HP Device Management Agentがインストールされているクライアントを管理するには、まずHP
Device Managerを使用してそれらを検出する(HP Device Managerの資産データベースに追加す
る)必要があります。クライアントの検出には、以下の3つの方法があります。
● HP Device Management Agentブロードキャスト(自動登録)
● HP Device Management Server側での検出
● 手動でのクライアント設定
自動登録
Thin Clientがネットワークに接続される場合、HP Device Management AgentはThin ClientをHP
Device Management Serverに自動的に登録するために以下の方法を試行します。以下の方法を順番
に実行し、どれかが成功した時点で停止します。HP Device Management Agentがそれの現在のHP
Device Management Gatewayとの接続を損失した場合、またはThin Clientが再起動された場合、自
動登録プロセスが再起動し、成功するまで定期的に実行されます。
1. Thin Clientはそれ自身のローカル設定をチェックし、使用するプリセット プライマリ ゲート
ウェイまたはバックアップ ゲートウェイについて調べます。これらの設定はカスタム出荷時イ メージとともに出荷されたThin Clientのみにプリセットされ、このオプションがカスタム イ メージの仕様に含まれていなければなりません。プライマリ ゲートウェイが設定されている場
合、HP Device Management Agentはプライマリ ゲートウェイへの接続を試みます。それが失
敗し、バックアップ ゲートウェイが設定されている場合、今後はバックアップ ゲートウェイへ の接続を試みます。それも失敗した場合、HP Device Management Agentは次の方法に移りま す。
2. HP Device Management Agentは、Thin ClientのDHCPリース ファイルを調べ、タグ202が定 義されているかどうか確認します。タグ202は、HP Device Management ServerのIPアドレ ス、スペース、HP Device Management GatewayのIPアドレスからなる文字列表現として解釈 されます。たとえば、次の値がThin ClientのDHCPリースファイルでタグ202に関連付けられ ている場合、
192.168:t - 1.5:t: 192.168; 1.1
3. DNSサーバーがクライアントのローカル ネットワークに存在する場合、DNS名「
hpdm-gateway」のルックアップを実行するようにクライアントに要求が送信されます。これによって、
HP Device Management GatewayのIPアドレスを特定します。
4. HP Device Management Agentは、サブネットのブロードキャスト アドレスに要求を送信しま
す。サブネットにHP Device Management Gatewayが存在する場合、HP Device Management
Gatewayがブロードキャストに応答すると、HP Device Management Agentはそれに接続しま
す。
HP Device Management Server 側での検出
HP Device Managerは、ある範囲内のIPアドレスのHP Device Management AgentおよびHP
Device Management Gatewayを検索できます。検索方法には、[Walking With IP Range](IP
範囲によるウォーキング)および[Walking With IP List](IP一覧によるウォーキング)の2つが あります。これらの方法は、どちらも同じ手順で開始します。
▲ HP Device Management Consoleで、[HPDM Gateway](HPDMゲートウェイ)タブをクリッ
クし、HP Device Management Gatewayを右クリックしてポップアップ メニューで[Discover
Device](デバイスの検出)を選択します。
[Walking With IP Range]方式を使用して検索するには、以下の操作を行います。
1. [Walking With IP Range]を選択し、[Next >](次へ>)をクリックします。
2. IPスコープを使用するか、またはIP範囲を手動で指定することにより、検索するIPアドレスの 範囲を指定できます。IPスコープとは、将来のスキャンのために作成して保存したIPアドレスの 範囲です。
● 手動で指定したIP範囲を検索するには、以下の操作を行います。[Use Preset IP Scope]
(プリセットIPスコープを使用)チェック ボックスからチェックを外して、[Starting IP Address](開始IPアドレス)および[Ending IP Address](終了IPアドレス)を入力し ます。[OK]をクリックします。
● IPスコープを使用して検索するには、以下の操作を行います。[Use Preset IP Scope]を クリックして、[IP Search Scope](IPの検索スコープ)を選択し、[OK]をクリックし ます。
[HPDM Gateways]タブを表示してHP Device Management Gatewayの名前を選択するこ とにより、[Discover Device]タスクの進捗状況を確認できます。検出の進捗状況は、HP Device
Management Consoleウィンドウ下部のタスク パネルに表示されます。
IPスコープを設定するには、以下の操作を行います。
a. [Discover by Range](範囲で検出)ダイアログ ボックスで、[Use Preset IP Scope] チェックボックスを選択し、[IP Search Scope]一覧の[Edit](編集)オプションを選択 して[Edit IP Walking Scope](IPウォーキング スコープの編集)ダイアログ ボックス を表示します。
b. [IP Walking Scopes](IPウォーキング スコープ)一覧から既存のIPスコープを選択す るか、または[Add](追加)をクリックして新しいIPスコープを作成します。
c. 新しい検索スコープを参照するときにHPDMで使用されるスコープ名を入力して[OK]を クリックします。
d. [Starting IP Address]および[Ending IP Address]を入力して、HP Device Manager
でHP Device Management Agentを検索するIPアドレスの範囲を定義します。[Apply]
(適用)をクリックして設定を保存し、[OK]をクリックして終了します。
[Walking With IP List]方式を使用して検索するには、以下の操作を行います。
1. [Walking With IP Range]を選択し、[Next >](次へ>)をクリックします。
2. [Discover by List](一覧で検出)ダイアログ ボックスが表示されます。
[IP List](IP一覧)のIPアドレスは、ニーズに合わせてカスタマイズできます。ダイアログ ボッ クスの各ボタンの説明は、以下の表を参照してください。
ボタン 機能
[Add](追加) 新しいIPアドレスをIP一覧に追加します [Delete](削除) 既存のIPアドレスを一覧から削除します [Import](イン
ポート)
*.txtまたは*.csvファイルをIP一覧にインポートします
[Export](エクス ポート)
IP一覧を*.txtファイルとしてエクスポートします
[Copy](コピー) 現在のIP一覧をコピーします
[Paste](ペースト) コピーしたIPアドレスをペーストします
3. [OK]をクリックして、HP Device Management AgentまたはHP Device Management
Gatewayを検索します。検索が終了したら、HP Device Managerによって検出されたクライア
ントを示すレポートが表示されます。デバイスが検出された場合は、HPDM資産データベースに 追加されます。
手動設定
デバイスをHPDM資産データベースに手動で追加するには、以下の方法が使用できます。
手動によるクライアントからのデバイスの追加
クライアント デバイスから、HP Device Management Agentを手動で登録できます。以下の操作を 行います。
1. [Administrator](管理者)モードに切り替えます(手順についてはThin Clientオペレーティ ング システムの説明書を参照してください)。
2. コントロール パネルの[HP Agent]アプレットを開きます。
3. [Current Gateway](現在のゲートウェイ)フィールドにHP Device Management Gateway のIPアドレスを入力します(4.4以降の新機能)。
4. [OK]をクリックします。
注記: お使いのデバイスがNAT環境にある場合、DHCPを介して自動的にHP Device Management
Gatewayを検出することはできません。その場合は、上記の手順を使用して、デバイスの現在のゲー
トウェイを手動で適切なIPアドレスに設定する必要があります。これによって、次にデバイスを再起 動したときにHP Device Management Gatewayに接続されます。
手動による HP Device Management Console からのデバイスの追加
1. HP Device Management Consoleを使用して、[HPDM Gateway](HPDMゲートウェイ)タ
ブをクリックし、Thin Clientに接続するHP Device Management Gatewayを右クリックしま す。
2. ポップアップ メニューで、[Device](デバイス)→[Add](追加)を選択します。
3. デバイスの[Device ID](デバイスID)、[MAC Address](MACアドレス)および[IP Address](IPアドレス)を入力し、[OK]をクリックします。
4. HPDMは、オペレーティング システムの種類を取得するためにデバイスへの接続を試みます。
これが失敗した場合、デバイスは[Unidentified](不明)という名前のタブに追加されます。
デバイスからHPDMへの報告後、デバイスはオペレーティング システムが一致するタブに移動 します。