U Z 0 2 U
‑2
5000 5500 6000 6500 7000 1500 8000 8500 X‑AXIS (m)
(c) Lax‑Wendroff scheme
10 e・9.6αh A.・αz)m Al・100. Ay・200m . .
︐
. a
・
︐
z o ‑
↑︿ぱト
Zω uz ou
‑2
5000 5500 6000 6500 1000 1500 8000 8500 X‑AXIS (m)
(e) six‑point scheme
1‑9.lO・
10t A1・zぽ加、
AI ‑100.
O 8t Ay‑lOOm ト ,話。
ト
3
4u Z ラ
O
u
‑2 X‑AXIS (m)
(g) SOWMAC
‑80 ‑
10
自
︒
. 2 ZO
︻ト︿区トZ凶
UZ
oυ
5000 5500 6000 8uOu d ~ÚÚ
X‑AXIS (川)
‑2
(b) leap1rog scheme
10 t 1=9.)()s
z I 似 ・2∞m
Q 8 + AI・1∞s ド l
; 2
6
!
Ay‑2∞mトZ μ1.
U
Z
8 2
‑2
5000 5500 6000 6500 7000 75OO 8000B;o0 X‑AXIS (m)
(d) staggered scheme
10 + 1ι9.lO.
I A.・2∞m
O
8 !
AI‑I仙勺 I Ay・ 山h .:.: 6 ドZ μ1.
U ' Z 92 υ
‑2
5000 5500 6000 6500 70OO 75OO‑‑~u X‑AXIS (m)
(1) improved six‑point scheme
図 2‑4 5
2次 元 純 粋 移 流 の 計 算 に よ る ス キ ー ム の 比 較
(y
= x
上 で )(安:r~I ど 4,.r少
ζ ι . r ; aε)
議 羽
ω
マーキ ど を ご「コl主
t
↓2 ω
当g
縁 故 弥x取乙 9v ‑
乙図UO!l1110S pexヨ
8LU8lpS lU!od‑xIS p8八OJd凶│
18 ‑
。
ω8l.pSlU!od‑x!Sθ凶8LpS HOJpU8M‑xel
な お 参 考 の た め に 、 各 種 計 算 ス キ ー ム に つ い て 図 2‑ 4 6の 2次 元問 題 の 計 算 に 要 し た 時 聞 を 比 較 し た も の が 表 2 ‑ 1で あ る 。 こ の 計 算 に は 、 ア y プ ル 社 製 の 32ピ ッ ト パ ー ソ ナ ル コ ン ビ ュ ータ
‑MacintoshII
( ク ロ ッ ク 周 波 数1 6 M
11z
, 公 称 計 算 ス ピ ー ド2MIPS)
を 用 い た 。 計 算 条 件 は 前 述 の 通 り 計 算 格 子 点6 0 x 6 0
点、タ イ ム ス テ ッ プ 数 日 ス テ ッ プ の 純 粋 移 流 の 計 算 で あ る 。
表 2 ‑ 1 各 種 計 算 ス キ ー ム の 所 要 計 算 時 間 (2 次 元 純 粋 移 流 計 算 の 場 合 )
一 一 一 一 一 一 一
計 算 所 要 時 間 (s e c )
1次 精 度 風 上 差 分 ス キ ー ム 5 6
Lax‑Wendroff
ス キ ー ム 1 8 9Leapfrog
ス キ ー ム 6 5Six‑point
ス キ ー ム 4 9 4改 良 型
Six‑point
ス キ ー ム 1 0 5 1SOWMACi
法 1 9 3‑82 ‑
2 )陣
l
体 的 に 回 転 す る 流 れ 渇 に お け る モ デ ル 計 算次に、
2
次 元 平 面 で 角 速 度ω = 2π / 1 2
,OOO(S ‑ I )
で 剛 体 的 に 同 転 す る 流 れ の 場 を 考 え る 。 こ れ は 、 各 象 限 でx
方向 も し く は y方 向 の 流 速 の 符 号 が 変化す る 流 れ 場 で あ る 。 初 期 条 件 と し て 図 2 ‑ 4 7 (a)のよ う なGauss
型 濃 度 分 布 を 与 える 。 計 算 領 域 は
4
,OOOmX 4
,OOOm
の2
次 元 平 面 で 、 初 期条件 は ピ ー ク の 位 置 (1.4 OOm
, ,1400m)
, 標 準 偏 差 別O m
で、計算条件は!J.x=
!J. y= 100m
, !J. t= 5 0 s
とし た。 t=1 2
,OOOs( 1
回 転 後 ) の 濃 度 分 布 を 図2‑
4 7 (b)に 示 す 。 初 期条件 と 同じ よ う な 濃 度 分 布 で 剛 体 回 転 し て い る の が 分 か る 。 厳 密 解 は 初 期 条 件 と 一 致 す る が 、 得 ら れ た 計 算 結 果 も 良 い 一致 を 示 し て お り 。
SOWMAC
ス キ ー ム は 流 速の 変 化 す る 2次 元 流 れ 場 に お い て も 高 い 精 度 で 移 流 の 計 算 が で き る こ と が 分 か った。( a )
L1x = 100 m .1y
=
100 m LiI = 50 s1 =
1 2
,000 s︑lJ・h
u
t︐ ︐
︑
図 2‑ 4 7 剛 体 的 に 回 転 す る 流 れ 場 に お け る 移 流 の 計 算
‑83 ‑
2. 5. 4 ま と め
本節 で は、 精度 や安 定 性 に 優 れ た 2階 導 関 数 の 差 分 の 特 ↑ 生 に 着
H
し、 1I
惜 の 移 流 方 程 式 の 代 わ りに 2階 の 波 動 方 程 式 を 解 くと い う 新 し い 概 念 を 川 い て 、 { 逆 来 の 問 題 点 を 解 消 し た 移 流 の た め の 新 し い高 精 度 計 算 ス キ ー ム で あ るSOWMAC
ス キー ム を 開 発 ・ 提 案 す る こ と が で き た 。 得 ら れ た 主 な 結 論 は 以 下 の 通 り で あ る 。 ( 1 ) 1階 の 移 流 方 程 式 の 代 わ り に 2階 の 波 動 方程 式 を 解 く と い う 新 し い概念、を用 い て 、 移 流 項 の 数 値 計 算 が 安 定 で 精 度 良 く 行 え る こ と が 分 か っ た 。 (2) 2階 の 波 動 方 程 式 は 解 と し て 前 進 波 と 後 退波を持 つが、 この う ち 前 進 波 の
み を 解 と し て 得 ら れ る よ う な 移 流 計 算 ス キ ーム を 特性 曲 線法 を 利用 して 求 め る こ と が で き た 。
( 3 ) ス キ ー ム 中 に 現 れ る 重 み κ, 。 を 計 算 ス キ ー ム のTaylor級 数 解 析 に よ って ク ー ラ ン 数 αの 関 数 と し て 理 論 的 に 求 め る こ と が で き た 。
(4 ) 計 算 ス キ ー ム の 形 は 、 ク ー ラ ン 数 の 正 負 に 関 わ り な く │α │豆 1の範 囲 で 用 い る こ と が で き る よ う に 最 終 的 な
1
つ の 式 に ま と め た(SOWMAC
スキー ム )。( 5 ) V
onN
eumannの 安 定 解 析 に よ りSOWMAC
ス キ ー ム の高 い 精度 と 安 定 性 を 確 認 し 、 ま た 種 々 の 計 算 ス キ ー ム と の 比 較 に お い て も Six‑pointス キ ー ム 程 度 の 高 精 度 を 有 す る こ と が 分 か っ た 。( 6 ) SOWMAC
ス キ ー ム は 用 い て い る 格 子 点 が 僅 か3
点 で あ る た め 、 境 界 付近 で の 取 り 扱 い が 容 易 で あ る 。( 7
) 流 速U
や格子幅!:lxが一定 で な い 場 合 の 移 流 の 計 算 に お い て もSOWMAC
スキ ー ム は 十 分 高 い 精 度 で 適 用 で き る こ と が 分 か っ た 。(8) 2次 元 ・ 3次 元 問 題 へ の 展 開 も 少 な い 計 算 量 で 容 易 に 精 度 良 く 計算で き る こ と が 分 か っ た 。
以 上 、 数 値 計 算 の 困 難 な 移 流 の 計 算 の た め 全 く 新 し い 高精 度 計算 スキ ー ム を 提 案 し た が 、 こ の
SOWMAC
ス キ ー ム は 上 述 の よ う に 多 く の 長所 を 有 す るこ とから、‑ 84 ‑
今 後 実 用 面 で 大 い に 活 用 さ れ る も の と 思 わ れ る 。 な お 、 こ の ス キ ー ム は 非 線 型 慣 性 項 等 の 計 算 に も 応 用 で き る も の と 恩 わ れ る 。 今 後 の 研 究 課 題 と し た t¥o
2. 6 結 言
本 章 で は 、 移 流 拡 散 方 程 式 の 数 値 計 算 で 難 し い と さ れ る 移 流 項 に 焦 点 を 当 て ス プ リ ッ ト ・ オ ペ レ ー タ ー ・ ア プ ロ ー チ と 特 性 曲 線 法 を 利 用 し て 、 従来 の 移 流 項 計 算 ス キ ー ム に お け る 短 所 を 十 分 補 っ た 計 算 ス キ ー ム を 開 発 ・ 提 案 す る こ と ができた。
従 来 の 計 算 法 の 中 で 高 精 度 を 有 す る Holly‑Preissrnannス キ ー ム は 、 そ の ス キ ー ム の 中 で 従 属 変 数 と し て 濃 度 だ け で な く 濃 度 勾 配 を 移 流 さ せ る と い う 方 法 を と っ て い た の で 、 多 次 元 へ の 拡 張 性 に 乏 し か っ た 。 こ の 問 題 点 を 解 消 す る た め に 濃 度 だ け を 従 属 変 数 と し て 扱 っ た Six‑pointス キ ー ム を 開 発 し た 。 この 手法は、
計 算 精 度 に お い て は Holly‑Preissrnannス キ ー ム と ほ ぼ 同 程 度 の 精 度 を 保 ち つ つ 、 2次元、 3次 元 問 題 へ 容 易 に 拡 張 で き る 計 算 法 で あ っ た 。
多 次 元 問 題 に お い て も 高 精 度 を 保 つ た め に 、 Six‑pointス キ ー ム に お け る 数 値 誤 差 を 打 ち 消 す 負 の 拡 散 項 を 求 め て 導 入 し 、 改 良 型Six‑pointス キ ー ム と し て 提 案 し た 。 こ の 計 算 法 は 2次元、 3次 元 で も 精 度 の 劣 化 が 非 常 に 少 な い高 精 度 の 計 算 法 で あ っ た 。
最後に、 1階 の 移 流 方 程 式 を 解 く 代 わ り に 2階 の 波 動 方 程 式 を 解 く と い う全 く 新 し い 概 念 、 を 用 い て 高 精 度 の 移 流 計 算 ス キ ー ム 、 SOWMACス キ ー ム を 導 く こ と が で き た 。 こ の ス キ ー ム は 、 用 い る 格 子 点 が 空 間 3点 だ け で あ る た め 、 境 界 付 近 の 取 り 扱 い 方 が 容 易 で 、 か っ 高 い 精 度 を 有 す る 計 算 法 で あ っ た 。 こ の ス キ ー ム の 多 次 元 へ の 拡 張 は 容 易 で 、 少 な い 計 算 時 間 で 精 度 良 く 移 流 の 計 算 を実 行 で き る こ と が 分 か っ た 。
Fhu n o
多手~ 3 」毒謹ー.::>1:全>=ー
71<土或
t こ d S
(フ ξ己主広首女畏司是霊~ O J Ji芯 月 ヨ3. 1 緒 言
第 2章 に お い て は 、 移 流 拡 散 方 程 式 の 高 精 度 計 算 ス キ ー ム に つ い て 考 察 し た。 そ し て 、 い く つ か の 有 力 な 計 算 法 を 開 発 す る こ と が で き た 。 こ の 章 で は 、 前 章 の 結 果 を も と に こ れ ら の ス キ ー ム の い く つ か の 応 用 に つ い て 述 べ 検 討 を 加 え る 。
ま ず は じ め に 、 拡 散 シ ミ ュ レ ー シ ョ ン に お い て 必 要 不 可 欠 な 拡 散 係 数 の 評 価 に こ の 高 精 度 移 流 計 算 ス キ ー ム を 用 い た 場 合 に つ い て 考 察 す る 。 第 2章 で 述 べ た よ う に 移 流 の 計 算 は 簡 単 な 差 分 な ど を 用 い る と 到 底 無 視 で き な い 程 の 誤 差 を 生 じ る こ と が 知 ら れ て お り 、 そ の 計 算 に は 十 分 な 注 意 が 必 要 と さ れ て い る 。 乱
流 拡 散 ・ 移 流 分 散 の 小 さ な 湾 な ど の 計 算 で は 、 移 流 の 計 算 か ら 生 じ た 数 値 拡 散 が 実 際 の 拡 散 に 比 べ て 大 き く な る た め 、 計 算 の 正 否 も 比 較 的 容 易 に 判 別 で き る が 、 拡 散 の 大 き な 河 川 な ど で は 数 値 拡 散 と 乱 流 拡 散 ・ 移 流 分 散 の 区 別 が つ か ず 拡 散 を 過 大 評 価 し て し ま う こ と に な る 。 一 方 、 計 算 結 果 と 現 況 を 比 較 し て 鉱 散 係 数 を 決 定 し よ う と す る と き は 、 数 値 拡 散 が 存 在 す る た め に 逆 に 拡 散 係 数 を 過 小 評 価 す る こ と に な る 。
例 え ば 、 博 多 湾 に お い て 水 質 指 標 の 1つ で あ る C 0 Dの 分 布 を 数 値 シ ミ ュ レ ー シ ョ ン し た 例 に つ い て 見 て み る 。 図 3 ‑ 1は 、 移 流 項 に 1次 精 度 風 上 差 分 ス キ ー ム を 用 い て 計 算 し た 博 多 湾 の C0 D分 布 で あ る 。 第 2章 で 開 発 し た Six‑po i n tス キ ー ム を 用 い て 全 く 同 じ 条 件 の 下 で C 0 D分 布 を 求 め る と 図 3‑ 2の よ う に な る 。 ま た SOWMACス キ ー ム に よ る 博 多 湾 の 拡 散 計 算 か ら も 図 3‑ 2と ほ と ん
‑86 ‑
l A 弘 一
20 18
16
14
12
(/)
ミ10
〉ー
10
COD ( m g / I )
15 20 25 X‑Axrs
図 3‑ 1 博 多 湾 に お け る C 0 0分 布 の 計 算 結 果 (1次 精 度 風 上 差 分 ス キ ーム)
(/)
ー
20 18
16
14 12
を10
〉喝
10
COD ( m g / I )
15 20 25 X‑AX r s
図 3 ‑ 2 博 多 湾 に お け る C 0 0分 布 の 計 算 結 果 (Six‑pointス キ ー ム )
‑87 ‑
1 . . . ‑
ど一致 し た C 0 D 分 布 が得 ら れ て い る。 図 3‑ 1は 図 3 ‑ 2 に 比 べ て 明 ら か に 拡 散 を 過 大 評 価 し て い る と 言 える。 こ の よ う に 数 値 拡 散 の 大 き い ス キ ー ム で は 、 真の 拡 散 以 外 に 数 値 拡 散 が 加 わ る た め 高 精 度 の 拡 散 シ ミ ュ レ ー シ ョ ン は
1 0 1
待 でき な い 。 本 章 で は 、 第 2章 で 開 発 し た 高 精 度 移 流 計 算 ス キ ー ム を 用 い て 、 潮 流 の 影 響 が 支 配 的 な 内 湾 ・ 内 海 を 対 象 と し て 、 数値 拡散 を 含 ま な い 物 理 的 な 拡 散 係 数 の 値 を 精 度 良 く 評 価 し 、 混 合 現 象 の 空 間 ス ケ ー ル ・ 時間 ス ケ ールに 応 じ た 統一的 で 総 合 的 な 拡 散 シ ミ ュ レ ー シ ョ ン の 実 現 を 目 指 す 。
一88‑
3. 2 瀬 戸 内 海 に お け る 物 質 の 分 散 係 数 の 推 定
3 . 2 . 1
は じ め に瀬 戸 内 海 に お け る 物 質 の 拡 散 問 題 に つ い て は 、 工 業 排 水 や 家 庭 排 水 に よ る 水 質 の 悪 化 、 赤 潮 の 発 生 等 に よ り 漁 業 面 や 環 境 面 か ら 研 究 の 必 要 性 が 認 識 さ れ 、
さ ま ざ ま な 検 討 が 行 な わ れ て き た 。 和 田 ・ 角 湯 (1974)は 流 速 変 動 の 述 続 出'1定 結 果 か ら 相 関 係 数 を 算 出 し 、 Taylorの 定 理 を 用 い て 10!icm
2 / s
のorderの 水 平 方 向 の拡 散 係 数 Kx、 Kyを 求 め て い る 。 杉 本 ・ 樋 口 (1972)や 上 嶋 ら (1982)は 1次 元 拡 散 方 程 式 を 用 い て 水 理 模 型 に よ る 拡 散 実 験 の 結 果 を 解 析 し 、 内 海 の 拡 散 係 数 ・ 分 散 係 数 を 求 め て い る 。 ま た 、 瀬 戸 内 海 に 潮 汐 残 漬 還 流 モ デ ル を 適 用 し て 鉱 散 係 数 を 評 価 す る 試 み も 行 な わ れ て い る ( 玉 井 ・ 早 川 (1975),玉井 (1976))。
一 方 、 速 水 ・ 宇 野 木 (1970)は 瀬 戸 内 海 全 体 に 渡 っ て 拡 散 係 数 を 一 定 と 仮 定 し
て 1次 元 拡 散 方 程 式 の 解 を 求 め 、 河 川 水 の 流 入 に よ り 希 釈 さ れ た 海 水 の 塩 分 濃 度 分 布 と 照 合 す る こ と に よ り 分 散 係 数K=107cm2/sを 得 て い る 。 し か し な が ら 極 め て 複 雑 な 地 形 と 潮 流 を も っ 瀬 戸 内 海 で た と え 1次 元 的 な 取 り 扱 い に し て も 拡 散 係 数 が 一 定 と い う こ と は あ り 得 ず 、 よ り 詳 細 で か っ 正 確 な 場 所 ご と の 拡 散 係 数 ・ 分 散 係 数 の 評 価 ・ 算 定 が 望 ま れ て い る 。
本 節 で は 、 場 所 ご と の 代 表 流 速 ・ 代 表 長 さ か ら 拡 散 係 数 を 評 価 す る こ と を 試 み、 1次 元 拡 散 方 程 式 を 移 流 項 の 数 値 拡 散 の 影 響 も 考 慮 し て Six‑pointス キ ー ム 等 の 高 精 度 ス キ ー ム を 用 い て 数 値 計 算 法 に よ り 解 析 し 、 塩 分 濃 度 分 布 の 実 測 値
に 最 も 良 く 一 致 す る 拡 散 係 数 を 場 所 ご と に 決 定 す る 。
‑89 ‑
3. 2. 2 瀬 戸 内 海 の 自 然 条 件
( a ) 地 形
周 防 灘 か ら 大 阪 湾 ま で を 含む 瀬戸内 海 は 関 門、 豊 予、 鳴 門、 紀 淡 の 4つ の 海 峡 で 外 海 と 結 ば れ 、 東 西 約 450km、 南 北 お よ そ 18‑‑‑50km(平 均 は 約 33km)程 皮 で、 地 形 は 極 め て 複 雑 に 入 り 組 ん で い る 。 瀬戸内 海 に は 大 小 約 3、000の 島 が 存 在 し、 流 れ や 拡 散 の 現 象 を 一 段 と 複 雑 に し て い る 。
本 節 で は 瀬 戸 内 海 と 外 洋 の 海 水 交 流 を 考 え て い る の で 、 こ こ で は豊 後水道 や 紀 伊 水 道 を 含 め て 取 り 扱 う こ と に す る 。 速 水 ・ 宇野 木 (1970)に 倣 って 図 3‑3
に 示 す よ う に 20km間 隔 の 計 算 格 子 点 を も ち 、 豊 後 水 道 と 周防 灘 の 交 点 (T )か ら 始 ま る 東 向 き の 1次 元 座 標 xを 考 え る 。 そ し て 、 豊 後 水 道 の南端 か ら交点 (T ) ま で を X l座 標 、 関 門 海 峡 か ら 交 点 (
T
)までを X 2座 標 と す る 。 鳴 門 海 峡 は 断 面 積 が 紀 淡 海 峡 の 1/13と 小 さ く 、 播 磨 灘 に 流 出 入 す る 潮 流 も 明 石 海 峡 か らの方 が 圧 倒 的 に 大 き い こ と が 分 か っ て い る ( 和 田 ・ 角 湯 (1974)) の で 本 解 析では 無 視 す る 。 表 3‑ 1に 図 3‑ 3の 各 格 子 点 の 断 面 積 と 海 面 幅 を 速 水 ・ 宇野 本 (1970)図 3 ‑ 3 瀬 戸 内 海 と 断 面 座 標