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イメージスケール

ドキュメント内 論文要旨 (ページ 80-84)

B. インテリアの配色

4.2 フラワーデザインの基礎

4.2.3 イメージスケール

イメージスケールとは、小林[33]-[35]がさまざまなイメージをデータベース化した図1.6 に示したものである。イメージスケールは、ファッションやインテリア、製品デザインな ど、数多くの分野におけるカラーデザイナや美大教員等によるカラーイメージ調査をもと に、さまざまな配色や形状の特徴を、感性語と呼ばれる印象を表現した形容詞に結び付け ることで、ひとつの感性空間で捉えている。配色や形状の特徴と感性語の結び付きという のは、具体的には、カラーイメージ調査において、赤みのある色と明るい色、赤と黒、白 と明るい色などの配色の特徴と、安定、不安定、垂直、水平、外へ膨らむ、内へ反るなど の形の特徴が、それぞれ特定の感性語に結び付けられたものである。イメージスケールは、

この結び付けられた配色の特徴、形状の特徴、感性語が、「Warm(暖かい)-Cool(冷た い)」と「Soft(軟らかい)-Hard(硬い)」を座標軸とする2次元平面上のある一箇所に配 置されて作られている。そのため、イメージスケールは、イメージのデータベースのよう な機能を果たし、感性語のイメージスケール上の座標から配色や形状の特徴を導くことや、

逆に配色や形状の特徴から感性語を導くことが可能となっている。工業製品の総体的な印 象の把握や、感性語から配色や形状の特徴を導くことにも利用することができる。また、

複数の形状や配色をひとつの感性空間において比較することができる。

イメージスケールは、感性語をいくつかまとめた図1.6や図4.4~4.7に英語で表記した ような領域(イメージパターン)を持っており、このイメージパターンによって、形状や 配色を大まかに分類する。例として、インテリアの形のイメージスケールを図4.5に示す とともに、名画を分類したイメージスケールを図4.6に示す。

またイメージスケールにおいて、形状や配色の特徴は、イメージパターンとは別に、イ メージスケールの2つの軸で分けられた4つの区分の方向に対応して顕著となることが知 られている。その特徴を図4.7及び表4.1~4.2に示す[33]-[35]。

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さっぱりした かわいい

やすらかな 簡素な

気軽な

上品な 自然な

素朴な 若々しい

風流な 華麗な

モダンな

豪華な りりしい

4.4 イメージスケールの例(感性語とイメージパターン)

(参考文献[33]より引用・改変)

4.5 イメージスケールの例(インテリアの形)(参考文献[33]より引用・改変)

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4.6 イメージスケールの例(浮世絵と印象画)(参考文献[33]より引用・改変)

4.7 イメージスケールの4区分と形状や配色の特徴 点・細・小

面・太・大 明るい色

赤・ピンク

ふくらみ

安定 線

赤・黒・黄 紺・黒・茶

反り・鋭角 塊 不安定

清色 白・黄緑

(参考文献[33]-[34]より引用・改変)

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表 4.1 イメージスケールの4区分と形状の特徴

区分 形状の特徴

Warm-Soft面 ふくらみ、安定、小さい

Warm-Hard面 ボリューム、塊的な、充実した

Cool-Soft面 繊細、線的な、軽快な

Cool-Hard面 反り、不安定、角張り

表 4.2 イメージスケールの4区分と配色の特徴

区分 配色の特徴

Warm-Soft面 赤みのある色と明るい色

Warm-Hard面 赤と黒、暖色系、派手

Cool-Soft面 白と明るい色

Cool-Hard面 黒と紺、寒色系、落ち着き

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