3.5 起動条件 起動条件 起動条件 起動条件の の の の定義 定義 定義 定義
5.1.1 キュー キューと キュー キュー と と とエージェント エージェント エージェント エージェント
ここでは,キューとエージェントを使ったジョブ実行の仕組みを説明します。キューとエージェントの仕組みの概要を次の図 に示します。
図図
図図 5555----1111 キューキューキューとキューとととエージェントエージェントエージェントエージェントののの仕組の仕組仕組み仕組みみみ
(1)(1)
(1)(1) キューキューキューとはキューとはとはとは
キューは,同時に実行されるジョブの数が多くなり過ぎないよう,実行登録されたジョブを一時的にためておくところです。
キューには,一つまたは複数のエージェントが接続されています。キューに登録されたジョブは,キューの中に順番に並べ られ,そのキューに接続されているエージェントに対して順次転送され,実行されます。ただし,ジョブで指定した排他実 行リソースが他のジョブで使用されていた場合など,ジョブを転送できない状況にあるとジョブを転送する順番が入れ替わ ることがあります。
キューに登録できるジョブの最大値は,任意に定義できます。また,複数のジョブを同時に実行できます。しかし,システム の能力を超えた数のジョブを実行すると,実行性能が低下したり,リソース不足でエラーが発生したりします。例えば,シス テム搭載メモリーに適した数以上のジョブを同時に実行すると,スワップが多発して実行性能が大幅に低下します。さらに 多くのジョブを実行するとメモリー不足のためジョブが異常終了するなどのエラーが発生します。
キューは,このような状況を防ぎ,効率良くジョブを実行できるようにします。同時に実行するジョブ数が増えると,キューは 制限値を超えたジョブを待たせて順番にエージェントへ転送します。
キューの仕組みを次の図に示します。
図図
図図 5555----2222 キューキューキューのキューのの仕組の仕組仕組仕組みみみ み
(2)(2)
(2)(2) エージェントエージェントエージェントとはエージェントとはとはとは
エージェントは,ジョブを実行するホストです。ジョブは,キューから,キューに接続したエージェントに順次転送され,エー ジェントで実行されます。
エージェントで同時に実行できるジョブの数は,任意に定義できます。同時に実行できるジョブ数(ジョブ実行多重度)も,
キューに登録できる最大ジョブ数と同様に,システムの能力に合わせた設定が必要です。
(3)(3)
(3)(3) ジョブジョブジョブ実行ジョブ実行実行実行のののの流流流流れれれ れ
ジョブ実行時の処理の流れを,マネージャーとエージェントの関係を含めて,次の表で説明します。ただし,この表は,ジョ ブが正常終了した場合についてだけ説明しています。実際には,ジョブが異常終了した場合など,ほかの状態もありま す。
表表
表表 5555----1111 ジョブジョブジョブ実行時ジョブ実行時実行時実行時ののの処理の処理処理の処理ののの流流流流れれれれ ジョブ
ジョブジョブ
ジョブのののの状態状態状態状態 説明説明 説明説明 キュ
ーイ ング
実行登録を受け付けたジョブをキューに登録する。ジョブがキューに 登録されると,ジョブの状態は「キューイング」になる。
実行 中
ジョブをキューから取り出し,エージェントに転送して実行指示をす る。
ジョブに定義された実行ファイルまたはスクリプトを,OS 上で起動す る。ジョブが起動されると,ジョブの状態は「実行中」になる。その後,
ジョブの実行が終了するのを待つ。
ジョブが終了すると,エージェントはジョブの終了コードおよび実行 結果を受け取る。
正常 終了
ジョブの終了コードおよび実行結果をエージェントからマネージャー に転送する。マネージャーがジョブの終了コードおよび実行結果を 受け取ると,ジョブの状態は「終了」になる。
(4) (4) (4)
(4) 各各各ジョブ各ジョブジョブジョブのののの実行実行実行実行環境環境環境 環境
ジョブを実行したときに適用される実行環境を,ジョブの種類ごとに説明します。
(a) (a) (a)
(a) QQQQUUUUEEEEUUUUEEEE ジョブジョブジョブジョブ
QUEUE ジョブは,キューを指定して実行します。ジョブは,指定されたキューに登録され,キューに接続されたエージェン トで実行されます。
次のような場合に,QUEUE ジョブを使用します。
• ほかのシステム(JP1/NQSEXEC や JP1/OJE など)と連携する場合
• 用途別にキューを使い分けたい場合
QUEUE ジョブを使用する場合は,jpqimport コマンドを使って,キューを定義する必要があります。また,jpqqueadd コマン ドなどを使えば,システムの運用中にキューやエージェントの構成を変更できます。jpqimport コマンドの詳細については,
マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 2 セットアップガイド 20. セットアップ時に使用するコマンド jpqimport」を参照してください。また,jpqqueadd などのコマンドの詳細については,マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 2 コマンドリファレンス」を参照してください。
(b) (b) (b)
(b) PPPPCCC ジョブCジョブジョブ,ジョブ,,,UNIXUNIXUNIXUNIX ジョブジョブジョブジョブ,,,,アクションジョブアクションジョブアクションジョブ,アクションジョブ,,,おおおおよよよよびびびびカスタムジョブカスタムジョブカスタムジョブカスタムジョブ
PC ジョブ,UNIX ジョブ,アクションジョブ,およびカスタムジョブは,実行するエージェントホストを指定して実行します。こ れらのジョブは,エージェントごとに持っている内部的なキュー(デフォルトキュー)に登録されます。デフォルトキューは,
同時に実行されるジョブの数を制御しながら,指定のエージェントにジョブを転送し,実行します。各エージェントは,対応 するデフォルトキューを一つ持っています。
PC ジョブ,UNIX ジョブ,アクションジョブ,およびカスタムジョブを使用する場合は,jpqimport コマンドを使って,エージェ ントを定義する必要があります。また,jpqagtadd コマンドなどを使えば,システムの運用中にキューやエージェントの構成 を変更できます。jpqimport コマンドの詳細については,マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 2 セットアッ プガイド 20. セットアップ時に使用するコマンド jpqimport」を参照してください。また,jpqagtadd などのコマンドの詳細に ついては,マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 2 コマンドリファレンス」を参照してください。