2.2 アンインストールとアンセットアップ
2.2.2 アンセットアップ手順
ここでは,PFM - RM for Microsoft SQL Server をアンセットアップする手順を説明します。
(1) インスタンス環境のアンセットアップ
PFM - RM for Microsoft SQL Server のアンセットアップでは,次の項目を実施します。複数のインスタ ンス環境および監視対象をアンセットアップする場合は,次の手順を繰り返し実施します。
• 監視対象の削除
• インスタンス環境の削除
• ストアドプロシージャの削除 手順について次に説明します。
(a) 監視対象を削除する
監視対象名を確認して,監視対象を削除します。監視対象の削除は,PFM - RM ホストで実施します。
監視対象名を確認するには,jpcconf target listコマンドを使用します。また,構築した監視対象を削 除するには,jpcconf target unsetupコマンドを使用します。
監視対象を削除する手順を次に示します。
1. 監視対象名を確認する。
PFM - RM for Microsoft SQL Server を示すサービスキー,およびインスタンス名を指定して,jpcconf target listコマンドを実行します。
jpcconf target list -key RMSQL -inst インスタンス名 監視対象名が表示されます。
Targets:
targethost1 targethost2 Groups:
All
2. インスタンス環境の PFM - RM for Microsoft SQL Server のサービスが起動されている場合は,サー ビスを停止する。
サービスの起動方法および停止方法については,マニュアル「JP1/Performance Management 運用 ガイド」の,Performance Management の起動と停止について説明している章を参照してください。
3. 監視対象を削除する。
PFM - RM for Microsoft SQL Server を示すサービスキー,インスタンス名,および監視対象名を指 定して,jpcconf target unsetupコマンドを実行します。
jpcconf target unsetup -key RMSQL -inst インスタンス名 -target 監視対象名
jpcconf target unsetupコマンドが正常終了すると,監視対象ホスト名が監視対象外になります。
注意
• 監視対象を削除しても,jpctool service listコマンドで表示できるサービスの情報は削除されま せん。
PFM - Web Console ホストに監視対象の削除を反映するためには,jpctool service syncコマン ドを実行して,PFM - Manager ホストと PFM - Web Console ホストのエージェント情報を同期 する必要があります。
• jpcconf target unsetupコマンドによる監視対象の削除は,そのインスタンス環境の PFM - RM for Microsoft SQL Server のサービスが停止している状態で行ってください。
jpcconf target unsetupコマンドによる監視対象の削除を PFM - RM for Microsoft SQL Server のサービスの起動中に行った場合,PFM - RM for Microsoft SQL Server のサービスは,監視対象 を削除したあと,エージェントログに KAVL19848-E メッセージを出力して停止します。
コマンドについては,マニュアル「JP1/Performance Management リファレンス」の,コマンドについ て説明している章を参照してください。
(b) インスタンス環境を削除する
インスタンス名を確認し,インスタンス環境を削除します。インスタンス環境の削除は,PFM - RM ホス トで実施します。
インスタンス名を確認するには,jpcconf inst listコマンドを使用します。また,構築したインスタン ス環境を削除するには,jpcconf inst unsetupコマンドを使用します。
インスタンス環境をアンセットアップする手順を次に示します。
1. インスタンス名を確認する。
PFM - RM for Microsoft SQL Server を示すサービスキーを指定して,jpcconf inst listコマンド を実行します。
jpcconf inst list -key RMSQL
設定されているインスタンス名が SQL1 の場合,SQL1 と表示されます。
2. インスタンス環境の PFM - RM for Microsoft SQL Server のサービスが起動されている場合は,停止 する。
サービスの停止方法については,マニュアル「JP1/Performance Management 運用ガイド」の,
Performance Management の起動と停止について説明している章を参照してください。
3. インスタンス環境を削除する。
PFM - RM for Microsoft SQL Server を示すサービスキーおよびインスタンス名を指定して,jpcconf inst unsetupコマンドを実行します。
設定されているインスタンス名が SQL1 の場合,次のように指定します。
jpcconf inst unsetup -key RMSQL -inst SQL1
ここでは,対話形式の実行例を示していますが,jpcconf inst unsetupコマンドは非対話形式でも実 行できます。jpcconf inst unsetupコマンドの詳細については,マニュアル「JP1/Performance Management リファレンス」のコマンドについて説明している章を参照してください。
jpcconf inst unsetupコマンドが正常終了すると,インスタンス環境として構築されたフォルダ,サー
ビス ID および Windows のサービスが削除されます。
注意
インスタンス環境をアンセットアップしても,jpctool service listコマンドで表示できるサービス の情報は削除されません。この場合,jpctool service deleteコマンドを使用してサービスの情報を 削除してください。
PFM - Web Console ホストにインスタンス環境の削除を反映するためには,jpctool service sync コマンドを実行して,PFM - Manager ホストと PFM - Web Console ホストのエージェント情報を 同期する必要があります。
次に指定例を示します。
• インスタンス名:SQL1
• ホスト名:host1
• Remote Monitor Collector サービスのサービス ID:4A1SQL1[host01]
• Remote Monitor Store サービスのサービス ID:4S1SQL1[host01]
jpctool service delete -id 4?1SQL1[host1] -host host1
コマンドについては,マニュアル「JP1/Performance Management リファレンス」の,コマンドについ て説明している章を参照してください。
(c) ストアドプロシージャを削除する
次に示すストアドプロシージャを監視対象の Microsoft SQL Server インスタンスの master データベース に登録している場合は,削除してください。
• R4QHITACHIPROCSPDATABASES
ストアドプロシージャの削除は,監視対象となる Microsoft SQL Server が稼働しているホストで実施し ます。