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磁気テープ装置

ドキュメント内 さあはじめよう,UNIX (ページ 130-137)

2. 所有者に対するパーミッションの状態 3. グループに対するパーミッションの状態

9.1 磁気テープ装置

磁気テープは、他の計算機システム間でのプログラムやデータの受渡し、一定期間使用しな いファイルの保存等に利用することができます。利用するホストにより取り扱い等が異なりま すので十分注意してください。

9.1.1

磁気テープ装置仕様

9.1: 磁気テープ装置仕様表

マシン名 媒体の種類 記録密度(bpi) 記録容量(MB)

sanuki オープンリール 800 20

1600 40

3200 80

6250 130

8mmカートリッジ { 2,000

1/4 インチCGMT { 最大155

9.1において、

1. bpiとは記録密度を表す単位で、ByteP erI nchの略です。長さ1インチ あたり何バイトの情報を記録するかという意味です

2. オープンリールは、2400フィートのテープを使用した場合です

9.1.2

磁気テープ装置の論理名称

9.2: 磁気テープ装置用デバイスファイル名称一覧表 周辺装置名 特殊ファイル名 記録密度 リワインド

(デバイスファイル名) (bpi) (巻き戻し) オープンリール /dev/rst4l 800

/dev/nrst4l 800 無

/dev/rst4m 1600 有

/dev/nrst4m 1600 無

/dev/rst4h 6250 有

/dev/nrst4h 6250 無

/dev/rst4u 圧縮, 6250

/dev/nrst4u 圧縮, 6250

8mm /dev/rst5 { 有

/dev/nrst5 { 無

CGMT /dev/rst2 { 有

/dev/nrst2 { 無

9.1.3

磁気テープ装置を利用するコマンド

UNIXでは、磁気テープ装置を利用するためのコマンド がいくつか用意されています。ここ では、最も代表的な\tar"\mt"コマンド について、その利用方法を \8mmカート リッジ"

に記録する方法で説明します。したがって、他の装置を利用する場合は、デバイスファイル名 が異なりますので、注意してください。

9.1.3.1 tarコマンド

tarコマンド で、指定デ ィレクトリ以下に含まれるすべてのファイルを磁気テープに書き込 んだり、磁気テープから読み込んだりすることができます。

コマンド 形式

sophia% tar [オプション] [デバイスファイル名] ファイル名

オプション 説明

c 磁気テープにファイルの内容を書き込む

f 磁気テープのデバイスファイル名を指定する

t 磁気テープに書き込まれたファイルのファイル名のリス トを出力する

v 磁気テープ に読み書きするときに詳しい情報を出力さ せる

x 磁気テープに書き込まれた内容をディスクファイルに書 き出す

使用例1 磁気テープに新たに書き込む場合

sophia% tar cvf /dev/rst1 ファイル名

3 0

2 1

使用例2 磁気テープの内容を見る場合

sophia% tar tvf /dev/rst1 3 0

2 1

使用例3 磁気テープから読み込む場合

sophia% tar xvf /dev/rst1 3 0

2 1

9.1.3.2 mtコマンド

\mt"コマンド は、磁気テープ装置に直接コマンド を送るために使われます。

コマンド 形式

sophia% mt [-f デバイスファイル名] コマンド [count]

コマンド 説明

eof 磁気テープ のカレントポジョションに EOF マークの

count値分を書き込む

fsf count値分ファイルを前にスキップ

fsr count値分レコード を前にスキップ

bsf count値分ファイルを後にスキップ

bsr count値分レコード を後にスキップ

rew 磁気テープをリワインド (巻き戻し)する 使用例1 テープを巻き戻す場合

sophia% mt -f /dev/rst1 rew 3 0

2 1

使用例2 EOFマークを2回書き込む場合

sophia% mt -f /dev/rst1 eof 2 3 0

2 1

使用例 ファイルスキップする場合

* 詳細については、オンラインマニュアル(mt(1), tar(1),mtio(4))を参照してください。

それでは実際例を使って説明します。

1 自分のホームディレクトリ以下、全てのファイルを磁気テープ (8mmカートリッジ)に書 き込む場合

1. 自分のホームデ ィレクトリに移動します。

sophia% cd 3 0

2 1

2. 自分のホームデ ィレクトリを確認します。

sophia% pwd 3 0

2 1

/shome/succ/t-jouchi

3. 1つ上のデ ィレクトリに移動します。

sophia% cd ..

3 0

2 1

4. \tar"コマンド およびデ ィレクト名を入力します。

sophia% tar cvf /dev/rst1 ./t-jouchi 3 0

2 1

a ./t-jouchi/.login 1 blocks

a ./t-jouchi/.cshrc 1 blocks

a ./t-jouchi/vitest 1 blocks

.

.

.

sophia%

\v"オプションを付けているのでファイル名が表示されます。

2 磁気テープの内容を読み込み、ファイルに復元する場合

1. 自分のホームデ ィレクトリに移動します。

sophia% cd 3 0

2 1

2. カレントデ ィレクトリを確認します。

sophia% pwd 3 0

2 1

/shome/succ/t-jouchi

3. 1つ上のデ ィレクトリに移動します。

4. \tar"コマンド を実行します。

sophia% tar xvf /dev/rst1 3 0

2 1

x ./t-jouchi/.login, 142bytes, 1 tape blocks

x ./t-jouchi/.cshrc, 224bytes, 1 tape blocks

x ./t-jouchi/vitest, 149bytes, 1 tape blocks

sophia%

\v"オプションを付けているので磁気テープの内容が表示されます。

注意 デ ィレクト リ名やファイル名を指定しないと、テープに記録されているすべてのデ ィレ クトリとファイルが復元されます。

磁気テープ装置ではなく、パソコンのFD(フロッピーディスク)MO(光磁気ディスク)に、

UNIX上のファイルをバックアップとして保存しておきたいときにも、tarコマンド を使って 処理することができます。

tarコマンド には、デバイスファイル名の代わりに通常のファイル名を指定することで、複 数のファイルを1つのファイル (tarコマンド で作ったファイルなので\tarファイル"と言いま す) にまとめるといった機能もあります。

3 自分のホームデ ィレクト リに \Program" というデ ィレクト リがある。そのデ ィレクト リにあるすべてのファイルを tar ファイルにして、MO(光磁気デ ィスク) に保存する。

(Windows 2000からUNIXにログ インしていることとします)

1. カレントデ ィレクトリを確認します。

sophia% pwd 3 0

2 1

/shome/succ/t-jouchi/Program

2. バックアップを取りたいデ ィレクトリの、1つ上のデ ィレクトリに移動します。こ の場合は、ホームデ ィレクトリになります。

sophia% cd ..

3 0

2 1

sophia% pwd 3 0

2 1

/shome/succ/t-jouchi

3. \tar"コマンド および tarファイルの名称を入力し、実行します。

sophia% tar cvf /tmp/backup.tar ./Program 3 0

2 1

a ./Program

a ./Program/DATA

a ./Program/prog1.c 13 blocks

a ./Program/test.c 4 blocks

a ./Program/DATA/database 20 blocks

.

.

.

sophia% ls -l /tmp/backup.tar 3 0

2 1

total

-rw-r--r-- 1 t-jouchi 547040 Jan 17 13:46 backup.tar

sophia%

上記のコマンド を実行すると、 \/tmp"デ ィレクトリ1に、\backup.tar"という tar ファイル2が作られます。

4. Windows2000搭載のパソコンには \FFFTP"というファイル転送が簡単にできる アプリケーションがインストールされています。UNIXからパソコンにファイルを転 送するときは、このアプリケーションを使います。詳細については、別冊『FFFTP の使い方』を参照してください。

5. MOへの転送が済んだら、tarファイルは削除します。

sophia% rm /tmp/backup.tar 3 0

2 1

4 MOにあるtarファイルから、UNIXのファイルを復元します。ここでは、例3で作った バックアップ (tarファイル)を元に戻します。(Windows 2000を利用していることとし ます)

1. \FFFTP" を使って、いずれかの UNIXマシンの \/tmp"ディレクトリにtarファ イルを転送します。

2. tarファイルを転送したUNIXマシンにログ インします。

3. 復元するディレクトリの1つ上のディレクトリに移動します。ここでは、ホームディ レクトリになります。

sophia% cd 3 0

2 1

4. カレントデ ィレクトリを確認します。

1一時的なファイルを置くディレクトリで、それぞれのUNIXマシンに用意されています。なお、すべてのユー ザが共有して使っているデ ィレクトリなので、あまり大きなファイルは置かないでください。また、作業が終っ た時点で、速やかに自分のファイルは消してください。

sophia% pwd 3 0

2 1

/shome/succ/t-jouchi

5. \tar"コマンド を実行します。

sophia% tar xvf /tmp/backup.tar 3 0

2 1

x ./Program

x ./Program/DATA

x ./Program/prog1.c, 2500 bytes, 13 tape blocks

x ./Program/test.c, 649 bytes, 4 tape blocks

x ./Program/DATA/database, 8569 bytes, 20 tape blocks

.

.

.

sophia%

6. tarファイルを削除します。

sophia% rm /tmp/backup.tar 3 0

2 1

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