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イメージディスクの作成

ドキュメント内 ユーザーズガイド (ページ 83-86)

第 3 章 DatacloningWizard の運用

3.1.2 イメージディスクの作成

リカバリ用のバックアップイメージと応答ファイルを格納したイメージディスクを作成しま す。

バックアップイメージファイルを書き込む媒体(CD-R/RW、DVD-R/RWなど)を準備してく ださい。

ハードディスクドライブは、イメージディスクとして使用できません。

イメージ管理ファイル(FCMファイル)はイメージディスクのバックアップイメージファイルとし て使用できません。個別のFC2ファイルまたはVHDファイルを使用してください。

1 DatacloningWizard

のバックアップ手順に従って、バックアップイメージファ

イルを作成します。

バックアップイメージファイルの作成方法は、DatacloningWizardの起動方法により操 作が異なります。

通常使用/

CD

起動の場合

「2.3 バックアップ」(→P.34)をご覧ください。

FD

起動の場合

「A.2 バックアップ」(→P.123)をご覧ください。

2

エディタなどを使用して、応答ファイル(dcwrecv.ini)を作成します。

応答ファイルとは、リストアオプションを記述したテキストファイルです。

ファイル名は「

dcwrecv.ini

」固定です。

「■応答ファイルの書式」(→P.84)をご覧になり、応答ファイルを作成します。

3

バックアップイメージファイルと応答ファイルを格納したイメージディスク を作成します。

ライティングソフトを使用して、イメージファイルと応答ファイルをディスクに書き 込みます。

イメージファイルが分割されている場合は、すべてのファイルが同一のパスになるよ うにイメージファイルを格納してください。

応答ファイルは、イメージディスクのルートディレクトリに格納してください。

■ 応答ファイルの書式

表:応答ファイルの書式

セクション キー名 書式 内容 条件

[FileInfo] FormatVersion 数字 応答ファイルのフォーマットバージョンです。

現在のバージョンは1です。 必須

[Image] ImagePath 文字列 対象イメージのファイル名を、応答ファイル

が格納されているドライブからの相対パスで 指定します。

イメージ管理ファイル(FCMファイル)は指 定できません。

必須

SourcePartition 数字 ディスクイメージ内のパーティションをリス

トアする場合に、1から始まるパーティション 番号を指定します。ディスク全体をリストア する場合は指定しないでください。

VHD形式でパーティションバックアップされ たイメージファイルを使用する場合、イメー ジファイルのリストア対象は「ディスク」と して認識されます。

パーティションリストアを行うときは「1」を 指定してください。

省略可

[Target] TargetDisk 数字 リストアを行う対象のディスク番号を指定し

ます。 必須

TargetPartition 数字 パーティションのリストアを行う場合、リス

トア対象のパーティション番号を指定します。

基本または論理パーティションが指定できま す。拡張パーティションは指定できません。

必須

[注1]

PartitionSize<n>

(<n>は数字を表 します。)

数字 [MB|GB]

ディスクリストアを行う際に、パーティショ ンのサイズを変更する場合に指定します。

パーティション番号をキーに含んで変更後の パーティションサイズを指定してください。

省略または空文字列の場合はパーティション サイズは変更されません。単位はMBGB で指定し、単位を省略した場合はMBになり ます。

省略可

DatacloningWizard OnlineBackup for Windows Server® V5.1L10 ユーザーズガイド

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[注1]:パーティションリストアを行う場合に必要です。ただし「SamePartition」に「Yes」を指定し た場合は「TargetPartition」を指定しないでください。

■ 応答ファイルの例

● 例

1

CD/DVD

ドライブのルートに格納されているディスクイメージ(SystemImage.fc2)をディス

0

にリストアする。その際、パーティション

1

のサイズを

10240MB

に変更する。

[Option] AutoCheck Yes|No 次回OS起動時にchkdskを行うかどうかの指

定です。デフォルトはNoです。 省略可

CheckBadSector Yes|No 不良セクタチェックを行うかどうかの指定で

す。デフォルトはNoです。 省略可

Defrag Yes|No|

Auto

NTFSのデフラグを行うかどうかの指定です。

デフォルトはAutoです。 省略可

ExtendedParameter 文字列 拡張オプションの指定です。「/c:v」「/novsc」

が指定できます。複数のオプションを指定す る場合は、空白で区切って指定してください。

省略可

RestoreMBR Yes|No MBRのリストアを行うかどうかの指定です。

デフォルトはNoです。 省略可

SamePartition Yes|No パーティションのリストアを行う場合、バッ

クアップ時と同じ場所/同じサイズのパー ティションにリストアするかどうかを指定し ます。同じ場所/同じサイズのパーティショ ンが存在しない場合は、新規にパーティショ ンを作成してリストアを実施します。

デフォルトはNoです。

Yesを指定した場合、キー名:TargetPartition は指定できません。

ディスクリストアを行う場合には指定できま せん。

省略可

[FileInfo]

FormatVersion=1 [Image]

ImagePath=SystemImage.fc2 [Target]

TargetDisk=0

PartitionSize1=10240

表:応答ファイルの書式

セクション キー名 書式 内容 条件

● 例

2

CD/DVD

ドライブのルートに格納されているディスクイメージ(SystemImage.fc2)に含まれ

ているパーティション

1

のイメージをディスク

0

、パーティション

1

にリストアする。その 際、

MBR

の情報も復元する。

● 例

3

CD/DVD

ドライブのルートに格納されているパーティションイメージ(

SystemImage.fc2

)を ディスク

0

にあるパーティション(バックアップしたときと同じ場所/同じサイズ)にリス トアする。

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