Y
流量.Cv
」ペンの追加補足 【
Cv
プロパティ(Current Value)
】Cv
プロパティ(Current Value
)は,コントロールオブジェクトの現在値を示すプロパティです。● 手順 4 ヒストリビルダの保存と終了
ヒストリビルダでの定義内容を保存します。ヒストリビルダのメニュー[ファイル
(F)
]-[上書き保存(S)
]で上書き保存し,[ファイル
(F)
]-[ヒストリビルダの終了(X)
]でヒストリビルダを終了します。オブジェクトビルダの保存と異なる点は,ファイル名を指定しないことです。ヒス トリビルダの定義ファイルはオブジェクトビルダで現在開いているワークスペース 中に決まった名称で作成されるためです。このため,保存は常に上書き保存となり,
ヒストリビルダの定義ファイルを複数持つことはできません。
保存はメニューからもツールバーからもできます。保存後にヒストリビルダを終了 してください。
補足 【ブロックとグループの決め方】
例題では
1
ブロック,1
グループの定義でしたが,ヒストリデータが多い場合は複数のブロックとグ ループに分けて定義しなくてはなりません。ヒストリデータはブロック単位にデータの同時性を保証します。また,トレンドグラフはグループ単 位で表示します。