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クラスタシステムの概要

PFM - RM for Microsoft SQL Server は,次の図のようにクラスタ構成された論理ホストの Microsoft SQL Server に対しては,非クラスタ構成の Microsoft SQL Server と同様の設定で運用できます。

図 3‒1 HA クラスタシステムの Microsoft SQL Server を監視する PFM - RM for Microsoft SQL Server の構成例

クラスタシステムでの Microsoft SQL Server の構成や運用方法は,システムによって異なる場合があり ます

(2) HA クラスタシステムでの PFM - RM for Microsoft SQL Server の構成

PFM - RM for Microsoft SQL Server は,HA クラスタシステムで運用できます。PFM - RM for Microsoft SQL Server を HA クラスタシステムで運用すると,障害発生時にフェールオーバーすることができ,可 用性が向上します。

HA クラスタシステムでの PFM - RM for Microsoft SQL Server の構成例を次の図に示します。

図 3‒2 HA クラスタシステムでの PFM - RM for Microsoft SQL Server の構成例

図 3-2 の場合,PFM - RM for Microsoft SQL Server は論理ホスト環境で動作します。PFM - RM for Microsoft SQL Server に障害が発生した場合,フェールオーバーして監視を継続できます。

また,共有ディスクに定義情報やパフォーマンス情報を格納し,フェールオーバー時に引き継ぎます。1 つの論理ホストに複数の Performance Management のプログラムがある場合は,それぞれが同じ共有 ディレクトリを使います。

監視対象の Microsoft SQL Server が複数ある場合,PFM - RM for Microsoft SQL Server を別々の論理 ホスト環境に配置することで,それぞれの PFM - RM for Microsoft SQL Server 独立して動作させ,別々 にフェールオーバーさせることができます。

3.1.2 連合データベースサーバ

(1) 連合データベースサーバでの PFM - RM for Microsoft SQL Server の 構成

連合データベースサーバとは,複数のノードにわたるテーブルを行方向に分割して分散パーティション ビューを作成する機能です。この機能は,大規模な Web サイトまたは企業のデータ処理をサポートする ために,ノードのグループを連携して動作させるときに使用します。

連合データベースサーバで PFM - RM for Microsoft SQL Server を運用する場合は,次の図のような構 成で運用します。

図 3‒3 連合データベースサーバでの PFM - RM for Microsoft SQL Server の構成例

各ノードでは固有のインスタンス名を持つ Microsoft SQL Server が動作しています。PFM - RM for Microsoft SQL Server は,各ノードの Microsoft SQL Server のインスタンスを監視します。

各ノードの Microsoft SQL Server インスタンスに合わせて PFM - RM for Microsoft SQL Server をセッ トアップし,各ノードの Microsoft SQL Server インスタンスを監視する構成にします。この場合,クラ スタソフトには登録しません。

注意

連合データベースサーバで PFM - RM for Microsoft SQL Server を運用し,連合データベースサーバ を監視する場合は,単体のノードが多数あるシステムと同様に運用します。通常の非クラスタシステム と同じように運用してください。