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基礎科目(初年次ゼミナール)

31543 水3 国際法の視点から

現代の国際的課題を分析する キハラハント 愛 教養学部(前期課程)

法・政治 516教室

目標概要 【共通目標】31ページを参照のこと。

 

【この授業の目標・概要】

 世界は今、紛争の形態の変化、テロリズム、増える難民、安全保障制度の変化、気候変動など、様々な課題を抱え ている。これらの課題について、法的な観点から考察し、その作業を通じて、文献の批判的な読解、学問的な「問い」

の立て方、「問い」への答えの追求の仕方、批判的かつ建設的なディスカッション、研究の過程・結果の報告や論文 執筆の方法を学ぶ。

 

【学術分野】法・政治  

【授業形態】ディシプリン型 文献批評型

評価方法  出席、報告および議論への貢献等の平常点と小論文とで判断する。

授業のキーワード  国際法、国際的課題、紛争、難民、人権 教科書  教科書は使用しない。

参考書  次の参考書を使用する。

 書名 :『読む、書く、考える ―東京大学初年次ゼミナール文科 共通テキスト―』

 著者(訳者):東京大学教養学部初年次ゼミナール文科運営委員会 ガイダンス  第1回授業日に行う。ガイダンス教室については掲示板等で告知する。

31544 水3 史料から知る三・一独立運動 外村 大 教養学部(前期課程)

歴史学 517教室

目標概要 【共通目標】31ページを参照のこと。

 

【この授業の目標・概要】

 1919年、朝鮮で起きた三・一独立運動に関わる史料を読んでいく。具体的には、同時代の報道や朝鮮人の民族運動 家の残した文書や後年の回想記、植民地統治に関わった日本人の軍人や政治家の日記などを取り上げる。その作業を 通じて、わからないことがあった場合にどのように調べるかや史料批判など、歴史研究の基礎を習得する。

 

【学術分野】歴史学  

【授業形態】ディシプリン型

評価方法  出席、報告および議論への貢献等の平常点と小論文とで判断する。

授業のキーワード  朝鮮、民族運動、植民地支配、史料、帝国 教科書  教科書は使用しない。

参考書  次の参考書を使用する。

 書名 :『読む、書く、考える ―東京大学初年次ゼミナール文科 共通テキスト―』

 著者(訳者):東京大学教養学部初年次ゼミナール文科運営委員会 ガイダンス  第1回授業日に行う。ガイダンス教室については掲示板等で告知する。

基礎科目

時間割コード 曜 限 講 義 題 目 担当教員 所 属 教 室 31541 水3 用済みになった高校の漢文教科書を、

大学生の目でもう一度ながめてみる 谷口 洋 教養学部(前期課程)

国文・漢文学 115教室

目標概要  【共通目標】31ページを参照のこと。

 

 【この授業の目標・概要】入学おめでとう。新たな学びに胸ふくらませているときに、もうおさらばしたはずの高 校の教科書、それも漢文のを読み直すとは、なんと無粋なと思うだろうが、それをあえてとりあげるのは、教科書と いうものほど、高校までの学びと大学での学びとの違いを示すものはないと思うからだ。

 高校までの教科書は、国が定めた学習指導要領に沿って書くことが求められ、検定まである。大学にはそのような 制限がないばかりか、教科書を使うのは入門的な授業に限られる。専門が何であれ、教材として整えられたものでは ない、なまの素材にふれることを求められる。漢文の研究なら訓点も句読点さえもない木版本のコピーがいきなり配 られたりして、それを読みこなす先輩が神に見えたりするが、神ならぬ人の作った言語であって、読解の技は別に伝 授する。漢文力の向上を第一の目的とするわけではない。

 高校の漢文教科書には、まるではじめから決まっているかのように返り点や送り仮名やふりがながついていて、脚 注には親切な説明がしてあるが、実は教科書の定番といわれる有名な作品でも、解釈について論争があったり、それ どころか本によって文字が何箇所か違っていたりするのは、決して珍しいことではない。教科書の編者は、そうした ことを踏まえた上で、自らの見識によって高校生のための本文を作成しているのである。つまり、教科書もまた研究 の成果なのだ。そして漢文という科目では、中国語の原典と訓読という一種の翻訳が併せて提示されるというその特 殊性のために、このことがわかりやすい形で表れる。

 大学で学ぶとは何かということを理解するために、高校教科書の裏にある解釈や学説の歴史をたどることを通して、

研究という行為を追体験することが第一の目標である。そして、そこから得た問題について自ら資料を集めて考え―

それは既に研究に一歩足を踏み入れたことになる―文章にまとめることが、第二の目標になる。さらに、それを受講 者相互で批評することを行いたい。教員に教えられるのでなく、自ら学ぶこと、相互に学び合うことを、態度として 身につけてほしいと願うからで、それが第三の、究極の目標である。

 

 【学術分野】国文・漢文学  

 【授業形態】ディシプリン型と文献批評型の折衷。学生各自のテーマの立て方によって、がっつり漢文に取り組む ことも、漢文教育などの諸問題に重点を置いて考えることも可能である。

評価方法  出席、報告および議論への貢献等の平常点と小論文とで判断する。

授業のキーワード  漢文、文学、言語、教育、中国、日本 教科書  教科書は使用しない。

 授業ではじめに使う資料はこちらで用意するので、高校の教科書を処分してしまった人も履修には全く問題ない。

参考書  次の参考書を使用する。

 書名 :『読む、書く、考える ―東京大学初年次ゼミナール文科 共通テキスト―』

 著者(訳者):東京大学教養学部初年次ゼミナール文科運営委員会 ガイダンス  第1回授業日に行う。ガイダンス教室については掲示板等で告知する。

基礎科目(初年次ゼミナール)

31663 金4 デジタル版『渋沢栄一伝記資料』で学ぶ

歴史学の作法 山口 輝臣 教養学部(前期課程)

歴史学 K303

目標概要 【共通目標】31ページを参照のこと。

 

【この授業の目標・概要】

 目標は、デジタル版『渋沢栄一伝記資料』を通じて、歴史学の作法を体験すること。

 具体的には、デジタル版『渋沢栄一伝記資料』に触れることからはじめ、ほかの史料なども照合していくことで、

研究課題を導く。次いで先行研究を探索して参考にしながら自らの議論を構築し、報告する。さらにその際に受けた 批評に応えつつ、小論文へとまとめる。

 渋沢栄一は実業家であるが、慈善活動などを通じて、経済以外のさまざまな領域にも関わった。あなたの関心事が 渋沢栄一を介してどう歴史研究と切り結ぶのか、この授業で実践してみましょう。

 

【学術分野】歴史学  

【授業形態】ディシプリン型

評価方法  出席、報告および議論への貢献等の平常点と小論文とで判断する。

授業のキーワード  歴史学、史料、先行研究、渋沢栄一 教科書  教科書は使用しない。

参考書  次の参考書を使用する。

 書名 :『読む、書く、考える ―東京大学初年次ゼミナール文科 共通テキスト―』

 著者(訳者):東京大学教養学部初年次ゼミナール文科運営委員会  書名 :『渋沢栄一を知る事典』

 著者(訳者):公益財団法人渋沢栄一記念財団編  出版社 :東京堂出版

 ISBN :9784490108248

ガイダンス  第1回授業日に行う。ガイダンス教室については掲示板等で告知する。

31662 金4 日本文学と絵画 出口 智之 教養学部(前期課程)

国文・漢文学 116教室

目標概要 【共通目標】31ページを参照のこと。

 

【この授業の目標・概要】

 日本の文学作品に基づいて描かれた絵画を取上げ、その関係を考察する。具体的な対象としては、古典作品に取材 した絵巻物や、近~現代の小説に挿入された挿絵などがまず考えられるが、そのほかにも伝統的な日本画に附される 漢詩文による画賛、黄表紙や合巻といった江戸期の絵入り本(絵草紙と総称する)、歴史上の人物や合戦などを描い た浮世絵や近代の日本画(歴史画)、さらには現代広く流通している幼児向け絵本や絵入りの児童文学、マンガにい たるまで、多岐に亘るはずである。また切口としても、文学作品に絵画が附される効果を考えるならば文学研究に近 く、一方で物語内からの場面選択や構図の作りかたなどを考えるならば、美術研究に接近することになるだろう。あ るいは、親しかった儒者と絵師、作家と画家といった組合わせが、交流のなかで即興で制作した作品を取上げるなら、

人物のネットワーク研究という側面も持ちうるかもしれない。文学と絵画という、現代では別ジャンルの芸術として 味わわれがちな作品を双方向から考察することで、幅広い教養を獲得するとともに、専門的な研究につながる考えか たを身につけていってほしい。

 

【学術分野】国文・漢文学  

【授業形態】文献批評型

評価方法  出席、発表の内容、議論への貢献等の平常点を50%、小論文を50%の割合で評価する。

授業のキーワード  日本、文学、小説、美術、絵画 教科書  教科書は使用しない。

参考書  次の参考書を使用する。

 書名 :『読む、書く、考える ―東京大学初年次ゼミナール文科 共通テキスト―』

 著者(訳者):東京大学教養学部初年次ゼミナール文科運営委員会 ガイダンス  第1回授業日に行う。ガイダンス教室については掲示板等で告知する。

基礎科目