5 運用ガイド
5.3 サーバ側の環境設定
5.3.1 サーバ環境定義ファイル(X3WEBSRV)
サーバ環境定義ファイル(X3WEBSRV)とは,その他の環境設定ファイルの格納先を定 義したり,実行時にクライアント側で必要なデータファイルの格納先などを定義したり するファイルです。
このサーバ環境定義ファイルは,ユーザサービスプログラムの実行時,XMAP3/Webラ イブラリから参照されるファイルです。サーバ環境定義ファイルは,「XMAP3/Webイン
ストールフォルダ¥ETC」に格納されています。サーバ環境定義ファイルをカスタマイズ するには,テキストエディタを使用して直接編集してください。ただし,設定方法を誤 るなど,ファイル内容が不正になると画面表示や帳票印刷が正しく実行されなくなるた め十分な注意が必要です。
ユーザサービスプログラム単位で異なるサーバ環境定義ファイルを使用できます。この 場合はファイル名を適宜変更してください。また,ファイル名を変更した場合は,ユー ザサービスプログラムのXMAP3/Webライブラリのオープン要求時,変更したファイル 名を指定するようにします。詳細については,「4.2 ユーザサービスプログラムの作成
(COBOL言語)」,または「4.3 ユーザサービスプログラムの作成(C言語)」を参照し てください。
(1) 環境設定ファイルパス(EtcPath=" パス名 ")
Web環境を使用してXMAP3を実行するシステム構成では,クライアント側プログラム の実行時に必要な環境設定ファイルは,すべてWebサーバ内に格納しておく必要があり ます。
これらの環境設定ファイルは,実行時に適宜クライアント側にダウンロードされるため,
環境設定ファイルの格納先を示すフォルダを環境設定ファイルパスに指定します。
環境設定ファイルパスに指定するフォルダは,「http://」または「https://」で始まる仮想 ディレクトリ(URL)を指定してください。指定できるパス名の長さは,2,047バイト
(パス名を囲む二重引用符を除く)までとなります。
また,ここで指定した仮想ディレクトリの直下には,次に示すファイルを格納しておい てください。
● 表示・印刷環境ファイル(X3PCONF)
● フォント構成ファイル(X3PFONT)
● 仮想端末名ファイル(X3MWHOST)
● プリンタ構成ファイル(X3PPINF)
● マッピング構成ファイル(X3MWCONF)
(2) データファイルパス(DataPath=" パス名 ")
実行時,クライアント側に必要なデータファイルの格納先を定義します。データファイ ルパスに指定するフォルダは,「http://」または「https://」で始まる仮想ディレクトリ
(URL)を指定してください。指定できるパス名の長さは,2,047バイト(パス名を囲む 二重引用符を除く)までとなります。
データファイルパスで示すフォルダには,次に示すデータファイルを適宜格納してくだ さい。
● 物理マップファイル
● 出力グラフィックで使用するグラフィックファイル
● 可変ポップアップで使用するメニューファイル
●FAX宛先ファイル
(3) ログ出力種別(LogSelect=)
XMAP3/Webライブラリの実行結果についてログを出力するかどうかを指定します。ロ グ出力種別に指定できる値とその意味を次の表に示します。
表5-2 出力種別に指定できる値と意味
サーバログについては「6.1.1 サーバログ」を参照してください。ログ出力種別の指定 がない場合や,指定値に誤りがある場合は,「standard」が仮定されます。運用時は
「standard」を指定することをお勧めします。
(4) データ有無コード(DataCode=nn)
ユーザサービスプログラムで使用するデータ有無コードを指定します。データ有無コー ドに指定できる値とその意味を次の表に示します。
表5-3 データ有無コードに指定できる値と意味
データ有無コードに「false」を指定した場合,または指定を省略した場合は,標準値
「1F」が仮定されます。
(5) サーバ環境定義ファイルの設定例
サーバ環境定義ファイルの定義例を次に示します。
1行に定義できる項目数は一つだけです。定義項目ごとに,行末で必ず改行してくださ い。最後の行にパラメタを記述して改行していない場合,その行のパラメタは無視され ます。また,「#」で始まる行はコメント行として扱われます。
指定できる値 意味
false ログを出力しない
standard エラーが発生したときにだけサーバログを出力する
Nstandard エラーの発生に関係なく,常にサーバログを出力する
指定できる値 意味
false データ有無コードを指定しない
nn データ有無コードを指定する
指定するデータ有無コードは2桁の16進数(00〜FF)で指定する
#
# X3WEBSRV (サーバ環境定義ファイル)
#
EtcPath = "http://hitachi.com/XMAP3/etc"
DataPath = "http://hitachi.com/XMAP3/data"
LogSelect = standard DataCode = 1F