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- 33 - 卒業論文題名(2009 年 4 月〜2012 年 3 月)
浜 亮介:「東北地方より収集したナシ在来品種の成熟に関する研究」(2010 年 3 月)
三ツ橋 昇平:「東北地方より収集したナシ遺伝資源ʻサネナシʼ無核果実形成について」(2010 年 3 月)
森本 恵梨子:「酒米品種を特徴づける心白発現形質のアソシエーション解析」(2010 年 3 月)
戸倉 亮爾:「肉牛生産現場における畜舎環境の調査」(2010 年 3 月)
武森 洋平:「ニホンナシの新規ポリネーターとしてのハエの利用」(2011 年 3 月)
中野 誠士:「ʻサネナシʼの単為結果性評価」(2011 年 3 月)
畑中 啓佑:「米糠中のフィチン酸含量の自然変異」(2011 年 3 月)
水野 雄仁:「黒毛和種の筋肉内脂肪における脂肪酸組成の経時的変化と脂肪の融点に関する研究」(2011 年 3 月)
小栗 佑介:「黒毛和種の肥育後期における脂肪交雑の蓄積に関する研究」(2011 年 3 月)
天羽 仁美:「SSR マーカーによる中国に自生するʻ秋子梨ʼの集団構造解析」(2012 年 3 月)
岸川 明日香:「ニホンナシのポリネーターとしてのハエの有用性」(2012 年 3 月)
山田 勝久:「東北地方から収集したナシの花器形態特性の評価による観賞用系統の選抜」(2012 年 3 月)
榮井 ゆみ:「直接蛍光法による黒毛和種の血中ビタミン A 濃度の測定と給与飼料との関連性」(2012 年 3 月)
柳原 佳代子:「黒毛和種の肥育後期における脂肪酸組成と筋肉内脂肪の経時的変化に関する研究」(2012 年 3 月)
横川 祐子:「黒毛和種の脂肪酸組成に影響を与える要因と光ファイバー分光測定値との関連性」(2012 年 3 月)
生産活動
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I 作目、作付け面積および飼養頭数の推移
2006 年〜2008 年度において販売収入に直接関係する作目、作付け面積、家畜の飼養頭数および総収入の推移は 第 1 表に示すとおりである。この表には、野菜苗の育苗や結果年齢に達していない果樹の若木など直接収入に結 び付かないもの、研究目的のみで栽培されているものや見本園等の目的で栽培されているものは含まれていない。
新たなバレイショ品種を掘り起こす「June Princess プロジェクト」の終了により、バレイショの作付け面積が 減少した一方、幼木が収穫可能なまでに生育したことからブドウの作付け面積が増加している。
第 1 表 作目、作付面積、飼養頭数および総収入の推移(単位:アールまたは頭数)
類別 作目 2009 2010 2011
作物
イネ 837 855 855
ダイズ 30 30 30
野菜
サツマイモ 8 8 8
バレイショ 17.5 8 9
タマネギ 5 5.5 5
キャベツ 10 10 10
果樹
ナシ 44 44 44
ブドウ 30 40 40
カキ 32 32 32
畜産
黒毛和種 成畜 76 75 76
黒毛和種 子畜 31 24 32
イタリアンライグラス 825 775 840
トウモロコシ 65 65 65
ソルガム 65 - -
子畜:生後 12 ヵ月齢未満、成畜:生後 12 ヵ月齢以上とした(頭数は各年度 4 月 1 日時点)
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II 部門別生産概要
2009 年 4 月から 2012 年 3 月までの間、教育研究活動の基盤となる農畜産物の生産活動は、作物系、果樹系お よび畜産系の 3 系において行われた。以下に生産活動の概略を系別に記述する。
作物系
2009、2010 および 2011 年度のイネ作実績をそれぞれ第 2 表、第 3 表および第 4 表に示した。また、各年度の 畑作生産実績をそれぞれ第 5 表、第 6 表および第 7 表に示した。栽培品目ごとの 3 年間の状況を以下に述べる。
(1)イネ
2009 年度における栽培面積および収量は第 2 表のとおりである。
播種は「コシヒカリ」を 4 月中旬、「キヌヒカリ」を 4 月中旬と 5 月上旬、「杜氏の夢」を 5 月上旬、「ゆめおと め」・「ヒノヒカリ」を 5 月中旬(学生実習)におこなった。苗の生育は、おおむね平年並みであった。
栽培期間中の生育はおおむね平年並みに推移したが、7,8 月に降雨が多く日照不足や低温傾向のために生育が 抑制された可能性がある。そのために作柄は極早生品種「キヌヒカリ」で不良となった。極早生品種「コシヒカ リ」同品種「杜氏の夢」、中生品種「ゆめおとめ」・「ヒノヒカリ」はやや良となった。
面積 総収量 10a当たり
(a) (kg) 精玄米(kg) 屑米(kg) 総収量(kg)
コ シ ヒ カ リ 97 4,820 4,510 310 496.9 108a) キ ヌ ヒ カ リ 224 10,571 10,071 500 471.9 94 b) 杜 氏 の 夢 30 1,508 1,433 75 502.7 103c) ゆ め お と め 100 5,571 5,292 279 557.1 106d) ヒ ノ ヒ カ リ 386 21,595 19,839 1756 559.5 103b)
a)過去5年間(1991年度から1993年度および2007年度、2008年度)の平均を100とした値 b)過去5年間の平均を100とした値
c)過去4年間の平均を100とした値 d)過去3年間の平均を100とした値
第2表 2009年度イネ作実績
品 種 名 同左内訳
指数
2010 年度における栽培面積および収量は第 3 表のとおりである。
4 年間作付けしてきた「ゆめおとめ」の種子が入手困難になったため栽培を打ち切り、「ゆめおとめ」より成熟 期がやや早い良食味の新品種「きぬむすめ」を導入した。また健康機能やリラックスに関係する GABA(γ-アミ ノ酪酸)の生成量が普通品種より多い巨大胚品種「はいいぶき」も導入した。
播種は「はいいぶき」を 4 月上旬、「コシヒカリ」を 4 月中旬、「キヌヒカリ」を 4 月中旬と 5 月上旬、「杜氏の 夢」を 5 月上旬、「きぬむすめ」・「ヒノヒカリ」を 5 月中旬(学生実習)におこなった。苗の生育は、おおむね平 年並みであった。
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生育期間中は極早生品種の田植え後の 5 月中旬から下旬にかけて低温傾向により生育が抑制されたが、6 月下 旬から気温は高く推移し生育は回復した。しかしながら 8 月から 9 月にかけて猛暑と少雨の影響で高温障害を受 け玄米品質は低下した。
作柄については、極早生品種「コシヒカリ」・「キヌヒカリ」および「杜氏の夢」は平年並み、中生品種「ヒノ ヒカリ」は良、新品種「はいいぶき」・「きぬむすめ」はやや良だった。
また本年は田植え機の更新を行い、作業は効率的になった。特に育苗箱施用剤散布機と本田の除草剤散布機が 付いたことにより、田植えと同時に薬剤散布を行うことができ、省力になった。
面積 総収量 10a当たり
(a) (kg) 精玄米(kg) 屑米(kg) 総収量(kg)
コ シ ヒ カ リ 97 4,497 4,292 205 463.6 99 a) キ ヌ ヒ カ リ 238 12,063 11,709 354 506.8 100 b) 杜 氏 の 夢 30 1,480 1,420 60 493.3 101 b) き ぬ む す め 100 5,682 5,336 346 568.2 c) ヒ ノ ヒ カ リ 372 18,905 17,034 1871 508.2 91 b)
は い い ぶ き 18 412 339 73 228.9 c)
a)過去5年間(1992年度,1993年度および2007年度から2009年度)の平均を100とした値 b)過去5年間の平均を100とした値
c)2010年度より栽培
第3表 2010年度イネ作実績
品 種 名 同左内訳
指数
2011 年度における栽培面積および収量は第 4 表のとおりである。
2010 年度に被った高温登熟障害対策と、中生品種「ヒノヒカリ」の栽培面積を減らして作業の分散を図るため に、「ヒノヒカリ」より成熟期がやや遅い良食味の新品種「にこまる」を導入した。
播種は「はいいぶき」を 4 月上旬、「コシヒカリ」を 4 月中旬、「キヌヒカリ」を 4 月中旬と 5 月上旬、「杜氏の 夢」を 5 月上旬、「きぬむすめ」・「ヒノヒカリ」および「にこまる」を 5 月中旬(学生実習)におこなった。苗の 生育は、おおむね平年並みであった。
生育期間中は極早生品種の田植え後の 5 月下旬から 6 月上旬にかけて日照不足による低温傾向により初期生育 が抑制されたが、その後は天候も良く生育は回復したように見受けられた。
作柄については、極早生品種「コシヒカリ」は不良、同品種「キヌヒカリ」・「杜氏の夢」および中生品種「ヒ ノヒカリ」はやや不良、同品種「きぬむすめ」・同品種「にこまる」および晩生品種「はいいぶき」はやや良だっ た。
本年から色彩選別機を導入し、カメムシによる斑点米の玄米への混入を減らしたため、屑米の割合が上がった。
また白米の需要に応えるため精米機を導入し精米販売もおこなった。
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面積 総収量 10a当たり
(a) (kg) 精玄米(kg) 屑米(kg) 総収量(kg)
コ シ ヒ カ リ 97 3,897 3,630 267 401.8 85
a)キ ヌ ヒ カ リ 238 11,581 10,888 693 486.6 97
b)杜 氏 の 夢 30 1,451 1,300 151 483.7 98
b)き ぬ む す め 100 6,122 5,672 450 612.2 108
c)ヒ ノ ヒ カ リ 312 17,014 15,621 1393 545.3 99
b)に こ ま る 60 3,178 2,942 236 529.7
d)は い い ぶ き 18 451 341 110 250.6 109
c)a)過去5年間(1993年度および2007年度から2010年度)の平均を100とした値 b)過去5年間の平均を100とした値
c)2010年度実績を100とした値 d)2011年度より栽培
第4表 2011年度イネ作実績
品 種 名 同左内訳
指数
(2)バレイショ
2009 年度は 2007 年度より販売している「らんらんチップス」の原料として「らんらんチップ」を 11a 栽培し た。また、2006 年度より開始した「June Princess Project」を今年度も継続しておこなった。今年度は「メー クイン」、「ネオデリシャス」を含む計 18 品種を栽培した。
萌芽期の霜害もなく初期生育は順調であったが、畝立てと植え付け溝切りを早めにおこなったので、植え付け 時には「シロザ」が出芽しており、さらに、中耕培土前後には「グンバイナズナ」と「ヒルガオ」が繁茂したの で、これらの除草に努めた。しかし、除草労力が足りなくなったので除草剤を畝間に処理せざるを得なかった。
中耕培土は天候に恵まれ各品種適期に行うことができた。生育期間をとおして降雨が少なく茎葉の伸びが悪かっ た。しかし、7 月以降まとまった降雨があり、それ以後に収穫した品種のイモが急激に肥大したので、ライマン 価の低下が見られた。だが、10a 当たりの収穫量は「らんらんチップ」の 4,525.9 kg と過去 3 年で最大となった 様に、収穫量は予定量を大幅に上回った。
「らんらんチップ」がカルビー湖南(株)の引取限界量を約 700kg 超過するほどの豊作だったので、急きょ重量 選別をおこなって市場へ出荷した。通常関西の市場では「メークイン」以外のイモはくずイモのような価格で取 引されるが、この年は市場価格が高騰していたので 2L サイズで 1kg 当たり約 240 円と高値で取引された。なお、
「らんらんチップ」の栽培はカルビー湖南(株)との契約終了に伴い、残念ながら今年度で終了となった。
「June Princess Project」においては、2007 年度より試験栽培している「サッシー」の食味評価が良く、当 センターにおける栽培にも適していたので、次年度より「サッシー」を生産していくこととした。これにより「June Princess Project」は終了となった。
2010 年度は「サッシー」を 5a、「ネオデリシャス」を 2a と「メークイン」他を 1a 栽培した。
各品種萌芽が揃った 4 月 25 日に異例の遅霜に遭ったために、全品種が真っ黒に焼けてしまった。このため、そ の後の生育が一時停滞したうえ、茎数が増加した。この結果、全品種で小イモが増え、収量も予定量に達するこ