5 運用ガイド
5.6 セキュリティを考慮したシステム設計
XMAP3/Webでは,セキュリティを強化するため,暗号化通信をサポートしています。
5.6.1 暗号化通信の概要
XMAP3/Webでは,暗号化通信を行うためSSLを使用します。SSLによって,Web サーバとクライアント間の通信が暗号化されます。
(1) SSL 通信の指定方法
XMAP3/Webを利用したシステムでは,次に示す通信についてSSLをサポートします。
● 起動HTMLをWebサーバからクライアント側へダウンロードする通信
●XMAP3 ActiveXコントロールを起動HTML中に記載されたWebサイトからクライ アント側へダウンロードする通信
● クライアント側とユーザサービスプログラムの通信 これらのSSL通信を実現するための方法を説明します。
サーバの環境設定については,「5.6.2 SSLの環境設定」を参照してください。
(a) 起動HTMLをWebサーバからクライアント側へダウンロードする通信
XMAP3/Webを利用したシステムの起動時,クライアント側でWebブラウザを起動し,
起動HTMLのURLを入力してサーバ上にある起動HTMLを読み込みます。
このとき,起動HTMLのURLを「https://…」で指定してください。
(b)XMAP3 ActiveX コントロールを起動HTML中に記載されたWebサイトからクライ アント側へダウンロードする通信
起動HTMLで指定する値(VALUE)のうち,URLを指定する項目に関して,URLを
「https://…」で指定してください。
また,OBJECTタグのURLの指定を「https://…」で指定すると,Webサーバから のXMAP3 ActiveX コントロールのダウンロードは,Internet Explorerによって暗号化 が適用されます。
(c) クライアント側と通信制御サーブレットの通信
起動HTMLのユーザサービスプログラム(NextURL)を「https://…」で指定してく ださい。
5.6.2 SSL の環境設定
SSLを適用するには,IIS,およびクライアント側のWebブラウザで環境設定が必要で す。SSLの環境設定方法について説明します。
(1) 認証局(CA)
SSL通信をするには認証局から発行された証明書が必要です。証明書の取得方法は認証 局によって異なるため,各認証局の方法に従ってください。
また,Windowsコンポーネントの「証明書サービス」を使用して,テスト用に独自の認 証局を構築することもできます。
詳細については,WindowsのヘルプおよびIISのヘルプを参照してください。
(2) サーバの設定
SSLを適用するには,Webサーバ(IIS)をSSLサイトとして構築する必要があります。
WebサーバをSSLサイトとして構築する方法は,使用するWebサーバによって異なり ます。SSLの設定方法については,IISのヘルプのSSLについての説明を参照してくだ さい。
(3) クライアントの設定
XMAP3/Webが独自に行うSSL通信は,クライアント側のInternet Explorerが信頼し ている認証局以外から発行された証明書を無効とします。
そのため,WebサーバがSSL通信に使用する認証局の証明書をクライアント側の Internet Explorerが信頼する認証局にインストールする必要があります。証明書のイン ストール方法については,各認証局の方法に従ってください。