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キャンパス情報ネ ットワーク

ドキュメント内 センターレポート 第14号 (ページ 57-62)

》襲

1  キャンパス情報ネ ットワーク

1.1 ネッ トワーク整備状況

まず,国立大学におけるキャンパス情報ネットワークの整備状況がどうなっているかを,

文部省の資料を見ながら説明いたします.

(講演中の牛島教授)

1 9 8 7

年(昭和

6 2

年)に,いわゆる大型計算機センターのある

7

つの大学から整備を始め ようというのが文部省の方針であったように思います.

昭和

6 2

年に東北大学と京都大学から始まりまして,それぞれ

3

ヶ年計画で来たわけです が,平成

5

年度に九州大学にもやづと予算が付きました.平成

5

年度には追い風が吹いて 第

l

次,第

2

次,第

3

次の補正予算でほとんどの国立大学に予算が付きました.

‑ 5 4 ‑

追い風のもとになった事柄として,総理大臣の下に科学技術会議というものがありまし て,そこの政策委員会に,情報ネットワーク懇談会というのが昨年

7

3 0

日に発足いたし ました.メンバーは,科学技術会議の会員であります東大元総長の森先生と大沢先生,文 部省学術情報センターの猪瀬所長,目立の副社長の三浦さん, NTTの副社長の宮地さん という

5

人の方で,日本の情報ネットワークに関する基本政策をここで話し合ったわけで す.それが,平成

5

年度補正予算で一斉に情報ネットワーク構築することにつながってい るのではないかと思います.

1.

ネットワークの活用

そこでの報告の中で,ネットワークというものが出来上がったときにどういう風にそれ を活用するか,これを非常にうまく説明している図

(OHP1 )

があります.これを中心にし てお話ししたいと思います.

係}〆〆,…'""山'11;…………"""………,…'",山'".叩.""",…,

伺 i

研究活動(はス夕州イル川)の変革

1111.11 ... 

|ニ~I i  ・新たな研究領域、研究手法の創造

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~弟lf 研 究 情 報 基 盤 の 整 備 } 

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│一I! i‑スーパーコンピュータi研究情報ネットワーク

l 層 H~!薄内ネットワーク (LAN~ (SINET、省際ネット等

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1 空 l f

ネットワークインフラ ; 

l

光ファイバー網、 CATV網、無線回線 衛星回線等物的伝送装置

l li ‑研究開発のほか、家庭、産業、教育、行政、医療等全ての国民活動の基盤

研究情報基盤とそれを利用する研究開発活動の位置付け

I科学技術会議政策委員会 l 

{育報ネットワーク懇談会(I 993.7~1994.6)} 

(OHP 1 )  

一番下にあります第一層というのはこれがいわゆる光ファイパー網であるとか,衛星 通信のラインであるとか,要するにハードウェアにあたります.それに対して今キャンパ

5 5  

~

スネットワークとして敷かれたものは,この第二層にある構内ネットワークであり,それ からつながる利用元であるスーパーコンピューターであるといったものが第二層にあたり ます.長崎大学,あるいは九州大学に出来ましたキャンパスネットワークというのは,こ の第二層の基盤整備が出来たということであります.

その中で何ができるのかといいますと,遠隔ログインとか,電子メールとか,電子ニュー スとか,ファイル転送とか,そういう

4

つのことが出来るわけです.

これらの機能をどう上手く使いこなすかということで勝負が決まってくる訳ですが,そ れがこの第三層です.うまい使い方をしていくと,ここに研究活動の変革と書いてありま すけれども,教育活動や社会活動などさまざまな活動スタイルがどう変わるか.ワープロ が

1980

年頃に発明されまして,それによって私共の研究スタイルですとか,事務のやり方 ですとか,仕事のやり方が変わって来た事をちょっと想い出して頂ければいいと思います.

ネットワークの場合には,それよりもっと広がりが大きいのではないかと思います.折 角の機会ですので,先程何ができるか

4

づ挙げましたが,その

4

つを今ここで簡単にデモ

をやってみたいと思います.

パソコン画面によるデモンストレーション内容

・九州大学のマシンに直接ログインし,近着のメールを表示

・同じく九州大学のマシン上で,今回の講演準備のために長崎大学・小山センター長,野 崎先生とのメールのやりとりを表示

• M o s a i c

を用いて長崎大学のデータベースを表示

• M o s a i c

を用いて国立がんセンターの「ひまわり」からの画像を表示 .電子ニュースで研究会の開催通知を表示

ここまでの話は何が出来るかということでして それをどう使いこなすかということが 重要なわけですので,それを

2

,3例お見せしたいと思います.

第三層と書きましたけれど,

1

番目は昨年九州大学の大型計算機センターで国際会議を 致しました時に,電子メールをどう使ったかというお話です.それから

2

番目は,九州大 学の航空学科が教室の運営にどんどん電子メールを使っているということです.

3

番目に 私の例を書いてありますが,これを先に申しますと,研究室内で,先程のデモで私の講座 の助教授から「どうしましょうか」という内容のメールがありましたけれども,それ以外 にも学生から,r論文がここまで仕上がったんですけれど見て頂けませんかj とか,

r

ゼミ旅

行に行くんだけれども,参加者はいつ何時までに何万円払ってくれ」とか,そういう様な ありとあらゆる事を情報交換しています.

1.

実際の電子メール利用例

これ

(OHP2 )

は先程の国際会議なのですが,昨年の

9

月末に「次世代データベースシス テムとその応用に関する国際シンポジウム」というのを,大型計算機センターで開催しま した.ご承知の様に文部省の予算が決定するのは

2

月の末です.

2

月の末に国際会議が出来 ることがわかって,実際にやるのは

9

月ですから,

5

ヶ月間しか準備期聞がないわけです.

56 

電 子 メ ー ル の 活 用 法 の 一 例

などに電子メールを活用

(OHP 2 )   •

そこで,これまでの研究スタイルだととても半年で準備するのは無理な相談です.そこで この電子メールを駆使いたしまして,見事,とにかくやれたというわけです.ここに数字 がでていますけれども これはセクレタリーを担当した先生のl人分のメール数なのです が,

c a l l  f o r  p a p e r

だとかも含めまして,送信分で

7 0 0

通.それに対して,直接受け取った のが半年の内で

6 0 0

通.九州大学が主催してるわけですから,やはり委員は九州大学の人 が多いので,学内のメールのやりとりが一番多いわけです.しかし・,囲内の論文委員とか,

組織委員とかをお願いしている方にもメールが行くわけですが,それよりも海外に発信し,

海外から受信したメールの方が多いということをご覧頂ければと思います.

これを実際に手紙や

FAX

でやりとりしたら,お金や時間の問題もあるし,果たして同じ ことが出来たかどうかを考えるわけです.結果として圏内から 93人,圏外から 27人の御 参加を頂きました.国外は

1 6

ヶ国に及び,その内イギリス,スウェーデン,スペイン,ト ルコ,ノルウェー,マレーシアといった固から来られた方は全く私共の面識のない方で,い わゆる電子メールで出した

c a l lf o r  p a p e r

に対して投稿してきて下さったという方々です.

(OHP 3 )長崎大学のパンフレットにもありますが,私が今日のようによそに出掛けてい

て,学生諸君が直接私とアポイントメントを取ることが出来ないという時に,電子メール に書き込んでおくと,出張先からでも,外国にいても自分のホームアドレスを覗くと学生 諸君と連絡を取ることが出来ます.私が不在でも取り込み中でも大丈夫です.それから同 報通信,これはこれから情報を送るときに他の人にも同じ内容を知らせておきたい場合に,

カーボンコピーということで名前を書やておくと同報通信が簡単に出来ます.

5 7  

電子メールの特徴を生かしたコミュニケーション

(1)相手が茶話もも取返半期:女子あ送れる

海外の相手の場合に時差を気にする必要がない

→  会議の時間の打ち合せ

海外からの招待講演者との交渉 (2)  間報通傷心カ~.~ンコヒ斗機能

一度に複数の相手に送る,関係のある人にコピーを回す

→  実行委員聞の連絡

→  プログラム委員会での討議(会議そのものは聞かれなかった) (3)  送られてきたタ..;:;.セ.~ててジ百再利用が容易

→  メーノレで送られてきた招待者の経歴から書類作成 (4)太規模メ「アリング'fJ

X

ドの存在

データベース研究者メーリングリスト

d b j a p a n

d b w o r l d !

こ論文募集を送付

→  全国各地・世界各国の研究者に伝達される

( 5 )   LaTeX

文書・ポストスクリプトファイルなどの送付も可能 f麗品単産め一時属物の雰設さぞを送イ言,先方でプリントアウト

→  メールによる論文投稿

会場の地図の入った案内ゼ参加者に送付

(OHP 3 )  

3

番目の「送られてきたメッセージの再利用が容易」というのは,むこうから送られて くる情報は,計算機がそのまま読める形になっているから,むこうが言った事を引用しな がら再利用することが非常に容易です.ここがFAXと大いに違うところです.

4

番目に大規模メーリングリストの存在です.これは先に紹介した国際会議の場合は,デー タベ}スが主題ですから,データベースの研究者のメーリングリスト,

d b j a p a n

d b w o r l d

と いうリストがあります.そこのリストを宛先にしてメールを l本投げておくと,研究コミュ ニティーの人達に関心を持ってもらえて,先程も述べたように,・私共と全く面識のない方々 にもメールが届いて投稿や参加してもらえるということです.それからネットワークを経 由して論文の投稿だとか,査読だとかも出来るということです.

1.

4  KITE(

九州大学内のネットワーク例)

九州大学のネットワークは

KITE

と言います

.K

K y u s y u uU n i v e r s i t y

, 

1

I n t e g r a t e d

T

, 

T r a n s m i s s i o nE n v i r o m e n t

です.

KITE

1

月末に発足しました.それに先立って 前年の

1 1

月に皆様にご協力を願い,是非使いましようという内容のニュースを発刊しま

した.

その中の「学内ネットワーク初体験」 これは先に紹介した航空学科の先生の例です.航 空学科ではそれまで全くネットワークは使っていなかったわけですが,九州大学にネット

ワークが出来るというので教室を挙げて

KITE

システムが出来上がる前にネットワークを 作り上げて,教授以下,ドクターコースの学生に及ぶまで自分のアドレスを公開しました.

それは,大学の職員名簿には名前も電話も住所も書いてあるのだからかまわないではない かという考えなのです.ネットワークを使うようになって非常に世界観が変わったという

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