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基礎科目(初年次ゼミナール)

31456 火1 データ分析入門 倉田 博史 教養学部(前期課程)

経済・統計 120教室

目標概要 【共通目標】31ページを参照のこと。

 

【この授業の目標・概要】

 教科書の輪読と各人の個人研究・プレゼンテーションを通して、データ分析の基礎事項を学び、統計資料からより 効率的に情報を抽出するための知識と技能を身に着けることを目指す。

 

【学術分野】 経済・統計  

【授業形態】ディシプリン型

評価方法  出席、報告および議論への貢献等の平常点と小論文とで判断する。

授業のキーワード  個人研究・個人発表・自由研究、データ、統計資料、統計モデル 教科書  次の教科書を使用する。

 書名 :統計検定3級対応 データの分析  著者(訳者):日本統計学会編

 出版社 :東京図書

 ISBN :ISBN978-4-489-02132-9 参考書  次の参考書を使用する。

 書名 :『読む、書く、考える ―東京大学初年次ゼミナール文科 共通テキスト―』

 著者(訳者):東京大学教養学部初年次ゼミナール文科運営委員会 ガイダンス  第1回授業日に行う。ガイダンス教室については掲示板等で告知する。

31457 火1 科学と疑似科学の間 四本 裕子 教養学部(前期課程)

心理・教育学 E35教室

目標概要 【共通目標】31ページを参照のこと。

 

【この授業の目標・概要】

 SNSの普及によって,情報の拡散が飛躍的に加速した時代にわたしたちは生きている.科学的知識もまた例外では なく,高度に専門化したこれらの知識ひとつひとつを詳細に把握することはますます困難を極めている.マイナスイ オン,脳トレ,コラーゲンなど,科学的な効果をうたった商品は枚挙にいとまがないが,これらの中には疑似科学と の評価を被るものも少なくない.科学と疑似科学という線引きは一見明瞭で,わかりやすい.しかしこれらは本当に 質的に異なるものだろうか.質的に異なるとすれば両者を分ける決定境界とは何なのか.「程度」の問題でしかない とするならば,その程度はどのような基準で評価可能なのだろうか.本講義では,科学と疑似科学の境界について考 えるうえで,「正当な科学」の補集合として疑似科学を捉えるのではなく,疑似科学を疑似科学たらしめている基盤 とその性質に直接的なやり方で向き合ってみたい.その中で,どの知識がどの程度確からしい手続きを経て生産され たものであり,どの知識がそうでないのか,ということを嗅ぎ分けるセンス,そしてそのための具体的なメタレベル の方法を獲得することを目標としたい.こうした訓練は,多くの知識に対して専門家たりえない現代において,わた したち一般市民が科学を,ひいては学問を正しく理解しなければならない義理とは何か,さらには大学で学ばれるべ き「教養」とは何か,ということについて考えるうえでもきっと役に立つはずである.

 

【学術分野】心理・教育学  

【授業形態】ディシプリン型

評価方法  出席、報告および議論への貢献等の平常点と小論文とで判断する。

授業のキーワード  心理、疑似科学 教科書  教科書は使用しない。

参考書  次の参考書を使用する。

 書名 :『読む、書く、考える ―東京大学初年次ゼミナール文科 共通テキスト―』

 著者(訳者):東京大学教養学部初年次ゼミナール文科運営委員会 ガイダンス  第1回授業日に行う。ガイダンス教室については掲示板等で告知する。

基礎科目

時間割コード 曜 限 講 義 題 目 担当教員 所 属 教 室 31458 火1 ハイデガー『存在と時間』を読む 景山 洋平 教養学部(前期課程)

教養教育高度化機構 114教室

目標概要 【共通目標】31ページを参照のこと。

 

【この授業の目標・概要】

 本授業では、マルティン・ハイデガー『存在と時間』の精読を通じて、哲学書を学術的に研究するためのスキルを 重点的に訓練する。『存在と時間』は、現象学、解釈学、実存思想、ポストモダニズム、心の哲学など現代哲学の重 要な潮流にひろく影響を与えた二十世紀哲学の最大の古典の一つである。また、ハイデガーのナチス協力、弟子のアー レントの全体主義批判、同時代の京都学派への影響など、二十世紀の精神史を理解するためにも避けて通れない基本 著作である。授業では、テキストの論理を丁寧にたどる訓練と、哲学書の普遍的な人間観・世界観を多様な文脈に置 いて肉付けする訓練とを通じて、こうした古典的著作を生産的に解釈する人文学研究のあり方を実践的に学習する。

講読箇所は、ハイデガーの人間観の最も基本的な部分が示される第二十九節~第四十節の全五節とする。そこで示さ れるのは、自己と世界の関係の諸側面(受動性・能動性・言語など)についての独創的な分析であり、これを踏まえ ることで、『存在と時間』の幅ひろい影響範囲を統合的に理解できる。受講者には、講読と討議を通じて、自己と世 界の関係について、各自の関心に応じた「問い」を立て、これを学術的に考察することが求められる。

 

【学術分野】哲学・科学史

【授業形態】文献批評型

評価方法  出席、報告および議論への貢献等の平常点と小論文とで判断する。

授業のキーワード  ハイデガー、存在と時間、テキスト分析、現象学、人文学 教科書  次の教科書を使用する。

 書名 :『存在と時間(二)』

 著者(訳者):ハイデガー、マルティン  出版社 :岩波書店

 ISBN :978-4003365151 参考書  次の参考書を使用する。

 書名 :『読む、書く、考える ―東京大学初年次ゼミナール文科 共通テキスト―』

 著者(訳者):東京大学教養学部初年次ゼミナール文科運営委員会 ガイダンス  第1回授業日に行う。ガイダンス教室については掲示板等で告知する。

基礎科目(初年次ゼミナール)

31459 火1 現代の教育言説を問い直す 小国 喜弘 教育学部 KALS

(17号館2階)

目標概要 【共通目標】31ページを参照のこと。

 

【この授業の目標・概要】

 この授業では、現代の教育言説を問い直す中で、学校とは何か、学ぶとはどういうことなのか、子どもにとっての 幸せとは何かなどを具体的に考えていくことをめざしている。

 まず、ゼミ前半では、今津孝次郎・樋口大二郎『続・教育言説をどう読むか』(2010年)を共通文献としながら、

言説の取り上げ方、分析の仕方を具体的に学ぶ。ゼミ後半では、現代、世間に流布している教育言説を受講者がそれ ぞれ1つ取り上げ、それについて、論文を完成させる。

 取り上げるべき言説は、例えば、次のようなものが予想される。

 

 ・学校はブラック職場である。

 ・学力向上は、学校教育の達成すべき目標である。

 ・朝食を食べれば学力は上がる。

 ・部活は民間に委託すべきである。

 ・「障害児」が増えているので、特別支援教育を充実させるべきである。

 ・個々の子どもの発達に適した教育の場を準備すべきである。

 ・学校にはスクール・カーストが存在している。

 ・教育は教え込みであってはならない。

 ・児童生徒理解は心の理解でなければならない。

 ・いじめは根絶されなければならない。

 

 などなど。

 

 これらについて、対立する立場の言説を丁寧に整理する中で、批判的に思考すること、総合的に物事を判断する力 を養うとともに、「よい教育とは何か」というときの、そもそも「よい」とは何をもって「よい」とすべきなのかに ついて、より深く思考することができるようになることをめざす。

 

 なお、調査の過程では、実際に関係者に会って、インタビューを必ず1人以上に対して行うことをオブリゲーショ ンとし、文献だけからの学びでは見えてこない、現実の複雑さに触れることを重視する。

 

【学術分野】心理・教育学  

【授業形態】文献批評型(フィールドワークを含む)

評価方法  出席、報告および議論への貢献等の平常点と小論文とで判断する。

授業のキーワード  教育学、子ども、常識の問い直し 教科書  教科書は使用しない。

参考書  次の参考書を使用する。

 書名 :『読む、書く、考える ―東京大学初年次ゼミナール文科 共通テキスト―』

 著者(訳者):東京大学教養学部初年次ゼミナール文科運営委員会 ガイダンス  第1回授業日に行う。ガイダンス教室については掲示板等で告知する。

基礎科目

時間割コード 曜 限 講 義 題 目 担当教員 所 属 教 室 31582 木2 民主主義の質を考える 宮地 隆廣 教養学部(前期課程)

スペイン語 515教室

目標概要 【共通目標】31ページを参照のこと。

 

【この授業の目標・概要】

 民主主義は今や世界が実現すべき政治体制として認識されている。実際、21世紀における民主体制を持つ国の比率 は、それまでの世紀とは比べものにならないほど高いものとなっている。この意味で、世界は政治の民主化という理 想に近づいている。

 しかしながら、民主主義が実現したからといって、どの国でも政治が満足のいく形で機能をしているかと言えば、

そうではないだろう。国内外で政治問題のニュースは絶え間なく報道されており、また問題の程度は国によって、あ るいは時代によって異なる。では、同じ民主主義であっても、良い民主主義と問題のある民主主義が存在するという ことが言えるだろうか、そしてそのような区別をするのに何を根拠とするべきだろうか。

 この授業では、現在民主体制を持つ国を選び、グループごとに情報を集めて、民主主義の質を測る作業を行う。

 

【学術分野】法・政治  

【授業形態】ディシプリン型

評価方法  出席、報告および議論への貢献等の平常点と小論文とで判断する。

授業のキーワード  民主主義、質、比較 教科書  教科書は使用しない。

参考書  次の参考書を使用する。

 書名 :『読む、書く、考える ―東京大学初年次ゼミナール文科 共通テキスト―』

 著者(訳者):東京大学教養学部初年次ゼミナール文科運営委員会 ガイダンス  第1回授業日に行う。ガイダンス教室については掲示板等で告知する。

31584 木2 健康格差を題材に

論理的・批判的思考力を養う 井上 彰 教養学部(前期課程)

社会・社会思想史 517教室

目標概要 【共通目標】31ページを参照のこと。

 

【この授業の目標・概要】

 近年日本では健康格差について、自己責任や所得階層といった個人・社会的要因に基づいて、かつ/もしくは、医 療費削減の文脈で活発に議論されている。その一方で、そうした議論が、特定の主張を支える(規範的)根拠の妥当 性について検討しないどころか、根拠があやふやなままに展開されることも多い。本演習では、アカデミックな作法 を学ぶ観点から、健康格差という「問い」に、いかにしてその「答え」を導くべく取り組むべきかについて、関連文 献の講読を通じて学習する。

 

【学術分野】社会・社会思想史  

【授業形態】文献批評型

評価方法  出席、報告および議論への貢献等の平常点と小論文とで判断する。

授業のキーワード  健康格差、自己責任、所得階層、政治哲学 教科書  教科書は使用しない。

参考書  次の参考書を使用する。

 書名 :『読む、書く、考える ―東京大学初年次ゼミナール文科 共通テキスト―』

 著者(訳者):東京大学教養学部初年次ゼミナール文科運営委員会 ガイダンス  第1回授業日に行う。ガイダンス教室については掲示板等で告知する。

基礎科目(初年次ゼミナール)