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エージェントの接続先を自動設定する手順

ドキュメント内 JP1/IT Desktop Management 2 構築ガイド (ページ 56-62)

1.6  エージェントを手動でインストールする

1.6.11  エージェントの接続先を自動設定する手順

接続先を決定するための情報をエージェントに配布しておくと、管理対象のコンピュータの IP アドレスか ら適切な接続先の上位システムを判断して、自動的に設定できます。コンピュータの IP アドレスが変更さ れると接続先も自動的に変更されるため、コンピュータが移動した場合に便利です。また、管理する機器 に割り当てる IP アドレスの範囲ごとに複数の管理用サーバを用意して、1 台の管理用サーバで管理する機 器の台数が上限を超えないように分散して管理することもできます。ここでは、エージェ ントの接続先を 自動設定する手順について説明します。

メモ

この機能を使用する場合、マルチポーリングの設定(エージェント設定の[通信設定]−[複 数の上位システムへのポーリングの設定])はしないでください。

メモ

パッケージセットアップマネージャの起動中にエージェントの接続先変更が動作した場合、パッ ケージセットアップマネージャの画面の更新を促すダイアログが表示され、新しい接続先に切 り替わります。

(1) 接続する上位システムを自動的に設定・変更する

接続先の上位システムを自動的に設定・変更するには、あらかじめ接続先設定ファイル(itdmhost.conf)

を作成し、管理対象のコンピュータに配布します。配布後の特定のタイミングで、接続先が自動的に再設 定されます。

接続先設定ファイルを作成する

接続先設定ファイルは、接続する上位システムを決定するためのファイルです。このファイルは、管理対 象のコンピュータの IP アドレスの範囲と対応する接続先の上位システムの組み合わせを定義しています。

例えば、IP アドレスが「172.16.22.1〜172.16.22.255」のコンピュータの接続先は東京支部の管理用サー バ、IP アドレスが「172.17.22.1〜172.17.22.255」のコンピュータの接続先は名古屋支部の管理用サー バというように定義します。接続先設定ファイルの作成方法の詳細については、「(2) 接続先設定ファイ ル(itdmhost.conf)の作成」を参照してください。

作成した接続先設定ファイルを JP1/IT Desktop Management 2 - Manager のデータフォルダに格納し ておくと、インストールセットの作成時にインストールセットに取り込まれます。

接続先設定ファイルを管理対象のコンピュータに配布する

接続先設定ファイルが取り込まれたインストールセットを使用して JP1/IT Desktop Management 2 -Agent をインストールすると、管理対象のコンピュータの次のフォルダに接続先設定ファイルが格納され ます。

JP1/IT Desktop Management 2 - Agentのインストール先フォルダ\MASTER\DB

パッケージとして接続先設定ファイルを登録し、そのパッケージを配布するジョブを作成すれば、対象の コンピュータに配布することもできます。その場合の配布先は上記になるように設定してください。

管理対象になる前のコンピュータの場合は、手動で格納してもかまいません。

接続先が決定されるタイミング

接続先設定ファイルを管理対象のコンピュータに格納したあと、ポーリング(エージェントからのジョブ の問い合わせ)が実行されるのを待つか、または管理対象のコンピュータの OS を再起動してください。

接続先設定ファイルの内容に従って、エージェントが接続する上位システムが設定されます。

エージェントの接続先が決定されるポーリングは次の 3 種類です。

• システム起動を基準としたポーリング

エージェント設定の[基本設定]で、[システム起動を基準としたポーリングをする]のチェックボッ クスをオンにしている場合

• 定期ポーリング(デフォルトは 30 分ごと)

• 時刻指定によるポーリング

エージェント設定の[基本設定]で、[時刻を指定してポーリングする]のチェックボックスをオンに

一度設定したあとでも、次の操作をしたあとにポーリングが実行されるのを待つか、または OS を再起動 すると接続先が再設定されます。

• 管理対象のコンピュータの IP アドレス変更

• 接続先設定ファイルの編集または上書き

接続先情報を変更した接続先設定ファイルをエージェントに再配布するか、各エージェントのインス トール先フォルダ\MASTER\DBに格納されている接続先設定ファイルを直接編集して上書きし、コン

ピュータを再起動すると接続先が変更されます。

管理対象のコンピュータを移動して IP アドレスを変更した場合、ポーリングが実行されるのを待つか、ま たは OS を再起動するだけで適切な上位システムに接続先が変更されます。エンドユーザは接続先の変更 を意識する必要がありません。

接続先設定ファイルによってエージェントの接続先の自動設定・変更が起きると、ログがエージェントご とにインストール先フォルダ\LOG\USER.LOGファイルに取得されます。接続先の自動変更に関するログに ついては、「JP1/IT Desktop Management 2 配布機能 運用ガイド」の接続先の自動変更関連のログの説 明を参照してください。

ヒント

エージェントに複数の IP アドレスが設定されている場合、OS が決めた優先度が一番高い IP アドレスを取得して、接続する上位システムを決定します。その上位システムへの接続に成功 した場合に、エージェントの接続先として設定されます。

接続先の自動変更と他機能との関係

接続先設定ファイルを使用した接続先の自動変更は、JP1/IT Desktop Management 2 の他機能と併用で きない場合があります。次の点に注意してください。

• 管理対象のコンピュータの起動時にJP1/IT Desktop Management 2 - Agentのインストール先フォルダ

¥MASTER¥DB¥下に接続先設定ファイルが存在する場合は、エージェント設定で設定した管理用サーバ

や配布用の上位システムではなく、接続先設定ファイルに指定された接続先情報に基づいて上位システ ム(管理用サーバや中継システム)に接続されます。

• 管理対象のコンピュータのJP1/IT Desktop Management 2 - Agentのインストール先フォルダ¥MASTER

¥DB¥下に接続先設定ファイル(itdmhost.conf)と上位接続先情報ファイル(dmhost.txt)の両方が 存在する場合は、上位接続先情報ファイル(dmhost.txt)は無視されます。

接続先設定ファイルによる接続先の設定を無効にするには、次のどれかの対処をしてください。どの場合 でも、エージェントに上位接続先情報ファイルが存在しなければエージェント設定で指定した接続先に接 続されるようになり、上位接続先情報ファイルが存在する場合は上位接続先情報ファイルに指定された接 続先に接続されるようになります。

• 中身が空の接続先設定ファイルをエージェントに配布する

• 各エージェントのインストール先フォルダ¥MASTER¥DB¥下の接続先設定ファイルを削除する

• 各エージェントのインストール先フォルダ¥MASTER¥DB¥下の接続先設定ファイルの名前を itdmhost.conf 以外に変更する

上位接続先情報ファイルによる接続先の設定も無効にする場合は、上記の接続先設定ファイルを上位接続 先情報ファイルに読み替えてどれかの対処をしてください。

(2) 接続先設定ファイル(itdmhost.conf)の作成

接続先設定ファイルは、itdmhost.conf という名称のテキストファイルです。作成方法を次に説明します。

接続先設定ファイルの形式

接続先設定ファイルには、管理対象のコンピュータの IP アドレスの範囲と対応する接続先の組み合わせ を、1 行につき 1 件定義します。各項目間は「,」(コンマ)で区切ってください。行の先頭に「;」(セミコ ロン)を付けると、その行はコメントと見なされます。なお、最終行の改行はしないでください。

接続先設定ファイルの形式を次に示します。

[ITDM]

最小のIPアドレス,最大のIPアドレス,接続先 最小のIPアドレス,最大のIPアドレス,接続先

  :

最小のIPアドレス[DM] ,最大のIPアドレス,接続先,接続種別[,マルチキャスト 配布用アドレス]

最小のIPアドレス,最大のIPアドレス,接続先,接続種別[,マルチキャスト 配布用アドレス]

  :

接続先設定ファイルの設定項目を次の表に示します。

セクション 項目 説明 入力できる値 省略可否

ITDM エージェントが接続する管理用サーバを設定します。 必須

最小の IP アドレス 管理対象のコンピュータの IP アド レスの範囲で最小の IP アドレスを 指定します。

半角数字で

「xxx.xxx.xxx.xxx」の 形式

必須

最大の IP アドレス 管理対象のコンピュータの IP アド レスの範囲で最大の IP アドレスを 指定します。

半角数字で

「xxx.xxx.xxx.xxx」の 形式

必須

接続先 接続先の管理用サーバのホスト名ま

たは IP アドレス※1を指定します。

ホスト名の場合は半角英数 字 255 文字以下

IP アドレスの場合は半角 数字で

「xxx.xxx.xxx.xxx」の 形式

必須

DM リモートインストールマネージャを使用した配布用の上位システムを設定します。 必須

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