4. ドライバの使い方
4.5. ドライバ動作指定
[プレビュー]
現在の設定を基に、仮読み込み(プレビュー)を行い、プレビュー ウィンドウにイメージ画像の表示を行います。
実際の読み取りを行う前に、プレビューで読み取りイメージを確認 したり、読み取り範囲を指定したりすることができます。
基本的には、フラットベッド搭載機の場合、フラットベッド読み取 り時のみ有効となります。非搭載機の場合、ADF 上の 1 枚目の原稿
(両面の場合は表面のみ)が読み取られます。
スキャナの機種により、サポートされない場合があります。付録に 記載の「イメージスキャナ仕様」を参照してください。
[読取]
設定されている値を基に、実際に読み取りを行います。
読み取り中は次のような「プログレス・インジケータ」が表示され、
読み取り状況を確認できます。読み取りを途中でやめたい場合は、
[キャンセル]ボタンを押してください。
下部に表示される文字列は、本ドライバとアプリケーション間で使 用されるデータの転送モードを表します。
「転送モード」には、ネーティブモード,メモリモード,ファイルモ ードがあり、ご使用のアプリケーションにより異なります。
また、一部の機種では、読み取り中の原稿の傾きを「情報:」部に表 示します。
プログレス・インジケータ
[閉じる]/[了解]
読み取りを行わずに、ダイアログを閉じます。設定を変更した場合、
変更した設定値は初期値ファイルに保存されます。
[リセット]
現在の設定値を、画面をオープンした直後の状態に戻します。
[ヘルプ]
オンラインヘルプを表示します。また、カーソルのある項目で[F1]
キーを押すと、その項目に関するヘルプが表示されます。
[F1]キーによるヘルプの表示は、使用しているアプリケーションによっ て機能しない場合があります。これは、本ドライバに対する操作がアプリ ケーションを通して行なわれるためで、アプリケーション側における[F1]
キーの取り扱いの違いによるものです。 [Ctrl]キーや[Shift]キーを押 しながら[F1]キーを押すことにより機能する場合も有ります。
注意
[オプション]
装置固有の機能などについての設定を行うための「オプションダイ アログ」を表示します。後述の「オプションの設定」を参照してく ださい。
[詳細]ボタン
濃度補正,画像処理に関する設定を行うための「詳細」ダイアログ を表示します。
管理ボタン
設定ファイルの管理および簡易ダイアログ表示切り替えの設定を 行うための「設定管理ダイアログ」を表示します。
[バージョン]
本ドライバのバージョンを確認したい時は、このボタンを 押して下さい。
4.6. 「読取領域」の設定方法について
プレビューウィンドウにおける読取領域の指定手順は以下の通りです。
設定:
1.マウスの左ボタンを押し、読取領域の始点(左端、上端)を指定しま す。(カーソルが「+」の形に変わります。)
2.そのままドラッグして読取領域をひろげます。(カーソルの移動とと もに、範囲枠がひかれます。)
3.マウスの左ボタンを離して読取領域の終点を決定します。
移動:
1.範囲枠の内側に、マウスカーソルを移動します。(カーソルが「手」
の形になります。)
2.マウスの左ボタンを押します。(カーソルが「手」を握った形になり ます。)
3.そのままドラッグして、範囲枠を移動します。
4.マウスの左ボタンを離して、移動先を決定します。
解除:
範囲枠を解除するには、次のいずれかの方法で行います。
・ 範囲枠の外側(かつ、読み取り原稿サイズの内側)で、マウスの左ボ タンをクリックします。
・ 別の用紙を選択します。