第4章 ユーティリティ
4.8 リモートノード接続確認コマンド
コマンドオプション オプションを指定します。使用可能なオプションは各コマンドの説明をご覧くださ い。
管理コマンドのリモート操作
本コマンドを実行するときに、コンピュータ名を指定することにより、リモートコンピュータにインストールされた本製品の情報を一括で採 取したり、本製品の一部のコマンドをリモートコンピュータ上で実行することができます。
注意
・ リモート操作を行う場合、ローカルコンピュータとリモートコンピュータで本製品のバージョン/レベルが同一である必要がありま す。バージョン/レベルが異なっていた場合、本製品の動作は保証されません。
・ リモート操作を行う場合、あらかじめ次の操作を行う必要があります。
- ローカルコンピュータおよびリモートコンピュータをWindowsのドメインに参加させてください。
- リモート操作を行うユーザーは、Windowsのドメインのユーザーアカウントでログオンしてください。
- リモートコンピュータの管理者権限を持つユーザーグループに、リモート操作を行うWindowsのドメインのユーザーアカウントを 登録してください。
・ Windowsファイアーウォールが既定で有効になっています。このため、リモート操作を行ったとき、接続に失敗する場合があります。
詳しくは、「付録D セキュリティ」をご覧ください。
4.1.1 HELPコマンド
CSADMINで指定可能なコマンドの使用方法を表示します。
管理者権限で実行されたコマンドプロンプトで、以下のように指定します。
> CSADMIN HELP [コマンド]
コマンド名を省略した場合は、利用可能なコマンド名の一覧が表示されます。コマンド名を指定した場合は、そのコマンドの使用方法 が表示されます。
参考
コンピュータ名の指定は不要です。
4.1.2 COLLECTコマンド
指定されたコンピュータの情報を集めたCABファイルを作成し、管理者のコンピュータ(CSADMINコマンドを実行したコンピュータ)に 保存します。
管理者権限で実行されたコマンドプロンプトで、以下のように指定します。
> CSADMIN [\\コンピュータ名] COLLECT [list | add 情報名...| del 情報名...| save ファイル名 [/q]]
パラメタ 意味
list 設定されている情報の一覧を表示します。
add 指定された情報をCABファイルに含めるよう設定します。
del 指定された情報をCABファイルに含めないよう設定します。
save 設定に従って必要な情報の収集、およびCAB形式での圧縮を行い、指定したファイル 名で保存します。
/q オプションを付けると、保存するファイルと同名のファイルがあるとき確認メッセージを 表示せずに上書きします。
情報名(CABファイルに格納される情報の名前)には、以下の種類があります。
情報名 概要
ccserr エラー発生時のトレースファイル。
cfg 本製品の内部情報。
csadmin 管理コマンドの内部情報。
curtrc 最新のトレース情報。
evtlog イベントビューアのログファイル。
evttrc EVENTコマンドの指定により採取されたトレースファイル。
log CSLOGコマンドで採取される情報。
modlist インストールされているモジュール情報。
msinfo システム情報。
setup 本製品の設定情報。
trclog トレースログ保存コマンドによって保存されたファイル。
ver OSのバージョン情報、本製品のバージョン情報。
参考
本機能では、本製品を使用する通信アプリケーション(WSMGR、FNA Serverなど)の情報も採取することができます。この場合に指定 する情報名については、通信アプリケーションのマニュアルやヘルプ、ソフトウェア説明書などをご覧ください。
4.1.3 CONFIGコマンド
本製品のセットアップ情報(コンフィグレーション)の反映タイミングと設定情報の格納先の変更を行います。
管理者権限で実行されたコマンドプロンプトで、以下のように指定します。
> CSADMIN [\\コンピュータ名] CONFIG [list | now | auto | manual]
[/file:参照コンピュータ名 | /localfile]
パラメタ 意味
list 設定内容を表示します。
now 現在保存されている設定情報を利用可能な状態にします。
auto セットアップユーティリティで設定情報を保存して終了するときに、保存する情報 を利用可能な状態にするように設定します。
manual セットアップユーティリティで設定情報を保存して終了するときに、保存する情報
を利用可能な状態にしないように設定します。
/file:コンピュータ名 コンフィグレーションが格納されるコンピュータのコンピュータ名を指定します。何
も指定しなかった場合、管理対象のコンピュータ名注1)が指定されます。
/localfile 設定情報が格納されているコンピュータとして、管理対象のコンピュータ注1)を指
定します。
注1)管理対象のコンピュータとは、「コマンド形式」の「コンピュータ名」で指定したコンピュータを意味します。
4.1.4 INFOコマンド
OSバージョン、本製品のバージョン・レベル、インストールされている通信機能などを表示します。
管理者権限で実行されたコマンドプロンプトで、以下のように指定します。
> CSADMIN [\\コンピュータ名] INFO
4.1.5 EVENTコマンド
本製品の内部イベント発生によるトレースの自動採取に関する設定を行います。
注意
このコマンドは、通常は使用しません。使用する必要があるのは、トラブルが発生したときだけです。ご使用のときは、弊社技術員の指 示に従って、イベントコード、その他のパラメタを設定してください。
管理者権限で実行されたコマンドプロンプトで、以下のように指定します。
> CSADMIN [\\コンピュータ名] EVENT [list | enable | disable | restore
| {trcon | trcoff | del} イベントコード... | trcfile [/num:個数][/sv:重大度] ]
パラメタ 意味
list 設定内容を表示します。
enable trcon, trcoffで設定されたイベントごとの指定を有効にします。イベントが発生す
ると、設定内容に従ってトレース採取を行います。設定されていないイベントが 発生した場合は、重大度で指定されている動作を行います。
disable イベントごとの指定を無効にします。イベントが発生すると、設定内容は無視さ
れ、常に重大度で指定されている動作を行います。
restore イベントコードの設定を初期設定(インストール時の状態)に戻します。
trcon イベントコード 指定されたイベントが発生したときに、トレースを採取するよう設定内容を変更し
ます。ただし、disableで設定が無効にされている場合は、重大度で指定されて いる動作を行います。
trcoff イベントコード 指定されたイベントが発生したときに、トレースを採取しないよう設定内容を変更
します。ただし、disableで設定が無効になっている場合は、重大度で指定され ている動作を行います。
del イベントコード 指定されたイベントを設定から削除し、このイベントが発生したときに、重大度で
指定されている動作を行うようにします。
trcfile /num:個数 保存するトレースファイルの個数(0~1000)を設定します。設定された個数を超
えて保存する場合は、古いファイルから順に上書きされます。
trcfile /sv:重大度 イベントごとの設定に含まれていないイベントが発生した場合、またはイベントご
との指定が無効になっているとき(CSADMIN EVENT disableの実行後)にイベ ントが発生した場合に、トレース採取を行うための条件を、重大度(0~4)で指定 してください。初期値は2です。
各数値の意味は次のとおりです。
0 : すべて採取
1 : 情報レベル以上のイベント発生時に採取 2 : 警告レベル以上のイベント発生時に採取 3 : エラーレベル以上のイベント発生時に採取 4 : 採取しない
なお、エラーの重大さを表すレベルは、イベントコードの上位2ビットの値によっ て定義されています。
00 : 成功レベル 01 : 情報レベル
10 : 警告レベル
11 : エラーレベル
4.2 トレースコマンド
本コマンドは、本製品、および本製品を利用している通信アプリケーション(WSMGR、FNA Serverなど)のトレース情報を制御するた めのコマンドです。
本製品では、メモリ上のトレースバッファにトレースデータを採取しています。
本コマンドは、メモリ上に採取されたトレースデータをファイルへ保存することができます。なお、採取されているトレースデータがトレー スバッファサイズの上限を超えそうになると、再度トレースバッファの先頭に戻って古いデータから上書きします。
注意
採取されたトレース情報ファイルにはネットワーク上の通信データ内容が含まれます。ファイルの取り扱いには注意してください。
また、トレースバッファサイズや採取するトレース情報を変更することもできます。
本コマンドで扱うトレースフラグには、採取するトレースデータの設定情報を指定します。トレースフラグは制御部ごとに管理していま す。
参考
・ 本製品のインストール直後は、必要な制御部のトレースフラグはONに設定されています。
インストール直後のフラグ状態については、「4.2.1 制御部名」を参照してください。
・ メモリ上のトレースバッファに採取されるトレースデータを、自動的にファイルに保存する方法については、「4.3 トレースログ保存コ マンド」をご覧ください。
コマンド形式
管理者権限で実行されたコマンドプロンプトで、以下のコマンドを実行します。
注意
コマンドプロンプトを起動するときは「管理者として実行...」を選択してください。許可を求められた場合は、操作の続行を許可するか、
管理者アカウントのパスワードを入力します。
本コマンドの処理が完了したら、セキュリティのためコマンドプロンプトを終了させてください。
> CSTRACE コマンド名 [パラメタ]
> CSTRACE コマンドの使用方法を表示します。
> CSTRACE SAVE ファイル名 [コメント] 例:CSTRACE SAVE TRACE.DAT
例:CSTRACE SAVE TRACE.DAT 成功時のト レース
メモリ上に採取されたトレースデータをファイルに保存し ます。なお、保存されるファイルサイズはトレースバッファ サイズとほぼ同じになります。
> CSTRACE CLEAR メモリ上のトレースバッファを初期化します。それまでに
採取されたトレースデータは消去されます。
> CSTRACE SIZE サイズ 例:CSTRACE SIZE 256
メモリ上のトレースバッファの大きさをKB単位で設定しま す。
本コマンドを実行するとトレースバッファが初期化され、
それまでに採取されたトレースデータは消去されます。
[初期値]1024(KB)
> CSTRACE STATUS [制御部名] トレース採取の設定情報を表示します。
> CSTRACE ON 制御部名[:サブIDリスト]
例:CSTRACE ON FNA
CSTRACE ON FNA:0,2-5,8 CSTRACE ON *
指定された制御部のトレースフラグをONに設定し、トレー スの採取を開始します。
通常、「サブIDリスト」は省略します。