34.1. Syslog 取得項目とプライオリティの設定
入力書式 syslog function FUNCTION [PRIORITY]
no syslog function FUNCTION 設定パラメータ FUNCTION : Syslog取得機能
all : 全機能
aaa : ログイン認証、権限遷移など acl : アクセスリスト
arp : ARP bridge : Bridge chat : CHAT
cnmgr : WiMAX接続制御 config : コンフィグ設定 ddns : DDNSクライアント dhcp4c : DHCPv4クライアント dhcp4r : DHCPv4リレーエージェント dhcp4s : DHCPv4サーバ
env : 温度表示 etherip : EtherIP
ftp : FTPクライアント http : Web-GUI
if : インタフェース ike : IKE
ip : 経路制御 ipsec : IPsec i2tp : L2TPv3 mail : Mail
mobeth : モバイルイーサー
mobethb : モバイルイーサー ブリッジ mobile : モバイルモデム
nat : NAT
netmon : ネットワークモニタ ntp : NTP
pdns : プロキシDNS ppp : PPP
pppb : PPP Bridge pppoe : PPPoE snmp : SNMP sshsv : SSHサーバ storage : USB ストレージ telsv : Telnetサーバ tftp : TFTPクライアント verup : FTP自動バージョンアップ vlan : VLAN
vrrp : VRRP wimax : WiMAX
wimaxb : WiMAX ブリッジ wlan : 無線LAN
PRIORITY : Syslog取得機能のプライオリティ
emergency : システムダウンなどの非常事態 alert : 緊急に対処すべきエラー critical : 致命的なエラー
error : 一般的なエラー warning : 注意喚起すべき情報 notice : 一般的な情報
information : 参考となる付加的な情報 debug : デバッグ情報
イベントログ/デバッグ
説明 Syslog取得項目とプライオリティを設定します。
初期値 FUNCTION :all
PRIORITY :warning モード グローバルコンフィグモード
ノート pppb、wimaxbはWA1020のみサポートしています。
pppoeはWA2020、WA2021、WA1510、WA1511のみサポートしています。
wlanはWA2021のみサポートしています。
(wimax、wimaxb、dhcp4cは、Version 2.1.2からサポート。chat、ftp は、Version 2.2.1 からサポート。netmonは、Version 3.1.0からサポート。ddnsは、Version 3.1.4からサポ ート。verupは、Version 3.2.0からサポート。pppoe、cnmgr、ipは、Version 4.0.0からサ ポート。vrrpはVersion 4.1.0からサポート。http、vlanはVersion 4.2.3からサポート。
wlanはVersion 4.3.0からサポート。env、sshsvはVersion 5.0.3からサポート。storage はVersion 5.1.3からサポート)
入力例 syslog function arp debug
syslog function ppp information no syslog function snmp
34.2. Syslog バックアップ機能の設定
入力書式 syslog backup enable no syslog backup enable 設定パラメータ なし
説明 デフォルト
Syslogバックアップ機能の起動/停止を設定します。
無効
初期値 なし
モード グローバルコンフィグモード
ノート DRAM上のSyslog(Generic)情報を1日1回フラッシュメモリに保存します。
フラッシュメモリに保存できるサイズは最新の128Kbyteです。
34.3. USB ストレージへのバックアップ機能の設定
入力書式 syslog backup usb-storage enable no syslog backup usb-storage enable 設定パラメータ なし
説明 デフォルト
Syslogバックアップ機能の起動/停止を設定します。
無効
初期値 USBストレージにSyslog内容を保存します。
DRAM上のSyslog(Generic)領域が一杯になる直前に、DRAM情報のSyslogをUSBストレージに 保存します。
USBストレージに保存するファイル名は、syslog_DATE.txt となります。
DATE は日時を示す文字列となります。
例)2014/01/01 13時50分15秒にバックアップ:syslog_20140101_135015.txt モード グローバルコンフィグモード
ノート DRAM上のSyslog(Generic)情報が一杯になるまえにUSBストレージに保存します。
イベントログ/デバッグ
(Version 5.1.3からサポート)
34.4. Syslog バックアップ機能の実行時刻の設定
入力書式 syslog backup time TIME no syslog backup time
設定パラメータ TIME : 00:00~23:59(24時間制)
説明 syslogバックアップ機能によるバックアップ時刻を設定します。
初期値 なし
モード グローバルコンフィグモード
ノート なし
34.5. Syslog のファシリティ(ログの分類)の設定
入力書式 syslog facility FACILITY no syslog facility
設定パラメータ FACILITY : ファシリティ(ログの分類)
local0 : local use 0 (コード番号16)
local1 : local use 1 (コード番号17)
local2 : local use 2 (コード番号18)
local3 : local use 3 (コード番号19)
local4 : local use 4 (コード番号20)
local5 : local use 5 (コード番号21)
local6 : local use 6 (コード番号22)
local7 : local use 7 (コード番号23)
説明 Syslogのファシリティ(ログの分類)を設定します。
初期値 FACILITY : local0
モード グローバルコンフィグモード
ノート なし
34.6. Syslog タイムスタンプ情報の設定
入力書式 syslog time-stamp TIMESTAMP no syslog time-stamp
設定パラメータ TIMESTAMP : 形式タイムスタンプ
datetime : 例) 日時2009/01/09 17:31:20 timeofday : 例) 時刻17:31:20
uptime : 例) 稼働時間0:37:39
説明 Syslogのタイムスタンプ情報を設定します。
初期値 TIMESTAMP : datetime
モード グローバルコンフィグモード
ノート なし
イベントログ/デバッグ
34.7. Syslog 宛先 IP アドレス( Syslog サーバ)の設定
入力書式 syslog destination ADDRESS no syslog destination ADDRESS
設定パラメータ ADDRESS : Syslog宛先IPアドレス(Syslogサーバ)
説明 Syslogの宛先IPアドレス(Syslogサーバ)を設定します。
初期値 なし
モード グローバルコンフィグモード
ノート Syslog宛先IPアドレスの登録可能件数は最大 8件です。
本コマンドを設定すると、Syslogサーバにログの送信を開始します。IPsecやEtherIPなど の機能を用いてイベント情報を送信する場合、Syslogサーバへ送信するパケットについても ロギングが行われます。パケット自体がロギングされるイベント情報を指定しないでくださ い。
34.8. パケットダンプの表示モードの設定
入力書式 syslog pktdump mode {hex | summary}
no syslog pktdump mode
設定パラメータ hex : HEX(16進数表示)でパケットダンプ表示 summary : パケットダンプの要約表示
説明 パケットダンプの表示モードを設定します。
初期値 summay
モード グローバルコンフィグモード ノート なし(Version 4.0.0からサポート)
34.9. 監視インタフェースの設定
入力書式 syslog pktdump interface INTERFACE no syslog pktdump interface INTERFACE 設定パラメータ INTERFACE : インタフェース名 説明 監視するインタフェースを設定します。
初期値 なし
モード グローバルコンフィグモード
ノート FastEthernet、GigaEthernet、Serial、PPPoEインタフェースのみ監視することができます。
FastEthernetはWA1020のみ設定可能です。GigaEthernet、PPPoEはWA2020、WA2021、WA1510、
WA1511のみ設定可能です。PPPoEは0~3まで設定可能です。(Version 4.0.0からサポート)
34.10. Syslog 起動/停止の設定
入力書式 syslog enable no syslog enable 設定パラメータ なし
説明 Syslogの起動/停止を設定します。
イベントログ/デバッグ
デフォルト 有効
初期値 なし
モード グローバルコンフィグモード
ノート 装置のイベント状態(Syslog(Generic))をリアルタイムでDRAM上に保存します。
34.11. デバッグ機能の起動/停止の設定
入力書式 debug {start | stop}
設定パラメータ start : デバッグ機能の起動 stop : デバッグ機能の停止
説明 デバッグ機能の起動/停止を設定します。
初期値 stop
モード 特権モード
グローバルコンフィグモード (Version 4.3.0からサポート)
ノート syslog functionで設定した項目とプライオリティのメッセージをコンソール出力します。
34.12. デバッグ機能の設定情報の表示
入力書式 show debug 設定パラメータ なし
説明 デバッグ機能の設定情報を表示します。
初期値 なし
モード 特権モード
ノート debugコマンドにて実行されているdebug機能とプライオリティを表示します。
34.13. エラーログ情報の表示
入力書式 show error-log 設定パラメータ なし
説明 システムの障害情報を表示します。システムの障害情報は常に記録され、ハードウェアの異 常及び状態変更やソフトウェアの異常を記録します。
初期値 なし
モード オペレーションモード 特権モード
全コンフィグモード
ノート フラッシュメモリに保存されているError Logの内容を表示します。
34.14. Syslog 情報の表示
入力書式 show syslog [last LINE]
イベントログ/デバッグ
設定パラメータ LINE :ライン数 ( 1~65536 )
説明 Syslog情報を表示します。
ライン数を指定した場合は、最新のライン数分のSyslog情報を表示します。
初期値 なし
モード オペレーションモード 特権モード
全コンフィグモード
ノート DRAMに保存されているSyslog(Generic)の内容を表示します。
(lastパラメータは、Version 3.1.0からサポート)
入力例 show syslog
show syslog last 1000
34.15. テクニカルサポート情報の表示
入力書式 show technical-support 設定パラメータ なし
説明 テクニカルサポート情報を表示します。
初期値 なし
モード オペレーションモード 特権モード
全コンフィグモード
ノート なし
34.16. エラーログ情報の消去
入力書式 clear error-log 設定パラメータ なし
説明 エラーログ情報を消去します。
初期値 なし
モード 特権モード
グローバルコンフィグモード (Version 4.3.0からサポート)
ノート フラッシュメモリに保存されているError Logを消去します。
34.17. Syslog 情報の消去
入力書式 clear syslog MEMORY 設定パラメータ MEMORY : 記憶媒体
dram : DRAM
flash : フラッシュメモリ
説明 Syslog情報を消去します。
初期値 なし