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アンセットアップ手順

3.4  アンインストールとアンセットアップ

3.4.2  アンセットアップ手順

論理ホスト環境をアンセットアップします。アンセットアップ手順には,実行系ノードの手順と,待機系 ノードの手順があります。実行系ノード,待機系ノードの順にアンセットアップしてください。

は実行系ノードで行う項目を, は待機系ノードで行う項目を示します。また,

は使用する環境によって必要になるセットアップ項目,またはデフォルトの設定を変更する場合のオプショ ンのセットアップ項目を示します。

PFM - RM for Microsoft SQL Server のアンセットアップ手順について説明します。

(1) クラスタソフトからの停止  

クラスタソフトからの操作で,実行系ノードと待機系ノードで起動しているすべての Performance Management のプログラムおよびサービスを停止してください。停止する方法については,クラスタソフ トのマニュアルを参照してください。

(2) 共有ディスクのオンライン

共有ディスクがオンラインになっていることを確認します。共有ディスクがオンラインになっていない場 合は,クラスタソフトからの操作やボリュームマネージャの操作などで,共有ディスクをオンラインにし てください。

(3) ポート番号の設定の解除  

この手順は,ファイアウォールを使用する環境で,セットアップ時にjpcconf portコマンドでポート番号 を設定した場合だけに必要な手順です。

通信ポート番号の設定の解除方法については,マニュアル「JP1/Performance Management 設計・構築 ガイド」のインストールとセットアップについて説明している章,およびマニュアル「JP1/Performance Management 運用ガイド」のクラスタシステムでの構築と運用について説明している章を参照してくだ さい。

(4) PFM - RM for Microsoft SQL Server の論理ホストのアンセットアップ

手順を次に示します。

注意

• 共有ディスクがオフラインの状態で論理ホスト環境を削除した場合は,物理ホスト上に存在する論 理ホストの設定が削除され,共有ディスク上のディレクトリやファイルは削除されません。この場 合,共有ディスクをオンラインにして,環境ディレクトリ以下の jp1pc ディレクトリを手動で削除 する必要があります。

• jpcconf target unsetupコマンドによる監視対象の削除は,そのインスタンス環境の PFM - RM for Microsoft SQL Server のサービスが停止している状態で行ってください。

jpcconf target unsetupコマンドによる監視対象の削除を PFM - RM for Microsoft SQL Server のサービスの起動中に行った場合,PFM - RM for Microsoft SQL Server のサービスは,監視対象 を削除したあと,エージェントログに KAVL19848-E メッセージを出力して停止します。

1.jpcconf ha listコマンドを実行して,論理ホスト設定を確認する。

次のようにコマンドを実行します。

jpcconf ha list -key all -lhost jp1-halSQL

論理ホスト環境をアンセットアップする前に,現在の設定を確認します。論理ホスト名や共有ディスク のパスなどを確認してください。

2.jpcconf target unsetupコマンドを実行して,監視対象ホストの情報を削除する。

次のようにコマンドを実行します。

jpcconf target unsetup -key RMSQL -inst SDC1 -target 監視対象名 -lhost jp1-halSQL

jpcconf target unsetupコマンドを実行すると,論理ホストの監視対象ホストは監視対象外となります。

3. jpcconf inst unsetup コマンドを実行して,インスタンス環境を削除する。

次のようにコマンドを実行します。

jpcconf inst unsetup -key RMSQL -lhost jp1-halSQL -inst SQL1

ここでは,対話形式の実行例を示していますが,jpcconf inst unsetupコマンドは非対話形式でも実 行できます。jpcconf inst unsetupコマンドの詳細については,マニュアル「JP1/Performance Management リファレンス」のコマンドについて説明している章を参照してください。

jpcconf inst unsetupコマンドを実行すると,論理ホストのインスタンスを起動するための設定が削

除されます。また,共有ディスク上のインスタンス用のファイルが削除されます。

4.jpcconf ha unsetupコマンドを実行して,PFM - RM for Microsoft SQL Server の論理ホスト環境を 削除する。

次のようにコマンドを実行します。

jpcconf ha unsetup -key RMSQL -lhost jp1-halSQL

jpcconf ha unsetupコマンドを実行すると,論理ホストの PFM - RM for Microsoft SQL Server を起 動するための設定が削除されます。また,共有ディスク上の論理ホスト用のファイルが削除されます。

5.jpcconf ha listコマンドで,論理ホスト設定を確認する。

次のようにコマンドを実行します。

jpcconf ha list -key all

論理ホスト環境から PFM - RM for Microsoft SQL Server が削除されていることを確認してください。

(5) 他 Performance Management プログラムの論理ホストのアンセット

アップ  

PFM - RM for Microsoft SQL Server のほかに,同じ論理ホストからアンセットアップする Performance Management プログラムがある場合は,この段階でアンセットアップしてください。

アンセットアップ手順については,マニュアル「JP1/Performance Management 運用ガイド」の,クラ スタシステムでの構築と運用について説明している章,または各 PFM - RM マニュアルの,クラスタシス テムでの運用について説明している章を参照してください。

(6) 論理ホスト環境定義ファイルのエクスポート

論理ホストの PFM - RM for Microsoft SQL Server を削除したら,環境定義をファイルにエクスポート します。

Performance Management では,環境定義のエクスポートおよびインポートによって実行系と待機系の 環境を合わせる方式を採っています。

実行系ノードでエクスポートした環境定義(Performance Management の定義が削除されている)を,

待機系ノードにインポートすると,待機系ノードの既存の環境定義(Performance Management の定義 が削除前のままの状態で定義が残っている)と比較して差分(実行系ノードで削除された部分)を確認し て Performance Management の環境定義を削除します。

手順を次に示します。

1.jpcconf ha exportコマンドを実行して,論理ホスト環境定義をエクスポートする。

Performance Management の論理ホスト環境の定義情報を,エクスポートファイルに出力します。エ クスポートファイル名は任意です。

例えば,lhostexp.txtファイルに論理ホスト環境定義をエクスポートする場合,次のようにコマンド

を実行します。

jpcconf ha export -f lhostexp.txt

は非対話形式でも実行できます。jpcconf ha exportコマンドの詳細については,マニュアル「JP1/

Performance Management リファレンス」のコマンドについて説明している章を参照してください。

(7) 論理ホスト環境定義ファイルの待機系ノードへのコピー  

「(6) 論理ホスト環境定義ファイルのエクスポート」でエクスポートしたファイルを,実行系ノードから 待機系ノードにコピーします。

(8) 共有ディスクのオフライン  

クラスタソフトからの操作やボリュームマネージャの操作などで,共有ディスクをオフラインにして,作 業を終了します。なお,その共有ディスクを続けて使用する場合は,オフラインにする必要はありません。

(9) 論理ホスト環境定義ファイルのインポート

実行系ノードからコピーしたエクスポートファイルを,待機系ノードに反映させるためにインポートしま す。なお,待機系ノードでは,インポート時に共有ディスクをオフラインにする必要はありません。

手順を次に示します。

1.jpcconf ha importコマンドを実行して,論理ホスト環境定義をインポートする。

次のようにコマンドを実行します。

jpcconf ha import -f lhostexp.txt

ここでは,対話形式の実行例を示していますが,jpcconf ha importコマンドは非対話形式でも実行で きます。jpcconf ha importコマンドの詳細については,マニュアル「JP1/Performance Management リファレンス」のコマンドについて説明している章を参照してください。

コマンドを実行すると,待機系ノードの環境を,エクスポートファイルの内容と同じ環境になるように 設定変更します。これによって,論理ホストの PFM - RM for Microsoft SQL Server を起動するため の設定が削除されます。ほかの論理ホストの Performance Management のプログラムをアンセット アップしている場合は,それらの設定も削除されます。

また,セットアップ時にjpcconf portコマンドで固定のポート番号を設定している場合も,解除され ます。

2.jpcconf ha listコマンドを実行して,論理ホスト設定を確認する。

次のようにコマンドを実行します。

jpcconf ha list -key all

実行系ノードでjpcconf ha listコマンドを実行したときと同じ内容が表示されることを確認してくだ さい。

(10) クラスタソフトからの PFM - RM for Microsoft SQL Server の登録解

除  

クラスタソフトから,論理ホストの PFM - RM for Microsoft SQL Server に関する設定を削除してくだ さい。

設定を削除する方法は,クラスタソフトのマニュアルを参照してください。

(11) PFM - Manager での設定の削除  

PFM - Web Console で PFM - Manager にログインし,アンセットアップする PFM - RM for Microsoft SQL Server に関連する定義を削除してください。

手順を次に示します。

1.「(1) クラスタソフトからの停止」で PFM - Manager サービスを停止している場合,クラスタソフト の操作で PFM - Manager サービスを起動してください。起動する方法については,クラスタソフトの マニュアルを参照してください。

2. PFM - Web Console から,エージェントを削除する。

3. PFM - Manager のエージェント情報を削除する。