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インテリアレイアウト支援システム

ドキュメント内 論文要旨 (ページ 40-44)

対話型進化計算法によるインテリアレイアウト支援システム 34

対話型進化計算法によるインテリアレイアウト支援システム 35

図 3.6 にシステムのさらに具体的な流れを示す。あらかじめ利用者は部屋を使う人数、

組織のあり方を示すコミュニケーション風土、雰囲気を想定し、想定内容をシステムに入 力する。配置される家具の数は利用者の想定した人数分と同じかそれ以上に設定され、ま たコミュニケーション風土に関係するコミュニケーション度と配色に関する制約ルール が初期化される。システムは、このようにして想定内容にしたがって初期設定された知識 にもとづいて、インテリアレイアウトを構築し、適応度が上位のいくつかのインテリアレ イアウトを案として利用者に提示する。利用者はレイアウト案を配置と配色のそれぞれに 取捨選択の評価を与え、また必要に応じて配置や配色の微調整を行う。利用者は、全ての レイアウト案の評価を終えたところで、新しい配置、新しい配色のレイアウト案の製作を システムに命令する。システムは、入力された利用者の評価にしたがって各レイアウト案

利用者 人数

コミュニケーション風土 雰囲気

家具数

コミュニケーション度 配色に関する制約ルール 想定内容によって、知識などを初期設定

知識にもとづいてレイアウトを構築・評価 進化手法に

制約ルール

散布度

環境管理学的知見 コミュニケーション度

対話的評価

レイアウト案を取捨選択・微調整

インタフェース

更新 適応度

制約ルール選択確率 散布度

3.6 インテリアレイアウト支援システムのフローチャート

対話型進化計算法によるインテリアレイアウト支援システム 36

の適応度を再評価するとともにシステム内の知識を更新し、新しい知識と遺伝的操作によ って新しい配置、新しい配色のレイアウトを構築して利用者に提示する。このように、利 用者とシステムは対話的にレイアウト作業を進めていく。

3.3.1 インタフェース

図3.7に本研究のシステムのインタフェースを示す。

円滑に対話的なレイアウト作業を進めることが重要であるため、表示画面にはバーチャ ルリアリティを用いたウォークスルー可能な仮想空間と三方向からの見取図を備え、レイ アウトを判定しやすくしている。部屋の床、壁、天井の色を変えたり観葉植物を部屋の中 に置いたりした場合に、部屋の雰囲気をトータルに評価するには、図面だけで考えるより も3次元画像の表現を使うと効果的である。インテリアレイアウト案は仮想空間内に提示 され、利用者は仮想空間内を自由に歩きまわり多くの視点によって明確にレイアウトのイ メージを把握することができる。利用者はレイアウトの評価をスムーズに繰り返していく ことができる。また、利用者がひらめきや思いつきによってレイアウトの変更を行いたい 場合には、微調整を行うことができる。サブメニューからエディタもしくは操作を選択す

メニュー

サブメニュ-

Plan(案) Disposition(配置)

Coloration(配色)

Editors(各種エディタ)

File(ファイル) Manips(各種操作)

(a) 表示画面 (b) メニューとサブメニュー 図3.7 インテリアレイアウト支援システムのインタフェース

対話型進化計算法によるインテリアレイアウト支援システム 37

ることで、家具の位置や大きさ、向きの微調整が可能である。さらに、メニューのファイ ルから Save を選びインテリアレイアウト案を保存することができる。インテリアレイア ウト案はVRMLファイルフォーマットの3次元データで保存されるため、図3.8に示すよ うにインターネットのウェブを介して複数人でレイアウトを検討することが可能である。

VRMLとインテリアレイアウトのデータ構造については3.3.3節で説明する。

また、メニューとサブメニューは、利用者がレイアウト案の配置や配色を評価したり微 調整したりするのに使われる。メニューの Plan からレイアウト案を選択すると表示画面 にレイアウト案が表示される。メニューの Disposition は、配置を取捨選択する Select と Deselect、新しい配置のレイアウトを製作する命令を与えるMake next generationというサ ブメニューを含む。Colorationは、配色を取捨選択するSelectとDeselect、新しい配色のレ イアウトを製作する命令を与えるChange Colorsからなる。またレイアウト案の配置や配 色の微調整はEditorsとManipsを使って行い、途中でレイアウト案を保存したい場合には FileからSaveを選ぶ。

(a) レイアウト例選択画面 (b) レイアウト例の表示 図3.8 Webブラウザによるレイアウト例の表示

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3.3.2 インテリアレイアウトのための知識

本研究のシステムは、インテリアレイアウトを構成する色や形の特徴を扱うために、イ ンテリアレイアウトのための知識として、配置と配色に関する制約ルール、散布度、環境 管理学的知見による要素を用いる。システムは、利用者との対話の中で、配置と配色に関 する制約ルールの組み合わせ方や散布度の値といった知識を更新していく。

ここでは、システムに用いる配置と配色に関する制約ルール、散布度、環境管理学的知 見について述べる。知識の更新については、3.3.3 節の対話型進化計算法についての説明 の中で述べる。また、コミュニケーション風土やコミュニケーション度についても、レイ アウトを評価する際に用いるものであるため3.3.3節で述べる。

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