Modular V の新モジュールについて
7.1.12 エンベロープ・フォロワー
The “Bode-Seq” patch
ボード・フリケンシー・シフターの周波数設定はシーケンサーだけでなく、LFO やキー・フォローを使用して変調させることも 可能です。
エンベロープ・フォロワー
それでは順にモジュールの詳細をみていきましょう:
7.1.12.1 外部オーディオ信号によるトリガー
この場合、Modular V をホスト・アプリケーションからプラグイン・インストゥルメントとして起動することになります。
ここでは、スタインバーグ社の Cubase SX を例にあげていますが、お使いのホスト・アプリケーションの操作方法に合わ せて読み進めてください。
► 最初にホスト・アプリケーションのオーディオ・トラックにドラム・ループなどのサンプルを貼り付けてください
► 次に、VST (エフェクト)プラグインとして « Moog Modular V FX » を選択してください。
► MIDI トラックのアウトプットを Moog Modular V FX にアサインしてください。これによって、マスター・キーボードの入力や MIDI トラックに入力されたシーケンスがModular V に送られるようになります。
Modular V がノート・オンを受信している間、外部入力信号が再生されます。モーグへノート・オン信号がストップしないようシーケンサーからのノート信号 をホールドすることができます。
この場合、出力 VCA のリリース・タイムを右いっぱいまで開いてください(表示が”Note Hold”に切り替わります)。
► では、« Factory » バンクのサブ・バンク « EFX » から « External_In » を選択してみましょう。コントローラー接続 ジャックの外部入力端子 « Ext Left » からエンベロープ・フォロワーのオーディオ入力にケーブルが接続されています。
外部オーディオ信号がエンベロープ・フォロワーによってコントロールできることを示しています。
« External_In » のパッチング
► この音色でのエンベロープ・フォロワーはローパス・フィルターのカットオフ周波数の変調に使用します。モジュレーション
・タイムを設定後、MIDI 信号によってModular V が再生されている間、ローパス・フィルターのカットオフ周波数がダイナミッ クに変調されます
► « Time Follower » と « Threshold » を使用してエンベロープ・カーブを設定することも可能です。
7.1.12.2 複雑な LFO 波形の作成
ここからは、複雑な LFO 波形の作成方法をみていきましょう。
► では、« Factory » バンクのサブ・バンク « Pads » から « Env_Follower » を選択しましょう。この音色は、サウンド・ソー スとして 2 基のオシレーターとローパス・フィルター、エンベロープ・フォロワー、ローパス・フィルターのカットオフ周波数を 変調する波形を生成するために 3 基のオシレーター(2 つのサイン波とノコギリ波)を使用しています。
« Pads / Env_Follower » のパッチング
► フィルターのカットオフ周波数を変調する波形を生成するため、オシレーター4、5、6 をミキサー VCA でリンクさせ、エンベロープ・フォロワーのインプットに接続しています。
► « Threshold » のすぐ下に位置する « Time Follower » で変調時間を設定します。