5 システムの運用
5.7 システムの変更
ここでは,システムを変更したときに必要な設定,および注意事項について説明します。
5.7.1 Oracle をアップグレードする
Oracleをアップグレードする場合,サーバを設定し直す必要があります。Oracleをアッ
プグレードするときに必要なサーバの設定手順について,次に示します。
1. モニタモードのサーバの停止コマンド(monendコマンド)を実行して,サーバを停 止する。
2. Oracleが使用する共有ディスクを,手動で参照+更新接続する。
共有ディスクの接続方法については,OSのマニュアルを参照してください。
3. Oracleをアップグレードする。
アップグレードの方法については,Oracleのマニュアルを参照してください。
4. Oracleインスタンス・Oracleリスナーの制御用定義ファイルを修正する。
Oracleをアップグレードすると,Oracleホームディレクトリが変更されます。制御
用定義ファイルのORACLE_HOMEを,アップグレード後の値に修正してください。
5. 共有ディスクを手動で切り離す。
共有ディスクの切り離し方法については,OSのマニュアルを参照してください。
6. モニタモードのサーバの起動コマンド(monbeginコマンド)でサーバを起動する。
5.7.2 Oracle インスタンス・Oracle リスナーを追加する
ここでは,OracleインスタンスまたはOracleリスナーを,HAモニタ kitの制御対象に 追加する方法について,構築済みのサーバに追加する場合と新しいサーバとして追加す る場合とに分けて説明します。
(1) 構築済みのサーバに追加する
構築済みのサーバに,OracleインスタンスまたはOracleリスナーを追加する手順を,次 に示します。
1. モニタモードのサーバの停止コマンド(monend
追加するデータベースを,Oracleのマニュアルを参照して作成してください。
3. 追加するOracleインスタンス・Oracleリスナーの制御用定義ファイルを作成する。
制御用定義ファイルについては,「3.2.7(2) 制御用定義ファイルの設定」を参照して ください。
4. サーバの起動・停止・監視コマンドに設定を追加する。
追加したいOracleインスタンスまたはOracleリスナー用の処理を,サーバの起動・
停止・監視コマンドに追加します。サーバの起動・停止・監視コマンドの設定につい ては,「4. サーバの起動・停止・監視コマンドの設定」を参照してください。
5. モニタモードのサーバの起動コマンド(monbeginコマンド)でサーバを起動する。
(2) 新しいサーバとして追加する
新しいサーバとしてOracleインスタンスまたはOracleリスナーを追加する方法は,
「3.2 システムの構築」を参照してください。OracleインスタンスおよびOracleリス ナーを設定するサーバの起動・停止・監視コマンドについては,「4. サーバの起動・停 止・監視コマンドの設定」を参照してください。
5.7.3 Oracle インスタンス・Oracle リスナーを削除する
OracleインスタンスまたはOracleリスナーを,HAモニタ kitの制御対象から削除する 手順を,次に示します。
1. モニタモードのサーバの停止コマンド(monendコマンド)を実行して,サーバを停 止する。
OracleインスタンスまたはOracleリスナーを削除したいサーバを停止しないまま,
誤ってサーバの停止コマンドの設定を削除すると,Oracleインスタンスおよび
Oracleリスナーを停止できなくなるおそれがあります。設定の削除は,必ずサーバを
停止してから実施してください。
2. サーバの起動・停止・監視コマンドから設定を削除する。
削除したいOracleインスタンスまたはOracleリスナー用の処理を,サーバの起動・
停止・監視コマンドから削除,またはコメントアウトします。サーバの起動・停止・
監視コマンドの設定については,「4. サーバの起動・停止・監視コマンドの設定」を 参照してください。
3. Oracleインスタンス・Oracleリスナーの制御用定義ファイルを削除する(任意)。 定義ファイルの削除は任意です。データベースを削除する場合は削除します。データ ベースを残す場合は将来再利用することを目的として,定義ファイルを残しておくこ とができます。
4. モニタモードのサーバの起動コマンド(monbeginコマンド)でサーバを起動する。
5.7.4 Oracle インスタンス・Oracle リスナーに関する設定を 変更する
構築済みのOracleインスタンスまたはOracleリスナーに関するサーバの起動・停止・
監視コマンド,および制御用定義ファイルを変更する方法を,次に示します。
1. モニタモードのサーバの停止コマンド(monendコマンド)を実行して,サーバを停 止する。
サーバを停止しないまま設定を変更すると,設定誤りによってOracleインスタンス
およびOracleリスナーを停止できなくなったり,設定内容と動作中のサーバの監視
コマンドの動作が一致しなくなり,サーバの監視コマンドの状態を把握できなくなっ たりするおそれがあります。設定の変更は,必ずサーバを停止してから実施してくだ さい。
2. サーバの起動・停止・監視コマンドや制御用定義ファイルなどの設定を変更する。
サーバの起動・停止・監視コマンドについては,「4. サーバの起動・停止・監視コマ ンドの設定」を参照してください。
制御用定義ファイルについては,「3.2.7(2) 制御用定義ファイルの設定」を参照して ください。
3. モニタモードのサーバの起動コマンド(monbeginコマンド)でサーバを起動する。